<b>この前久々にジブリアニメを見る機会がありました。
そのタイトルが”平成狸合戦ぽんぽこ”
狸たちが人間の森林伐採から自分たちの住処を守ろうと戦いを挑む物語ですが、筆者はどうしても、この狸たちに我々発達障害者を重ね合わせてしまうんです。
物語の最後、ついに戦いに敗れてしまった狸たちは居場所を追われやむにやまれぬ事情から「人に化けて生きる」という決断をします。
自分たちの居場所を壊され結局世の流れに合わせて生きることになった狸たちですが、ひょっとしたら発達障害者当事者も”人間に化けた狸”なのかも?って思うんです。
ホントは狸として狸の生活を送りたい、山に帰りたいって刹に願ってるんだけど、人間として暮らさないと生きていけない
。
でも基本狸なもんだからいくら人に化けて暮らしても人間の生活が合わない。
「空気を読んで雰囲気を壊さないようにする」
「周りに迷惑かけないように目立たないでいる」
「あれもこれも複数を同時にこなして自分の役割じゃなくても気を配って手伝う」
「お願いされたら嫌な顔しないで引き受ける」
"よく人間はこんな暮らしに我慢できるもんです」
ってナレーションが出てくるけど筆者もそう思います、「健常者はよくこんな暮らし我慢できるなぁ」って。
世には”人間に化けた狸達”がいっぱいいます。そんな”人間の暮らしに馴染めず生きづらさを感じてる”狸”たちを目にすると同じく人間に化けた筆者は「お互い辛いよね・・・・。でも頑張って生きていこうね」って胸のなかで思います。
でもどうしても辛くなったら山に帰ってもいいです。狸の暮らしに戻ってもいいんです。
いくら上手く化けれてもやっぱり我々には人間(健常者)の暮らしは合わないのかもしれないです。
世の”変化狸さん”、人間の暮らしに慣れないで悩んでる狸はあなただけじゃないですよ。
もしどこかで出会えたら「人間の暮らしって大変だよね~」って笑いながら語り合えたらいいですね。