スポーツとか見てるとなかなか日本の選手って世界の相手には勝てませんね。


相撲界においても琴奨菊が日本人としては10年ぶりでしたっけ?優勝したのは。


それまではずーっとモンゴル勢に優勝を持ってかれてましたもんね。


どうしてまた日本人ってのは世界の強豪となかなか渡り合えないんでしょう?



一説によると外国人選手はハングリー精神が旺盛で日本人選手はそれに欠けているって聞いたことがあったんだけど筆者はこの説にイマイチ疑問を感じてる。



確かにスポーツ選手として成功は今後の未来が約束されてそうだし、日本に比べて貧しい国の選手たちは自身や家族の生活の安定のためになにがなんでも成功しなくてはならないので日本人とは覚悟が違う、と。



まっ、概ねそう思われてるだろうね。



だから「お前たちは覚悟が足りないんだ」  「やる気が足りてないんだ」   「甘ったれてるんだ」ってもっともっと叱り倒す。


それが”鍛える”ことになってるって信じてるから。



確かにそれで結果を出せた人たちもいるだろう。とにかく日本人って血ヘドを吐くだけ苦労しなければ
成功してはいけないって思い込んでるもんね。



でも以外に勝ててる選手ってそんな”血ヘドを吐く苦労”ってしてないんだよね。



前回ブログで紹介したフロー体験でも言ったことだけど、一見周りからからはとてつもない努力に感じても、当の本人からすれば全然苦労じゃないんだよね。だって本人は好きでしてることなんだもん。


今してる行為を完全に掌握し、自身で改善点を見つけ、それが結果につながる。これってすっごい楽しいことなんだ。


TVで一流校の練習風景なんかたまにはいるけど、まぁ、とにかく監督が怒鳴る怒鳴る。


よくそんなに怒鳴れるネタを見つけられるねってむしろ関心してたけど、こんな環境の中でとても”成長する喜び”なんて見いだせるんだろうか?少なくとも筆者には絶対ムリ!”勝つため”の行為ってより”怒鳴られない”為の行為になっちゃう。


つまり「自分軸」じゃなくて「他人軸」でその行為をするようになっちゃうんだね、そんなのに人は本気なんか出せないし
そんな人が勝負で勝てるはずがない。だってしてきたことが”勝つための行為”でなくて”空気を読んで叱られないための行為”なんだもん。


その上これだけ叱られて苦労したんだからこれで負けたらもう”時の運”でしょって言い訳が成立するしね。


これなんじゃない?日本人が世界で勝てない理由って。



人って正直でさ、楽しいって思えることしかエネルギーを注げないんだよね、仮に無理やりさせたとしても結果にはつながらないそれ故に鍛えようがない。



「アンタのノロノロした動き見てるとイライラするよ!」



「何でみんな出来てあなたは出来ないのよ!」



「アンタが憎くて言ってるんじゃないのよ、あなたの為に叱ってるのよ」



ホントにそうだろうか?


単純に自身のイライラをぶつけられてるようにしか聞こえない。



そんなこと言うと、「甘ったれてる」  「そんなんじゃ強い人間になれない」なんて言われそうだが



”強い人間”とは貶して叱りとばして育てるもんなんだろうか・・・・?   


そしてそれに耐え抜いたものが”強い人間”なんだろうか?



その行為はホントに楽しくてエネルギーが注げてる行為ですか?


それとも”空気を読んだ叱られないための行為”ですか?


同じ行為に同じ時間と労力をかけてもこの2つの結果には雲泥の差が出ますよ?