本日は、ある広告を見て
それは、フライパンを説明が書かれた広告。
そのフライパンには特殊4層コーティングが施されていて
アルミニウムの上にプリマーコーティング、ミッドプリマー銀NANOコーティング・・・
さらに、大理石コーティングとしっかりとしたコーティングが施されているそうです。
へぇ~特殊コーティングか。これは買いだね!欲しいっ~!!って、思いますか?…
広告って「商品」の説明をするものなのでしょうか・・・。
別のチラシでは「商品」の説明ではなく、その「商品」を使ったスポンジケーキや餃子、肉まん、パン、
茶碗蒸し、コロッケ等の作り方が紙面一杯に書かれています。
「商品」の説明がメインではなく、その商品によって手に入るものを説明しています。
同じ商品を広告するのでも「コーティングが4層になっていて、素材は○○で・・・」という説明ではなく、その商品を使って手に入る手軽さ、便利さ、美味しさ、楽しさ、喜びを説明した方が圧倒的に興味を引きますよね。
自己啓発セミナー等では講師は、こんな質問が投げかけるそうです。
「欲しい物はなんですか?」
そう聞かれると参加者から「お金」とか「家」とか「ベンツ」という答えが出るので
セミナー講師は「あなたは本当にお金(家、ベンツ)が欲しいのですか?」と聞き返します。
参加者は「そうです。お金が欲しいです。」と答えるたびに、講師が「本当にあなたは『お金』が欲しいのですか?」と聞き返します。
そして、こう言うそうです。「印刷された紙がそんなに欲しいのですか?」
すると、大抵の参加者は黙ってしまうようです。
私たちはお金や家やベンツが欲しいけど、本当はお金で手に入る「豊かさ」や家で過ごす「幸せ」や、ベンツを購入することで手に入る「ステイタス」が欲しいはずです。
「モノ」や「商品」そのものではなく、それらによって手に入る豊かさや、幸せや、喜びや満足感が欲しいわけです。
モノやサービスを売る側の私たちは広告で「モノ」や「商品」そのものの説明にではなく、それによって「手に入るもの」をアピールした方がお客様の心をつかみます。
あなたもお客さんが商品やサービスを通して「本当に欲しがっているもの」を理解して、広告で表現したら簡単に売上が上がったりして(笑)