涙
今日は
私がまいってた。
私は何年か前に、鬱病だと医師に言われたが
違うと言い張り
精神安定剤も睡眠薬もいらないと逃げた
自分が鬱だと思いたくなかった。
今も鬱じゃないと信じているが
時に何かに押し潰されそうになる。
私は夢が嫌いだ
夜見る夢
あれはあまりにも感情を左右しやすく
あまりにも無意味
無意味なものに
支配されるのが怖く
私はいつしか不眠症になった。
それでも少しでも寝たら、夢を見てしまうから嫌だ。
今日は怖い夢を見た
トラウマの一つで
私の恐怖を増殖させる
しかし今
私は、しっかりしていたい
私は彼を救いたいから。
だから
そんな時は
思い切った事をして
気を紛らわせる
基本はピアスの穴が増えたり
髪を切ったりする。
手首を切ったりは私はしない。
今日は前髪を思い切り切ってみた
前髪切ったと言う私に
光は何かを感じとったかもしれない
いや
そこまで私を知りはしないか…。
今日は
泣きたくなんかないのに
涙が出てしまう
そして、光も
今日は露骨に甘えてきた
泣きたかったんだろう。
でも、光は簡単には泣かないって私は知ってる
でも
今日は…
私も泣きたかったからだろうか
私の言葉が嘘っぽかった。
どうしよう
上手く光の話が聞けない。
明日は
髪を染めよう。
そしたら
しばらくの間
強い自分になれるから。
私の強さの源は
目の前にあるのに
どうして恐怖が邪魔をするんだろう
どうして
私は役不足なんだろう。
色々乗り越えてきたし
一人でも平気になった。
でも足りない。
全然足りてない。
ふたり
今日は光は元気だった。
体調が悪いが
怒ったり笑ったり
私がいると
嫌な事を考えなくてすむ時間が多くなるそうだ
光の心に
孤独という存在が住み着いて
あの日、偶然に繋がった私との縁
遠回りをして
今に辿り着いた
絶望を感じていた二人は
お互いの中に
希望を見ている。
最初は私が救われていた。
一度は切れた縁を繋ぎ合わせた私
感謝していたから
いつも光を想っていたから
だから
あの日…
光に呼ばれた気がして…
あの日、光に連絡していなかったら
光はどうなっていたんだろう
悲しみと苦しみを
私達は、ひとりで乗り越えてきたけれど
今はもぅ
ひとりじゃないから。