おはこんにちばんわ、クロです。

暑かったり寒かったり、晴れだったり雨だったり。
気温の変化で体調崩しそうです。

さて、ちょっとまたダイナミック系のお話。
知人でコンプの話がちょくちょく出ます。
ある人はDTMでのコンプ、ある人は楽器で使うコンプ。
まぁ用途が違うので音質やかかり具合などに違いはありますが、大本の説明です。

まずコンプことコンプレッサーですが、一言で言えば音を圧縮するダイナミック系エフェクターです。
リミッターとは似て非なるものですね。
ぶっちゃけ、ソフトや機材は使いながら慣れてください、そこまで面倒みきれません。

さてまずコンプレッサーとは。

コンプレッサー(英語:Compressor、ドイツ語:Kompressor)とは、体積の圧縮や信号の圧縮を目的とした機械あるいは機器。対象物によって多様な形態がある。

とwikiに書いてありますね、はい。
まぁよくわかりませんよね。

まず音量の話からしましょう。

よく耳にするのはdB(デシベル)ですね。
これ、単位はB(ベル)です。
(リットル)をdℓ(デシリットル)と言うように、1dB(デシベル)は1B(ベル)の1/10になるわけです。
ということは10dBは1Bとなるわけですね。

まぁ結構半分以上はどうでもいい話ですが。

コンプはこのdB値を圧縮します。

DTMでは0dBが最大音量ですね。
これになぞってみますか。


コンプにはThreshold(スレッショルド)というツマミがほぼほぼあります。
ギターエフェクター等では無い場合もありますが、たぶん適当にどっかのツマミと連動してると思います。

このスレッショルド、しきい値、と言われ、dBで表記されます。
これがコンプのかかる音量です。
-6dBにすれば音量が-6dB以上になるとコンプが音を圧縮します。

そこで次にでてくるのがRATIO(レシオ)です。

まぁRATIOとは比率です。
1:1から、1:無限まであります。

さっき話した-6dBからはみ出た分が4dBだとしたら、元の音量は-2dBになります。
スレッショルドが-6dB、圧縮比率(RATIO)が1:2だとしたら、あふれた分は約半分になるので2dB、そうすると、この音は-4dBに圧縮されるわけですね。
掛けすぎると違和感が出てきてしまいますけど、違和感がない程度にかけてあげると、元の音とかわりない音量なのに、dBの数値は下がってる、ということになりますね。
そうするともう少し音量が上げられます。

これがコンプをかけると音が前に出るとか、音圧が稼げるという理由です。

ちなみに1:無限にすると、スレッショルド値からスパッっとぶったぎる形になるので、ほぼリミッターと同じイメージです。

ただコンプはコンプ、リミッターはリミッターを使った方が、違和感は出にくいです。

たぶん。


ちなみに僕のお気に入りの設定トラックに入れるときは、大体1:1.3にしてます。
スレッショルドはそのトラックによってピーク値が違うので、その場その場で決めてます。
オートメーションでスレッショルドやレシオを変えるのも手なので。
ただ、僕は個別トラックにリミッターは使いませんね。
最後のミックストラックにコンプとリミッターをつけて、-3dB以上いかないように調節してつくってます。
ピーク越えたときのクリップが怖いので。

まぁそんなコンプの話
アタックやリリースは自前で調べてください。
あくまでコンプがどんな働きをしてるか、それだけの事です。


気が向いたらまたなんかエフェクター話題出します。