・能力やスキルに価値がついているケース

 

例えば、フランス語が得意な人がいた。10万円を払って1か月フランス語を教えてもらう。

将棋がすごくうまい人がいた。5万円を払って1か月将棋を教えてもらう。

テニスがうまい人がいた。7万円を払って基本的なテニスのプレイ方法を教えてもらう。

 

あげるときりがないけど、『お金』⇔『スキル』をピンポイントで交換している。

 

・その人自身に価値がついているケース

 

昔の漫画とかでよくあった。剣術がすごく強い人がいた。その人に命を助けてもらった。「あなたの後ろをついていきます!あなたみたいになりたいから!」

 

後ろをついていっている人はお金を払わないんです。「ヤレヤレ」とかいいながら、後ろについてきている人をちょっとだけ面倒をみてやったりするんです。

 

これはその人自身に価値がついているケースです。一見すると、剣術を学びたいのにお金を払わないなんて・・・って思う。お金をもらっていない剣術家がかわいそうって思う。だけど、すごい価値がある対価を払っているんです。つまり、すごい価値をつけているんです。

 

例えば、その剣術家がタバコを吸っていたとしよう。後ろについている人もタバコを吸うようになります。うんこをしたあと、葉っぱでケツをふいていたとしよう。弟子たちも葉っぱでケツをふくようになります。

 

プラスなこともマイナスのことも、ぜーんぶ引き継いでしまうんです。これがその人自身に価値がついているケースの欠点でもあり、人の素晴らしいところでもあります。

 

この解決方法としては、お金を払うこと。(お金で解決)

もしくは、仲間を増やすことです。(人の力で解決)

 

剣術家がタバコを吸っていた。弟子が真似をしようとした。仲間が「それは真似をしたらダメだ」って言ってやる。

 

価値が高い人の周囲には、お金もしくは仲間が集まるべきなんです。

 

なーんてことは、今の人はあたりまえにできているけど、逆にわかっていない人がいるような気がする。

あたりまにできる人ばかりになると、失敗が経験できない。失敗をしている人を見て学べない。

だから、どこかのタイミングでまた失敗をしてしまうんです。

なあに、気にすることはない。そうなったらまた学べばいいんです。

 

ちなみに私もこういう経験をしたことがあるんです。

 

後ろについてくる人がいて、お金を払わないから、「うっとおしいなー」って思っていたんです。

うっとおしいなー

うっとおしいなー

お金を払えよー

私はお金に困っているんだよ

うしろをついてこられても、

なーんの得にもならんじゃあないか

 

なーんてことを考えていたんですけど、気がついたら学ばせてもらっていました。目に見えない対価を払ってもらっていたんです。

 

私の後ろについていた人たちも、私からちゃーんと学べています。

 

私にはわかるんです。あー、私から学んでいるな。でも、こういうところまで引き継いじゃっているか。あっはっは。ダメなところまで引き継いじゃっている。私自身に価値をつけちゃっているからだよ。バカだなあ。でもしかたがないな。私は魅力的だからな。すごいなあ私は。最高だなあ、私。へっへっへっ。私のぜーんぶに、価値があるのな。

 

ただし、私はまだまだ先にいる人間なので、もっと時間をかけて、努力を続けないと、

まーだまーだ、私には追いつけないんです。

まーだまーだ先ですよ。

まーだまーだ私は先にいます。

もっともっと時間をかけて

もっともっと努力をして

 

さーて、はたして生きているうちに私に追いつけますかね。

 

なーんてね。