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普通なら、護衛艦隊の派遣だろう。-【朝日社説】貨物船乗っ取り 中東の紛争拡大防げ
イエメンの反政府武装組織フーシ派とか言う、テロリストだか海賊だかが、「イスラエル攻撃」と称して日本有線の貨物船を乗っ取ったという。この貨物船を運行するのは日本郵船だが、船は英国の会社の持ち物で、その英国の会社の株主に「イスラエルの符号が居る」から「イスラエル攻撃だ。」ってロジックらしい。全く、理屈と膏薬は何処にでもつく、ってヤツだな。
コレは、少なくとも一面、テロリスト・ハマスの奇襲攻撃に始まった今次「ガザ紛争」が波及して、「我が国の通称を脅かしている」と言うことだ。
ならば、タイトルにもした通り、「兵力・軍艦を派遣して、我が通商を保護する」というのが、常識的手段であろうに、朝日と来た日には・・・
(1)【朝日社説】貨物船乗っ取り 中東の紛争拡大防げ
貨物船乗っ取り 中東の紛争拡大を防げ
https://www.asahi.com/articles/DA3S15797639.html?iref=pc_rensai_long_16_article
2023年11月21日 5時00分
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11月18日、イエメンの首都サヌアで行われたガザ地区のパレスチナ人を支援するデモ=ロイター
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イスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突が、中東全域に飛び火しかねない事件である。そうなれば安全保障や経済の混乱は世界に広がるだろう。各国は外交を総動員して食い止めねばならない。
イエメンの反政府武装組織フーシが紅海南部を航行中の貨物船を乗っ取り、港に連行した。乗組員25人を人質にしている。国際法が保障する航行の自由の侵害であり、許されない蛮行だ。ただちに船と乗組員を解放すべきだ。
船は日本郵船が運航し、所有する英国企業の株主にイスラエル人の富豪が含まれているという。フーシは、パレスチナ自治区でのイスラエルの「犯罪行為」を非難し、「イスラエルと支援国の船を攻撃する」と主張している。
だが乗組員の国籍はウクライナやフィリピンなどで、ガザ紛争とは関係ない。イスラエルの過剰な武力行使に苦しむパレスチナ市民への助けになるどころか、支援や連帯の動きに水を差すだけだ。
気がかりなのは、フーシの後ろ盾がイスラエルと敵対するイランであることだ。イラン側は関与を否定しているが、イスラエル首相府は「イランによる新たなテロだ」との声明を出した。
両国の対立は近年、緊張の度を増している。イランはパレスチナ自治区や周辺国の武装組織を支援し、「抵抗の枢軸」と呼ぶイスラエル包囲網を築いてきた。ガザ紛争が始まってから、「枢軸」を構成するレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラやシリア国内の武装勢力からの攻撃も散発的に起きている。
偶発的にでもイランとイスラエルの交戦が起きれば緊張は一気に高まる。イスラエルを軍事的に支援する米国を含め、関係国を巻き込む国際紛争にも発展しかねない。
イランのアブドラヒアン外相は「戦争の拡大は望んでいない」と述べた。ならばフーシへの影響力を行使し、事態の沈静化に努めるべきだ。
国連安保理が人道的な戦闘休止を求める決議を採択した後も、ガザではイスラエル軍による攻撃が続く。現地を調査した国連機関が病院を「死の領域」と形容するまで危機は極限に達している。
政権や武装組織の動きに関わりなく、中東社会には怒りが渦巻いている。手をこまぬいていれば、紛争拡大の土壌がさらに広がっていくことを国際社会は直視すべきだ。
紅海はスエズ運河とインド洋を結ぶ物流の動脈で、日本にとっても重要なエネルギー輸送路だ。中東発の混乱が広がらぬよう、日本が外交努力を主体的に果たすときだ。
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(2)目的は、我が通商の安全ぞ。「中東和平」はその一手段。
フーシ派のテロリスト共は、イスラエル自身に手が出せないモノだから、屁理屈捏ねて我が商船に手を出している。それだけイスラエルが強くて恐ろしいって事であり、それだけ我が国が舐められている、と言うことだ。
教育してやれ!!!
ああ、教育が必要なのは、朝日もだぞ。全世界の全ての外交力を結集して「ガザ停戦」が実現したとしても、フーシ派のテロ活動が沈静化する可能性は低い。フーシ派にしろ、イランにしろ、その「イスラエル敵視策」は今次「ガザ紛争」が始まる以前からのモノであり、「ガザ停戦」に至った所で「イスラエル敵視政策を撤回する」根拠・理由・言われがない。
精々の所、今次「ガザ紛争」のために「イスラエルに対する風辺りが強くなった」事で勢いづいたフーシ派の「勢いづいた分」が、「ガザ停戦」に至れば「減る」と期待しうる、程度だ。