• 「死者への冒涜」と、どの口で抜かすのか。ー【沖縄タイムス社説】「南部土砂」採掘へ、戦没者への尊厳の問題だ 【琉球新報社説】南部土砂、採掘搬出へ 沖縄戦継承にも逆行する

 沖縄二紙と来たら、朝日新聞と合わせて「三アカ新聞」と弊ブログでは呼んでいるぐらいの、アカッぷりで売国奴ぶりで、時にスパイ丸出しだったりする。

 そんなアカ新聞どもが、「戦没者の尊厳」とか主張しても、そのまま聞ける奴ぁ、余程の間抜けかお人好しぐらいだろう。

  • (1)【沖縄タイムス社説】「南部土砂」採掘へ、戦没者への尊厳の問題だ

  • 「南部土砂」採掘へ、戦没者への尊厳の問題だ

「南部土石」採掘へ 戦没者の尊厳の問題だ

 

沖縄タイムス社 によるストーリー ?

2 週

 

 沖縄戦跡国定公園内にある糸満市米須での鉱山開発について、業者が琉球石灰岩を採掘し、搬出するために必要な全ての許可がそろった。

 

 業者は、赤土等流出防止条例の届け出などの手続きが済み次第、10月にも開発工事に着手するという。

 

 沖縄本島南部には、いまだ多くの戦没者の遺骨が収集されずに残されている。血や汗や涙が染み込んだ土地だ。

 

 戦没者の尊厳に深く関わる問題である。これまでも繰り返してきたが、沖縄戦の激戦地で、戦後の祈りの場所である南部地域の琉球石灰岩や土砂の採掘、使用には断固として反対する。

 

 名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立て工事に、「南部土石」が使われることが明らかになり、問題が表面化した経緯がある。

 

 沖縄防衛局は2020年4月に県へ提出した埋め立て設計の変更承認申請で、岩ずりの採取地を「県内または九州地方」としている。県内調達分の約7割を糸満市と八重瀬町で確保する計画だ。

 

 一方で、防衛局は米須の鉱山を含め、「具体的な調達先は決定していない」という。県内で大きな論争が起きていることを知らないはずはない。県の判断を高みから見物しているのであれば、無責任きわまりない。

 

 業者も搬出先でどのように使われるのかを把握する社会的責任があるのではないか。

 

 遺族感情を考えれば、政府は戦跡国定公園内の琉球石灰岩や土砂を基地建設に使用しないと明言すべきで、県は強く求めなければならない。

■    ■

 

 採掘業者は「遺骨の確認を徹底する」と口をそろえる。ただ、戦後78年が過ぎ、専門家でさえ、石や砂と見分けがつきにくい。

 

 戦争で未来を閉ざされた戦没者の眠る土地である。その土石を戦争のための新たな米軍基地建設に使う行為は、許されるものではない。

 

 もちろん、業者の鉱業権や利益を守らなければならず、難題は横たわっている。

 

 糸満市の平和の礎には、県外出身の約7万8千人の戦没者が刻銘されている。沖縄県民にとどまらず、多くの日本人が米軍の攻勢に追い詰められ、南部に行き着いた。

 

 全国で200を超える自治体議会が、遺骨を含む可能性のある土砂を埋め立てに使用しないよう求める意見書を可決したのは、この問題の広がりを象徴する。

 

 沖縄選出に限らず、国会議員は関心を高め、解決に向け、政府を追及してほしい。

 

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 県は米須の鉱山で採掘に続き、今回、搬出道路を設置するための農地の一時転用を許可したことになる。「不備がなければ不許可にできない」と苦渋の色をにじませる。

 

 問題は終わったわけではない。戦跡国定公園内で、手続きに不備がなくても、開発の是非を知事が判断する余地を残す「特別保護区域」を拡大するなど、保護を厳格化する動きを加速する必要がある。

 

 玉城デニー知事はスイス・ジュネーブの国連人権理事会に出席する。この問題の国際社会への働きかけも、重要なテーマの一つになる。

  • (2)【琉球新報社説】南部土砂、採掘搬出へ 沖縄戦継承にも逆行する

南部土砂、採掘搬出へ/沖縄戦継承にも逆行する

 

 

https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-2291080.html

 

公開日時 2023年09月13日 07:00

更新日時 2023年09月14日 22:03

 

社会

#社説

<社説>南部土砂、採掘搬出へ/沖縄戦継承にも逆行する

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琉球新報社

 沖縄本島南部の糸満市米須での鉱山開発で、県は業者が搬出道路の整備のために申請していた農地転用を許可した。琉球石灰岩の採掘、搬出が10月にも始まる。

 

 極めて残念な判断と言わざるを得ない。遺族が懸念する遺骨混入を防ぐことができるのか。激戦地土砂の搬出許可は沖縄戦継承にも逆行する。

 

 そもそもは沖縄防衛局が名護市辺野古の新基地建設で、埋め立て土砂の採掘候補地に本島南部一帯を追加したことが発端だ。遺骨の混じった土砂が用いられる可能性があるとして、戦没者遺族を中心に反対の声が広がった。

 

 全国230もの地方議会が遺骨混入土砂を埋め立てに用いないよう訴える陳情を採択し、全国的にも遺族らへの懸念に寄り添う動きが広がった。県議会も同様の意見書を全会一致で可決している。

 

 県は懸念や批判を受け、開発を進める業者に採掘前に遺骨の有無を確認することを求める措置命令を出して対抗。しかし、国の公害等調整委員会の裁定もあり、業者の採掘計画を受理せざるを得なかった。採掘に向けた道路建設のための農地転用の許諾が焦点で、これに許可が下りた。

 

 手続きに瑕疵(かし)がなければ、許可せざるを得ないことは理解できる。しかし、沖縄戦激戦地からの土砂搬出に反対する戦没者遺族らの声に応えることはできなかった。打つべき手についての検討と対応は十分だったとは言えない。

 

 全国の議会に陳情を提出してきた遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんらは、遺族から意見を聞く公聴会の実施や本島南部の未開発緑地を県有地とすることなどを対抗策として提案、要請してきた。

 

 南部土砂を埋め立てに使わせない根拠とする具体的提案だった。県の土地買い取りによる県有地化は、次世代が遺骨の収集体験をするための場として保全するという、沖縄戦の体験継承の狙いもあっての提案である。

 

 県も戦跡公園の保全を図ることなどを目的とする独自の条例制定に向けた検討チームを発足させていた。これらの検討がどれだけ具体的に庁内で行われたのかを明らかにしてもらいたい。

 

 公調委裁定の業者との合意案で、遺骨が見つかれば採掘を中断することになっている。しかし、業者任せではいけない。県は遺骨混入を防ぐ手だてを担保すべきだ。

 

 国が進めようとしている軟弱地盤の改良工事は、仮に設計変更が承認されて着工されても、事業費は約9300億円に膨らみ、完工まで12年以上かかる。普天間飛行場の早期返還にもつながらない。

 

 政府は遺骨収集を国の責務と明言している。南部土砂の問題は県と業者の問題にとどまらない。仮に遺骨が混じった土砂が基地建設に用いられることになれば、戦没者は「2度殺される」との遺族の声に、国も向き合うべきだ。

 

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  • (3)南部土砂を採掘し利用活用するのは、今回の辺野古基地建設が戦後初なのかね?

 「そんな訳が無い。」と、ほぼ断定できるだろう。建設にせよ、埋め立てにせよ、或いは区画整理、道路工事、農地開拓、その他諸々にせよ、「南部土砂」や、それらによって損ずる土地は、そこに存在するはずの「英霊たちの遺骨」諸共、利用活用してきたはずだ。又、左様に利用活用することが「英霊たちへの供養となる」って考え方も出来よう。

 絶対不可侵の聖地として、南部土砂採掘地を「何人たりとも手をふれさせて来なかった」とも、それを沖縄二紙が指示支援していたとも、とてもじゃないが「在りそうに無い」。「無かった」と断定断言して良かろう。

 であると言うのに、上掲沖縄二紙社説の通り、沖縄二紙が「英霊たちの遺骨が含まれている可能性がある南部土砂」を「英霊たちを盾にとって」運ぶなだの採取するなだの主張しているのは、「英霊たちを利用しているから」と断定断言して良さそうだ。

 第一、忘れちゃいけないな。当初辺野古基地の埋め立てに「県外からの土砂を入れる」としたとき、沖縄二紙は挙って、県外からの土砂により、県外からの病虫害が入ってくるから」と、反対したんだ。要は滑って転んでも「辺野古基地建設反対」ってだけだろう。

 早い話が「死者に対する冒涜」である。他に解釈のしようがある事は認めるが、沖縄二紙が「英霊たちに対する敬意に目覚めて、南部土砂の利用に反対する」なんてのは、「俄には信じ難い」どころでは無い。

 「ジュゴンでは効き目が薄かったから、英霊に乗り換えた。」と言うだけ。左様に断言断定して、構うまいよ。

 それこそ、英霊たちのバチが当たろう、と言うモノだ。「ジュゴンと同列の扱いかよ。」と。