• 遂に「世論調査結果」ぐらいしか反対理由が無くなったらしい、安倍元首相国葬反対社説。-【朝日社説】教団・「国葬」 首相はこれでいいのか 【東京社説】内閣支持率急落 国民の声が聞こえぬか 【沖縄タイムス社説】[国葬と内閣支持率]強行するなら信を問え

 戦後最長の首相在任期間を誇り、安保法、特定秘密保護法、「自由で開かれた太平洋」構想、日本版NSC等数多の実績を為し、未だ政権与党たる自民党の有力政治家であった安倍晋三元首相がテロリストの凶弾に倒れ、第3次安倍政権も安倍晋三氏自身による改憲も日本国首相としての靖国公式参拝も遂に「叶わぬ夢」と化してから、早二カ月以上が過ぎた。


 この間に、岸田首相は安倍元首相の国葬を「吉田茂に次ぐ、戦後二例目の元首相国葬」として閣議決定し、これに対してアカ新聞やらバカ野党やらが大騒ぎを始めたので、安倍元首相国葬を支持する弊ブログとしては、その「安倍元首相国葬反対論」をアカ新聞社説をサンプルとして纏めて、尽く、完膚なきまでに、撃破粉砕する記事(*1)を書き、「国葬」なんて新ジャンルも弊ブログに新設した。

 アカ新聞社説に見る「安倍元首相国葬反対論」は、大凡以下のような経緯をとったよう、である。まあ、国葬発表から国葬実施まで約二カ月半しか無いのだが、その間に「安倍元首相国葬反対論」が「結構ブレている」のは、看取できよう。

<1> 「安倍元首相国葬には法的根拠が無いから、中止しろ。」
⇒ 結果:粛々と国葬準備が進む。なお、法的根拠については、「吉田茂国葬の前例」でほぼQED

<2> 「安倍元首相国葬について、国会で説明しろ。」
⇒ 結果:臨時国会開催されず。閉会中審議で説明。

<3> 「弔意を強制するなー!」

<4> 「国民が納得していないー!」

<4-1> 「安倍元首相と統一教会の関係が怪しい-!」

<4-2> 「国の重要事項を閣議だけで決定して良いのか-!」

<5> 「疑惑は更に深まったー!」


 さて、安倍元首相国葬たる9月27日まで1週間を切った「この期に及んで」の、アカ新聞どもの「安倍元首相国葬反対論」社説が、以下の通りで・・・まあ、一言で言えば世論調査結果を気にしろぉぉぉぉ!でしかない、らしい。
 「法的根拠」だの「財政民主主義」だの「憲法違反」だの、騒いでいたのは、何だったんだろうねぇ。

①【朝日社説】教団・「国葬」 首相はこれでいいのか 
③【東京社説】内閣支持率急落 国民の声が聞こえぬか 
④【沖縄タイムス社説】[国葬と内閣支持率]強行するなら信を問え
 

  • <注記>
  • (*1) 異論、異説、反論は、大歓迎だ。コメントでも反応記事でも、受けて立とうぞ。 

 

  • (1)①【朝日社説】教団・「国葬」 首相はこれでいいのか

 

 

https://www.asahi.com/articles/DA3S15423629.html?iref=pc_rensai_long_16_article

 

2022年9月22日 5時00分

 

旧統一教会との接点が次々と明るみに出る山際大志郎経済再生相=2022年9月20日、東京都千代田区

 

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【1】 岸田首相は自民党の方針として、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との「関係を絶つ」と言明したが、その前提は、過去の教団とのつながりの全容解明である。自己申告による「点検結果」が、それにはほど遠かったことは明白だ。第三者を入れた徹底調査抜きに、信頼の回復は望めない。

 

【2】 自民党が所属国会議員379人中179人に、教団やその関連団体との接点が認められたと公表してから2週間。報道や外部の指摘で新たなかかわりが判明し、党に追加報告する事態があとを絶たない。これでは、出直しの出発点として信を置くことなど、到底できない。

 

【3】 どこまで真摯(しんし)に自己点検を行ったのか。特に疑わざるを得ないのが、山際大志郎経済再生相である。おとといの会見で認めた、18年の教団主催イベントへの出席は、山際氏が写った写真の存在を示されてのものだ。「率直に反省」と口にはしたが、にわかには信じがたい。

 

【4】 そもそも、山際氏が教団との接点を最初に公にしたのは、第2次岸田改造内閣で再任が内定した後。すでに関係が明らかになっていた7閣僚が交代するなか、後だしじゃんけんとの声もあがった。

 

【5】 その後も、16年にネパールで開かれた関係団体の国際会議への出席などが報道で発覚した。自身の事務所では1年をめどに資料を廃棄しており、過去の行動を確認できる体制が整っていないため、説明責任を十分に果たせないという言い訳には、あきれてしまう。

 

【6】 もはや閣僚としての資質に欠けるというほかない。起用を続けるなら、教団との絶縁を掲げる首相の覚悟が疑われよう。安倍元首相のかかわりについても、本人が亡くなったことを理由に「十分な把握には限界がある」と逃げるのではなく、究明に全力を尽くさねばならない。

 

【7】 首相の姿勢が厳しく問われているのは、来週に迫った安倍氏の「国葬」もそうだ。朝日新聞の今月の世論調査では、反対が56%と、賛成の38%を大きく上回った。立憲民主、共産、社民、れいわ新選組の各党の代表は欠席を決めた。このままでは、国民の分断を印象付けるだけに終わりかねない。

 

【8】 首相は国会の閉会中審査で一度だけ、質疑に応じたが、先の世論調査で、首相の説明に「納得できない」が64%と、「納得できる」の3倍近かったことに示されるように、国民の心にその言葉は届いていない。

 

【9】 先月末の記者会見で、首相は政治の信頼回復の先頭に立つ決意を語った。ならば、国葬までの残り期間に国民にどう向き合うか、真剣に考えるべき時だ。

  • (2)③【東京社説】内閣支持率急落 国民の声が聞こえぬか

 

 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/203957?rct=editorial

 

2022年9月22日 07時41分

 

【1】 岸田内閣の支持率が急落している。故安倍晋三元首相の国葬や自民党と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係、物価高などを巡る政権不信が主な要因だ。岸田文雄首相には、国民の切実な声が聞こえているのか。

 

【2】 共同通信の最新世論調査で内閣支持率は40・2%と八月の前回比13・9ポイント減。国葬に「反対」「どちらかといえば反対」は合わせて60・8%を占めた。党所属議員と旧統一教会との接点を公表した自民党の対応が「十分ではない」は80・1%。物価高への対応を「評価しない」も70・5%に上る。

 

【3】 国葬について、首相は国会の閉会中審査で説明したが、従来の見解を繰り返すにとどまり、逆に反対意見が強まった。国民の声を真摯(しんし)に受け止め、内閣葬や内閣・自民党合同葬に切り替えるなど、実施形式を見直すべきではないか。

 

【4】 教団との関係では、調査結果公表後、山際大志郎経済再生担当相らに接点が相次いで判明した。自己申告による調査の限界は明らかだ。教団との深い関わりが指摘される安倍氏や細田博之衆院議長の調査もしなければ、関係断絶の決意を疑われて当然だろう。

 

【5】 七月の参院選で、有権者の関心が最も高かったのは物価高対策だが、選挙後に政府が新たに決めたのは困窮世帯への五万円給付などにとどまる。八月の全国消費者物価指数は前年同月比2・8%上昇したにもかかわらず、政府の総合経済対策策定は十月だという。

 

【6】 しかも、野党が八月中旬、山積する課題を議論するため、臨時国会の召集を憲法五三条に基づいて要求したのに、政府は一カ月以上要求に応じず、召集予定は十月三日だ。国会軽視は安倍・菅政権と何ら変わらない。

 

【7】 首相は「世論調査結果に一喜一憂しない。国民の声には丁寧に耳を傾けていかなければならない」と語った。多くの国民が、首相の言葉に不信感を抱くからこそ、支持率が低下したのではないか。一憂くらいはすべきだろう。

 

【8】 国民の切実な声を受け止め、時には反対意見にも耳を傾ける。そうした誠実な姿勢を政治に取り戻すしか、信頼回復の道はない。

  • (3)④【沖縄タイムス社説】[国葬と内閣支持率]強行するなら信を問え

社説[国葬と内閣支持率]強行するなら信を問え | 社説 | 沖縄タイムス+プラス (okinawatimes.co.jp)

2022年9月20日 06:51

 

【1】 共同通信社の世論調査で、岸田文雄内閣への支持率が急落し、初めて「不支持」が「支持」を上回った。

 

【2】 報道各社の世論調査は、どこも似たような傾向を示している。

 

【3】 安倍晋三元首相の国葬についても、反対の声が拡大し賛成を上回るようになった。

 

【4】 調査で国葬に対する「反対」「どちらかといえば反対」は計60・8%を占め、「賛成」「どちらかといえば賛成」の計38・5%を大きく上回った。

 

【5】 国葬について岸田首相は、国会の閉会中審査で、決定に至る経過や理由、必要な経費などを説明した。

 

【6】 それに対し、67・2%の人が「納得できない」と答えている。

 

【7】 国葬の正当性を強調したものの、従来の主張を繰り返すだけで新味はなく、国民の疑問は膨らむばかりだ。

 

【8】 岸田首相は、安倍元首相が凶弾に倒れた6日後の7月14日、記者会見で国葬を行うことを明らかにした。

 

【9】 根拠になる法令がないのに国会に諮ることはなかった。自民党の議決機関である総務会の了承も得ず、野党への説明も行わないまま、22日に閣議決定した。

 

【10】 安倍元首相の評価を巡って世論は完全に割れており、業績を理由に挙げるのは、岸田内閣の主観的判断と言うしかない。

 

【11】 しかもこのご時世に、国葬には多額の国費が投入されるのである。

 

【12】 岸田政権は、国民の声を無視して、このまま突き進むつもりなのか。

 

■    ■

 

【13】 閣議決定すれば、行政府の意のまま何でもできる、そんなはずがない。

 

【14】 野党が憲法に基づいて臨時国会の召集を求めたにもかかわらず、政府・自民党はいまだにこれに応じていない。

 

【15】 もう一つの論点は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を巡る問題だ。

 

【16】 自民党が公表した旧統一教会と所属国会議員の接点調査には「不十分」との声が80・1%に上った。国民の理解はまったく得られていない。

 

【17】 安倍氏と旧統一教会はどのような関係にあったのか。国葬を行う以上、それを調査し、公表することは当然の前提でなければならない。

 

【18】 だが、岸田首相は国会で「本人が亡くなった今、関係を十分に把握することは難しい」と調査の意思のないことを明らかにした。

 

【19】 自民党は安倍氏と旧統一教会との関係を「調査するべきだ」と答えた人は63・8%に上る。

 

■    ■

 

【20】 戦後、吉田茂元首相を除いて、首相経験者の国葬は一度も行われていない。

 

【21】 なぜ、安倍元首相を例外的に扱うのか、その説明も不十分で、安倍氏と旧統一教会の関係を巡る疑問に答えることもなく、国葬を実施するつもりなのだろうか。

 

【22】 安倍元首相の葬儀を巡ってこれほど国内政治が混乱するとは、当初、誰も想像しなかったはずだ。

 

【23】 混乱を招いた岸田政権の責任は重い。

 

【24】 事ここに至っては、衆議院を解散し、国民に信を問うべきだ。

 

  • (4)共通して「統一教会」問題を挙げているが、国葬に絡めているのは沖縄タイムスだけ。

 流石に朝日や東京新聞でも「統一教会と接点があったぁぁぁ!と安倍晋三元首相を非難しても、「イメージダウンにはなるかも知れないが、安倍元首相の功績・実績とは関係ない。」って厳然たる事実に「気付いた」のかも知れない。まあ、「イメージダウン」は思いっきり狙っているようだが。

 「統一教会問題を安倍元首相国葬と絡めた」上掲沖縄タイムス社説も、その「絡めた理由」を「世論調査結果」に置いているんだから、情けないったらありゃぁしない。それだけ「統一教会問題を、安倍元首相国葬中止や反対に結びつける、論理・ロジックが、無い。」ってことなのだろう。

 で、その沖縄タイムスは、

1> (安倍元首相国葬は、)根拠になる法令がないのに国会に諮ることはなかった。

と、ヌケヌケと大嘘を(未だに)書いているんだから、呆れるよなぁ。

 私(ZERO)も、今回一連の「安倍元首相国葬反対騒動」で初めて知ったんだが、「吉田茂国葬は、何らの法的根拠もなく、閣議決定のみで実施された。」と言うのが事実・史実である。無論、「国会に諮ることもなかった」のである。どうも、「当時の野党第一党党首の説得を依頼した。」って事実史実はあるようだが、「依頼した」に止まっている、らしい。

 今次の安倍元首相国葬は、内閣設置法に基づく「国の行事」を法的根拠として、閣議決定され、既に説明も済んでいる。大筋は、国葬決定当初から、岸田首相自身が説明している。同じ事の繰り返しだぁぁぁ!」って批判非難があるが、必要にして十分な説明は、繰り返されて当然であろう。

 その説明に国民が納得していない!としても、そりゃ「国民の勝手」であるし、「安倍元首相国葬実施が、不人気な政策である」と言うだけ。第一、「私(ZERO)という一国民は、納得している。」

 混乱」だと?笑止な。多寡が世論調査結果が「賛否に別れている」とか「反対が多い」とかで、何が「混乱」なモノかよ。賛否なんて「別れて当然」なモノ。国葬反対デモと国葬支持デモが武力衝突でも始めない限り、「混乱」だの「国論二分」だの、片腹痛いわ。
 
 4の5の言うなら、「国葬反対デモで、国会を包囲する」ぐらいのことは、やって見せてはどうかね。それでも60年安保は粛々と継続維持された、事実・史実も、忘れるなよ。

 で、「国葬反対デモで、国会を包囲する」事すらやらず、出来ず、世論調査結果を盾にとって、岸田首相は、世論調査結果を気にしろ!」って絶叫しているのが、上掲アカ新聞三紙の社説。沖縄タイムスなんざぁ「衆院解散総選挙」まで要求してやぁガルから、図々しいったら無いなぁ。多寡が世論調査結果如きで、一々解散総選挙なんてやってられるかよ。

 断言しておこうか。首都直下地震級の天変地異でもない限り、安倍元首相国葬は、実施される。
 また、国葬として実施される、べきである。安倍元首相の功績と、テロに対する我が国の揺るぐべからざる意思と、エリザベス二世女王には見劣りする可能性はあるが弔問外交の機会とが、安倍元首相国葬を実施すべき理由である。

 先行記事にした通りだ。

 で、まあ、コレが最後の機会だろうから書くんだが・・・・安倍元首相国葬に反対する諸君に、是非とも申し上げたい。

 安倍元首相国葬を支持する国民も、私(ZERO)の様に厳然としているし、安倍元首相の死を国葬として粛々と追悼したい国民もいる。諸外国からの弔問客も、少なくとも建前上「安倍元首相を追悼するため来日している」のである。

 「安倍元首相国葬に反対する意思がある」のは別に構わない。そこに全くロジックも説得力も何にも無い、タダの感情論でも、抱くのは自由だ。

 だが、国葬当日の追悼式典の間ぐらいは、その「安倍元首相国葬への反対」を、国葬参列者や弔問客の目の届かないところ、声の届かないところに、止めるべきだ。それが、常識であり、人の道と言うモノだぞ。

 にも関わらず、「安倍元首相国葬への反対」を、国葬参列者や弔問客に、見せよう聞かせようとする奴原が出るだろう/居るだろう事は、想像に難くない。既に去る8月の原爆忌に於いて、追悼式典を妨害して見せた実績もある。そんな、国葬参列者や弔問客に「安倍元首相国葬への反対」を見せよう聞かせようとしている奴原には、予め言っておこうか。

 手前ぇらの血は、一体、何色だぁぁぁぁぁぁ!!