• ほら、やはり。「疑惑ハ更ニ深マッター」。ー安倍元首相国葬の国会説明に対する、アカ新聞社説

 安倍元首相国葬などを、岸田首相が国会にて、閉会中審議の中で説明した。私(ZERO)は、先行記事にした通り、「バカ野党なんざぁ、ハナっから理解も納得もする気も無いし、多分能力も無いから、”説明する”だけで十分だ。」と考えて居たのだが、案の定と言うべきか、「理の当然」と言うべきか、バカ野党もアカ新聞も、「理解も納得もしなかった」様だ。

①【朝日社説】「国葬」国会質疑 首相の説明 納得に遠く
②【毎日社説】首相の「国葬」国会説明 疑念の核心答えていない
③【東京社説】故安倍氏「国葬」 実施形式の再考求める
④【沖縄タイムス社説】[岸田首相「国葬」説明] これでは懸念拭えない
⑤【琉球新報社説】首相の「国葬」説明 内閣葬ではいけないのか

って事は、一万ゴールドは、私(ZERO)のモノ、だな。
 

 

  • (1)①【朝日社説】「国葬」国会質疑 首相の説明 納得に遠く

  • 「国葬」国会質疑 首相の説明 納得に遠く

 

 

https://www.asahi.com/articles/DA3S15410902.html?iref=pc_rensai_long_16_article

 

2022年9月9日 5時00分

 

 

【1】 安倍元首相の「国葬」を表明した記者会見から約2カ月。岸田首相による国会での説明がようやく実現したが、その中身は従来の焼き直しがほとんどで、数々の疑問や懸念に率直に答え、納得を得るには程遠かった。このままでは、国葬とは名ばかりで、社会に亀裂を残したままの実施になりかねない。

 

【2】 首相がきのう、衆参両院の議院運営委員会の閉会中審査に出席し、質疑に応じた。報道各社の世論調査で、国葬への反対論が強まり、内閣支持率も下落するなか、追い込まれた末の対応であり、この間、説明責任から逃げ続けた姿勢がまず、厳しく問われねばならない。

 

【3】 首相経験者の追悼は、内閣と自民党の合同葬が定着するなか、55年前の吉田茂の一例しかない国葬としたのはなぜか。首相は、憲政史上最長の在任期間▽経済や外交の実績▽諸外国からの弔意▽選挙中の非業の死――と、これまでの説明をなぞるだけで、国葬が安倍政権への評価を定め、自由な論評を妨げることにならないかという懸念に直接、答えることはなかった。

 

【4】 朝日新聞の取材では、吉田の国葬を決めた際、当時の佐藤栄作首相が事前に野党の理解を得る努力をしたり、佐藤の死の際は、「三権の了承が必要」という内閣法制局長官の見解などを受け、国葬を見送ったりしたとの証言が明らかになった。

 

【5】 国葬を具体的に定めた法令がないことを重視し、実施するなら、野党を含めた幅広い国民の理解が必要との認識に立ったものだろう。「行政権の範囲内」と繰り返す首相からは、先人が示した熟慮の跡はみえない(*1)。

 

【6】 国葬の経費については、当初、会場設営費などに約2億5千万円と発表したが、国会質疑の2日前になって、別途、警備費に約8億円、外国要人の接遇費に約6億円との試算を明らかにした。これも、全体像を早く示すよう求める声に押されてのことで、納税者たる国民を軽く見ているというほかない(*2)。

 

【7】 国葬が国民に服喪を事実上求めることにならないかという危惧に対しては、首相は「弔意を強制するものではない」と明言した。ただ、その旨を官公庁や自治体、学校に文書で伝えてほしいという要望は聞き流した。

 

【8】 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と深いつながりのあった安倍氏の国葬が、教団の活動の是認につながらないかという指摘もあった。首相は、教団と関係を絶つという自民党の方針を強調する一方で、安倍氏が亡くなった今、両者の関係の把握には「限界がある」と、調査には相変わらず後ろ向きだった。こんな通り一遍の説明で、根深い不信が解けるわけがない(*3)。

 

  • <注記>
  • (*1) 今回は、「法令があり、これに則っている」って、ハナっから主張しているじゃぁないか。ふざけるなよ、朝日。 
  •  
  • (*2) これも、ふざけているな。「警備費と接遇費は別だ。」と、ハナっから説明している。警備の規模が或程度固まったからこそ警備費も算出できるし、接遇費だって来日するVIPの人数を仮定した数値だ。国民の重視や軽視には、関係ない。 
  •  
  • (*3) モリカケ桜の「アベ追っかけ」なんぞに付き合えるかよ。勝手にやってろ。 


 

  • (2)②【毎日社説】首相の「国葬」国会説明 疑念の核心答えていない

  • 首相の「国葬」国会説明 疑念の核心答えていない

 

 

注目の連載 

 

 

https://mainichi.jp/articles/20220909/ddm/005/070/108000c

 

朝刊政治面

毎日新聞 2022/9/9 東京朝刊 839文字

 

【1】 同じ発言を繰り返し、疑念の核心部分に答えようとしない。どこが「丁寧な説明」なのか(*1)。

 

【2】 安倍晋三元首相の「国葬」について、岸田文雄首相が国会の閉会中審査で答弁した。実施を閣議決定してから約1カ月半もたって、ようやく実現した。

 

【3】 最大の焦点は、国葬がふさわしいのかどうかである。

 

【4】 岸田首相は「世界各国の弔意を受け止めるためには、国葬が適切だ」などと従来通りの説明に終始した。

 

【5】 だが、反対論が高まっているのは、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と安倍氏の密接な関わりが明らかになってきたからだ。

 

【6】 自民党が「教団と関係を絶つ」と宣言する中で、安倍氏をなぜ国葬とするのか。その矛盾を突かれた首相は答えられなかった。

 

【7】 安倍氏と教団の関係に目をつぶったまま、国葬ありきで物事を進めても、国民の納得は到底得られない。実態解明についても「把握に限界がある」と拒否した。

 

 

【8】 法的根拠や手続きを巡る疑問も解消されなかった。首相は、国葬の基準を明確に定めた法律は「ない」と認めた。

 

【9】 野党は、吉田茂元首相の国葬や佐藤栄作元首相の「国民葬」のケースと異なり、野党などへの説明もなかったことを問題視した。

 

 

【10】 これに対し岸田首相は、国葬を実施する権限について「間違いなく行政権に属する」と述べ、閣議決定だけで可能だと強弁した。

 

【11】 将来、首相経験者が死去した場合も「その時々の内閣が判断する」と主張した。

 

【12】 しかし、明確な基準もないままでは、時の政権による恣意(しい)的な運用が、今後も続く恐れがある。問題の深刻さを分かっているとは思えない(*2)

 

 

【13】 政府は当初、国葬の費用を約2・5億としていたが、野党の要求を受け、警備費などを含めれば約16・6億円になると発表した。

 

【14】 「妥当な水準だ」と説明したが、コロナ禍や物価高で国民生活の厳しさが増す中、どこまで理解を得られるだろうか(*3)。

 

【15】 首相は国葬への批判を「謙虚に受け止める」と強調した。そうであるならば、国民の合意を得る努力を尽くさなければならない。このまま強行するのでは無責任だ。

 

  • <注記>
  • (*1) 従来の説明で「必要にして十分だった」と言うことだ。新たなロジックや根拠を出すまでも無いし、説明を変える必要も無い。「ブレてない」だろうが。 
  •  
  • (*2) それは、国葬令を復旧復活させていない現行法大系の問題であって、今次の安倍元首相国葬決定の問題ではない。
  •  欠陥のない法大系なんて先ず無いし、欠陥があろうが現行の法大系に従って法は執行される。当然ではないか。 
  •  
  • (*3) 「国民には理解して欲しくない。」って毎日の願望は判るが、「「国民の理解が必要だ」って法的根拠は、何だね? 


 

  • (3)③【東京社説】故安倍氏「国葬」 実施形式の再考求める

故安倍氏「国葬」 実施形式の再考求める

 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/200992?rct=editorial

 

 

2022年9月9日 07時16分

 

【1】 故安倍晋三元首相の国葬を巡り岸田文雄首相が衆参両院の議院運営委員会で開かれた閉会中審査に出席し、質疑に応じた。

 

【2】 しかし、首相は従来の説明を繰り返すにとどまり、国民の幅広い理解が得られたとは言い難い。国葬形式での実施は再考し、内閣葬や内閣・自民党合同葬への切り替えを検討すべきではないか。

 

【3】 首相は国葬の法的根拠に、国の儀式に関する事務を内閣府の所掌と定めた内閣府設置法を挙げ、国の儀式を行う権限は「行政権に属する」として、閣議決定による国葬実施の正当性を強調した。

 

【4】 ただ、国葬の基準を定めた法律がないことは認めざるを得ず、国権の最高機関である国会に諮らなかったことについても「批判は謙虚に受け止める」と述べた。

 

【5】 首相は国葬とする理由に、憲政史上最長の在任期間や外国から相次いで弔意が寄せられていることなどを挙げたが、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との深い関係が指摘される安倍氏の歴史的評価は定まっていない(*1)。

 

【6】 野党側は、首相が社会的に問題がある旧統一教会との関係を断つと言明しつつ、安倍氏を国葬とする矛盾を指摘したものの、首相は正面から答えなかった。

 

【7】 報道各社の世論調査では国葬反対は50%前後に達し、賛成を上回る。反対は日を追うごとに増える傾向にあり、このまま国葬を強行すれば、世論のさらなる分断を生むことは避けられまい。

 

【8】 首相は当初、国葬を「敬意と弔意を国全体として表す国の公式行事」と説明していたが、閉会中審査では「国全体」の表現を控え、地方公共団体や教育委員会、一般国民には弔意表明を求めない考えを強調した。国を挙げて弔うことは事実上断念したに等しい。ならば国葬である必要があるのか(*2)

 

【9】 過去の首相経験者の内閣・自民党合同葬にも各国首脳らが参列し弔問外交に支障はなかった。

 

【10】 政府が閣議決定で決められるのは内閣葬や政党などとの合同葬までだ。首相がこのまま国葬形式での実施にこだわり続けるなら、故人を静かに見送ることすら難しくなりかねない。

 

  • <注記>
  • (*1) 「歴史的評価が定まる」のなんて、死後百年ぐらい必要だ。国葬やるのに待ってられる訳が無い。況んや、安倍元首相は二年前まで首相で、現役の有力国会議員だったんだ、「評価が定まる」訳が無い。 
  •  
  • (*2) ほーら、バカがつけ上がってやぁがる。「国葬なのだから、国全体としての弔意を呼びかけるのは当然であり、呼びかけは"弔意の強制"には当たらない。」と、突っぱねるべきだったんだよ。 


 

(4)④【沖縄タイムス社説】[岸田首相「国葬」説明] これでは懸念拭えない

④【沖縄タイムス社説】[岸田首相「国葬」説明] これでは懸念拭えない

[岸田首相「国葬」説明]これでは懸念拭えない

 

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1021314

 

 

2022年9月9日 06:49

 

【1】 従来の主張を繰り返すだけで、国民が納得できる説明とはとても言えない。

 

【2】 岸田文雄首相が衆参両議院運営委員会の閉会中審査で、安倍晋三元首相の国葬について初めて説明した。

 

【3】 国葬を巡っては、明確な定義や法的根拠がないままで、国民の反対論は根強い。共同通信の世論調査では「反対」「どちらかといえば反対」が計53・3%に上るなど世論は割れている。

 

【4】 閉会中審査で主要な論点となったのは、法的根拠と対象の選定基準である。

 

【5】 岸田首相は法的根拠について、行政権の範囲内で実施できると主張し、内閣府設置法を根拠とするこれまでの説明に終始した。

 

【6】 「暴力に屈せず民主主義を断固として守り抜くという決意を示す」と述べ、実施に当たって個別の法律は不要と主張した。

 

【7】 国葬の対象となる基準については、安倍氏の在任期間が憲政史上最長だったことや外交などの功績、各国からの弔意に対して日本国として礼節を持って応える-などを理由に挙げた。

 

【8】 安倍氏の功績については、経済政策「アベノミクス」や外交政策などの評価は割れる。「権力の私物化」が指摘された森友・加計学園、「桜を見る会」などを巡る問題は、いまなお批判がある。

 

【9】 国葬を実施するだけの根拠はどれをとっても説得力に欠ける。

 

【10】 閣議決定だけで、国会で諮ることなく実施するのは、恣意(しい)的な運用につながりかねない。

 

■    ■

 

【11】 国葬批判の背景には、安倍氏が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)から選挙支援を受けた問題もある。

 

【12】 岸田首相は安倍氏と教会側の関係調査の求めに対し、「本人が亡くなられた時点で、実態を十分に把握することには限界がある」と消極的な考えを示した。

 

【13】 自民党は、党所属国会議員379人中179人に、旧統一教会側と何らかの接点が確認されたとする調査結果を公表した。対象は現職の国会議員だけで、安倍氏との関わりには踏み込んでいない。

 

【14】 国民の関心には応えず、これで幕引きを図れば、政治不信に拍車がかかる。安倍氏の国葬を巡る議論と旧統一教会との関係は切り離すことはできない。

 

【15】 国葬の説明が不十分との指摘を謙虚に受け止めるというなら、実態を解明する責任がある。さらに国会で審議を尽くすべきだろう。

 

■    ■

 

【16】 国葬は、政府が国の儀式として国費で行う葬儀。戦前は勅令の「国葬令」が法的根拠だったが、戦後の新憲法制定に伴って失効した。

 

【17】 戦後、国葬が行われた首相経験者は1967年の吉田茂氏だけで、その後は行われていない。75年に佐藤栄作氏が死去した際にも検討されたが、野党の反対などもあり国葬は実施していない。

 

【18】 国葬を機に、国民の意見が二分されたままでは、政治への諦めや無関心がさらに広がる恐れがある。

 

【19】 説得力がない政治では民主主義は守れない(*1)。

 

  • <注記>
  • (*1) 「説得力のない政治」で守れないのは、政権ではあっても、民主主義ではない。民主主義であろうとも、大衆迎合の「受ける政治」ばかりやっていれば良い、訳では無い。 


 

  • (5)⑤【琉球新報社説】首相の「国葬」説明 内閣葬ではいけないのか

  • 首相の「国葬」説明 内閣葬ではいけないのか

 

 

https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1581028.html

 

2022年9月10日 05:00

社説

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【1】 なぜそこまで「国葬」にこだわるのか。

 

 

【2】 安倍晋三元首相の国葬を巡り衆参両院の議院運営委員会が開かれた。岸田文雄首相は、国葬は内閣府設置法などを根拠に実施できるとして「行政権の範囲内だ」と述べ、法的正当性を主張した。

 

【3】 首相の説明は牽強付会であり、過去の政府見解に照らしても納得できる内容ではなかった。例えば朝日新聞は、過去の佐藤栄作元首相が死去した際に、当時の内閣法制局長官が国葬について「法制度がない」「三権の了承が必要」との見解を示していたことを報じている(*1)。

 

【4】 国葬とは、国費を投じて国民に追悼を求めるものにほかならない。戦前は国葬の実施や対象者を定めた勅令の「国葬令」が法的根拠になっていたが、戦後、言論・表現の自由、内心の自由(19条)、政教分離(20条)を定めた現行憲法の制定に伴って失効した。繰り返し主張するが、憲法に抵触しかねない国葬には反対である。百歩譲っても内閣と自民党の合同葬など従来の葬儀の形式が妥当だろう。

 

【5】 首相は、国葬に関し、国の儀式を所掌するとした内閣府設置法と閣議決定が根拠だと重ねて説明した。国葬に関する個別の法整備は不要だとして「国葬は行政上の行為であり、国民の権利を制限したり義務を課したりするものではない」と理由を述べた。

 

【6】 しかし、内閣府設置法を根拠にするのも無理がある。税金を投入するにもかかわらず国会にも諮らず閣議だけで決めるという手法は公正公平性は担保できない(*2)。

 

【7】 例外として1967年に吉田茂元首相の国葬が実施された。吉田氏国葬の1年後の68年5月、水田三喜男蔵相は国会で「国葬儀につきましては、御承知のように法令の根拠はございません」と明言している(*3)佐藤氏の死去時にも国葬にすべきだという意見が出ていたというが、結局、国葬とはせず国民葬にした(*4)。

 

【8】 法的根拠がないのになぜ安倍氏を特別扱いするのか。岸田首相は国葬の理由として憲政史上最長の在任期間や外国から相次いで弔意が寄せられていることを挙げている。だが、安倍氏の功績には賛否があり、内閣から独立した第三者機関による客観的な理由があるわけでもない(*5)。

 

【9】 岸田首相は社会的に問題がある世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と安倍氏との関係には口をつぐんでいる。自民党は8日、衆参両院議長を除く党所属国会議員379人中179人に、何らかの接点が確認されたとする調査結果を明らかにした。安倍氏と教団側の接点は今回の調査には含まれていない。安倍氏との関係が曖昧なまま国葬なのか(*6)。

 

【10】 沖縄から見れば民意を無視して名護市辺野古の新基地建設を強行したのも安倍氏だ。

 

【11】 明確な基準もなく「行政上の行為」と強弁して実施する国葬には、国民の理解は得られないだろう(*7)。

 

  • <注記>
  • (*1) 吉田茂国葬は閣議決定のみで実施されたし、今回は内閣設置法等法的根拠を示している。従って「三権の了承は必要ない。」と、これも国会で岸田首相が説明しているよ、な。 
  •  
  • (*2) だから、閣議決定だけで使える予備費を使うンじゃぁ無いか。それも、0.3%程。 
  •  
  • (*3) だから、根拠法令無しの閣議決定のみで、吉田茂国葬は実施できたし、実施したろうが。 
  •  
  • (*4) 佐藤元首相の死は、現役時代でも無ければ、暗殺でも無いだろうが。 
  •  
  • (*5) 功績については、国が認めれば、それで十分だ。 
  •  
  • (*6) 安倍首相の功績には、全く影響が無い。 
  •  
  • (*7) 「国民の理解を得て欲しくない」だろうが、「国民の理解なんぞ、必要ない」案件だぞ。 




1.「国葬ではいけない理由」に窮した挙げ句が、「内閣葬ではいけないのか」ってやぁがる。
 「法的根拠無しの閣議決定のみで、吉田茂国葬は実施された。」って事実実績がある。これに対し今回は、曲がりなりにも法的根拠が示されているのだ。何の遠慮が要るモノかよ。

 

 

  • (6)アカ新聞各紙に共通する「岸田首相の国会「国葬」説明批判」は・・・


(1) 説明に新味が無く、従来の繰り返しだ。
(2) 安倍元首相と統一教会の関係を解明しろ。


 それ以外の、「安倍元首相の評価は定まっていない」とか「弔意の強制のおそれがある」とか「法的根拠が無い』などの、「従来既存の安倍元首相国葬反対理由」は、全て先行記事で「粉砕した」心算だから、ココでは(未だ)新しい、上記の「安倍元首相国葬反対理由」に絞って議論しよう。

 「絞って議論しよう」ったって・・・上記(1)は、まあ、論外だな。「疑惑ハ更ニ、深マッター!」でしかない。岸田首相の説明が、「新味が無い」「従来通り」なのは、「従来の説明で十分だから」であり、「ブレていない」と言うことだ。新たな根拠だの、説明だのを、持ち出す必要は、無い。であるからして、「同じ事の繰り返し」なんて批判は当たらない。

 ま、新たな根拠だの説明だのを岸田首相が持ち出していたら、「ブレた!」とか、「当初の説明と違う!!」とか、非難されたことは、間違いなさそうだが。

 上記(2)「統一教会との関係が怪しい」ってのも、「モリカケ桜」の新バージョン。力が抜けるったら無いな。
 仮に統一教会が、「過去に接点があっただけで、政治生命が絶たれかねない絶対悪の組織」で、安倍元首相が「ズブズブの関係」だった(*1)としても、左様な「絶対悪組織とのズブズブの関係」と、安倍元首相の主として首相としての(従として、一国会議員としての)功績とは、全く別の話だ。安倍元首相が過去に統一教会と接点があろうが無かろうが、喩え信者だったり、幹部だったり、更には教祖だったりしたとしても、「安倍元首相の政治家としての功績」には何の毀損にもならない。精々が、安倍晋三という「個人の罪過が増える」だけ。罪過の無い人間なんて、居ないぞ。

 大体、統一教会なんて、朝鮮人を教祖とする反日カルト集団だ。「美しき日本」とか「日本を取り戻す」などをキャッチフレーズとし、恐らくは全国会議員の中でも屈指の愛国者であった安倍晋三氏とそんな反日カルト集団が、「接点があった」ぐらいなら未だしも、「ズブズブの関係だった」(且つ、そんな「ズブズブの関係」が、モリカケ桜でさえ大騒ぎした(野党は(*2)未だしも)マスコミに「察知されず、報じられなかった」)なんて、何を如何したら「信じられる」のか。

 ああ、「アベは絶対悪だから。」と盲信しているから、か。盲、蛇に怖じず、と言うべきか。「惚れてしまえば痘痕も靨」の逆で、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」って奴か。

 「真相を究明しろ!」ったって、安倍晋三元首相は既に故人で「証人喚問」も「反対尋問」も最早不可能だ。大体、モリカケ桜の「徹底した推定有罪」の実績からすると、「安倍元首相は統一教会とズブズブの関係だったぁ!」って「証言」以外は受け付けず、魔女裁判の人民裁判の国会ワイドショーを、延々と続けるだけだろう。時間と税金の無駄だ。

 早い話が、上記(2)もまた、「疑惑ハ更ニ、深マッター!」の一変形でしかない。

 心底、「国会でワイドショーを実演するしか能が無くなった」野党と、「その野党の国会ワイドショーを応援しているアカ新聞」って図式。好い加減見飽きたな。
 
 ま、問題なのは、そんな「見飽きた国会ワイドショーと、その応援団」ではない。

 問題なのは、「国会ワイドショーに踊らされ、安倍元首相国葬の意味と意義を、相当部分の国民が”理解できない”」らしい、ことだ。

 あ・の・鳩山由起夫率いる民主党に憲政史上最大の衆院議席数(当時)を与えて、あ・の・鳩山由起夫を日本国首相にして自衛隊三軍の最高指揮官に据えてしまったのは、他ならぬ日本国民であるから、私(ZERO)は「日本国民の民意」なんてモノは、全く信じても居ないし、当てにもしていない、のだがな。
 
 だが、「期待はしている」んだぜぇ。
 如何に、国民。
 

  • <注記>
  • (*1) ウーン、そんなスゴい「悪の組織」と安倍元首相の「ズブズブの関係」を、「モリカケ桜の出来損ないスキャンダル追及に地道を挙げ、安倍首相(当時)のスキャンダルに鵜の目鷹の目だった」マスコミやら野党やらが、つい先日まで「全く問題ともしなかった」のは、「マスコミ・野党の絶望的な情報収集量不足」だけでは、全く説明できない、と思うんだがな。 
  •  
  • (*2) そもそも、調査能力も情報収集能力も皆無に近いから。