• ストーキングの勝利、と見たぞ。-【琉球新報社説】米兵、本紙記者に銃口 取材への威嚇に抗議する プラスα


 何でも、沖縄駐留米軍兵士が、琉球新報記者へ銃口を向けたのだそうだ。この「事件」を受けて、当の琉球新報と、その尻馬に乗った東京新聞が、それぞれ非難囂々の社説を掲げている、の・だ・が・・・


(1)【琉球新報社説】米兵、本紙記者に銃口 取材への威嚇に抗議する プ

  • 【琉球新報社説】米兵、本紙記者に銃口 取材への威嚇に抗議する プ

  • 米兵、本紙記者に銃口 取材への威嚇に抗議する

 

 

https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1495815.html

 

2022年4月3日 05:00

社説

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 在沖米陸軍が那覇軍港で実施した訓練で、基地フェンスの外から写真を撮影していた本紙カメラマンに兵士の1人が銃口を向けた。見解を問うと米軍は「武器は記者を指していない」として意図的に銃口を向けた可能性を否定した。当時、武器には弾薬は入っていない状態だったという。

 

 基地の外にいる報道カメラマンに銃口を向けることは、憲法で保障されている報道の自由に対する挑戦だ。米軍は意図的に向けた可能性を否定したが、民間地に銃口を向け、民間人に恐怖を抱かせたこと自体大問題である。

 弾薬の有無は民間人には分からない。仮に意図がなかったとしても威嚇と受け止められたことを重視すべきだ。銃口を向けた行為に抗議する。米軍と日本政府には真相究明と再発防止の徹底を求める。

 本紙カメラマンは那覇軍港のフェンス沿いで訓練を撮影していた。その際に兵士1人が銃を水平に保ったまま右から左に体を回転させ、記者と相対すると、銃口を向けたまま数秒間、静止した。

 米軍基地では市民の目に触れる場所での銃を使った訓練や、記者への取材妨害・威嚇行為などがこれまでも複数回確認されている。

 2001年の米中枢同時テロ直後、北中城村石平のキャンプ・バトラー入り口ゲート近くの国道330号沿いで、報道機関の記者が車を止めた際、警備兵が来て窓をたたき「手を挙げろ」と命じ、ライフル銃を突き付けた。

 浦添市の米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)でも05年と12年の訓練で、隊員らが隣接する国道58号側に銃口を向け問題になった。

 そもそも民間地の住民が恐怖を抱くような訓練は許されない。米軍は沖縄防衛局を通じて県に訓練実施を事前に通告していたが、武装するという情報は伝えていなかった。県民への配慮を欠いている。

 那覇軍港では2月にも、普天間飛行場所属のオスプレイの飛来を伴う訓練が実施され、武装した兵士が、デモ隊に見立てた一団から建物を警備する様子が確認されている。

 国はこのような訓練を、那覇軍港が浦添市に移設された後も想定しているという。言語道断である。住民に恐怖を抱かせる訓練はどこであっても即時にやめるべきで、今後も実施すべきではない。那覇軍港は日米で返還合意された基地だ。遊休化が指摘されてきた中で突然、訓練場にされていることも疑問だ。

 今年は沖縄の施政権が米国から日本に返還されてから50年となる節目だ。米軍は提供区域外である名護湾でヘリによるつり下げ訓練を先月に実施したばかりだ。日本復帰から50年たっても、米軍のやりたい放題を黙認している日本政府の姿勢を見る度に、多くの県民が「何のための復帰だったのか」との思いを抱いているに違いない。これ以上、米軍の野放図な危険行為を許してはならない。

(2)図に乗る奴ら【東京社説】記者に銃口 報道の自由への威嚇だ

  • 【東京社説】記者に銃口 報道の自由への威嚇だ

  • 記者に銃口 報道の自由への威嚇だ

 

 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/170051?rct=editorial

 

2022年4月6日 07時41分

 

 那覇市の米軍那覇港湾施設(那覇軍港)での警備訓練を施設外から取材していた沖縄県の地元紙・琉球新報の写真記者に、米兵が銃口を向けた。

 訓練中とはいえ施設外の民間人に銃口を向けるなど言語道断だ。記者と認識していたなら報道の自由への意図的な威嚇にほかならない。日米安全保障体制の信頼性をも揺るがしかねない事態だ。政府は真相解明と再発防止を、米側に強く申し入れるべきである。

 琉球新報の報道によると、三月三十一日夕、記者が訓練の行われた倉庫の正面で取材中、倉庫から出てきた兵士一人が銃を構えた。記者と目が合うと、銃口を向けたまま数秒間、静止したという。

 米側は、撮影場所と訓練場所とは約二百五十メートル離れていたことから「武器は記者に向けられたものではない」「兵士は銃を持ったまま、体を左右に回転させる標準的な警備を実施していた」「兵士は照準器をのぞいておらず、弾薬は入っていなかった」などと日本側に説明したという。

 しかし、たとえ訓練で弾薬が入っていなかったとしても銃口を向けたことは民間人を敵視し、恐怖を与えることにほかならない。

 ましてや記者と分かって銃口を向けたなら、表現の自由を保障する日本国憲法への重大な挑戦だ。米軍内にいまだに占領軍意識があるのではと疑わざるを得ない。

 理解できないのは、日本政府の対応だ。沖縄基地負担軽減担当相を兼ねる松野博一官房長官は米側の説明を追認するだけで、問題の重大性を認識し、真相を徹底解明しようとの姿勢はみられない。

 沖縄では、日米合意や日米地位協定を逸脱した垂直離着陸輸送機オスプレイの着陸やヘリコプターのつり下げ訓練などが続く。市民運動を警戒対象とする訓練もあった。こうした米軍の横暴が続けば、日米安保への支持が低下し、機能不全を招きかねない。

 ウクライナを侵攻したロシア国内では、政権に批判的なメディアに対する弾圧が続いている。日米両政府が、報道機関に銃口を向ける米兵を放置するようなら、ロシアを批判する資格はあるまい。

(3)元ネタの琉球新報記事が、こちら。
元ネタの琉球新報記事が、こちら。


1.【琉球新報】米兵が本紙記者に銃口 那覇軍港警備訓練の取材中に

  • 【琉球新報】米兵が本紙記者に銃口 那覇軍港警備訓練の取材中に

  • 米兵が本紙記者に銃口 那覇軍港警備訓練の取材中に

 

 

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1494915.html?msclkid=16534447b7b711ec8021540e00a65048

 

2022年4月1日 08:02

米軍 銃口 那覇軍港

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基地施設内から小銃を民間地方向に向ける武装米兵=31日午後5時32分、那覇市の那覇軍港(ジャン松元撮影)

 在沖米陸軍は31日夕、米軍那覇港湾施設(那覇軍港)で基地警備訓練を実施した。銃を携帯し武装した兵士が軍港内の倉庫を警戒する様子などが、国道332号沿いから確認された。基地フェンスの外で写真を撮影していた琉球新報のカメラマンに対し、兵士の1人が銃口を向ける場面があった。

 

>>「米兵は銃を構えて数秒間静止していた」記者が撮影時の様子を語る

 

 米軍は沖縄防衛局を通じて県に訓練実施を事前に通告していたが、武装するという情報は伝えられていなかった。

 

 琉球新報の目視で、軍港内の倉庫前に米軍警察の車両や輸送車両が集まり、小銃を構えた兵士約20人が警戒しながら倉庫内に入ると、車両が続く様子が確認できた。県によると、小型輸送艦艇も接岸した。

 

 県によると、那覇軍港の第835米陸軍輸送大隊を中心に訓練を実施した。米軍は日常的な訓練だと説明している。県は訓練確認のため、現場に職員を派遣した。

 

 那覇軍港では2月にも、普天間飛行場所属のMV22オスプレイの飛来を伴う訓練が実施され、武装した兵士が、デモ隊に見立てた一団から建物を警備する様子が確認された。(明真南斗まとめ)

2.【琉球新報】【動画】米兵が本紙記者に銃口 那覇軍港警備訓練の取材中に

  • 【琉球新報】【動画】米兵が本紙記者に銃口 那覇軍港警備訓練の取材中に

☆ 

 

 

https://youtu.be/cSIuGDibYuc   (何故か、琉球新報記事の方からは、動画が削除されている模様。 https://nordot.app/882437749197144064?c=62479058578587648)

 

 

【動画】米兵が本紙記者に銃口 那覇軍港警備訓練の取材中に

2022/4/1 10:32 (JST)4/1 11:17 (JST)updated

c 株式会社琉球新報社

 

 在沖米陸軍は31日夕、米軍那覇港湾施設(那覇軍港)で基地警備訓練を実施した。銃を携帯し武装した兵士が軍港内の倉庫を警戒する様子などが、国道331号沿いから確認された。基地フェンスの外で写真を撮影していた琉球新報のカメラマンに対し、兵士の1人が銃口を向ける場面があった。>>詳しい記事はこちら>>米兵が本紙記者に銃口 那覇軍港警備訓練の取材中に

 

 

  • つまりは、ストーカーってことだ。

  先ず、琉球新報がかかる動画を公開したことを多としよう。元ネタ記事の(実は相当にアップになっている)「銃口を向ける米兵」静止画だけでは判らなかったことが、この動画で判るのだから。

 この動画から判ることを列挙してみよう。

① 撮影は、相当な距離離れて実施されている。訓練対象である倉庫の入口に5,6名の兵士が配置に着く姿が全員の全身を捉える程の距離である。後継記事の米軍発表によると、約250mの距離と言うが、それぐらいは離れていそうだ。

② 「米軍兵士が銃口を向けた」シーンは、銃口を向けた兵士の上半身だけが映っており、ザックリ「10倍以上」のズームアップしたシーンである。上掲記事の通り動画を撮影していた筈であり、「5,6名の兵士が配置につく」シーンは動画で公開されているにも関わらず、「米軍兵士が銃口を向けた」シーンは静止画でしか公開されていない。このため、上掲記事で撮影した記者が「米兵は銃を構えて数秒間静止していた」と言うのだが、その「数秒間静止」は確認できない(*1)。

③ 「銃口を琉球新聞記者へ向けて数秒間静止した」とされる米軍兵士は、銃を腰だめに近い姿勢で保持しており、
照準器をのぞき込んですら居ない。端的に言って「このまま引き金を引いても、先ず当たらない」持ち方・構え方だ。銃を保持しているから、「銃を構えた」とか「銃口を琉球新報記者へ向けた」とかは、辛うじて言いうるモノの、「琉球新報記者に対して射撃姿勢を取った」とは言えない。即ち、「米軍兵士は琉球新報記者に対して射撃する意思を示した」とは、全く言えない状態である。

 さて、チョイと邪推を巡らすとしようか。「米軍が屋外で訓練する」との情報を得た琉球新報記者がその現場へ撮影に向かい、ズームレンズをつけたビデオカメラで(序でに撮影していると悟られない様に偽装隠蔽して)動画撮影する。一瞬でも「米軍兵士の銃口が、琉球新報記者の方向へ向いた」ならばシメタモノ。この一瞬の静止画をズームアップした画像を添えて、「米軍兵士が琉球新報記者へ銃口を向け、威嚇したぁぁぁぁ!」って記事が書ける。

 実際に撮影した琉球新報記者と米軍兵士の距離がどれぐらいあったか、撮影時に琉球新報記者が偽装隠蔽していたか、等は、「判らない」。だが、「銃口を琉球新報記者へと向けた米軍兵士」とやらが「射撃姿勢を取っていない」ことは、大々的に公開されている「静止画」で、「はっきりと判る」。

 これに、琉球新報日頃の反米軍の米軍差別的言動を勘案すれば、前述の「邪推」が大いに説得力を持とう。即ち、「米軍兵士が琉球新報記者に対し威嚇の意図を持って銃口を向けた」のでは無く、「琉球新報記者に対し偶然銃口が向いたシーンを切り出して拡大して騒いでいる」であり、「偶然銃口が向くシーンを狙って、米軍訓練を追い回し、漸く成功した」と考える方が、随分と理に適っている。
 
 第一、「威嚇する」心算ならば、先ず「射撃姿勢を取る」だろう。静止画にある様な「腰だめ」では「当たらない」のだから、「威嚇にならない」・・・・と思ったら、上掲東京社説は「銃口を向けたら、敵視だ。」って屁理屈で、押し通すつもり、らしい。

 銃を持っての訓練だ。銃をあちこちに向けるのも、訓練の内。「威嚇にならない様、常に銃口は上に向けている」では、訓練にならないだろうが。その屁理屈の馬鹿馬鹿しさに、気付かない・・・のだろうなぁ、此奴らは。




<注記>



(*1) って事はさ。「疑わしきは被告人の有利に」って推定無罪の原則に則れば「米軍兵士は銃口を琉球新報記者へ向けたまま数秒間静止など、していない。」と断じるべき、だよな。 

 

  • 【沖縄タイムス】「記者に銃口」報道、米側は否定 那覇軍港の訓練「記者を指していない」

  • 「記者に銃口」報道、米側は否定 那覇軍港の訓練「記者を指していない」

 

 

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/936375?msclkid=d678c1b7b7b711ec8070e639f302ff18

 

2022年4月2日 08:27

 在沖米陸軍が3月31日に那覇港湾施設(那覇軍港)で基地警備訓練中、基地フェンスの外で写真撮影していた琉球新報社の写真記者に、兵士1人が銃口を向ける場面があったと同社が報じた件で、米側は1日、「武器は記者を指していない」と報道内容を否定した。沖縄防衛局の照会に答えた。

 

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暗視ゴーグルをヘルメットに装着し、小銃を手に暗闇の中を移動する米兵=2月10日午後7時52分、那覇軍港(下地広也撮影)

 

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那覇軍港でデモ隊の鎮圧とみられる訓練をする米兵ら=2月8日午後(伊禮健撮影)

 

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暗視ゴーグルをヘルメットに装着し、小銃を手に暗闇の中を移動する米兵=2月10日午後7時52分、那覇軍港(下地広也撮影)

 

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那覇軍港でデモ隊の鎮圧とみられる訓練をする米兵ら=2月8日午後(伊禮健撮影)

 

 

 

 防衛局によると、米側は望遠レンズで撮影した同記者と兵士は「250メートル離れていた」と説明。「銃を持ち体を左右に回転させる標準的な警備をしていた」とした。「写真で、当該兵士は照準器をのぞいていない。つまり、狙っているわけではなく、訓練で警備するべきエリアを確認していた」とした。弾薬は入っていなかったという。

 

 さらに「250メートル先からズームレンズで撮った者からすれば、武器がその方向を指していたように見えたかもしれない」と推察。「武器は記者を指していない。記者に武器が向けられていた場合、武器の側面が見えることはない」とした。

 

 記事で、兵士が記者と目線を合わせたとしていることには「250メートルの距離では不可能。兵士と記者の間にいた米側の人員ですら、携帯電話カメラのズーム機能を使わなくては記者が視認できなかった」とした。

 

 松野博一官房長官は1日の記者会見で、「米軍の訓練に当たっては地元への影響が最小限となるよう、引き続き米軍と連携し、適切に対応する」と述べた。