• チョウセンジン的理屈-【中央日報】韓国型軽空母、北朝鮮の核・ミサイル対応に寄与=軍事専門家


(1)【中央日報】韓国型軽空母、北朝鮮の核・ミサイル対応に寄与=軍事専門家

  • 【中央日報】韓国型軽空母、北朝鮮の核・ミサイル対応に寄与=軍事専門家

  • 韓国型軽空母、北朝鮮の核・ミサイル対応に寄与=軍事専門家

 

 

 https://japanese.joins.com/JArticle/289595

? 中央日報日本語版2022.04.05 11:4817 ?? ??

 韓国型軽空母が北朝鮮の核・ミサイルに対応する3軸体系に寄与するという専門家の見解があった。

 

 韓国国防研究院のユ・ジフン現役研究委員とニューヨーク州立大学ブロックポート校のエリック・フレンチ副教授は4日、「ウクライナ事態と国際政治の現実、そして韓国の軽空母」と題した論文で、「韓国の空母は、高度化する北朝鮮の核・WMD(大量破壊兵器)脅威を抑止・対応する海上基盤3軸体系(Kill Chain、KAMD、KMPR)の核心戦力として機能することで、韓米間の対北朝鮮連合防衛力の強化に寄与する」と主張した。

 

 続いて「北朝鮮の核・大量破壊兵器対応のために韓国が進める韓国型3軸体系の完全性向上のためには地上・海上・空中を基盤とする3軸体系の融合的発展が必要だ」とし「空母は単独または必要に応じて連合戦力と共に敵の核心標的打撃、多層ミサイル防衛・防空作戦遂行などを通じて、海上基盤3軸体系の実現の核心手段として機能することで、韓米間の北朝鮮連合防衛力強化に寄与できる」と説明した。

 

 ユ委員とフレンチ教授は「大韓民国の海軍は2033年ごろ垂直離着陸戦闘機とヘリコプターを搭載できる約4万トン級の韓国型軽空母を配備・運用する計画」とし「韓国型軽空母は韓国型駆逐艦(KDX-II)、韓国型イージス駆逐艦(KDX-III)、韓国型次期駆逐艦(KDDX)、韓国型次期潜水艦(KSS-III)、軍需支援艦などの空母戦闘群の指揮艦として運用される」と紹介した。

 

 また「今回のウクライナ事態をきっかけに、インド太平洋地域に集中していた米国の努力が分散するという見方もあり、同盟・友好国に対するより積極的な役割拡大・寄与が要求される可能性も排除できない」とし「韓国の空母戦闘群は米国の核心同盟パートナーとしてインド太平洋地域の安定した域内秩序維持に寄与しようとする韓国の持続的な戦略的価値を米国に認識させることができる手段になる」と説明した。

(2)

  • 巧言令色、少なきかな仁。大言壮語美辞麗句が並ぶが、中身がサッパリ無い。

  チョイと長いが、上掲記事から「科白」を全て抜き書きしてみた。

1> 「韓国の空母は、
2> 高度化する北朝鮮の核・WMD(大量破壊兵器)脅威を抑止・対応する
3> 海上基盤3軸体系(Kill Chain、KAMD、KMPR)の核心戦力として機能することで、
4> 韓米間の対北朝鮮連合防衛力の強化に寄与する」

5> 「北朝鮮の核・大量破壊兵器対応のために韓国が進める
6> 韓国型3軸体系の完全性向上のためには
7> 地上・海上・空中を基盤とする3軸体系の融合的発展が必要だ」

8> 「空母は単独または必要に応じて連合戦力と共に
9> 敵の核心的標的打撃、多層ミサイル防衛・防空作戦遂行などを通じて、
10> 海上基盤3軸体系の実現の核心的手段として機能することで、
11> 韓米間の北朝鮮連合防衛力強化に寄与できる」

12> 「大韓民国の海軍は2033年ごろ垂直離着陸戦闘機とヘリコプターを搭載できる約4万トン級の韓国型軽空母を配備・運用する計画」

13> 「韓国型軽空母は
14> 韓国型駆逐艦(KDX-Ⅱ)、韓国型イージス駆逐艦(KD-XⅢ)、韓国型次期駆逐艦(KDDX)、韓国型次期潜水艦(KSS-Ⅲ)、軍需支援艦などの
15> 空母戦闘群の指揮艦として運用される」

16> 「今回のウクライナ事態をきっかけに、
17> インド太平洋地域に集中していた米国の努力が分散するという見方もあり、
18> 同盟・友好国に対するより積極的な役割拡大・寄与が要求される可能性も排除できない」

19> 「韓国の空母戦闘群は
20> 米国の核心同盟パートナーとしてインド太平洋地域の安定した域内秩序維持に寄与しようとする
21> 韓国の持続的な戦略的価値を米国に認識させることができる手段になる」


 では、問題です。「一体、韓国型軽空母は、何をする、何ができるのでしょうか?」

 上記3>から、「海上3軸大系(Kill Chain、KAMD(韓国型対空対ミサイル防御)、KMPR(韓国型大量反撃報復概念(*1)))の核心戦力として機能する」であり、これにより上記4>「対北朝鮮連合防衛力の強化に寄与する」そうだ。また、上記9>「敵の核心標的打撃、多層ミサイル防衛/防空作戦遂行などを通じて」も、同じこと(*2)が出来る、らしい。

 後は、「排水量4万トン級で、垂直離着陸戦闘機とヘリコプターを搭載し(って事は、カタパルトは搭載しない、って事だ。)、2033頃配備」(上記12>)で、「空母戦闘群の指揮艦(って、普通の日本語では「旗艦」だろう。)」(上記13>~15>)となる。上記19>~21>は、上記14>で羅列された随伴艦と組んだ「空母戦闘群」で、要は「アメリカに一目置かれる/置かせる」ってことらしいが、これは「空母戦闘群として」であって「空母単独ではない」と言えよう。

 さてそうすると、「韓国型軽空母」は具体的に何をするかと言うと・・・実に「4万トン級で2033頃配備。カタパルト無し。」としか、言っていない。「垂直離着陸戦闘機とヘリコプターを搭載」と尤もらしく書いているが、「4万トンの空母が航空機を搭載する」のは当たり前で、そもそも「航空機を搭載しない」ならば「空母ではない」。また、実質「F-35B(*3)とヘリしか運用できない」らしい。これの意味する所は、「空母としては限定的な機能しか有しない(*4)」であり、特に「航空兵力としては、搭載機であるF-35Bとヘリの能力と、搭載機数により、制限される。」と言うこと。

 それ即ち、KAMD(韓国型対空対ミサイル防御)もKMPR(韓国型大量反撃報復概念)も主として「韓国型軽空母に搭載するF-35Bの能力と機数」に依存しており、「地上の航空基地に対して大いに劣る」と言うこと。大体空母搭載のF-35Bに「大量反撃報復概念(MPR)」を担わせるって、一体何機搭載するつもりなのだろうか。

 海上基盤3軸体系の核心的手段と上掲記事は喧伝しているが、「海上」ってのが味噌で、海上で「3軸体系」を担えるのは、空母ぐらいしか無い(*5)から、斯様な「宣伝文句」になるんだが・・・地続き/陸続きの北朝鮮や中国相手に「基盤3軸体系の海上プラットフォーム」がどれ程役に立つのか、意義があるのか、大いに疑問である。(*6)
 
 「ウリ達の韓国型軽空母は、日本の”いずも”よりも大きいニダ!」とか、言ってそうだよなぁ。

 挙げ句の果てが、空母戦闘団を編成して、アメリカにも一目置かせる。って、そりゃ数揃えれば「格好だけは付く」だろうが、その本質実質から言えば、「見栄を張っている」以上の効果は、一寸見込めそうに無い・・・韓国軍って、こんなのばっかりだけどな。「形だけ疑似ステルス形状で、お披露目はしたが未だ飛行しておらず、それでも輸出する気満々の韓国型戦闘機KF-21」とか、「やたらにゴツくて重くてオマケに擲弾は自爆する事故頻発の新型複合自動小銃」とか。


  • <注記>
  • (*1) 「韓国型」って付くと、大概ろくでもない劣化版だ。 
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  • (*2) 「海上基盤3軸体系の核心戦力として機能する」と、「海上基盤3軸体系の実現の核心的手段として機能する」は、同じこと/同じ意味としか、私(ZERO)には思えないから。
  •  ってぇか、上記5>~7>と上記8>~11>は、「全く同じことを、多少表現を変えて、2回繰り返している」としか、私(ZERO)には思えず、「チョウセンジンの頭の悪さの見本」としか、思えない。 
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  • (*3) 現時点では西側唯一の垂直離着陸戦闘機。韓国のことだから、東側航空機を装備することも、あり得なくは無いが。
  •  ハッ、ヒョッとして、KF-21垂直離着陸型とか言う「壮大なる夢」を描いていたりするんだろうか?少なくとも垂直エンジンの追加と可変ノズルの採用。普通はエンジン取っ替え=設計大幅変更が、必要なんだが。 
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  • (*4) 空母として一応十全な能力を発揮するには、カタパルトが不可欠で、真面なカタパルト付き空母を保有しているのは、米海軍と仏海軍ぐらい、だが。 
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  • (*5) ああ、対ミサイル対空防御AMDならば、イージス艦の様なミサイル駆逐艦DDGの方が、適任な気もするがな。 
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  • (*6) あ、「対日戦」を想定すると、相応に意味/意義があるのか。そう言う事か。