• 日韓対話、するだけ無駄だ。-【毎日社説】日韓外相が会談 地域安定へ対話の強化を

 韓流推しをはじめとするアカ新聞どものチョウセンジン大好きっぷりは、多分「アカ繋がり」なのだろうが、下掲毎日新聞社説にもあるような兎も角韓国とは仲良くしろ(=日本政府は譲歩しろ)。日韓関係を改善しろ」って主張は、どこから来るんだろうねぇ。
 
 隣国同士だから」かぁ?隣国同志仲が悪いのは、良くあること。国境紛争は隣国同士でないと起きないし、戦争なんてのは隣国同士(特に地続きの隣国同士)だからやりやすい。間に国が挟まっていると、「緩衝国」と言って「戦争はやりにくい」のだ。(「やらない/やれない」訳では無い。「緩衝国を、敵国へ攻め込む前に血祭りに上げてしまえ」ば良い。第一次大戦でも第二次大戦でも、ベルギーはドイツの対仏進撃路となり、文字通り「蹂躙された」。)

 下掲するは、何やら「日韓の外相同士が会談した」と言うだけで、「日韓関係を改善しろ」とまたぞろ言い出した、毎日新聞の社説である。

  • 【毎日社説】日韓外相が会談 地域安定へ対話の強化を

 

 

  https://mainichi.jp/articles/20220215/ddm/005/070/112000c

  

 

オピニオン

 朝刊政治面

毎日新聞 2022/2/15 東京朝刊 838文字

 

 林芳正外相が韓国の鄭義溶(チョンウィヨン)外相と米ハワイで会談した。対面での外相会談は5カ月ぶりで、林氏の就任後は初めてだ。

 

 会談では、北朝鮮への対応を含め、地域の安定にとって日韓協力が重要であることを確認した。北朝鮮によるミサイル発射が相次ぐ中、安全保障分野で連携を強化するのは当然だ。

 

 

 関係悪化の原因となっている元徴用工、元慰安婦、半導体素材の輸出規制といった問題では、主張は平行線をたどった。日本が世界文化遺産に推薦した「佐渡(さど)島の金山」を巡っても、双方の立場は食い違ったままだ。

 

 一方で、健全な関係に戻すため、外交当局間の協議や意思疎通を活発化させることでは一致した。深刻な相互不信から抜け出すのに対話の強化が必要なことは論をまたない。有言実行を求めたい。

 

 

 ブリンケン米国務長官を交えて開かれた日米韓外相会談の共同声明は、北朝鮮の行動に懸念を示すと共に、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調した。ミャンマーやウクライナの情勢、気候変動や感染症対策など地球規模の課題も取り上げた。

 

 林氏は共同記者会見で、日米韓の連携が「地域の平和と安定にとって不可欠だ」と語った。鄭氏も「協力の範囲は広がり続けている」という認識を示した。

 

 

 しかし日韓関係の悪化が、米国を含めた3カ国の連携に水を差しているのが実情だ。

 

 米国は先週発表した「インド太平洋戦略」で、日本と韓国を名指しして関係改善を求めた。米国の東アジア戦略の支障になりかねないという懸念を示したと言えるだろう。

 

 米中対立が激化する中、東アジアの安定に対する日韓両国の責任は重い。関係悪化を放置することは自らの国益も損なう。そうした自覚を持つ必要がある。

 

 

 韓国では来月の大統領選を受けて、5月に次期政権が発足する。与野党の有力候補はいずれも、日韓関係の改善が必要だという認識を示している。

 

 もつれた糸を解きほぐすのは簡単ではない。両国政府は今回の外相会談を機に丁寧な対話を重ね、事態打開を目指して努力しなければならない。

 

  • 条約も合意も約束も守らない相手と、何も話すことなぞ無い。

 先ずは日韓基本条約と日韓慰安婦合意を守り、履行しろ。話が始まるとしたらそれからで、それが無ければ話はお終い。それ以上でも、それ以下でも、無い。

 再三繰り返す通り、日韓関係は、「悪化している」のではない。

 日韓関係は、「終わっている」のである。

 日韓関係を「終わらせた」のは、徹頭徹尾完全無欠完璧無瑕疵に、一点の疑義の余地無く一片の情状酌量の余地無く、韓国である。特に(他にも数え切れないぐらいにあるのだが)「韓国が一方的に勝手に、日韓基本条約違反を放置し、日韓慰安婦合意を反故にした」ために、「終わった」のである。

 日韓関係が「再開する」としたら、それは、韓国が日韓基本条約と日韓慰安婦合意を履行した場合、だけである。その履行が無ければ、章題にもした通り、条約も合意も約束も守らない様な相手とは、話をするだけ無駄であり、外交対象として扱えないのである。

 それは、韓国が隣国であろうが、「良好な日韓関係が地域安定に資そう」が、関係ない。条約も合意も約束も守らない相手とは、条約も合意も約束も意味を成さないのだから、成立しない。暇潰しのおしゃべり相手ぐらいにはなるのかも知れないが、外交交渉は成立しない。

 何故ならば、外交交渉というモノは、密約かも知れないし紳士協定や暗黙の了解かも知れないし不文律かも知れないが、何らかの約束/合意/条約を成立させ、以て国益に資する事が目的であるから。故に「約束/合意/条約を守らない相手」とは、逆立ちしても「外交関係は、成立しない。」。QED、って所だ。

 ああ、「条約は、破るためにある。」なんて言葉はあるよ。だがこの言葉は、「大抵の条約は守られる」のが前提条件となっている。大半の条約が守られる中で、ここぞという肝心要の条約(=中立条約とか不可侵条約など)を破ることで、政治的奇襲をかけ有利な状況を作り出すのが、「条約は、破るためにある」という言葉の意味。
 言い替えるならば、「条約は破るためにある」と言い条、その「破る条約」は極少数であり、それ以外の大半の条約を守っているからこそ「破った条約」の効果がある。

 「ハナっから条約を守らない相手」とは、「いかなる条約も意味を成さない」のであるから、早晩「そんな相手と条約を結ぶ者は居なくなる」か・・・・「破られても痛痒の無い/少ない条約しか結ばれなくなる」だろう。

 今の韓国は、少なくとも日韓関係に関する限り、正に「ハナっから条約を守らない相手」である。だからこそ、日韓関係は「終わった」のであり、再開の目処は全く無い。幾ら毎日社説が「日韓友好」を叫ぼうとも、な。