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琉球新報の「勝手な期待」-【琉球新報社説】枝野立民代表辞任 リベラルの原点忘れずに
知っている人以外は誰も知らなかろうが、あ・の・鳩山由紀夫は、弊ブログではそのフルネームで以て「人類の英知の及ぶ限り最大限・最悪の悪罵」と認定されている、あ・の・鳩山由紀夫は、沖縄二紙では「悲劇のヒーロー扱い」なのである。「普天間基地の沖縄県外移設を志したが、志半ばで首相の座を追われた」ってことになっている、らしい。
「普天間基地移設問題」シリーズを弊ブログの「金字塔」と考えて居る私(ZERO)に言わせれば、噴飯物どころでは無い。普天間基地問題を「惹起した」とは言い難くとも「大問題化した」のは間違いなく鳩山由紀夫である上、アチラこちらに良い顔して嘘吐きまくり、挙げ句の果てに何も出来ずに放り出して首相を辞めた(だけで、国会議員は辞めなかった)のが鳩山由紀夫であり、その経緯は「普天間基地移設問題」シリーズ記事として我ながら克明に記録してきた。
で、「鳩山由紀夫無き」現在は、「民主党の後継者」とも言うべき立憲民主党に(未だに)期待している、らしい。
【琉球新報社説】枝野立民代表辞任 リベラルの原点忘れずに
【琉球新報社説】枝野立民代表辞任 リベラルの原点忘れずに
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1418623.html
2021年11月5日 05:00
社説
立憲民主党の枝野幸男代表は2日、敗北した衆院選の責任を取り、代表を辞任する意向を表明した。立民は改選前の110議席を96議席に減らし、結党以来党を率いてきた枝野氏もトップの座を退くことが避けられなかった。
共産党などとの野党共闘の戦略の成否に焦点が当たるが、地方組織が脆弱(ぜいじゃく)なことなど基盤の弱さも露呈した。リベラルな社会や政策を指向する有権者の受け皿になるという原点を肝に銘じながら、態勢の立て直しが急務となる。
沖縄については、立民は衆院選公約で米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設について「中止」を打ち出した。今後、新たな代表選びが本格化する。党首交代で新基地反対の公約が簡単にぶれることがあってはいけない。
2017年の衆院選を前に、当時野党第1党の民進党が小池百合子氏率いる希望の党への合流を進めたが、小池氏が政策で一致しない議員を受け入れないと表明したことから、「排除」の対象となるリベラル派議員が反発する事態となった。
有権者の間にも、民進と希望の合流で国政にリベラル支持層の受け皿がなくなるという危機感が広がり、SNS上で「枝野立て」のコメントが話題となった。そうした期待を背負って新党結党に動き、自民1強政治に対抗する150人規模の野党第1党へと立民を押し上げてきた枝野氏の実績は評価したい。
森友・加計問題や「桜を見る会」を巡る問題、日本学術会議の会員任命拒否など、長期政権による政治の私物化という弊害が顕著になった。憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認など、政権が数の力に物を言わせて重要法案を押し切っていく事態も相次いだ。法によって国家権力を縛る立憲主義の基本原則を主張する勢力の重要性が損なわれることはない。
立民は今回の衆院選で213の選挙区で4野党と候補者を一本化して臨んだが、与党系139勝に対し5野党は59勝で終わった。ただ、1万票差以内で敗れた選挙区は30を超える。枝野氏が主導した野党の共闘は競り合いに持ち込んだものの、躍進にはつなげられなかった。
全国で小選挙区の投票率は55.93%にとどまった。戦後3番目の低さだ。なぜ有権者は投票所に足を運ばなかったのか。野党共闘は自公との対決姿勢を鮮明にしたが、政策論争が十分有権者に届かなかったのではないか。有権者の声に耳を傾け、問題の所在を明らかにし、解決策を提示することが政党の役割だ。立民は今後、自らの立ち位置を有権者に示すことが求められる。
米軍基地の県内移設反対の民意が何度も示される中で、自民党は辺野古新基地建設を進める姿勢を貫いている。沖縄の声を受け止める勢力が国政から失われれば、政治への失望を広げることになる。
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「辺野古移設反対の民意を受けた」のが、あの民主党政権であろうが。
「最低でも県外」と当時の党首が選挙で口走って「政権交代」を果たし、その党首が日本国首相となった。
で、どうなった?
「Trust Me!」と合衆国大統領を謀り、「誰もが納得する腹案がある。」と豪語しながら、普天間基地移設先の日本政府案どころか民主党案すらとりまとめられないまま、原案の「辺野古移設」へと回帰した。それが、「辺野古移設反対の民意を受けた民主党政権」の、鳩山由紀夫の顛末だ。
今更今頃、当時民主党そのものであった立憲民主党が、「辺野古移設反対の民意を受けた」所で、政権与党の座にすら無いというのに、何が出来るモノかよ。
沖縄の民意は、沖縄の民意でしか無い。沖縄県民は、日本国民の一部でしか無い。
国防は国の所掌であり、日本政府は日本国としての判断を優先する。当たり前であろうが。
忘れるンじゃぁ無い。沖縄は、最前線だ。最前線から下手に兵を引けば、戦争誘因だぞ。
ナチスドイツのラインラント進駐に対し英仏軍が出兵しなかった史実は、「前線に兵を送らなかった」事例であるが、其れが第2次大戦を惹起した史実・事実も、忘れるンじゃぁ無い。
平たく言って、「基地負担」如きで「兵力の配分を決める」なんてのは、論外なのである。