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「朝日のペット」。ハッキリ言って、蔑称だぞ。ー【AERA】石破茂元幹事長の単独インタビュー「”森友”の再調査は国民への責任」i
”teacher's pet”を直訳すれば、「先生のペット」だろう。が、犬や猫のような愛玩動物のことでは無く、先生に対する生徒(の一部)を指すそうだ。「先生のお気に入り」とか「先生のご贔屓」ってのは、随分と好意的な「和訳」で、「良い子ぶりっこ」「優等生ぶりっこ」「先生に取り入ろうとするおべっか使い」ってかなり否定的なニュアンスを持つ言葉、だそうで、「先生の腰巾着」とか「先生の依怙贔屓」とか和訳すべき言葉、なのだそうだ。
タイトルにした「朝日のペット」ってのは、この”teacher's pet”の否定的ニュアンスから思い付いた、私(ZERO)の造語。無論、否定的なニュアンスであり、ここでは石破茂氏の事を指している。
ナンでも、管総理の次の総理を事実上決める自民党党首選に出るんだか出ないんだか良く判らない状態(この時点で)の石破茂に、AERA誌が「単独インタビュー」したんだ、そうだ。
まあ、「結果は目に見えている」気がする、がな。
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【AERA】石破茂元幹事長の単独インタビュー「”森友”の再調査は国民への責任」
【AERA】石破茂元幹事長の単独インタビュー「”森友”の再調査は国民への責任」
石破茂元幹事長に単独インタビュー 「“森友”の再調査は国民への責任」
https://dot.asahi.com/aera/2021090900036.html?page=2
AERAオンライン限定
2021/09/09 17:53
野村昌二
筆者:野村昌二
自民党総裁選で動向が注目されるキーマンの一人、石破茂氏(64)。 5度目の出馬については「白紙」だと繰り返す、その胸中を聞いた。
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──【Q1】これまでに4回、総裁選に出馬し、その都度、政策も主張してきました。4度敗れましたが、今回また立とうと考えているのはなぜですか。
【A1】 もし立候補するとすれば、それは野党であった時の自民党、その時の思いをもう一回取り戻すためです。
──【Q2】2009年の衆院選で、自民党は300あった議席を119にまで減らし惨敗、野党に転落しました。
【A2】 野党時代の自民党総裁は、谷垣禎一さんでした。その時に我々は、何でこんなことになったんだと徹底的に議論をし、翌年、新しい綱領をつくりました。そこではわが党の在り方として、野党だろうと反対勢力だろうと、全ての人に真摯に向き合い、ごまかしでなく真実を語り決断しなければいけないと定めました。
もう一つ、政策をつくるに当たり、全ての人に公平・公正でなければいけないとしました。その新綱領の精神にもう一度、立ち戻らなければだめなんです。
──【Q3】ということは、12年以降の「安倍・菅政権」の約9年間で、その精神が失われたままだということでしょうか。
【A3】 安倍政治はここが良くなかった、菅政治のここが良くなかったと言ってみても始まらない。もう一度野党だった時の精神に立ち返ろうということです。
──【Q4】しかし、安倍・菅政権では、森友学園や加計学園の問題、桜を見る会などが起きても自らで問題を解決する自浄作用が働かなくなった印象を受けます。
【A4】 それはすごく感じています。おかしいことはおかしいといえない空気が出てきてしまったと。その空気ごと変えないといけない。
──【Q5】つまり今回、誰が総理になっても「看板の掛け替えではいけない」ということでしょうか。
【A5】 その通りです。そのためには、自民党が変わらなければいけないことははっきりしています。そうでないと、表紙の書き換えで終わってしまう。
──【Q6】現在、岸田文雄氏、河野太郎氏、高市早苗氏、野田聖子氏らが立候補を表明、調整しています。各候補者に言いたいことは。
【A6】 特に、誰に何をということはありません。
──【Q7】そもそも、今回の菅義偉首相の突然の総裁選不出馬をどう見ましたか。世間からは、「政権の投げ出しだ」という批判の声もあります。
【A7】 報道を通じて見ている国民には「嫌になったから投げ出した」と映ったかもしれません。しかし、私は菅さんが不誠実な政治をしてきたとは思っていません。不出馬表明で一番苦しい決断だったのはご本人ですよ。だけど、そういうご批判を受けるのも政治家の仕事だと思います。
──【Q8】常々、ご自身は総裁になるのは、「目的」ではなく「手段」だと言ってきました。総裁に選ばれた場合、最重要課題は何でしょうか。
【A8】 まずはコロナ対策です。しかし、21世紀は感染症の世紀。コロナが終息しても、次の感染症が出てくるでしょう。そのためにも、医療体制の抜本的な見直しと充実が不可欠です。
それ以外にも、人口の急激な減少を止める、地球温暖化に対して抜本的な対策を行う。その前提として、個人の所得を増やし格差を是正する。この三つも待ったなしです。
──【Q9】森友・加計学園問題、桜を見る会の再調査をずっと明言してきました。総理になったら、実行しますか。
【A9】 それが国民に対する責任を果たすということでしょう。
──【Q10】今、国民が求めているのは、説明を尽くすリーダーです。菅政権における「説明なき政治」が国民の信頼を失わせたと思います。総理になった時、どういう姿勢で国民と向き合いますか。
【A10】 私が常に言っているのは、「納得と共感」です。国会は説明する場だと思っていますし、それでも足りなければ街頭にも出ました。徹底して説明して、納得してもらう。これは、総理になっても変えることはありません。
(構成/編集部・野村昌二 9月6日に電話インタビュー)
※AERAオンライン限定記事
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いい加減、野党へ行けや。
>【Q9】ー森友・加計学園問題、桜を見る会の再調査をずっと明言してきました。総理になったら、実行しますか。
>【A9】 それが国民に対する責任を果たすということでしょう。
・・・「何をか言わんや」ってヤツだな。ほとんど説明の要がないぐらい。
立民党もその「公約」の一つに(それも、最初に発表した7項目の一つに)「森友問題再調査」を掲げていたが、野党の立場で此処数年「追求」し続けて何一つ立証出来ずに、赤木さんを自殺へ追いやっただけの野党が、「政権取った所で、何やるんだろう?」と思ったモノだ。
で、石破茂はここ数年与党第一党たる自民党の一派閥の領袖という身分で「森友・加計学園問題、桜を見る会の再調査」をずっと明言して来た」そうだが、その間の「国民に対する責任」とやらは「再調査を明言」したことで「完全に果たされてしまった」のかな?
あ、違うな。AERA誌の質問【Q9】は「総理になったら、実行しますか。」で、コレに対する石破茂の答えが【A9】「それが国民に対する責任」であるから、「石破茂が総理にならなければ、実行する必要が無い」訳だ。
それはやはり、「再調査を明言」したことで「(総理とならない間の)国民に対する責任は、完全に果たされてしまった」ことになる、のだろうさ。後の情報では、石破氏は今回の自民党党首選への出馬を断念したそうだから、やっぱり「再調査を明言」しただけ、らしいや。
自民党の間口の広さ、多様性は、一種の利点ではあろう。ほぼ戦後この方「永久与党」的地位にあり(一部・一時期例外あり)、「悪夢の民主党政権時代」以降はその地位が更に盤石となっているのは、この「自民党の多様性」と無関係ではあるまい。
とは言え、こんな「野党並み」であり、「獅子身中の虫」とも言い得そうで、どうやら「朝日のペット」であるらしい石破茂(並びに石破派)を「自民党公認の議員」としていることは、自民党としても、石破茂氏としても、大いに疑問に感じるぞ。