• つまらぬ東京五輪中止勧告ー【ロイター】東京五輪、今の感染状況なら「普通はない」と分科会の尾見会長

 

 

  • 【ロイター】東京五輪、今の感染状況なら「普通はない」と分科会の尾見会長

  • 東京五輪、今の感染状況なら「普通はない」と分科会の尾身会長

 

  https://jp.reuters.com/article/idJPL3N2NK2FY

 

 2021/06/02 18:35

 

 

東京五輪、今の感染状況なら「普通はない」と分科会の尾身会長c Reuters/POOL 東京五輪、今の感染状況なら「普通はない」と分科会の尾身会長

[東京 2日 ロイター] - 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は2日の衆院厚生労働委員会で、現在の感染状況で東京五輪・パラリンピックを開催することは「普通はない」と語り、開催する場合には理由を明確に説明すべきとの認識を示した。

 

尾身氏は「今のパンデミックの状況で開催するのは普通はない」と発言。「そもそも、五輪をこういう状況の中で何のためにやるのか。それがないと、一般の人は協力しようと思わない」と語った。

 

「やるということであれば規模をできるだけ小さくして、管理体制をできるだけ強化するのが五輪を主催する人の義務だと思う」とも述べた。

 

  • この前のパンデミックは、スペイン風邪ではないか?

 スペイン風邪流行は、第1次大戦下だったから、そりゃ五輪どころでは無かったろうが、「スペイン風邪のために五輪どころでは無かった」訳ではないよな。

 スペイン風邪の前のパンデミックッてぇと、ヒョッとして近代五輪「再開」以前か。してみると、「パンデミック下の五輪」ってのは、(スペイン風邪流行下&第1次大戦下を除くと)古代五輪まで遡ってしまいそうだ。

 即ち、パンデミック下の五輪というのは、随分遡らないと前例・事例が無い。」

 であるならば、今のパンデミック状況下で開催するのは普通ない」のは、ある意味当たり前で、評価するさえバカバカしい。「パンデミック下の五輪」というのが「滅多にない事態」なのだから。「普通無い」のは当たり前だろう。

 新型コロナウイルス感染症分科会会長としては、防疫だけ考えて居れば良いのだろうさ。だから五輪も中止が望ましいし、鎖国、戒厳令、ロックダウンも賛成することはほぼ間違いない。ある意味「気楽な商売」である。それに、左様に「防疫重視の提言」をしておけば、「責任回避」にもなるのだろう。

 ああ、逆に「東京五輪敢行」を主張すると、些かなりとも「武漢肺炎感染拡大」した場合に責任を問われかねないか。保身という点でも「五輪中止が望ましい」ぐらいは、言いそうな立場、と言うことだ。

 言い替えるならば、新型コロナウイルス感染症対策分科会会長殿の「東京五輪中止勧告」なるモノは、「傾聴に値しない」と言うことだ。この人は、そう言う立場なのだから。
 
 逆ならば、新型コロナウイルス感染症対策分科会会長殿が敢えて「東京五輪敢行」を主張したならば、そこに何某かの「傾聴に値する根拠」がありそう、ではあるな。