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さて、チョウセンジンのアカは何と言っているのかな?ー【ハンギョレ社説】「北朝鮮への原発は利敵行為」という主張、無責任だ
【ハンギョレ社説】「北朝鮮への原発は利敵行為」という主張、無責任だ
「北朝鮮への原発は利敵行為」という主張、無責任だ
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/39014.html
登録:2021-02-01 05:31 修正:2021-02-01 07:53
【】「国民の力」のキム・ジョンイン非常対策委員長が31日、国会で開かれた「対北朝鮮原発疑惑緊急対策会議」に参加し、政府が真相を明らかにしないのであれば、国会レベルでの措置が必要だと主張している/聯合ニュース
【1】 野党「国民の力」のキム・ジョンイン非常対策委員長が提起した「北朝鮮原発建設推進疑惑」が、すべての問題を覆いつくす政争のブラックホールになっている。キム委員長は29日、「月城(ウォルソン)原発経済性操作および公文書不法破棄事件」の控訴状を根拠に、「文在寅(ムン・ジェイン)政権が北朝鮮に極秘裏に原発に建てようとした」とし、「衝撃的な利敵行為」だと非難した。その後、「国民の力」は連日、文在寅大統領に向けた攻撃を繰り広げている。キム委員長は31日、秘密裏に推進した理由を明らかにするよう求め、チュ・ホヨン院内代表は「特別検察と国政調査」を主張した。ナ・ギョンウォン前議員とオ・セフン前ソウル市長も「原発北朝鮮上納事件」だと規定し、政治争点化に乗りだした。
【2】 野党が政府の政策を批判・検証するのはいくらでも可能だ。しかし、状況と心証だけで「利敵行為」だと決めつけ、理念対立をあおり立て、政争の手段として悪用するのは、無責任きわまりない。特に、野党第1党の代表であるキム委員長が「こういう途方もない事案は、公務員が自発的に検討したということを誰も納得できない。政権レベルで、(北朝鮮への)返報として北朝鮮への原発を推進したのだ」という形の主張だけを繰り返すのでは、説得力がない。「国民の力」の外交安保特別委員会の声明でも「控訴状に示された文書は『北朝鮮地域原発建設推進案』などで、ファイル名だけをみても政府レベルの具体的な検討をしたのではないかという疑惑を提起するのには十分だ」と書かれているが、これを具体的に裏付けるほどの客観的な証拠は提示できなかった。国益を考える責任ある野党であるならば、南北関係のような敏感な事案では、より一層冷徹に事実関係を先に確認し、適切な根拠をそろえて疑惑を提起するのが当然なことだ。
【3】 大統領府と政府も、疑惑の解消に率先しなければならない。偽りの主張を崩すためには、事実関係を明確に明らかにすることが必要だ。野党の攻勢を「北風工作」だと非難するのは、政争を早期に解決するのには効果的になりえない。資料の削除で議論の原因を提供した産業通商資源部がこの日、「文書は6ページの分量で、序文に『内部検討資料であり、政府の公式立場ではない』と明示し、北朝鮮だけでなく韓国内の地域に原発を建設した後に北朝鮮に送電する案に言及するなど、アイデアのレベルの様々な可能性を記述している」と明らかにしたのは幸いだ。より積極的な情報公開により、不必要な政争を一日も早く終わらせなければならない。ただでさえ新型コロナで手に負えないというのに、政界は根拠も不確実な混乱と分裂をあおり立てる言動を控えてほしい。
韓国語原文入力:2021-02-01 02:45
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典型的な論点ずらし
チョウセンジンには良くあることのようだが、肝心要の処がすっぽり抜け落ちている。「北朝鮮に原発を提供する事が、韓国にとって利敵行為となるか、否か。」って点はほぼ完全にスルーして、「北朝鮮に原発を提供する案に現・文大統領政権が関与したとする根拠が薄弱だ。」から「無責任だ」と評し、喧嘩両成敗的に「与野党共に自制を求める」って主張/社説だ。
「北朝鮮に原発を提供する事が、韓国にとって利敵行為となる」上に、「現・文大統領政権がこの案に関与していない」ならば、「官僚による外患誘致(*1)」とも言うべき大事(おおごと)であり、「官僚の謀反」とさえ言えそうで、国家反逆罪の対象ともなりかねない。
「北朝鮮に原発を提供する事が、韓国にとって利敵行為となる」上に、「現・文大統領政権がこの案に関与していた」ならば、それ以上の大事(おおごと)で、「国家元首による外患誘致(*2)」とさえ言える。まあこれは、「いつものこと」ではあるが、左様な大事(おおごと)が「いつものこと」である事自体が、異常なのである。
「北朝鮮に原発を提供する事が、韓国にとって利敵行為とならない」ならば、左様指摘すれば済む話で在り、現・文大統領政権関与の有無は「大した問題では無い」ことになる。
だぁが、上掲ハンギョレ紙社説は「北朝鮮に原発を提供する事が、韓国にとって利敵行為とならない」とは、主張も指摘もしていない。かかる主張・社説は、間接的ながら、「北朝鮮に原発を提供する事が、韓国にとって利敵行為となる」と、ハンギョレ紙自身が認識していることを、示唆している(*3)。
更に言えば、上掲社説パラグラフ【3】で、現・文大統領政権与党が「当該文書には、韓国国内に原発を建設して北朝鮮に送電する案も記載されている。」と「反論」し、上掲社説もこれを是としている事も、「北朝鮮に原発を提供する事が、韓国にとって利敵行為となる」というのが、ハンギョレ紙や現・文大統領政権与党を含む相応に広範な「共通認識」であることを示唆している。
であるならば、当該文書に「韓国国内に原発を建設して北朝鮮へ送電する案」が併記されていようがいまいが、はたまた当該文書作成に現・文大統領政権が関与していようが居まいが、「利敵行為となる北朝鮮への原発提供を(一案として、かも知れないが)公的に検討している」事自体は、韓国の安全保障にも関わる大問題の筈である。それも、未だ朝鮮戦争が終わっていない(*4)韓国に於ける、押しも押されもしない敵国(*5)たる北朝鮮への、利敵行為だ。
左様な大問題を・・・上掲ハンギョレ社説は「現政権が関与したとする証拠が不明確」などと抜かし、「そんなことより他のことをやれ。」と主張しているのである。
そりゃぁ、韓国の左翼が北朝鮮の手先なのは、理の当然かも知れないが、それにしても露骨すぎやぁしないかね。
- <注記>
- (*1) 半島史や大陸史では、結構事例がある。
- (*2) これも、朝鮮史には結構事例がある。
- (*3) 普通に考えれば。何しろチョウセンジンときたら「国を挙げての強請タカリで、キチガイ揃い」だから、常識はあ余り通用しない。
- (*4) 朝鮮戦争は、停戦しているだけで、終戦に至っていない。いつでも、再開できる。
- (*5) 中国は「正規軍では無く、義勇軍として、朝鮮戦争に参戦した」事になっているから「押しようがある敵国」と言えよう。
- まあ、敵国であることは間違いないがな。それも空前絶後史上初の「国連軍の敵国」だ。