モリカケの次は「桜を見る会」らしいが、他に追求するネタは無いのかね?ー朝日、毎日、東京社説の「桜を見る会」批判
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いや、まあ、柳の下のドジョウ狙いというか、三度目の正直狙いというか(*1)、またぞろの「安倍首相のスキャンダル狙い」が「桜を見る会」らしく、アカ新聞各紙が社説に掲げている。
だが、モリカケに続き「二度あることは三度ある」に、6万ゼニー賭けても良いな。
だが、モリカケに続き「二度あることは三度ある」に、6万ゼニー賭けても良いな。
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<注記>
- (*1) 一匹目と二匹目がモリカケじゃぁ、「柳の下のドジョウ狙い」と言う表現は、適切では無いな。
①【朝日社説】桜を見る会 首相の私物化許されぬ
桜を見る会 首相の私物化許されぬ2019年11月13日05時00分税金で賄われる内閣の公的な行事を私物化していると批判されても仕方あるまい。安倍首相にはきちんと疑問に答えてもらわねばならない。
毎春、東京・新宿御苑で行われる首相主催の「桜を見る会」の出席者が、第2次安倍政権発足以降、年々増え続け、首相の後援会関係者が大勢招待されていることが明らかになった。
「開催要領」には計約1万人と明記されているにもかかわらず、今年の参加者は5年前より4千人以上多い約1万8200人。予算は毎年一律の約1767万円だったが、実際の支出は膨らみ続け、今年は3倍以上の5519万円となった。ずさんな予算管理に驚く。
なぜ、これほど参加者が増えたのか。先週の参院予算委員会で、共産党議員が問題視したのが、首相や閣僚、自民党国会議員の後援会関係者の招待だった。とりわけ、首相について、都内のホテルで開かれた前夜祭に850人が出席し、当日はバス17台に分乗して会場に向かったという、今年の参加者からの情報を示し、「後援会活動そのものではないか」と追及した。
1952年に当時の吉田茂首相が始めたこの会は、各界で「功績・功労」のあった人たちを慰労し親睦を深めるのが目的とされる。開催要領は、招待の対象を皇族や各国大使、国会議員、都道府県知事らのほか、「その他各界の代表者等」と定める。この「その他」に後援会関係者が含まれるとみられるが、個々の議員の活動を支える支援者を、国全体にとって「功績・功労」があったと認めるのは筋が違うだろう。
ところが首相は予算委で、「個人情報」を口実に、招待に関する具体的な説明を拒んだ。また、内閣府の担当者は、招待者名簿などの資料は会の終了後、「遅滞なく廃棄」したと述べた。翌年の準備のために保管しておくのが当然ではないのか。天皇、皇后両陛下が主催する園遊会の招待者名簿は公表されており、不透明きわまる。
首相は「招待者のとりまとめには関与していない」とも述べた。しかし、朝日新聞の調べで、首相の事務所名義で、桜を見る会を含む都内の観光ツアーを案内する文書の存在が明らかになった。
首相は13年以降、会の前夜に開かれる後援会との懇親会に欠かさず出席もしている。一連の経緯を承知していないはずはなかろう。
首相に近しい者が特別な便宜を受けたのではないか。森友・加計問題でも指摘された、政治の公平・公正に関わる問題であると、首相は深刻に受け止めるべきだ。
②【毎日社説】「桜を見る会」の支出増 公金私物化の疑問が募る
「桜を見る会」の支出増 公金私物化の疑問が募る
毎日新聞2019年11月13日 東京朝刊これも長期政権のおごりや緩みの表れなのか。首相が主催して毎春、東京・新宿御苑で開いている「桜を見る会」をめぐる運営実態の不透明さが浮き彫りになってきた。安倍晋三首相の地元後援会関係者が多数招待されていることに対し、公的行事の私物化ではないかと批判が出るのは当然だ。政府はあわてて今後、招待者を絞る検討を始めたというが、これまでの経緯をきちんと首相自身が説明する必要がある。
首相が出席し、酒や菓子もふるまわれる桜を見る会への参加は無料で、費用は税金でまかなわれる。戦後間もなく始まり、旧民主党政権時にも1度開かれた恒例行事だ。
ただし見逃せないのは2012年の第2次安倍政権発足後、招待者数や支出が急増している点だ。
今春の参加者は、14年度と比較すると約4500人増えて約1万8000人。費用も来年度予算の概算要求額は14年度の2倍近い約5700万円となっている。
共産党の調査によると、最近目立つのは安倍首相をはじめ、自民党議員の後援会関係者だ。首相の場合、上京した地元関係者は前夜、東京都内のホテルで約850人規模のパーティーを開いており、桜を見る会と事実上セットになっていたという。
そもそも招待者の人選基準はあいまいだ。安倍首相は国会で「各界で功績、功労のあった方々を招いている。地元には自治会やPTAなどの役員をしている方々もいるので後援会と重複することもある」と答弁したが、招待者が急増した説明とはなっていない。
人選を取りまとめているという内閣府は「関係書類は廃棄した」の一点張りだ。
支出増の理由は「テロ対策の強化や混雑緩和」と言うが、ならばより詳しい内訳を早急に公表すべきだ。
政治家が自分のカネで地元有権者に酒食をふるまえば公職選挙法違反となる。一方、公的行事を政治家が利用するのは税金を使った選挙対策とさえ言える。公私混同は政治権力を持つ首相が最もしてはならないことの一つのはずだ。
自民党議員にも「招待枠」が割り当てられているとの指摘もある。政権与党全体が、こうした問題に鈍感になっているのも否定はできまい。
③【東京社説】桜を見る会 「私物化」は許されない
桜を見る会 「私物化」は許されない2019年11月13日
安倍晋三首相が、自ら主催する「桜を見る会」に、後援会関係者らを多数招いていた。公金を使った便宜供与なら、違法性を問われかねない。あいまいな説明やごまかしは許されない。
毎年四月、東京・新宿御苑で行われる桜を見る会は、各界で功績のある人や著名人を首相が慰労する趣旨で開催され、無料で酒や食事、土産物が振る舞われる。
首相がこの場で選挙区の有権者を接待したのなら、公職選挙法が禁じる寄付行為や税金の目的外支出という財政法違反などに当たる可能性が出てくる。
八日の参院予算委員会で共産党の田村智子氏は、第二次安倍内閣以降、会の参加者と支出は伸び続け今年は参加者一万八千二百人、支出約五千五百万円と二〇一四年から五年間でそれぞれ一・三、一・八倍になっていると追及した。
内閣府の開催要領は、招待範囲として皇族や各国大使、最高裁長官、都道府県知事らに加え「その他各界の代表者等」を示す。この枠を使い、首相ら与党議員が後援者らを招いているとみられる。
首相の地元、山口県内の県議や市長、ライオンズクラブ会員などはたびたびブログや会報で会への参加を報告。今年はバス十七台に分乗して新宿御苑に向かったとの記述もあり、首相の後援者らの参加は数百人に上ったようだ。
このほか、萩生田光一文部科学相や稲田朋美元防衛相も、後援者が会に参加したことをネットなどで記している。
会が与党議員の後援会活動の場と化しているとしたら、公的行事の「私物化」であり、言語道断である。
首相は予算委で招待者を選ぶ基準を問われたが明確に答えられず、名簿公表も「個人情報」を理由に拒否した。会への参加が記念写真と共に公表されているのに、全く理屈に合わない。内閣府が招待者名簿を終了直後に廃棄したとしているのも極めて不自然だ。
首相の後援者には会の前日、都内のホテルで「前夜祭」が催されそこでも飲食が提供されたという。五千円の会費制で行ったとの証言もあるが、会場費などについての記載が首相側の政治資金収支報告書にはなく、政治資金規正法違反の疑いも指摘される。
安倍内閣では、後援者を観劇に招待し閣僚を辞任した例がある。首相の違法行為は内閣総辞職に値する。首相自身が説明を尽くさなくては疑いは一切晴れない。重い責任を感じるべきだ。
モリカケを含めて、問題を要約するとだな。
(1)モリカケの「モリ」は、「森友学園に対し国有地が不正に安価に売却されたのでは無いか?」と言う疑惑、だった。
(2)モリカケの「カケ」は、「半世紀以上ぶりに獣医学部新設が認められた加計学園は、学長が安倍首相のお友達だから、不当不正に新設が認められたのでは無いか?」と言う疑惑だった。
で、今回の「桜を見る会」問題は、
(3)「歴代首相が公費で開催している『桜を見る会』に、自民党議員後援会関係者が招待されたのは、不法不当では無いか?」と言う疑惑だ。
ドンドン『話がみみっちくなっている』と感じるのは、私(ZERO)だけだろうか?
一つの試みとして、上掲(1)から(3)が不当不正なモノとして、我が国益をどれぐらい損なっているか、被害額を算出して見よう。
上記(1)「モリ」は、「学園を作れるぐらいの広さの土地の不正値引き』だから、数億円規模って所だろう。
上記(2)『カケ」の被害額はなかなか難しいが(*1)、獣医学部という特殊施設を要しそうな新設学部を全て『国益の損失』と考えると、上記(1)「モリ」を超える被害額が算出できるかも知れない・・・直接的には、『新学部認可の手数料・手続き料』程度であるが。
で、今回の上記(3)『桜を見る会』の被害額はと言うと・・・
②1> 今春の参加者は、14年度と比較すると約4500人増えて1万8000人。
②2> 費用も来年度予算の概算要求額は14年度の2培近い約5700万円となっている。
②2> 費用も来年度予算の概算要求額は14年度の2培近い約5700万円となっている。
だそうだから、5700万円らしい。招待した1万8000人の全員が『不当宇不正な招待』として、な。ああ、毎年のことだから「年に5700万円」と言っても良いか。
5700万円というと、まあ(場所にも依るが)結構な一軒家が買えそうだから、「庶民感覚」では大金だろう。だが、国家予算としては、まあ「大した額では無い」なぁ。
大体、招待客は1万8000人と、凡そ2個師団も居るのだから、一人頭の予算で言えば3000円一寸。学生の呑み会でも、これよりかかることは幾らもありそうだ。
②3> 首相が出席し、酒や菓子もふるまわれる桜を見る会への参加は無料で、費用は税金でまかなわれる。
そうだが、その「ふるまわれた酒や菓子」に予算全てが割り振られたとしても(*2)一人あたり3000円一寸では、「酒池肉林の豪華な宴会」には程遠く、「日本国首相としては少々気恥ずかしいぐらいに庶民的な内容」と、ならざるを得まい。
で、「公的行事の『私物化』」で『内閣総辞職に価する違法行為』と、断言断定されている訳だ、上掲①~③各紙社説では。
【Q1】 首相主催の「桜を見る会」は、ある種の公的行事ではあろうが、その招待客は公明正大公平無私でなければならないのだろうか?
【Q2】 一人あたり3000円一寸の酒食の提供が仮に違法行為だとしても、それは「内閣総辞職に価する」だろうか?
当たり前ながら私(ZERO)は、上記【Q1】【Q2】何れも「No】と答えるぞ。特に、【Q2】には自信を持って、な(*3)。
故に、
【Q3】 上掲各紙社説に見る「桜を見る会」批判は、言いがかり、イチャモン以上の、何かであろうか?
☆ その後・・・来年度の「桜を見る会」は中止中断が決定された。
世の中には
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<注記>
- (*1) そもそも、『不当に私学の獣医学部が新設された』場合、我が国益は損じるのだろうか?私学に新学部新設を認可しただけ、だぞ。
- (*2) 実際は、会場の警備とか整備、給仕などがいるから、全額が「酒や菓子」ではない。
- (*3) 【Q1】に対する「No】が、【Q2】に対する「No」ほどに自信がないのは認めよう。だが、行政や、公的行事の「全てが公明正大公平無私であるべき」というのは理想論の一つとして認めるとしても、「不当不正を実証されない限り、”公明正大公平無私で無い”と、断罪される謂われは無い」とも主張するぞ。
- 「公明正大公平無私と実証しろ」と言うのは、相当な無理難題で非現実的だ。
- 行政や公的行事の「公明正大公平無私」性は、基本、「正当な手続きを経たか?」と言う手続き論であるべきで、「公明正大公平無私と実証する」事で担保させるべきでは無い。