「チョウセンジンは、息をするように嘘を吐く」とは聞いていたが・・・空気圧バルブWTO訴訟を巡る、恐るべき韓国紙の報道

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 「我が目を疑う」ってのは、このことだな。空気圧バルブを巡るWTOでの提訴について、最終的な「判決」が出て、これが報じられたんだが・・・韓国と日本とでは、「報じられ様」所か「報じられる事実関係」が、全く異なるのだ。
 

①【中央日報】韓国、日本と空気圧バルブWTO紛争の大部分で勝訴

韓国、日本と空気圧バルブWTO紛争の大部分で勝訴
2019年09月11日08時42分
[? 中央日報/中央日報日本語版]
  自動車の核心部品の一つである「空気圧伝送用バルブ」をめぐる韓日間の世界貿易機関(WTO)紛争で、韓国が最終的に大部分で勝訴した
 
  韓国産業通商資源部はWTOが10日(現地時間)にこのような内容をまとめたWTO紛争の最終報告書を発表したと11日、明らかにした。これに先立ち、日本は日本製空気圧バルブに対する韓国政府のアンチ・ダンピング措置をWTOに提訴したことがある。
 
  自動車と一般機械、電子分野に使われる空気圧バルブは圧縮空気を利用して機械的運動を起こす空気圧システムの部品で、韓国市場で日本製が占める比率は70%以上だった。
 
  今回の貿易葛藤は2015年から始まった。当時、韓国政府は日本企業のSMC、CKD、豊興で製造している空気圧バルブに対して11.66~22.77%のダンピング防止関税を課した。これに対し、日本政府は翌年6月、WTOにパネル設置を要求しながら提訴手続きも始まった。
 
  WTO上級委員会は大部分の実質的争点で韓国のアンチ・ダンピング措置のWTO協定背反性が立証されなかったと判定した。これは昨年4月に1審に該当する紛争解決機関(DSB)パネルから出たものと同じ判定だ。日本は1審判定を不服とし、昨年5月WTOに再び上訴を申し立てた。
 
  今回の上級委員会の報告書は空気圧バルブ紛争に対する最終結果だ。WTO協定に沿って今回報告書が回覧された10日から30日以内にWTO紛争解決機構(DSB)で採択されることによって最終確定する予定だ。
 
 

②【朝鮮日報】韓国、日本との空気圧バルブ巡るWTO紛争で大部分勝利

日本製バルブ関税巡る通商紛争 韓国が大部分勝訴=WTO最終審
   http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/09/11/2019091180075.html
  
【ジュネーブ聯合ニュース】日本製の「空気圧伝送用バルブ」に対する韓国の反ダンピング(不当廉売)課税は不公正だとして日本が世界貿易機関(WTO)に提訴していた問題で、韓国が実質的な争点で最終的に大部分勝訴した。
 
 WTOの二審に当たる上級委員会は10日に公開した報告書で、韓国の日本製空気圧バルブに対する追加関税の適用について、大半の実質的な争点でWTO協定違反が立証されなかったとの判断を示した。事実上の韓国勝訴とした一審に当たる紛争処理小委員会(パネル)の判断がおおむね維持された。
 
 WTOは二審制で、上級委の判断が最終決定となる。上級委の報告書は30日以内にWTOの紛争処理機関(DSB)で正式に採択される。
 
 パネルは2018年4月、ダンピングによる価格効果、量効果など九つの実質的な争点のうち、八つに対して韓国勝訴の判断を示した。ただ、一部の価格効果分析が不十分で、日本の製品が韓国メーカーに被害を及ぼしている因果関係の立証を十分にできなかったとして、ダンピングによる因果関係を巡る争点の一部では日本側の訴えを認めた。
 
 上級委は、九つの実質的な争点のうち七つについては一審の判断を維持したが、価格効果に対しては日本に有利に判断を覆した。ただ、一審で韓国が敗訴していた一部の因果関係に関しては韓国が勝訴。結果として、韓国は最終審で九つの実質的な争点のうち八つで勝訴した。
 
 また、一審のパネルは四つの手続き面での争点のうち二つに対して日本の訴えを認めており、上級委はこの判断を維持した。
 
 空気圧伝送用バルブは自動車や半導体の製造設備などで使われる部品。韓国は日本が不当に安く輸出しているとして、15年8月に5年間の予定で11.66~22.77%の追加関税を適用した。この当時、日本製の同製品は韓国国内市場で70%以上のシェアを占めていた。日本政府は16年、この措置をWTO協定違反としてWTOに提訴した。
 
 

③【読売】WTO、韓国に是正勧告・・・日本製バルブに反ダンピング税
WTO、韓国に是正勧告…日本製バルブに反ダンピング税

2019/09/11 15:11
 世界貿易機関(WTO)の上級委員会は10日、韓国が日本製の空気圧バルブに課している反ダンピング(不当廉売)税について、WTOのルール違反としたWTO紛争処理小委員会(パネル)の判断を支持し、韓国に措置の是正を求めた。上級委は最終審にあたり、判断が確定する。
 
 決定を受け、世耕経済産業相は、「日本企業に対する不当な措置が継続されないよう、韓国に対しては、WTO協定に整合しない措置の誠実かつ速やかな是正を求めていく」との談話を発表した。
 
 空気圧バルブは、半導体や自動車の生産ラインで使われる部品で、2018年の日本から韓国への輸出額は約64億円となっている。韓国は、日本製のバルブが不当に安い価格で販売され、自国産業に損害を与えているとして、15年8月から最大22・77%の関税を上乗せしている。
 
 日本側は、日本製のバルブは韓国製とは競合しておらず、韓国産業に損害を与えていないことや、韓国側の情報開示が不適切だったと主張。1審にあたるパネルは18年4月、韓国側が適切な調査を経ずに反ダンピング税を課しているとして、是正を勧告していた。

 

チョウセン二紙は、肝心の「韓国のダンピング税の存続は認められたのか?」について、全く触れていない。


 尚且つ、
 
①1> 韓国のアンチ・ダンピング措置のWTO協定背反性が立証されなかったと判定した。
 
②1> 韓国が日本産空気圧バルブに関税をかけた措置について、実質的なWTO協定に違反することが立証されていないと判断した。
 
③1> 韓国が日本製の空気圧バルブに課している反ダンピング(不当廉売)税について、WTOのルール違反としたWTO紛争処理小委員会(パネル)の判断を支持し、韓国に措置の是正を求めた。
 
であり・・・①「韓国のアンチ・ダンピング措置」=②「韓国が日本産空気圧バルブに関税をかけた措置」=③「韓国が日本製の空気圧バルブに課している反ダンピング(不当廉売)税」が同じ意味であり・・・

①「WTO協定背反性」=②「WTO協定に違反する」=③「WTOのルール違反」もまた同じ意味であるならば(*1)・・・
 
 上掲①、②の韓国二紙と、上掲③読売新聞との報道は、「180度、正反対と言って良いぐらい異なっている」のである。
 
 ここまでの材料に基づくならば、章題にもした通り、
 
<1> 韓国二紙は、肝腎の「韓国がかけた反ダンピング税」について「WTO協定違反とは立証されないと判断」と報じるが(この報道自体が、上記上掲の通り読売新聞の報道と全く異なるのだが)、反ダンピング税の存続可否については全く触れていない。(これに対し、上掲③の通り読売新聞は「是正を求めた」と明記している。)。
 
<2> 韓国二紙は「大部分で勝訴」/「大部分勝訴」と見出しにあり、「一部は敗訴」と、暗に認めている。
 
と言う事だから、これは、チョウセン二紙が(誠にチョウセンジンらしいことに)大嘘捏造法螺をブッコイタな。と判断判定してしまえるのだが・・・
 
 「読売の誤報」って事も(一応)考えられる。「裏を取る」べきだろう。
 
  • <注記>

  • (*1) 私(ZERO)には、「同じ意味では無い」とする解釈は、思い付かないんだが。 

④【ロイター】WTO上級委、韓国への是正勧告支持 日本製バルブの関税巡り

WTO上級委、韓国への是正勧告支持 日本製バルブの関税巡り
   https://jp.reuters.com/article/japan-trade-southkorea-wto-idJPKCN1VV2IU
Reuters Staff
 [ジュネーブ 10日 ロイター] - 世界貿易機関(WTO)の上級委員会は10日、韓国による日本製空気圧バルブに対する反ダンピング(不当廉売)関税を巡り2018年4月に是正を勧告した紛争処理小委員会(パネル)の判断をおおむね支持すると発表した。
 
 上級委は、日本製バルブは主に精度の高さが重視される半導体製造工程や自動車のエンジン製造工程で使用されているため、一般的に精度の高さが要求されない自動車の塗装工程などに使用されている韓国製バルブとは直接的に競合しないとの日本側の主張を受け入れ、韓国に対し反ダンピング関税措置をWTOの規定に適合させるよう勧告した。
 
 世耕弘成経済産業相は、上級委が「日本の核となる主張」を認めたとの談話を発表。韓国に対し「日本企業に対する不当な措置」を停止するよう求め、韓国が勧告を履行しない場合には、日本にはWTO協定の手続きに従い対抗措置を発動する権利があると述べた
日本から韓国への空気圧バルブの輸出額は2018年で64億円。
 
韓国からのコメントは現時点で得られていない。

④1> 韓国に対し反ダンピング関税措置をWTO規定に適合させるよう勧告した。

 上記④1>の表記に加え、その前に「韓国製空気バルブと日本製空気バルブは精度も用途も異なるので、”競合品とは言えない”とする日本の主張が認められた」事も明記されているのだから、「韓国の日本製空気バルブに課した反ダンピング関税は、是正を求められた。」上掲④【ロイター】が報じていることは一寸間違いようが無い。
 
 で、このロイター報道が真実であるならば・・・一体何処をどう考えると「韓国の大部分勝利!」なんて判定が出来るのか、私(ZERO)には全く想像を絶する。
 
 一説には、今般の反ダンピング課税を巡る争点が複数あり、韓国の主張が認められた争点の数が、日本側の主張が認められた争点の数よりも多いから、韓国の勝利!」ってロジック、なのだそうだが・・・もしそうであれば、韓国側は「争点を争っていた」のであって「反ダンピング課税を争っていた訳では無い」ことになるな。「木を見て森を見ず」「主客転倒」とは、正にこのこと。
 
 

⑤【時事通信】WTO最終審でも日本勝訴=韓国バルブ関税は違反
WTO最終審でも日本勝訴=韓国バルブ関税は違反
  
  https://www.jiji.com/jc/article?k=2019091000946&g=eco

2019年09月11日00時49分
 世界貿易機関(WTO、スイス・ジュネーブ)の最終審に当たる上級委員会は10日夕(日本時間11日未明)、韓国が日本製の産業用空気圧バルブに課した追加関税について、WTO協定違反とする判断を下した。一審の紛争処理小委員会(パネル)に続き、関税の是正を勧告し、事実上の日本勝訴が確定した。日本は韓国に速やかな関税撤廃を要求する。ただ、韓国が反発すれば、日韓対立の新たな火種になる可能性もある。
 
 空気圧バルブは、自動車や家電、半導体の組立工場で使用される部品。韓国は2015年8月、日本製品が不当に安い価格で販売され、国内産業に損害を与えたとして、11~22%程度の反ダンピング(不当廉売)関税を導入した。
 
 日本は16年3月、WTOに提訴。パネルは18年4月、韓国の措置を協定違反として、主要部分で日本勝訴と判定した。ただ、日本が主張した韓国側の調査手続き上の問題については「権限外」として判断を示さなかったため、日本は上訴。経済産業省によると、上級委は今回、日本の主張を受け入れ、「権限外」としたパネルの見解を取り消した。韓国は一定期間内の是正を促され、応じない場合、日本は対抗措置を実施できる。
 
 世耕弘成経産相は上級委判断を受け、「保護主義的な貿易救済措置の乱用がWTO協定上、容認されないことが改めて明確になった」と表明した。

⑤1> 韓国が日本製の産業用空気圧バルブに課した追加関税について、WTO協定違反とする判断を下した。

 これだけの情報で即断は控えるべきかも知れないが、WTOの空気圧バルブ訴訟に、韓国が(大部分)勝訴!」と思い、報じているのは、チョウセンジンだけの様だぞ。
 
 で、「バカがバカを曝しているのを見るのは楽しい」し、「キチガイは、揶揄し、痛罵し、おちょくることはあっても、基本放置する」のが私(ZERO)の方針なので、中央日報や朝鮮日報が凄まじいばかりのダブルシンクぶりを曝そうと、大して気にはしない・・・の・だ・が・・・
 
 ハングルしか読めないとか、猜疑心が不足していたりして、上掲①【中央日報】や上掲②【朝鮮日報】の様なチョウセン紙の報道しか読めず、これを疑うことも無く受け入れて、「韓国が(大部分)勝利した!」と「思い込んでしまう」一般韓国人は、チョイと「哀れ」だな。
 
 ある意味、自業自得な部分はあるがな。「ハングルしか読めない」のは受けてきた、ないし受けられなかった教育と教養の性かも知れないが、「猜疑心の不足」は、生まれ育ちに関係なく当人の問題だろう。
 
 左様な事態を打開/打破するのは、韓国国民一人一人の健全な猜疑心(と、幾ばくかの語学力)なのだが・・・全くといって良いほど、期待できそうにないな。
 
 まあ良いさ。以て他山の石とし、我が、我が国民の、戒めとしよう。
 「以て瞑すべし」と言うべきかな。一寸「早い」がな。
 
 朝敵朝鮮、滅すべし。
 
 

⑥【朝鮮日報】WTO反ダンピング紛争判定に韓日いずれも「勝利宣言」

WTO反ダンピング紛争判定に韓日いずれも「勝利宣言」

  http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/09/12/2019091280002.html

  

 韓国と日本は11日、世界貿易機関(WTO)の判定について、互いに勝利したと主張し合った。韓国政府が2015年、日本製の輸入空気圧バルブが不当な安値で韓国企業に被害を与えたとして、5年間にわたり11~22%の関税を適用したことを巡り、日本が提訴した案件で、WTO上訴機関が同日、判定を下した。判定の要旨は「日本が提起した13点の争点のうち10点は韓国の主張が正しく、3点は日本が正しい」というものだった。

 

 WTOの判定をめぐり、両国がいずれも勝利したと主張したのは、WTO判定の特殊性のせいだ。WTO判定は有罪か無罪かを判断したり、両国のどちらが「正しい」と簡潔に判断したりはしない。争点別に各国の主張を細分化し、どちらの主張が妥当なのかを検討する。同日の判定も韓国は「WTOが13点の争点のうち10点について、韓国の立場を支持した」として、韓国の勝利と受け止めた。日本は「重要な一つの争点で勝訴し、実質的な勝利だ」との立場だ。

 

 日本が勝利したと主張するのは、「日本製バルブがダンピングで国産バルブの価格を下落させたとする韓国側の分析に問題がある」とする日本側の主張が認められたからだ。WTOは一審で韓国を支持したが、今回は「韓国の分析方式は不適切だ」として、日本を支持した。実際にこうした主張が認められ、関税が見直された例があるため、日本は重要な争点だと主張した。しかし、専門家は関税を引き下げるかどうかはまだ推移を見守るべきだと主張する。韓国が論理を補強し、WTOを説得すれば、関税を見直さなくてもよいからだ。

 

 仁荷大の鄭仁教(チョン・インギョ)教授は「WTO紛争は争点別にどちらの主張がより妥当なのかを判断する場であり、『勝敗』を争っても無意味だ」とした上で、「最近貿易紛争で激しく対立している両国が無理に自国の勝利だと主張している」と指摘した。韓国の日本製バルブ輸入規模は年間500億ウォン(約45億円)程度で、両国の貿易規模に比べれば微々たる水準だ。

イム・ギョンオプ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

で、「韓国の反ダンピング課税に、WTOから是正勧告が出た。Yes or No?」 コイツは二択問題で、中間や第三の選択肢は「無い」ぞ。


 「本WTO判定の要旨」は、大して考えるまでも無く「韓国が日本製空気バルブに課した反ダンピング税の正否」であろうに、その点には全くといって良いほど触れず、「争点の数」ばかり掲げている上掲⑥中央日報記事は、「誤魔化している」としか評しようがなかろう。
 
 報道機関とか、ジャーナリズムとしてあるまじき事であり、プロパガンダとしても随分とレベルが低いぞ。
 
 まあ、チョウセンジンらしいと言えば、誠にチョウセンジンらしいのであるが。
 朝敵朝鮮、滅すべし。