応援いただけるならば、クリックを⇒ https://www.blogmura.com/ranking.html
 
 沖縄二紙の反米反軍思想/嗜好/趣味ってのは、半島はチョウセンジンの分けても左翼と相通じるモノが多々ありそうで、思想的にも人材的にも、ヒョッとして金銭的にも「交流がある」と見ておいた方が良さそうなのだが、下掲のような琉球新報社説を読んだりすると、正直、思うね。
 
 「下掲琉球新報社説を書いたのは、チョウセンジンなんじゃぁなろうか?」と。
 
 

①【琉球新報社説】嘉手納で落下傘降下 全ての訓練中止すべきだ

嘉手納で落下傘降下 全ての訓練中止すべきだ
2019年5月23日 06:01
 
【】 米空軍が21日、嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施した。基地周辺には学校や住宅などが密集している。降下訓練は周辺住民の安全を脅かす暴挙以外の何物でもない。政府は、嘉手納基地で訓練をしないよう、米国に対し強く要求すべきだ。
 
【】 パラシュート降下訓練は1996年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告で、伊江島補助飛行場で実施することが合意されていた。ところが政府は、2007年の日米合同委員会で、例外的な場合に限って嘉手納基地を使用することを認めてしまった。
 
【】 どのような場合が「例外」に当たるかは不明なままである。これでは米軍の恣意(しい)的な運用にお墨付きを与えるようなものだ。
【】 米国に迎合する政府の姿勢が今日、SACO合意違反の横行を招いたと言っていい。
 
【】 SACOで合意された伊江島での降下訓練も地元の負担が大きく、容認し難い。まして訓練場所を嘉手納基地まで広げるなど言語道断だ。
 
【】 米軍は今回、訓練をする必要に迫られているが伊江島の天候が良くない―などとして「例外的措置に当たる」と當山宏嘉手納町長に説明した。一方的で身勝手な言い分だ。
 
【】 嘉手納基地での降下訓練はSACO合意以降、12回を数える。今年は2月21日以来で、既に3回目だ。
 
【】 このままだと、米軍が「例外」を乱発することで、嘉手納基地でのパラシュート降下訓練が常態化しかねない。
 
【】 岩屋毅防衛相は「引き続き、米軍に対し伊江島飛行場で(訓練を)実施するよう求めていく」とする、従来の政府方針を繰り返した。
 
【】 これではいつまでたってもらちが明かない。政府がまず取り組むべきなのは、日米合同委員会の合意を白紙に戻すことだ。その上で、伊江村民の大幅な負担軽減を図る必要がある。
 
【】 米軍は22日には、うるま市の津堅島訓練場水域でパラシュート降下訓練を実施した。普段は、本島と津堅島を結ぶ定期船や漁船などが頻繁に航行している海域だ。
 
【】 うるま市議会は「事前に通知がなされてはいるものの、一歩間違えれば重大な事故につながる可能性があり、極めて危険である」として、繰り返し中止を求めてきた。
 
【】 地元の要求を一顧だにせず、訓練を強行する米軍の方針は一貫している。軍幹部らが度々言及してきた「良き隣人」には程遠い。
 
【】 米国に基地を提供している日本政府には、地元自治体や住民の意向を踏まえ、米軍の傍若無人な振る舞いをやめさせる責任がある。
 
【】 基地周辺住民の負担を増加させる取り決めを平然と受け入れ、その後も放置しているのは自らに課された責務の放棄にほかならない。
 
【】 そもそも狭い沖縄でパラシュート降下訓練を実施すること自体に無理がある。全ての訓練を中止すべきだ。

嘉手納基地で落下傘降下訓練をするのは危険だから、全沖縄で落下傘降下訓練を中止しろ!」って主張。


 改めて文章にしてみると、如何に「凄まじい主張か」が判るな。仮に「嘉手納基地で落下傘降下訓練をするのは危険」と言うのが全くの事実だとしても、それが「全沖縄での落下傘降下訓練中止」要求に直結させてしまうところが凄まじい。( 以下、例によって【】はパラグラフ番号を示す ) 
 
 大体、上掲琉球新報社説を丹念に(相当に、根性は要るが)読めば「嘉手納基地での落下傘降下訓練」は「例外規定として認められている」【2】し、「例外であったと説明もしている」【5】。 
 
 であるというのに、上掲琉球新報社説は・・・
 
(1) 「降下訓練は周辺住民の安全を脅かす暴挙以外の何物でもない。」【1】
 
(2) 「嘉手納基地での降下訓練は今年3回目(*1)で【6】、常態化しかねない【7】」
と断じた上で、
 
(3) 「米国に迎合する政府の姿勢が今日、SACO合意違反の横行を招いたと言っていい。
 
と断言してしまうのだから、凄まじいな。「例外規定があり、例外であると説明されている以上、SACO合意違反には当たるまい。」って常識論は、琉球新報社内じゃぁつまはじきなのだろう。言論の自由を守るべき新聞社内で、だ。笑えるな。イヤ、笑えない、か。
 
 挙げ句の果てに、上掲琉球新報社説の〆は、章題になっているが、
 
1>  そもそも狭い沖縄でパラシュート降下訓練を実施すること自体にむりがある。
2> 全ての訓練を中止すべきだ
 
・・・今気付いたんだが、上記2>で琉球新報は全ての訓練を中止すべきと、ハッキリと明確に「文字で書いている」。これは文字通り全ての訓練を中止すべき」であって、「全てのパラシュート降下訓練を中止」では「全く不十分である!って解釈が、成り立つな。特に、沖縄県民大会決議の「オスプレイは危険な欠陥機だから、沖縄配備反対!」は「”沖縄配備反対”であって“沖縄配備だけ反対”では無い」と主張できてしまうような文言条文原理主義従えば、そうなる。

 また、上掲琉球新報社説の主張としても「如何にもありそうな主張」と言えそうだ。
 
 「平時の軍隊は、訓練するのが仕事」って常識論もまた、琉球新報社内では爪弾きなのだろう。全く、チョウセン的と言うべきか。
 

<注記>

(*1) って事は、1から2カ月に1回で、外挿すると年に7、8回ってことだな。 
 
 

②【沖縄タイムス社説】[パラシュート降下訓練]県内での中止を求める

[パラシュート降下訓練]県内での中止を求める
   https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/424533
2019年5月26日 09:00
 
【】 地元住民の安全をないがしろにし、米軍の訓練を優先する驚くべき発言である。
 
【】 米軍嘉手納基地で実施されたパラシュート降下訓練について岩屋毅防衛相が「やむを得なかったと判断している」と訓練を容認した。
 
【】 降下訓練は、1996年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告で伊江島補助飛行場へ移転することが明記された。
 
【】 米軍が地元の反対を押し切って嘉手納で強行するのは例外規定があるからだ。2007年、日米合同委員会で嘉手納が「例外的な場合に限って使用される」という抜け穴がつくられた。
 
【】 岩屋氏は、伊江島での条件が整わず、5回中止したとする米軍に理解を示す。
 
【】 17年に外務・防衛閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)で政府が米側に「地元の懸念」を伝えた。歴代防衛相は嘉手納では行わないよう要請してきたが、岩屋氏は逆にお墨付きを与えた形だ。とうてい認められない。
 
【】 看過できない点はまだある。米軍が悪天候でも訓練ができるよう大型救助船を導入しても嘉手納の降下訓練がゼロにならないとの見通しを示していることだ。今後も嘉手納での降下訓練を容認しているということではないのか。
【】 沖縄の基地は民間地域と隣り合わせである。今回も住宅地上空を横切り、滑走路に降り立っている。一歩間違えば住民を巻き込む事故が起きる不安が拭えない。
 
【】 伊江島でもたびたび提供区域外の畑などに落下している。沖縄での降下訓練はやめるべきである。

    ■    ■
 
【】 例外の定義を巡り、河野太郎外相は今年3月、国会で「拡大解釈をすることは許されない」と答弁した。
 
【】 具体的には(1)定期的ではなく小規模(2)悪天候などの制約により伊江島で行えない(3)喫緊の必要がある-ことを基準として例示した。
 
【】 嘉手納での降下訓練は今年1、2月と連続して行われ、河野氏が基準を例示した後の5月も続いた。定期的、小規模の定義があいまいだ。
 
【】 今回米軍は伊江島の「海象条件が悪く、救難ボートを運用できない」ことを理由に挙げたが、実際はダイビングが可能な海象条件だったことがわかっている。
 
【】 米軍は48時間前の情報で決定していると説明する。
 
【】 米軍の一方的な解釈でどうにでもなるような例外規定は撤廃すべきだ。

    ■    ■
 
【】 県が欧州の地位協定と比較した調査によると、例えばドイツやイタリアでは米軍の訓練にはいずれも事前通告や両国の承認が必要である。地域の意見を吸い上げる委員会も設置されている。
 
【】 日本では日米合同委員会という沖縄が関わることのない「密室」の中で決まっている。沖縄の声は、軍の論理を押し通す米軍と、米軍の運用に口を差し挟むことをしない政府との間に埋没しているのが現状である。
 
【】 政府が呪文のように唱える負担軽減とは裏腹に負担増が実感である。沖縄の声に耳を傾け、米軍と本気になって向き合わなければならない。

「滑走路に降り立った」って事は、人が落下傘降下してくる文字通りの「落下傘降下訓練」で、重量物投下訓練ですら、ないんだよねぇ。

 何しろ、上記①琉球新報社説降下訓練は周辺住民の安全を脅かす暴挙以外の何物でもないとまで書くモノだから、パラシュートをつけて物資や大砲や装甲車や(数は少ないが)戦車までも投下する「重量物投下訓練」も含まれているのかと思ったが、生身の人間がその装備と共に落下傘降下してくる、純粋な「落下傘降下訓練」だったんだよ、ねぇ。 そりゃ空挺隊員の装備一式は相当な重量で、空挺隊員自身と合わせれば100kgも越えそうだが、200kgを越えることはあるまい。しかも降下しながらの機動もある程度可能で(*1)、「避ける」ことも出来る。つまり「避け損なって生身の人間に直撃」でもしない限り「人的被害にはなりそうに無い訓練」だ。 
 
 で、降下訓練は周辺住民の安全を脅かす暴挙以外の何物でもないと、断言公言特筆大書、出来てしまうんだな、琉球新報は。
 
 上掲②【沖縄タイムス社説】の一歩間違えば住民を巻き込む事故が起きる不安が拭えないって表記が、随分とマシに見えるよなぁ。
 
 マシではあるが、上掲②【沖縄タイムス社説】も嘉手納基地での落下傘降下訓練は危険だから、全沖縄で落下傘降下訓練を中止しろって主張は、上掲①【琉球新報社説】と変わるところが無い。
 
 「落下傘降下訓練」と、明記限定している分は、沖縄タイムスの方がマシ、ではあるけどね。
 
 でも、比較対象が、琉球新報じゃぁ、なぁ。
 
 それはそうと、朝敵朝鮮、滅すべし。
.

<注記>

(*1) これが、人の操作しない重量物投下訓練だと、落下点は風任せの運任せだ