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【週刊朝日】イチローの国民栄誉賞辞退は官邸の誤算、閣僚が明かす「令和」決定のカラクリイチローの国民栄誉賞辞退は官邸の誤算、閣僚が明かす「令和」決定のカラクリ2019.4.8 08:00週刊朝日令和について説明する安倍首相(c)朝日新聞社 改元後初の国民栄誉賞が真剣に検討されていたイチロー(c)朝日新聞社【1】 スクープが一切なく、全国民に向けて同時に発表された新元号「令和」。直後は好意的な受け止めが多い印象だったが、時間が経つにつれ、その選考過程も含めて新元号に対する違和感を持つ人も出てきた。歓迎ムードに隠された政権の思惑と新元号の影響は?【2】「なんでイチローの話が進まないんだ! 時間がないぞ」【3】 4月4日午後、官邸では幹部がイライラを募らせていた。「令和」初の国民栄誉賞を、3月下旬に引退した元プロ野球選手のイチローに授与することを真剣に検討していたからだ。官邸が意識していたのは、この夏に予定されている参議院議員選挙だ。【4】「参院選は改元後初の国政選挙だから、絶対に勝たなくてはいけない。そこで参院選前、東京五輪イベントなどを絡めて、イチローの国民栄誉賞はぜひともやりたいというのが、官邸の意向。とんでもない話題になりますからね。参院選のPRとしてはこれ以上ない。イチローさえOKだったら、いつでも、というスタンスでした」(官邸関係者)【5】 しかし、あっさりとイチローは辞退。翌5日、菅義偉官房長官が閣議後の記者会見で、授与検討の見送りを明らかにした。【6】「正直、官邸は誤算だったようです。イチローは引退会見で神戸は特別な街と語っていたので、授与式は神戸でとも考えていた。みんなガッカリだよ」(同)【7】 改元に絡んだ話題づくりに余念がない安倍政権。そもそも新元号の「令和」も官邸主導で決められたという疑念がぬぐえない。【8】 候補は「令和」「英弘」「広至」「久化」「万和」「万保」の六つとされる。9人の有識者から意見を聴く「元号に関する懇談会」でも令和を推す声が多く、すんなりと新元号が決まったようだが、その文字について首をひねる専門家は多い。【9】 東京大学史料編纂所の本郷和人教授はこう語った。【10】「『令和』以外の他の五つだったら、ケチのつけようがないくらいにいいと思いました。『英弘』は、『英』は英国を表すようになったのは幕末明治の時代からで、もとはエクセレント(優れている)という意味なんです。『広至』は広く行き届くの意味です。『令和』だけはダメなんです」【11】 どこがダメなのか。【12】 「『令』の字を見て、上司の顔が浮かびませんでしたか。『令』を漢和辞典で引くと、最初に出てくるのは“命令”。おきてや言いつけの意味。後に“よい”という意味が出てくる」【13】 さらに続ける。【14】 「皇太子殿下は、『令旨』という言葉をご存じだろうと思います。皇太子の命令という意味で、天皇の意を受けた命令文書は『綸旨』。だから、『令』は天皇にふさわしくないのです」【15】 こうした意見を聴くと、最初から結論ありきで1日の発表まで進んだという印象がぬぐえない。実際、閣僚の一人は、こう明かす。【16】 「令和が本命なのは、わかっていた。全閣僚会議で示した資料で令和は左端、英弘が右端です。英弘は、ひでひろなど名前として使われているので“落選”は誰の目にも明らか。令和で官邸はいきたいのだろうと容易に想像できた。11時半には発表で、論議している時間もない。最後は安倍首相一任となることはわかっている。結局、暗黙の了解で、令和で流れていった」【17】 懇談会のメンバーの中にも、意見を聴くと言いつつ単なるお飾りだと感じた有識者もいたようだ。【18】 新元号発表直後の1日に、テレビのインタビューに冗舌に答えていた安倍首相。新元号のスクープが一切なかったのは、周到な準備をしていたからだという。官邸関係者は語る。【19】 「衆参議長、副議長がとりわけマスコミのターゲットとなっていたようですが、『陛下のご署名がないときに、元号が明らかになっては』と、それとなくプレッシャーをかけていた。やはり陛下のご署名がないと、元号にはなりません。そこが今回のポイントだったと思います。これまでは、陛下が崩御されての改元でしたからね。それを踏まえて、官邸はあらゆる事態を想定。もしどこかがスクープすれば、それを消すために六つの元号案すべてに首相談話を用意していた」【20】 共同通信社の世論調査によれば、「令和」に「好感が持てる」が73・7%、「好感が持てない」は15・7%。内閣支持率は前回より一気に9・5ポイントも上がり、52・8%になった。慶応大学名誉教授(憲法学者)の小林節氏はこう話す。【21】 「安倍政権の新元号パフォーマンスはやりすぎと思いますね。瞬間風速的に支持率が上がってますが、愚かな話だと思います」【22】 調査では、新元号と西暦で「新元号を使いたい」は18・8%、「西暦を使いたい」は34・0%、「両方使いたい」は45・1%だった。この数字を冷静にみれば、新元号に歓迎ムードがあるとはいえ、すべてが安倍政権の思惑どおりに進んでいくとは限らない。その一例はイチローの国民栄誉賞辞退であり、“忖度発言”で塚田一郎国土交通副大臣が引責辞任したことだろう。自民党幹部はあきれる。【23】 「忖度なんて言葉、使うかね? 森友学園、加計学園問題であれほどたたかれたのにさ。副大臣クラスがこんな発言をしていて、安倍首相も問題ないとしていたのは、さすがに緩んでいるとしか言いようがない。ある派閥では、統一地方選の応援の演説も気を付けるようにと指令が出ているよ」【24】 実は「令和」と忖度は関連があるとか。本郷教授によると、「令」の字は、中国の孔子の言葉をまとめた「論語」や教科書にも出てくる言葉だという。【25】 「『巧言令色鮮し仁』という有名な言葉があります。『巧言』というのは巧みな弁舌という意味。『令色』は作り笑い。つまり忖度の意味ですね。『鮮し仁』というのは仁(今の言葉で愛)には遠いという意味です。安倍首相はどうしてこの『令』を元号に取り入れたのか」【26】 「万葉集」からの出典は初の国書からの典拠だとして、政府は得意げだが、皇室で和歌を教えてきた、岡野弘彦さんは指摘する。【27】 「大和言葉を使った和歌ではなく、漢語的な表記で歌われた和歌です。あの時代、宮廷で仕える役人は、中国の漢文を使うのが普通ですから、これまでの元号と変わりはありません」【28】 それを国書からと声高に叫ぶのは、いかがなものかと思ってしまうという。【29】 「そもそも始まりの神武天皇から、元号は漢語がふさわしい。大和言葉で元号をつけようとすれば、間が抜けてしまう。提案した学者もそのあたりは承知の上でしょう。政治家にも、ぜひ理解してほしいですね」【30】 改元に絡んだドタバタ劇を4月9日発売の週刊朝日で詳報している。(本誌・上田耕司、永井貴子/今西憲之)週刊朝日2019年4月19日号より抜粋
だから、週刊誌は売れなくなった
週刊朝日の編集部も、この記事を書いた(事になっている)上田耕司、永井貴子/今西憲之記者(*1)も、虚心坦懐、この記事を頭から読んでみるが良い。その上で、自らに問うのだな。「自腹の金出して、この記事を買うか?」と。
無論、こんなことを書く以上、私(ZERO)は上掲週刊朝日記事を「金で買って読む気がしない」と断じている。ネット上に「無料で公開されている」から、読んだがね。
読むには読んだが、「週刊朝日が如何にヒドい記事を売り物にしているか」が改めて判り、益々「週刊誌なんて、立ち読みする気にもなれない」と確信した、がね。
<注記>
(*1) 永井記者と今西記者の間が「/」なのは、「二人で漸く一人前」ってことかね?
上掲記事を以て、「週刊誌が売れなくなる」と断じる理由・根拠
一言で言えば「金を出して読むような価値が無い、ヒドい記事だから」だが、「ヒドい」ってだけじゃぁ判るまい。大体、上掲記事を掲載した雑誌「週刊朝日」は本屋やコンビニやキオスクで売られている商品だ。上掲記事もまた「売り物になる」と判断したからこそ、「週刊朝日に掲載されている」のだろう。
そんな判断をした(であろう)輩に「上掲記事が如何にヒドいか」説明するために、以下に示す幾つかの切り口で説明していくとしよう。
(1) 記事タイトル(見出し)と記事の中身の相関関係の問題
(2) 記事としての構成の問題
(3) 引用されている発言者と発言の問題
(4) 「令和は良くない」とする根拠・論拠の問題
(1) 記事タイトル(見出し)と記事の中身の相関関係の問題
見ての通り上掲記事のタイトル(見出し)は「イチローの国民栄誉賞辞退は官邸の誤算、閣僚が明かす「令和」決定のカラクリ」である。これを前半「イチローの国民栄誉賞辞退は官邸の誤算」と後半「閣僚が明かす「令和」決定のカラクリ」に分けて、それぞれに関連するパラグラフ番号を(【】内番号で示す)列挙すると、以下の通り。
① タイトル前半「イチローの国民栄誉賞辞退は官邸の誤算」に関わるパラグラフ
【2】【3】【4】【5】【6】・・・合計5パラグラフ
② タイトル後半「閣僚が明かす「令和」決定のカラクリ」に関わるパラグラフ
【7】【8】【15】【16】【17】・・・合計5パラグラフ
因みに全パラグラフ数は30個。この内「記事タイトルに関わる」パラグラフは、上記の通り(結構ひいき目に見ても)10個。「3分の1」であり、残りの「3分の2」はイチロー選手とも「令和」決定のカラクリとも関係ない。後述するが「新元号・令和に対する批判」では相当に通底するが、「上掲記事のタイトル」とは「直接の相関関係が無い」。
敢えて深読みすれば、「「令和」決定のカラクリ」と言う表現に「新元号・令和に対する批判」のニュアンスが滲んでいるが、「新元号・令和に対する批判」が主眼・主張であるならば(また、記事本文の方はそのように読めるんだが)、その主張が「ニュアンスとして滲んでいるだけの上掲記事タイトル」は、少なくとも「不適切」であろう。
かてて加えて、そのタイトルの前半と後半は、ただ「、」で区切られているだけで直結しているが、その論理的繋がりが「サッパリ判らない」のである。この二つを「、」で区切るだけで並べた上掲記事タイトルは「理解するのに凄まじい短絡が必要」となっている・・・正気の沙汰を、疑うレベルで。
先ず上記①で抽出したパラグラフ【2】~【6】で正体不明の「官邸関係者(*1)」が縷々述べている通り「新元号発表のタイミングと合わせてイチロー選手への国民栄誉賞授与を発表し、イチロー選手がこれを受託する」という「官邸の期待通りの事象」は「この夏の参院選挙での自民党・安倍政権への追い風となる」って発想・構想・ロジックからして私(ZERO)には「理解不能」だ。「イチロー選手が国民栄誉賞を拒絶した」ってのは国民栄誉賞を授与しようとした官邸からすると「思惑通りで無い」事象ではあろうが、それで「自民党・安倍政権への追い風が(イチロー選手の国民栄誉賞分)無くなる」ってのは、一体どんな思考・ロジックなのだろうか??上掲週刊朝日記事を書いた記者も、正体不明の「官邸関係者」も、その思考・ロジックを当然視しているようで「全く説明していない」のだが。
イチロー選手の偉業は、安倍政権の功罪とは関係ない。その偉業を国民栄誉賞として安倍政権が賞した所で、なぁんだって「参院選の追い風になる」と思える、期待できるのだろうか?
もっと判らないのは、今回事実の通りイチロー選手が国民栄誉賞を拒絶したことが「参院選の追い風にならない」 ので「ガッカリしてしまう」ってロジック・思考だ。「話題性が欲しい」ならばイチロー選手が拒絶したて話題になるし、現になっている。
イチロー選手の偉業は一朝一夕になったモノでは無いから、謂わば「国民栄誉賞は、何時なりとも授与しようと出来る状態」だし、それは今でもそうだろう。これに対し安倍政権・官邸としては「イチローに国民栄誉賞を与えるか、与えないか。与えるとしたらいつか。」を選択できる立場だ。
「だから、安倍政権・官邸は国民栄誉賞を”悪用”するに違いない!」ってのが、どうも朝日では「常識」であるようだ。更には「手近な”悪用”は、この夏の参院選だ!!」ってのも、多分そうなのだろう。左様にでも考えないと上掲記事のタイトル前半とイチロー国民栄誉賞に関する記述が「全く理解できない」。
そこはまあ、「安倍政権打倒が社是」と噂される朝日だから、と「理解」したとしても・・・それって、改憲や新元号と関係ある/関係するのかぁ?その“悪用”に効いてくるタイミングは、「この夏の参院選との時系列的相関関係」であって、改元も新元号発表も、直接的には関与しそうに無い。
で、接続詞も何も無しに並ぶ上掲記事タイトルの後半は「新元号選択のカラクリ」だ。この相関関係は、私(ZERO)のような「異教徒」には「サッパリ理解できない」レベルだ。
「安倍政権の改元悪用」ってカテゴリーで、一括りにされているのだろうか?そうだとしても、そのカテゴリーに「新元号発表」や「改元」が入るのは兎も角、「イチロー選手の国民栄誉賞」も「この夏の参院選」も一緒くたに入ってしまうとは・・・「精神状態を疑う」レベルだが、これは「朝日の常識」なのだろうか。
ありそうなこと、ではあるが。
<注記>
(*1) こう言う「正体不明」の輩は、「実在からして疑ってかかる」コトをオススメする。つまりは「週刊朝日記者の捏造であり、脳内官邸関係者である」可能性を、忘れるべきでは無い。
(2) 記事としての構成の問題
前記(1)の通り、上掲記事タイトル関連で全30パラグラフは以下の通りタイトルと関連づけられる。
① タイトル前半「イチローの国民栄誉賞辞退は官邸の誤算」に関わるパラグラフ
【2】【3】【4】【5】【6】・・・合計5パラグラフ
【2】【3】【4】【5】【6】・・・合計5パラグラフ
② タイトル後半「閣僚が明かす「令和」決定のカラクリ」に関わるパラグラフ
【7】【8】【15】【16】【17】・・・合計5パラグラフ
【7】【8】【15】【16】【17】・・・合計5パラグラフ
それ以外のパラグラフも分類すると、以下のようになろうか。
③ 新元号・令和に対する批判(上記①、②、以外)
【9】~【14】【24】~【29】・・・合計12パラグラフ
【9】~【14】【24】~【29】・・・合計12パラグラフ
④ 新元号・令和に対する世論調査結果と評価
【20】~【21】・・・合計3パラグラフ
【20】~【21】・・・合計3パラグラフ
⑤ 新元号発表に対する安倍首相準備の周到さ(何故か、批判的なトーンで記事にされているが、これって、非難するべきことかぁ?)
【18】【19】・・・合計2パラグラフ
【18】【19】・・・合計2パラグラフ
⑥ 自民党幹部の嘆き
【23】
【23】
⑦ 週刊朝日記事宣伝
【30】
【30】
初っ端のパラグラフ【1】は、「イントロ」って所か。また、分類⑤は「分類②の一部」とも出来そうだが、「新元号・令和 決定のカラクリ】では無いので別にした。
案の定ではあるが、分類④が最大のパラグラフ数を誇り、割合にすると4割。分類①と分類②の合計を上回る。弊ブログとしての本記事のタイトルにした通り、朝日の主眼は「新元号・令和に対する批判」にあることは、上掲の分類からも「明白」と行って良さそうだ。
だが、そうだとすると・・・イントロのパラグラフ【1】や、宣伝である最後のパラグラフ【30】はまだしも、タイトルにもなっている分類①「イチローの国民栄誉賞辞退」は、「”安倍政権批判”ではあっても、新元号・令和に対する批判では無い」のであり、「本題とはかなり疎遠な関係」となる。
まあ、朝日としては、分類③「新元号・令和に対する批判」も「安倍政権批判」と言う(朝日新聞社背とも噂されるような)「朝日としての大義の一環」なのかも知れないが、左様な「大義」を信じない「異教徒」たる私(ZERO)カラすれば上掲記事は「随分と奇妙な構成であり、配分である。」と言わざるを得ない。
多分、朝日としては、「記事の構成も配分も、“安倍政権批判”という(朝日としての)大義の前には、些事」なのであろうが。
だから、言うんだよ。「原理主義ってのは、異教徒や傍から見れば、キチガイだ。」ってね。
(3) 引用されている発言者と発言の問題
上掲記事で引用されている発言者とその発言をパラグラフ番号(【番号】)で示すと、以下のようになる。
<1>官邸関係者 【2】【3】【4】【6】
<2>東京大学史料編纂所の本郷和人教授 【10】【12】【14】【24】【25】
<3>閣僚の一人 【16】
<4>官邸関係者(<1>と同一人物の可能性あり)【19】
<5>慶応大学名誉教授(憲法学者)小林節氏 【21】
<6>自民党幹部 【23】
<7>皇室で和歌を教えてきた岡野弘彦さん 【27】【28】【29】
先ず実名さえ出されない発言者<1><3><4><6>は、先述の通り「実在から疑ってかかる」べきではあるが、それら「正体不明の発言者」の発言を含めて合計16のパラグラフ、過半数が「発言の引用」となっているのが上掲記事である。
「町の人の声を聞きました」って(実に怪しげな、イヤ、実際怪しい)報道番組と比べると、「発言者の正体がわかった居る分だけマシ」ではあるが、その発言者も過半数は「正体不明」なのだから、まあドッコイドッコイだ。
「町の人の声を聞きました」って(実に怪しげな、イヤ、実際怪しい)報道番組と比べると、「発言者の正体がわかった居る分だけマシ」ではあるが、その発言者も過半数は「正体不明」なのだから、まあドッコイドッコイだ。
発言者の発言内容も突っ込み所満載だが、主な所は次の(4)で扱うとして、一つだけ。
1> 『令色』とは作り笑い。つまり忖度の意味ですね。 パラグラフ【25】
・・・何なの、このロジックは?
「忖度」ってのは朝日じゃぁ「絶対悪」とされてしまっているようだが、「作り笑い=忖度だから、令色=忖度であり、その令の字を使っている“令和”は忖度に関係ある。だから”令和”は良くない。」ってパラグラフ【24】から【25】のロジックは、その初っ端「作り笑い=忖度」からして「理解に苦しむ」程であるし、「“令和”は忖度に関係あるから、良くない」ってロジックは「忖度を絶対悪視」でもしない限り成り立たない。発言者<2>本郷教授は(朝日と同様に)「忖度を絶対悪視」されているようだが、この方が唱える(一寸他所では聞いたことがないし、聞けそうにもない)「作り笑い=忖度」理論と合わせて考えると「作り笑い=絶対悪」って事になる・・・・そうすると、マクドナルドの販売員はじめとするほぼ全ての接客業は「悪の権化」ってことになる。
さそや、暮らし難いことだろうな。別に同情はしないがね。
さそや、暮らし難いことだろうな。別に同情はしないがね。
(4) 「令和は良くない」とする根拠・論拠の問題
「令和は良くない」とする根拠・論拠を、パラグラフ及び発言者と共に列挙すると、以下の通り。
[1]”令”の字で上司の顔が思い浮かぶ。漢和辞典でも[命令]の意味が先に出て来る 【12】<2>[2]皇太子の命令が「令旨」で、天皇の命令が「綸旨」だから、”令”の字は天皇に相応しくない 【14】<2>[3]作り笑い=忖度だから、令色=忖度であり、その令の字を使っている“令和”は忖度に関係ある。【24】【25】<2>
このほかに、「安倍首相・官邸が令和を本命としていた」ってのもあるようだが、ガキの喧嘩じゃあるまいし、それが「令和は良くない」とする根拠・論拠とは「なり得ない」と判断した。
まあホントの所、朝日としては「安倍首相・官邸が令和を本命としていた」と言うのが「”令和”批判最大の理由」でありそうな気がするが、そんな「朝日の感情論」を別にすると、「令和は良くない」とする根拠・論拠は全面的に発言者<2>本郷教授に依っており、そのロジックが、上記[1]から[3]である。
力が抜けるったら、無いな。
上記[1]は、小学生でも言えそうなロジックだ。漢和辞典の順番なんかで元号が決まるならば、[最も頻繁に使われる意味]でしか漢字は使えないことになる。
そんな制約が、何故必要なのか。イチャモン以外のなにものとも思えない。
上記[2]は「令和の“令”は、命令の意味では無い」と既に説明されているのだから、「天皇の命令は綸旨で、令旨は皇太子の命令だ。」なんてのは意味が無い。本郷教授は新元号が「綸和」だったら[天皇に相応しい]と評価したのだろうか、とてもそうは思えないが。
一番「高度」な上記[3]は、前述の通り[忖度の絶対悪視]という朝日的思考と「作り笑い=忖度」と言うかなりの牽強付会の二つが無いと成り立たない。それは、朝日記者や朝日信者には相当部分で成り立つのだろうが、私(ZERO)の様な[異教徒]には。通用しない。
以上(1)から(4)、タイトルから[令和が良くない理由]まで、広範囲にわたって[尽くダメな記事]が、上掲週刊朝日記事である。
繰り返すが・・・こりゃ[週刊誌が売れなくなった]訳だな。少なくとも「週刊朝日が売れなくなった理由」を、上掲週刊朝日記事は示してくれているようだ。
それはそうと、北朝鮮は滅ぼすべきだな。朝敵朝鮮、滅すべし。