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「朝日社説」「賭問題審議 行政監視を担う使命」「朝日社説」「賭問題審議 行政監視を担う使命」加計問題審議 行政監視を担う使命
2017年11月16日05時00分【】 衆院選から3週間余。争点の一つだった加計学園の問題をめぐる国会審議が、きのう衆院文部科学委員会で行われた。
【】 衆院選で勝った安倍首相は強い権力を再び手にした。だからこそ、行政府を監視する立法府の役割はさらに重みを増す。
【】 その使命には本来、与野党の違いはないはずだ。
【】 だが自民党から質問に立った義家弘介氏は、8月まで学園の獣医学部新設のプロセスに関わった文科副大臣だった。先の通常国会では政府側の答弁者を務めた、いわば当事者だ。
【】 その義家氏が強調したのは一連の政府手続きの正当性だ。部下だった文科官僚と歩調をあわせ、「きちっと手続きを踏みながら歩んできた」と主張した。
【】 際だったのは政府と与党の一体性である。
【】 一方、立憲民主党の逢坂誠二氏は、国家戦略特区の審査過程が不透明だと追及した。
【】 加計の計画が獣医学部新設を認める要件を満たしていると、だれがどう判断したのか。記録に残っているのか。
【】 政府側は「一つひとつの詳細は残っていないが、会議の結論は(記録に)残っている」と具体的な根拠は示さなかった。
【】 希望の党の山井和則氏は、首相と学園の加計孝太郎理事長がゴルフや会食を重ねていたことを改めて指摘。首相は特区基本方針で審議や議決に関われない「利害関係者」に当たるのではないかとただした。
【】 与党に行政監視の役割を期待できないなら、野党の役割はいっそう重要だ。だが、その野党の質問時間が十分に確保されなくなるかもしれない。
【】 衆院選の大勝を受けて、自民党が野党の質問時間を削る要求を強めているからだ。
【】 きのうの文科委員会をめぐっても、野党は近年の実績をもとに「野党8、与党2」の割合を求めたが、自民党は「与党5、野党5」を主張した。
【】 最終的に「野党2、与党1」で折り合ったが、野党による政府追及の場を少しでも減らしたい与党の狙いは明らかだ。これでは国会による行政監視そのものが弱体化しかねない。
【】 数におごった自民党の慢心にほかならない。これが衆院選で首相が国民に誓った「謙虚」で「真摯(しんし)」な政治のあり方なのか。直ちに撤回すべきだ。
【】 政府は獣医学部新設を認可したが、そこに首相や周辺の意向が働かなかったのか。疑問は解消されていない。
【】 この特別国会で、首相みずから十分な説明責任を果たすべきなのは当然のことだ。
朝日の主張に従えば・・・・
(1) 立法府(国会)は行政府(内閣)を監視する義務があるから、与野党を問わず「加計学園問題」を追求すべきだ。
・・・行政府(内閣)の大半は与党の国会(立法府)議員で、首相は最大与党の党首だが、「政府と与党の一体性」を「批判している(*1)」んだから凄まじい。
(2)先の衆院選挙の争点の一つが「加計学園問題」で、その衆院選挙似自民党が大勝して安倍首相が強大な権力を手にしたのだから、立法府(国会)が行政府(内閣)を監視する義務・責任はさらに重くなった。だから、与野党を問わず立法府(国会)は「加計学園問題」を追求すべきだ。
・・・「「加計学園問題」を争点とした衆院選挙に、「加計学園問題追求」を掲げなかった自民党は大勝し、「加計学園問題追求」を掲げた野党は負けたが、今国会では与野党とも「加計学園問題」を追求しろ」って主張、だよねぇ。そりゃ「「加計学園問題」を争点とした衆院選挙に、「加計学園問題追求」を掲げなかった自民党は大勝した衆院選挙結果」を、ずいぶんと軽視していないか?その主張自体が「矛盾」と思えるほどに。
その自己矛盾に、朝日自らが気づかない。これは普通、キチガイという。
<注記>
(*1) 「批判している」としか、私(ZERO)には読めない。「文字として書いていない」ことは認めるが。
「東京社説」「「加計」問題審議 通り一遍の説明では」
【東京社説】「「加計」問題審議 通り一遍の説明では」【】 安倍晋三首相による指示や官僚の忖度(そんたく)は本当になかったのか。学校法人「加計学園」の獣医学部設置問題。政府は認可の適切さを繰り返し強調するが、通り一遍の説明では国民の理解は得られまい。
【】 衆院文部科学委員会が開かれ、加計学園の獣医学部設置問題が審議された。林芳正文部科学相による設置認可後、初の国会論戦だ。
【】 首相は六月の記者会見で、野党側の質問に強い口調で反論する自らの姿勢を深く反省し、「何か指摘があればその都度、真摯(しんし)に説明責任を果たす」と述べた。
【】 国際会議出席のため外国訪問中の首相は、きのうの委員会には出席しなかったが、首相が強調した説明責任を、政府は十分に果たしたのだろうか。答えは残念ながら「否」と言わざるを得ない。
【】 最大の論点はこれまで幾度となく却下されてきた獣医学部設置のための特区申請が、なぜ安倍内閣で一転、認められたのかである。
【】 希望の党の山井和則氏は、首相が「腹心の友」と呼ぶ同学園の加計孝太郎理事長は二〇一二年の第二次安倍内閣発足後、首相とゴルフや会食を十四回重ねるなど、国家戦略特区基本方針上の「利害関係」者に該当すると指摘して、認可の取り消しを求めた。
【】 これに対し、特区を担当する内閣府の審議官は「私的な交友関係は利害関係に含まれない」と答えたが、私的な交友関係が含まれていても、特区選定に公平性・中立性は保てると言い切れるのか。
【】 そもそも加計学園の申請は「新たな分野の需要がある」など、特区認定の四条件を満たしていたのか。政府側は国家戦略特区諮問会議で確認したと答弁したが、ならばなぜ、その後の大学設置・学校法人審議会で疑義が出たのか。
【】 一連の手続きは「加計ありき」で進んだのではないか。とても納得のいく説明とは言えまい。【】 一般論として不合理な規制は撤廃すべきだ。省庁の壁があるのなら、特区制度などを活用して政治主導で突破するのも一手だろう。
【】 それでも公平性・中立性の確保は必須のはずだ。首相が「私の友人が関わることだから、国民から疑念の目が向けられることはもっともだ」と認めざるを得ない案件を、早々に認可していいのか。幕引きは許されまい。
【】 きのうの委員会では、与党の求めで従来よりも質問時間をより多く与党側に配分したが、政府の決定を追認し、追及する野党を批判する質問を繰り返すのなら、質問時間を増やす意味はない。
「首相の友達だから、不正に違いない。」以外、何も言っていない。
せいぜいが、「加計学園理事長が首相の友達だから、不正の疑いがある。不正の疑いがあるから、獣医学部新設は認可すべきではない。」という「ロジック」。
推定有罪もきわまれり、だな。
普通は推定無罪に従うから「不正の疑いが立証されない以上、加計学園獣医学部は新設認可されるべき」である。
加計学園に限らず獣医学部が半世紀も新設されず、定員も固定されてきて、加計学園獣医学部自体が十年以上も新設申請し続けて来たのだから、普通に考えれば問題なのは「安倍政権下で一転して新設認可が認められた」ことではなく、そこに至るまで「新設申請が一切認められなかった」ことの方だろうが。
さはさりながら、北朝鮮は滅ぼされるべきである。