応援いただけるならば、クリックを⇒ https://www.blogmura.com/
 誌名からして「週刊朝日」である。「朝日」にして「週刊誌」なのである。
 
 何度か書いたと思うが、私(ZERO)は週刊誌なんてモノは立ち読みすらここ数年していない。この前立ち読みしたのは民主党政権時代・鳩山由紀夫が(恐るべき事にまだ)首相だった頃の「週刊ポスト」に「普天間基地移設のウルトラC案」って記事があって、立ち読みし、立ち読みしただけで買わずに終わったのが最後だ。

 それぐらい週刊誌なんてモノは「価値が低い」と見なしている。

 でるならば「朝日の上で週刊誌である週刊朝日」の記事とくれば、これはもう、想像が付くというか、想像を絶するというか・・・ネット時代のありがたさで「立ち読み」同様にタダ読みできるのであるが・・・

【週刊朝日】5つのしくじりで「改憲解散」を封じられた安倍首相
更新 2017/7/27 07:00
安倍首相の「5つのしくじり」 (表作成/本誌・小泉耕平)

【】 支持率が26%まで急落したのは、安倍晋三首相のしくじりが招いた結果だが、本人に反省するそぶりは見られないという。都議選後、首相と2人きりで会食した首相の信頼の厚い政策ブレーンはこう打ち明ける。

【図表】安倍首相の「5つのしくじり」とは?

【】「加計問題などで本人は失敗したと思ってない。閉会中審査でもしっかり説明すれば大丈夫と強調していた。野党や一部メディアが『印象操作をしている』と憤慨さえするほどでした。安倍さんは最優先政策である改憲をあきらめていない」

【】 しかし、安倍首相を取り巻く状況は厳しい。

【】「現実的に9条改憲発議まで何とかこぎつければ、御の字。それも難しいでしょう」(前出の政府関係者)

【】 反安倍の急先鋒、村上誠一郎・元行革相は本誌にこう激白する。

【】「加戸守行・前愛媛県知事が国会で獣医学部新設を『望んでいた』と証言したように完全にオウンゴール、加計ありきの出来レースだったことを認めてしまった。閉会中審査で安倍さんが弁解しても、その人柄が信用できないと国民の7割が思っている現状は変えられない。お友達優遇の政権はもはやボロボロだ。改憲発議はおろか、早晩、総辞職を余儀なくされるだろう。自民党を立て直すためにも即刻退陣が一番の即効薬です」

【】 ベテラン議員は改憲で安倍離れに拍車がかかったと解説する。

【】「安倍さんはこれまで『憲法改正は国会が発議するもので、政府はとやかく言わない』と言いながら、5月3日の身内の日本会議系の集会で流されたビデオメッセージで突然、改憲の方針を発表した。麻生太郎財務相、高村(正彦)副総裁、二階(俊博)幹事長は寝耳に水で公明党も激怒した。政権寄りの読売新聞には改憲項目から日程まで出る始末。党内ではこのときを潮目に白け、改憲に熱意を示す者がいなくなり、公明党もベクトルを百八十度変えた。改憲ができるのは自分しかいない、と安倍さんが思うのであれば、民意を問うべく解散すればいい。だが、そんな度胸があるのか。第1次政権も体を壊して投げ出した。打たれ弱いから……」

【】 こうした八方塞がりを打破すべく、政府・自民党からは「年内解散を打って勝負に出ざるを得ないのではないか」というブラフが流れている。だが、細田派議員がこう声を潜める。

【】「党内の改憲勢力も護憲勢力も、期せずして首相の軽さをさすがに危険だと気づいたのでしょう。一番は改憲に乗り気でない公明党を怒らせてしまったこと。都議選で公明との連立がなくなったことで、魔の2回生を中心に公明票に頼ってきた人たちにとって、『安倍さんが改憲を国民に問うとやけくそで解散したら、エライことになるぞ』と思わせてしまったのです」

【】 前出の政策ブレーンは安倍政権が倒れた際の意外な“腹案”をこう明かす。

【】「内閣改造しても支持率は回復しないでしょう。安倍さんは仮に自分が倒れた場合、岸田文雄外相への禅譲ではなく、麻生さんの再登板を考えています。麻生さんは今回の内閣改造でも各派閥へのポストの割り振りなど“指図”をしているといいます」

【】 いよいよ末期状態か……。
(本誌・村上新太郎)※週刊朝日  2017年8月4日号

朝日新聞や週刊朝日の他の記事と比べると、尚更奇怪な記事である

 なーにしろ朝日新聞&週刊朝日&AERAと来た日には、先日二日がかりで実施された閉会中審議に於ける前愛媛県知事の証言、即ち「愛媛県は、今治市への加計学園獣医学部新設の申請を、12年前から連綿と行ってきた(*1)」を殆ど報じて来なかったのである。産経新聞が一言一句報じる証言の中には、「安倍首相の濡れ衣を晴らす」という言葉もあれば(*2)、加戸・前愛媛県知事の閉会中審査1日目の証言を報じないマスコミに対する相当な苦言(*3)もある。

 だーが、そんな証言も、丸い卵も切りようで四角、モノも言いようで角が立ち、心此処にあらざれば見るとも見えず、上掲週刊朝日記事に曰く、

1> 反安倍の急先鋒、村上誠一郎・元行革相は本誌にこう激白する。
2>「加戸守行・前愛媛県知事が国会で獣医学部新設を『望んでいた』と証言したように完全にオウンゴール
3> 
加計ありきの出来レースだったことを認めてしまった。

となるんだから、「脳内変換の恐ろしさ」と言うべきか。

 是非とも読者諸兄に於かれては、産経新聞なりYoutube なりにある当該・加戸・前愛媛県知事の証言原文に当たることをお勧めする。果たして安倍首相のオウンゴール=自殺点」であるか否かは、自ずと明らかになろう。

 今回の閉会中審議についてはNHKがテレビでもラジオでも実況中継したため、私(ZERO)もその一部を聞くことが出来たのだが、端的に言って少なくとも加計学園「問題」については「完全に勝負が付いた」と感じた。即ち、朝日や前川氏やらの「加計学園”問題”化」した連中の敗北だ。

 一例を挙げるなら、同閉会中審議の中で前川氏は「首相の意向」を「”加計学園への獣医学部新設”と理解した」だけで、誰からも「加計学園への獣医学部新設は首相の意向」とは聞いていないのである。「首相の意向」が「半世紀以上ぶりの獣医学部新設」である限り、何ら首相が非難される筋合いはない。

 「オウンゴール=自殺点」なのは、前川氏であり、加計学園「問題」化する朝日はじめとするアカ新聞どもの方だ。

 が、上掲週刊朝日記事や、上掲記事と同様の「情報操作された記事」ばかり読んでいては、左様なことも気づかない、可能性がある。先日より報じられる「安倍政見支持率下落」は、そんな「間抜けな国民」が一定割合以上あることを示しているのではないかと、危惧するぞ

 もっとも、上掲週刊朝日記事に登場する村上元行革相の様に「心、此処にあらざる」輩には、上掲記事とは異なる支店の記事も、前愛媛県知事の証言も、「無駄」どころか「逆効果」かも知れないことも、上掲記事は伝えているがね。

<注記>

(*1) これは、前愛媛県知事の証言を待つまでもなく、ちょいと調べれば判ることだ。 

(*2) 閉会中審査・詳報(1)「前川喜平氏の印象が『加計ありき』の根拠」自民党・青山繁晴氏が追及 http://www.sankei.com/politics/news/170725/plt1707250053-n10.html 
(*3) 閉会中審査・詳報(2)加戸守行前愛媛県知事「報道しない自由も印象操作も有力手段。マスコミ自体が謙虚に受け止めていただくしかない」http://www.sankei.com/politics/news/170725/plt1707250058-n1.html 
【閉会中審査・詳報(1)】
【閉会中審査・詳報(1)】
「前川喜平氏の印象が『加計ありき』の根拠」自民党・青山繁晴氏が追及 

参院予算委員会の集中審議で質問する自民党の青山繁晴氏=25日午前、参院第1委員会室(斎藤良雄撮影)

安倍首相 
「私も全く身に覚えのない話しでありますから、その意味において少し至らぬ点があった、言葉足らずであったことは率直に認めなければならないとおもうわけでございます。申請を第2次安倍政権においては認めていないということも申し添えておきたいと思います」     

青山氏 
「加戸守行参考人にお尋ねしますが、加戸参考人がおっしゃった経緯というのは、ものすごく短く縮めますと、鳥インフルエンザ、口蹄疫、狂牛病といった新しいリスクに対応するために、愛媛県と今治市でたくさん大学に声かけたけど、その中で唯一、加計学園だけ誘致に応じてくれた。これは県議と加計学園の事務局長との人間関係にもともとはよるものであったと。ところが加計学園がようやくをあげてくれたけど、文科省の岩盤規制というゆがめられた行政によって、実現していなかったと。構造改革特区をしても難しかった。国家戦略特区というのが登場したことによってドリルとしてついに実現して行政が正されたと証言された。今まとめた経緯でよいか」    

加戸氏 
「今治獣医学部の誘致に、一番先頭切って旗を振った首謀者である故に、今回、こういう形で安倍総理への疑惑あるいは批判という形で議論が展開されていることを大変悲しく思い、このぬれぎぬを晴らす、せめてもの、いささかでも役に立ちたいと思い参上した。冒頭に申し上げるが、私は加計理事長が安倍総理との友人であったというのは昨年まで存じなかった。

【閉会中審査・詳報(2)】
加戸守行前愛媛県知事「報道しない自由も印象操作も有力手段。マスコミ自体が謙虚に受け止めていただくしかない」

(3/7ページ)
【参院閉会中審査・詳報】PR参院予算委員会の集中審議で、自民党の青山繁晴氏の質問に答弁する参考人の加戸守行前愛媛県知事=25日午前、参院第1委員会室(斎藤良雄撮影) 

青山氏 「7月10日の閉会中審査について。加戸参考人にお話しいただいたが、ほとんど報道されませんでした。僕という国会議員がこの世にいないかのような扱いになっていましたが、それは、有権者には申し訳ないけどはっきりいってどうでもいいことであります。問題は、当事者の前川さんと並んで、一方の加戸参考人がまるでいなかったがごとく扱われたということを加戸参考人は、メディアの様子、社会の様子をどのようにお考えか」     

加戸氏 「私も霞が関で三十数年生活して、私の知る限りいままで、メディア批判をして勝った官僚、政治家は誰一人いないだろうと思っていますし、ここで何を申してもせんないことかなと思っていますが、7月10日の証人喚問ののち、私はその晩、イタリア旅行にでかけまして、日本のことを知りませんでした。帰ってきたら、『日本では報道しない自由というのが騒がれていますよ』と。『なんですか』と聞いたら、なんか一覧表を見せられまして。加戸参考人の発言を紹介したマル、サンカク、バツで、新聞メディア、テレビなどの勤務評定がありました、ああそうなのかな、と。私は役人時代から慣れっこでございますから、当然そうだろうな、と思いながら。ただ、報道しない自由があるということに関しても有力な手段、印象操作も有力な手段で、そのことは、マスコミ自体が謙虚に受け止めていただくしかないことです」    

「このことに関してあえて申し上げなきゃならないことがひとつあります。あるテレビ局の報道で、報道された中身に関して、そのこと自体はどうこういうわけじゃありませんが、取材に応じられた前川参考人の発言で、報道のときにはカットされた部分があります。このことについて、この場において安倍総理がこんなに窮地に立っているときに、このことは指導しなければ気が済まないから申し上げさせていただきます」

 「東京のキーステーションの系列局から取材がございました。東京で取材を受けることになり、テレビ局がカメラ2台、記者2人、そして私のあばらやにきていただいて、立会人は私の妻ひとりです。その場でなんでカメラ2台かと思ったら、1台は前川参考人を取材したビデオの映像で、私に見せながら、このことに関して加戸さんに取材したいんだということでした」  

 「いうなれば、教育再生実行会議に安倍総理に頼まれた私が加計問題を取り込もうという構図になっているわけでありました、私が笑い飛ばした部分はカットされましたから、多くの国民には分かりませんけど、獣医学部新設の疑惑追及かなんかというタイトルの番組だったようだが、翌日のHPに載っていましたが、そのHPには画面に私の画像とテロップが流れ、その下にはご丁寧に教育再生実行会議の議事録のコピーまで載っていますからよくみていただくと分かるんですけども、『加戸さんは安倍総理と加計さんの友人関係をご存じでしたか』というから『全く知りませんでしたよ』という話から始まって、教育再生実行会議の委員について『なんでお受けになったんですか』というから、安倍総理から『教育の再生を安倍内閣の重要事項として取り組みたいから加戸さんの力を借りたいとお話でしたので、喜んでお受けしました』と」    

 「その後がカットされた部分で、前川参考人が『あれはですね、安倍総理が加戸さんに加計学園の獣医学部の設置を教育再生実行会議の場で発言してもらうために頼まれたんですよ』と。記者が『そうなんです』か。『だって、その後教育再生実行会議で唐突に発言をされました。加計学園の。しかも2回にわたって』と。記者から『このことはどうですか』と。私は高笑いしました。『そんなことあるわけないじゃないですか』と」