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言うもサラなりであろうが、「殆ど生まれながらの右翼」と自称し、恐らくは異論もあまりなさそうな私(ZERO)と現在の朝日新聞ラ「日本新分業階の左半分」とでは「宗教が違う」のは「理の当然」であろう。
そうは言っても、斯様な週刊朝日記事は、ちょっと看過しがたいな。
【週刊朝日】田原総一朗「中曽根氏の改憲論をキッシンジャーが否定した理由」(更新 2017/6/ 8 07:00)【1】田原総一朗氏は「日本は、世界から信頼され続けるためには、平和国家でなければならない。「普通の国」になっては、世界からの信頼は得られない」と指摘する (※写真はイメージ)
【2】 ジャーナリストの田原総一朗氏は、安倍晋三首相が「2020年の憲法改正」を目指すことを明言したことについて、日本が国際社会に対して「平和国家」としてどのように筋を通すのか、問われていると指摘する。*
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【3】 安倍晋三首相が、5月3日付の読売新聞のインタビューで、「2020年に改正憲法の施行を目指す。9条の1項、2項はそのままで自衛隊の存在を明記する」との方針を述べた。民進党をはじめ、野党は「憲法審査会に対する裏切り」だと強く怒っている。
【4】 確かに、野党の主張は正論だが、首相の発言があるまで、今年の憲法審査会の実質審議は衆院で3回だけ、そして参院では1回も行われていない。どの党も憲法に手をつけるのが嫌なのである。その意味では、問題ではあるが、安倍首相は憲法について真っ向から論議するきっかけをつくったといえる。
【5】 安倍提案に対しては、いわゆるリベラル保守も批判的である。「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」という9条2項をそのままにして、自衛隊を認めるというのは大矛盾だというわけだ。自民党内にも、表には出ないが、批判が強い。12年に定めた憲法草案と矛盾する、というのである。たしかに憲法草案では、現憲法の9条2項を削って、国防軍を保持すると明記している。これはわかりやすい。だが、私は12年の憲法草案には危うさを感じている。
【6】 実は20年ほど前に、東京で中曽根康弘、キッシンジャー、ゴルバチョフの3氏のシンポジウムが行われて、私が司会を務めた。そのとき中曽根氏が、「日本もそろそろ憲法を改正したいのだが」と表明した。そこで、私はまずキッシンジャー氏に「どうか」と問うた。するとキッシンジャー氏は「僕は反対だ」と、はっきり言った。「なぜか」と問うと、次のように話した。
【7】「憲法9条があるから、アジアの国々は、日本は平和国家だと安心して、日本を信頼している。我々もそうだ。だが、憲法改正となると、戦前の日本を思い浮かべて、強い不安を抱くのではないか」
【8】「日本は平和国家であるべきだ」と、キッシンジャー氏は繰り返し強調した。ゴルバチョフ氏も同じ意見だった。中曽根氏は「弱ったな」と、苦笑して言った。
【9】 私はキッシンジャー氏の主張で、あらためて日本のあるべき姿を強く認識した。日本は平和国家として、世界から信頼されているのである。
【10】 そのことを、同じ自民党の歴代総裁、つまり首相は強く認識していて、だからこそ、70年間も改憲をしなかったのであろう。
【11】 それに対して、12年の自民党の憲法草案は、日本のあるべき姿が、きわめて曖昧である。あるいは平和国家でなく、英仏のような「普通の国」になろうとしているのではないか。
【12】 かつてドイツの軍隊について調べたことがある。実はドイツは、軍隊の活動はNATOとしての集団的自衛権だけで、個別的自衛権の単独行使は認めていないのだ。ヒトラーが個別的自衛権という名の下に欧州各国を侵略したので、それに対する徹底的反省と、平和国家としてのドイツ流の筋を通しているのである。
【13】 あらためて記す。日本は、世界から信頼され続けるためには、平和国家でなければならない。「普通の国」になっては、世界からの信頼は得られないのである。
【14】 そのために、憲法はいかにあるべきか。自民党を含めて、すべての国会議員が平和国家としての筋をどのように通すのか。この点を曖昧にしないで、いかに明確にするか、という姿勢で論議していただきたい。※週刊朝日 2017年6月16日号
ふ・ざ・け・る・な
上掲記事で田原氏が主張していることは、ことさら解析分析は要すまい。1> 日本は、世界から信頼され続けるためには、平和国家でなければならない。
2>「普通の国」になっては、世界からの信頼は得られないのである。
3> 故に日本国憲法9上は変えるべきではない。
上記1>~3>は、上記3>を除いた大半は上掲記事ラス前パラグラフからのコピペだが、上掲記事「前振り」にもあるし、少なくとも「週刊朝日として最も言いたかった主張」であろう。
何しろ「我が国(日本)は”普通の国”になってはいけない。」ってやぁがる。それも「ドイツの個別的自衛権放棄(*1)」を引き合いに出しているところを見ると、「我が国が大東亜戦争に負けたから」らしい。正に米国占領政策の賜だ。
全く、章題にもしたとおり「ふざけるな」である。これぞ正しく「日本人の骨も牙も抜いてしまおう」として強制した占領政策憲法・日本国憲法の「威力」でもあろう。「平和を愛する諸国民の公正と正義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意」なんて憲法前文を平気で受け入れているから、こう言う「平和ボケ」と言うより「平和狂」が増えようと言うものだ。
我が国の最優先目標は、我が国の自存自衛自立であり、「平和国家」なる看板なんぞ、そのための手段だ。戦後この方「平和国家」なる看板が「役に立った」事もあるから、「平和主義」を今すぐ即座に否定する気は私(ZERO)にもないが、目的と手段を取り違えちゃいけない。
それを言うならば「世界の信頼」とて手段にほかならない。「憎まれっ子世にはばかる」と言う。私(ZERO)としては「”理想の平和国家”として惜しまれながらも滅亡する日本」なんてのは真っ平御免だ。
「たとえ、全世界を敵に回しても、我が国は生き延びるべきだ。」と断じる。今現在「平和主義」を掲げ「世界の信頼」を得ているのも、「その方が生き延びられる状況だから」だ。
それを言うならば「世界の信頼」とて手段にほかならない。「憎まれっ子世にはばかる」と言う。私(ZERO)としては「”理想の平和国家”として惜しまれながらも滅亡する日本」なんてのは真っ平御免だ。
「たとえ、全世界を敵に回しても、我が国は生き延びるべきだ。」と断じる。今現在「平和主義」を掲げ「世界の信頼」を得ているのも、「その方が生き延びられる状況だから」だ。
<注記>
(*1) すぐ近くに信用に足る同盟国がたんとあるから、それも成り立とう。ベルリンの壁崩壊以来、かつてのワルシャワ条約機構国の相当数がEUに加盟した現在なら、なおさらだ。我が国は、中国、ロシア、北朝鮮と潜在敵国が近くにたんとある上に、近くの同盟国ったら、韓国しかないのだぞ。同盟国と言うより、潜在敵国ではないかと疑い濃厚な上に、「見方としては恐ろしく無能な」韓国しか。