【琉球新報社説】オスプレイ訓練削減 ハワイ同様に県民の声聞け2017年5月9日 06:01【1】 米海兵隊は、環境保護団体の指摘や住民の訴えを受け、ハワイ島ウポル空港での垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの訓練を大幅に削減することに合意した。
【2】 昨年、オスプレイは名護市安部で墜落した。米軍は原因究明がされぬまま、欠陥機を使った訓練を再開させた。沖縄では地元の声を無視するが、米国内では住民や環境への影響を考慮する米軍の二重基準ぶりが際立つ。
【3】 このまま沖縄で訓練飛行を続ければ、人命に関わる重大事故が起きかねない。ハワイで実現したように、沖縄でも民意に従い、オスプレイの訓練中止と一刻も早い配備撤回を求める。
【4】 ハワイ地元紙によると、自然環境保護系法律団体アース・ジャスティスの調査で、1~3月の3カ月間で、オスプレイのウポル空港使用は800回超を記録し、環境影響評価に反していた。この団体が環境影響評価によって年25回に使用が制限されている点を指摘したところ、海兵隊が環境影響評価に従うことに合意したという。
【5】 そもそもオスプレイは重大事故が突出している。米海兵隊によると、2012米会計年度(11年10月~12年9月)から16会計年度(15年10月~16年9月)までのオスプレイのクラスA(200万ドル以上の損害や死者)事故のうち、10万飛行時間当たりの事故率は3・44件。同じ5年間の米海兵隊の航空機全体の2・83件を上回る。
【6】 オスプレイが普天間飛行場に配備される2カ月前に、米四軍調整官はオスプレイのクラスAの事故率は他の航空機よりも低く「最も安全な航空機」と説明してきたが、実態は全く逆だということを数字が示している。
【7】 墜落など重大事故を起こす理由は欠陥機だからである。昨年12月、夜間の空中給油訓練中にプロペラが給油ホースに接触して損壊、名護市安部の浅瀬に墜落し大破した。オスプレイの元主任分析官は「ヘリモードで補給することができないという事実は、予期されなかった航空機の欠陥である」と述べている。同じような墜落事故が再び発生するとも強調している。
【8】 米軍はこの欠陥機の飛行を、墜落事故からわずか6日後に全面再開した。もし米本国なら、原因を究明するまで飛行再開しないだろう。本国の基準すら適用しないので県民は撤退を求めているのだ。
以前は「カテゴリA事故率は低くても、カテゴリB,C事故率は高いから危険だ!」って主張していたのを、覚えているかね?
ま、何がどうあっても「オスプレイは危険だ!」としか言わないのだろうがね。騒音がダメなら低周波で、カテゴリA事故率が比較的低かった頃はカテゴリB,C事故率や「カテゴリA事故の定義が恣意的に変えられてるぅぅぅぅぅ!」だし、今度漸く「カテゴリA事故率が海兵隊平均を上回ったぁ!」ってことだが、オスプレイは老朽化したCH-46の代替なのだから、「老朽化してもなお飛行し続けた場合のCH-46の(予想)事故率」と比較しなければ、あまり意味がない。
賭けようか。「CH-46の(予想)事故率は、オスプレイの事故率よりも高い」ぞ。
第一、「オスプレイのカテゴリA事故率3.44」は「米海兵隊保有機のカテゴリA事故率2.83」を確かに「上回って」は居るが、「2割増し」でしかない。「統計上、海兵隊保有機の半数は平均以上のカテゴリA事故率の筈である」って、理解・・・する訳ないよなぁ。「都合が悪い」もんなあ。
なんにせよ、以前は「オスプレイのカテゴリA事故率は、米海兵隊保有機の平均よりも低かった(確か2.11だった)」のだから、「カテゴリA事故率」が「逆転」したのは最近数件のカテゴリA事故による。事故件数なんてのはカウントアップで減り様が無いんだから、「オスプレイのカテゴリA事故率」は「カテゴリA事故」が起こるたびに「跳ね上がる」のは当たり前だ。その後、無事故な飛行時間が増える間は緩やかな低減を続ける。
1> オスプレイの元主任分析官は
2>「ヘリモードで補給することができないという事実は、
3> 予期されなかった航空機の欠陥である」と述べている。
2>「ヘリモードで補給することができないという事実は、
3> 予期されなかった航空機の欠陥である」と述べている。
その当の元主任分析官・リボロ氏(*1)は、「オスプレイには6つの構造的欠陥がある!」と構造的欠陥でもなんでもない事を列挙し、オスプレイ墜落事故の主任分析官でありながら「ヘリモードで補給することができないという欠陥(但し、リボロし認定の”欠陥”)」をモノの美事に見落とした、贔屓目に言っても大間抜け。実態は「オスプレイは危険な欠陥機だ」詐欺師じゃぁないか。そりゃそんな詐欺師は沖縄二紙としては大変「ありがたい」のだろうがね。
<注記>
(*1) 今回氏名を伏せたのは、「リボロ氏=詐欺師」と言う認識が浸透したから、かな。
ハワイ州民は米国民で、米軍のスポンサーだ。
対して沖縄県民は日本国民でしかない。で、米軍のスポンサーが「訓練の制限」を要求して米軍がこれを呑んだからって、沖縄県民の「オスプレイ撤去要求」に米軍が「応じる」なんて、何で考えられるのかね?幾ら「強請りの名人」で自信があろうと「無理筋」だってことぐらいは判らないのかねって…「判らない」ンだろうなぁ。「都合が悪い」もんなぁ。
「二重基準」で要求しているのは、琉球新報の方である。
「沖縄二紙って朝鮮人が書いているんじゃないか」と、最近思えて来たんだが、気のせいかね。
で、求めるのが「オスプレイの沖縄撤退」だけって事は、「オスプレイの訓練制限」だけしかしない、オスプレイは配備続行されているハワイ州民は「いくら死のうが知った事ではない」って、宣言だ。
そりゃ「文字として書かれて」はいないさ。だが、「オスプレイは欠陥機で危険だから沖縄撤退」としか主張し無い事は、「オスプレイは欠陥機で危険だが、沖縄以外で飛行する分には気にしない」と言っているのと同義だ。事実、沖縄二紙のどちらかは忘れたが、時の防衛大臣がオスプレイに試乗した際に「そんなにオスプレイに乗りたければ、防衛省屋上のヘリポートを使って幾らでも乗れば良い。」と「文字として書いた」。「オスプレイは危険な欠陥機」と主張する以上、この「文字」は「防衛省屋上のヘリポートを使ったオスプレイがその欠陥により墜落事故を起こしても構わない」と言う主張だ。他に解釈のしようがあろうか。
更には、これも何度か書いているが「オスプレイが危険な欠陥機」でそのオスプレイが事故を起こした場合、その事故を免れようがないのは、他でもない「オスプレイに搭乗している米軍将兵」だ。米軍将兵は、砂漠や山岳などの無人地帯や洋上で事故が発生し、基地周辺住民は誰一人事故に巻き込まれなくとも、事故を免れようがない。
従って、「オスプレイは危険な欠陥機」としながら「オスプレイの沖縄撤退」しか主張しない輩は、意識する/しないに関わらず「オスプレイが沖縄以外で墜落事故を起こそうが知ったこっちゃない」と明言しているばかりか、「沖縄以外の基地周辺住民の命」も「オスプレイに搭乗する将兵の命」も、無視するぐらいに軽視しているのである。
非人道的としか、言い様が無かろう。
でまあ、上掲琉球新報が、その社説で琉球新報社の非人道的ぶりを堂々と主張しようと、それは琉球新報の勝手だ。主張が非人道的と言うだけでは、別に罪にもならない。
だが、そんな主張を、非人道的な扱いを受けた相手、例えば米軍なんぞは、相手にしないのが当然だろうな。