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【週刊朝日】森友隠し? 首相外遊なのに北朝鮮ミサイル危機あおる官邸
【週刊朝日】森友隠し? 首相外遊なのに北朝鮮ミサイル危機あおる官邸

【1】 核をめぐる緊張が高まる朝鮮半島で、米朝の“ばかし合い”が続いている。

【2】 ペンス米副大統領は4月22日、朝鮮半島に向かうとされながら実際は西太平洋で演習をしていた原子力空母カール・ビンソンについて「数日以内に日本海に到着する」と発言。一方、北朝鮮は16日のミサイル発射には失敗したものの、いつでも核実験ができる態勢を整えていると報じられる。

【3】 こう着状態が続く中、注目されるのは朝鮮人民軍の創建85周年の記念日にあたる25日に何が起きるかだ。コリア・レポートの辺真一編集長がこう語る。

【4】「金正恩氏の勝ち気な性格でも、米韓が合同軍事演習中の25日に行動に出る可能性は五分五分。北朝鮮は核実験の準備をしていることを公式に認めているが、いつ実行するかは一度も言っていない。5月の連休明けやそれ以降など、米空母が離れる時期を待つかもしれず、“チキンレース”は続くでしょう」

【5】 一触即発の危機、のはずが、日本政府の対応はどうも微妙だ。安倍晋三首相は27~30日にロシア、英国を予定どおり訪問するという。

【6】 有事となれば日本も北朝鮮のミサイルの標的になる可能性があり、安倍首相は13日の国会で「(北朝鮮は)サリンを(ミサイルの)弾頭につけ、着弾させる能力をすでに保有している可能性がある」と、自ら危機感をあおったばかり。

【7】 そんな局面に、自衛隊の最高司令官である首相が不在で大丈夫なのか。政府高官がこう語る。

【8】 「政府は実は、米軍が北朝鮮に武力行使する可能性は極めて低いとみています。米軍が攻撃すれば地上戦は避けられず、在韓米軍にも被害が及ぶ。米国は韓国の新大統領が誕生する5月9日まで行動は起こさず、外交圧力で臨む方針だ。中国に石油禁輸などの制裁を実行してもらう段取りを先日の米中首脳会談で取りつけたところ。日本政府は米国の後押しをするだけです」

15日、平壌の金日成広場で行われた金日成主席の誕生105周年慶祝閲兵式(軍事パレード)を観覧する金正恩・朝鮮労働党委員長=朝鮮通信 (c)朝日新聞社c dot. 15日、平壌の金日成広場で行われた金日成主席の誕生105周年慶祝閲兵式(軍事パレード)を観覧する金正恩・朝鮮労働党委員長=朝鮮通信 (c)朝日新聞社

【9】  16日の北朝鮮のミサイル発射失敗も“デキレース”だったとの見方もある。政府関係者がこう語る。

【10】 「あれは米国がサイバー攻撃をかけて失敗させたとも言われている。あえて北朝鮮に撃たせることで中国に制裁を強化させる戦略です。米国の望みは経済制裁で北朝鮮を締め上げて金正恩氏を亡命させ、暗殺された金正男氏の息子ハンソル氏らによる後継政権をつくること。米中ロの3国で北朝鮮の『信託統治』を行う方式を考えている」

【11】  超大国間のパワーゲームが進行する中で、日本は蚊帳の外。首相が外遊に出ていても、大勢に影響なし、ということなのだろうか。

【12】 「官邸は北朝鮮の脅威をあおることで昭恵夫人の森友問題から世間の目をそらせるし、共謀罪の必要性を国民に認めさせやすくなる。得意の情報操作ですよ」(前出の政府関係者)

本誌・小泉耕平、村上新太郎)※週刊朝日2017年5月5-12日号

何だ、「週刊朝日」か。納得。

 結局、上掲記事で週刊朝日が言いたいのは、誰とも知れぬ「政府高官(自称?)」の発言である最終パラグラフ【12】なのであろうが

1> 官邸は北朝鮮の脅威をあおることで昭恵夫人の森友問題から世間の目をそらせるし、
2> 共謀罪の必要性を国民に認めさせやすくなる。
3> 得意の情報操作ですよ

…仮に上掲朝日記事で政府高官(自称?が「したり顔(※1)」で述べている通り、「米軍が北朝鮮に武力行使する可能性は極めて低い」と日本政府や安倍首相が判断して居たとしても、だ。まかり間違えば「第2次朝鮮戦争再開の危機」であり、「日本に対する化学兵器攻撃」も有り得るような事態・状態を、「森友問題」や「共謀罪の必要性」に「利用する」だろうか?

 「利用した」とするならば、それは随分豪胆でもあれば、非常な幸運でもあろう。そりゃ北朝鮮の「戦争だぁ!」はいつもの事「平壌運転」だが、それに米国・米軍が「戦争かも知れない」と応じたのは随分久しぶりなんだから。
 
 大体、「昭恵夫人の森友問題から世間の目をそらせる」とか「共謀罪の必要性を国民に認めさせる」なんて事が、安倍首相及び安倍政権、政府与党にとってどれほど「必要」だろうか。前者はテレビのワイドショーを随分賑わせているらしいが、それだけではないのか?後者とて「共謀罪反対論」のオッペケペーぶりからすると、さして「必要」とも思われない。

 もっと言うならば、仮に「米軍が北朝鮮に武力行使する可能性は極めて低い」としても、安倍首相の「煽り」と上掲週刊朝日記事ではされる「(北朝鮮は)サリンを(ミサイルの)弾頭につけ、着弾させる能力をすでに保有している可能性がある」には、何の変化も無い。

 言い換えれば、米軍が北朝鮮に武力行使しようが、すまいが、「(北朝鮮は)サリンを(ミサイルの)弾頭につけ、着弾させる能力をすでに保有している可能性がある」のは冷厳たる事実であり、「今、そこにある危機」であろう。その事に言及した安倍首相を「煽り」とする週刊朝日も、「情報操作」と断じる政府高官(自称)も、随分と穿った見方…と言うよりは、我が国の安泰・安全保障を非常に軽視し、森友問題を重視し、安倍首相と共謀罪に悪意を持った見方をしているのではないか
 
 一体、週刊朝日記者やら、週刊朝日に登場する政府高官とやらには、北朝鮮の弾道ミサイルは、どう見えているのかね?

 それは、我が国の安全は脅かさず、森友問題や共謀罪に比べれば「些事」なのかね?
 
 ついでに言うならば、安倍首相の一言で「情報操作」されてしまうようでは、そもそも、報道機関として失格も良い処ではないのかね??

 逆に斯様な記事が正々堂々週刊朝日に掲載され、週刊誌が発売されると言う事は、「安倍首相の情報操作」が、少なくとも「部分的には失敗している」と言う事だろう。で、何が上記3>「得意の情報操作」なのかね???まあ、これは、政府高官(自称?)殿に対する質問になるが。

 どうなんだね、小泉耕平記者、村上新太郎記者、それに政府高官(自称?)殿??
 
 「安倍首相自身が外遊に出られるぐらいなのだから、差し迫った危機ではないのだ」って記事ならば、相応に説得力も在ったろう。最後のパラグラフ【12】が無ければ、それ相応に真面な記事にも成ったろう。

 「安倍首相憎し」で最後のパラグラフ【12】を追加したために、「訳の分からない記事」になっているんじゃないか?
 まあ、週刊朝日や朝日新聞内ならば、最後のパラグラフ【12】こそ眼目、なのだろうが。

と・こ・ろ・で・さ

<注釈>

(※1) かどうかは、「文字には書かれていない」が。 



【週刊朝日】田原総一朗「いよいよ現実味を帯びてきた『米朝開戦』」
   グーグルプラス . (更新 2017/4/24 07:00)

【1】 緊迫する米朝関係。ジャーナリストの田原総一朗氏は、米国は「尋常ならぬ決意」を示していると分析する。

*  *  *

【2】 4月6日、トランプ政権の米国はシリアのアサド政権が禁じ手の化学兵器を使ったとして、シリアの空軍基地をミサイル攻撃した。攻撃の理由はいろいろ挙げられているが、何より指摘しておかなければならないのは、中国の習近平国家主席とフロリダ州のトランプ大統領の別荘で初会談を行っている最中にシリア攻撃があったということだ。

【3】 トランプ氏はそのことを、いま攻撃をした、と直接、習近平氏に伝えたという。

【4】 首脳会談のテーマは中国が南シナ海につくった人工島について、巨額の対中赤字をいかにして解消するかなどで、いずれも難題であり、両首脳の激しい対決が予測されていた。

【5】 だが当然ながら、話題は北朝鮮に集中した。習近平氏との会談中にシリア攻撃をしたということは、トランプ氏は北朝鮮に対し行動をいとわない姿勢を示したということだ。両首脳は「北朝鮮の核開発は深刻な段階に達した」との認識で一致したものの、それでは北朝鮮の核開発をやめさせるため両国が具体的にどのような方策をとるかという論議がされたかは明らかになっていない。

【6】 トランプ氏は従来の政権と異なり、北朝鮮に軍事行動を含む「すべての選択肢」を検討していると習近平氏に伝えた。そして中国側に協力を求め、協力が得られない場合には、米国は独自に対応するという意向を習近平氏に示したようだ。

【7】 それに対し、中国側は会談後に王毅外相が中国メディアで、習氏は米朝双方の自制を求め、在韓米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備にも反対の姿勢を示したと述べた。

【8】 トランプ氏は、米国による武力行使まで幅広く意見を戦わせたが、結局は平行線に終わり、具体的合意に達しなかったようだ。そのためか、会談後に共同記者会見も共同声明の発表もなかった。

【9】 ところで、今年の4月15日は金日成国家主席の生誕105周年にあたり、11日からさまざまなイベントが開催され、世界から100人近いメディア人が平壌に派遣された。5年前には金日成生誕100周年記念式典が行われたが、やはり世界から多くのメディア人が集まった4月13日朝に「人工衛星」と称して弾道ミサイル(テポドン)が発射された。だが、これは失敗で、北朝鮮は大きな恥をかくことになった。

【10】 そして今年、金正恩の北朝鮮は、世界から多くのメディア人が集まる105周年の記念式典の前後に、6回目の核実験を行うのではないかという予測が強まっている。

【11】 金正恩の北朝鮮は、まるで米国を挑発するように70発のミサイルを発射し、3回の核実験を敢行しているのである。3月6日の4発のミサイルの同時発射は、実は在日米軍基地を狙ったのだということだ。

【12】 そして米国は、尋常ならぬ決意を示すように、シンガポールからオーストラリアに向かう予定だった原子力空母「カールビンソン」やイージスシステムを搭載したミサイル駆逐艦2隻、ミサイル巡洋艦1隻を朝鮮半島沖に向かわせている。

【13】 それに対し北朝鮮側は「暴力には暴力で対抗するしかなく、我々にはその覚悟ができている」という強気の反応を繰り返している。北朝鮮は米国の圧力をはねのけ核実験を敢行するのか。その場合、米国はどのような攻撃をするのか。日本、韓国はもちろん世界中が強い危機感を抱きながら注目している。※週刊朝日 2017年4月28日号


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森友問題隠しで、共謀罪を国民に納得させるための、情報操作」って事には、なるのかね?ならないのかね?

 もし『ならない』と言うのならば、その理由は、何かね??

 全世界はこれを知らんと欲す。