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 「アイルランド人は皆気違いだ」と言う英国の冗句を捩って、「韓国人は皆気違い(かも知れない)」と弊ブログが「ヘイトスピーチ」を始めて、どれぐらいになるだろう。

 無論、日本人にだって気違いは居るし、だからと言って「日本人は皆気違い」とは言わない/言わせたくない、だろう。だから、「韓国人に気違いが居る」からと言って「韓国人は皆気違い」とは断言できないし、すべきではない。精々が「韓国人には気違いが多い」と言える、程度だろう。

 だが、韓国紙の日本語版記事を読んでいると、「韓国人は、皆強請りタカリ、なのじゃなかろうかとは、相当に確信を以って言えるような気がしてきたぞ。

 ま、それを言うならば、「沖縄二紙を読んでいると、沖縄県民は皆強請りタカリ、なのじゃなかろうか」と思えて来そうだから、「韓国紙の日本語版記事なんてマイナーな情報源を以って韓国人を判断すべきでは無い」とも言えそうだが。

【中央日報・時論】韓国の学校給食が粗末にならざるをえない理由

)2016年07月27日10時08分   
中央日報/中央日報日本語版]

【1】 最近大田(テジョン)のある小学校に通う児童の保護者がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に載せた粗末な学校給食の写真がメディアに紹介されて非難の声が高まっている。学校給食問題が世論の俎上に上がるといつも教育庁が出て該当校に対する監査を実施して学校現場の誰かを懲戒することで終了する。学校給食の構造的な問題には目を背けたまま給食現場の管理責任を問い、部分的な傷だけをえぐり取って縫い合わせるような感じで非常に残念だ。今、学校給食に関するさらに根本的な問題へのアプローチと対策が求められている。

【2】 児童生徒の給食費は毎年引き上げられているのに、なぜ給食の質は改善されないのだろうか? 学校給食に関して絶えず提起される児童生徒と保護者の怒りに満ちた質問だ。その理由は簡単明瞭だ。大多数の学校における給食費引き上げは、単に物価上昇率だけを反映したものなので、給食の質はいつも同じにならざるをえないということだ。ところで、恥ずかしい理由がもう一つ存在する。給食費のうち、30%程度が給食従事者の人件費と食堂運営費に充てられている点だ。

【3】 該当教育庁と地方自治体の支援を受けて無償給食が提供されている小学校とは違い、生徒の給食費だけで自主運営をしている中・高の場合は給食従事者の人件費と食堂運営費をすべて給食費からまかなわなくてはならない。このため学校ごとに若干の差はあるが、高等学校の場合、一食あたり4000ウォン(約370円)前後の給食費から人件費と食堂運営費30%を取れば、実際に生徒に提供される食事は2800ウォン分のものになってしまう。単純論理で2800ウォンの食事を生徒が4000ウォン出して食べていると言える。

【4】 このため保護者や生徒の立場では憤りが爆発するしかない。それならむしろ学校給食の代わりにハンバーガー店に助けを求めた方がましだという要求が大きくなっている理由だ。生徒が出した給食費でまかなわれる人件費の内訳を見ると悔しさを越えてあきれるばかりだ。給食従事者の給与はもちろん、10種類余りを越える各種手当てが生徒の出す給食費でまかなわれている。危険手当、交通補助費、時間外手当ては基本で、長期勤務加算金、資格証加算金、技術情報手当て、家族手当、名節休暇の費用、オーダーメード型福祉費、年次手当て、退職年金や退職金、そして高校生の子供がいる給食従事者の場合、彼らの学資金さえも生徒が出した給食費から出ている。

【5】  その上、筆者が在職している地域の学校は従来月2万ウォン(約1800円)だった栄養士資格証手当てを8万3500ウォンに引き上げ、旧正月と秋夕(チュソク、中秋)に支給する名節休暇費用を年間40万ウォンから70万ウォンに引き上げるよう指示する教育庁公文書が先日入ってきた。今後どの項目にどれくらいの引き上げ通知がまた入ってくるかも分からない。給食費は生徒が出すのに、給与を含んだ各種手当ての引き上げ指針は教育庁が下す。これもまた奇異な(?)構造ではないだろうか。

【6】 だからといって学校給食従事者の実質給与が高いわけではない。いや、やっていることに対して少なすぎるという表現がぴったりだ。その理由は学校が給食スタッフを選ぶ時、高校生の子供がいない人、資格証手当てを出さずに済んで長期勤続手当てがつかない無経験者を一定期間契約職として好む傾向があるからだ。学校給食の質ほど厳しい管理が求められる部分が予算で管理されるという、人件費節約の問題が逆機能として現れたりもする。正規職と非正規職、栄養士と調理員の間の実質賃金の格差や見えない葛藤が触発されて、給食の調理過程は配食に影響を与えたりもする。

【7】 結局、毎年繰り返される学校給食問題を落ち着かせて成長期の青少年に良質でおいしい給食を提供するための核心課題は、私たち社会が給食従事者の人件費問題を解決するところにある。成長期の青少年の学校給食問題を根本から解決するだけで、将来彼らが健康な軍人、健康な会社員、そして100歳時代の私たち社会が負担しなければならない老後健康保険料を軽減するというプラスの効果として現れうる。生徒に政府や地方自治体が給食費の支援はできないことはおろか、いつまで私たちは生徒の給食費を使って学校食堂を運営しなければならないのか。

【8】 高等学校まで無償教育を実現するという選挙公約は望むべくもない。どうか児童生徒の給食問題だけでも改善しようという努力だけでもあってほしい。不良大学の構造調整に使っているという600億ウォンの教育予算、昨年の目標値を2兆2000億ウォンも超過してかき集めたという税収のいくらかを小中高校の給食改善のために充てることができるなら、ボソボソの焼き飯にたくあん1枚だけの学校給食写真はこれ以上登場することはないだろう。低価格でも良質の学校給食を提供しているドイツでは、児童生徒がおいしい給食を食べるために学校にいくのが楽しみなほどだという。これに比べ、韓国の学校給食は社会問題になるほど嘆かわしい実情だ。いつまで韓国は学校給食後進国にとどまらなくてはならないのか。

オ・ソンサム仁川松島高校校長・元建国大学教育大学院長


現役の高校校長にして、元教育大学院長で、この「論理」


 …きっ、気を取り直して、上掲中央日報・時論(*1)から、「韓国の学校給食が粗末にならざるを得ない理由」を拾ってみよう。

(1) 給食費引き上げは物価上昇の反映でしかないので、給食費が上がっても品質は変わらない。【パラグラフ2】

(2) 給食費のうち、30%程度が給食従事者の人件費と食堂運営費に充てられている。【パラグラフ2】

(3) 中学・高校の場合は給食従事者の人件費と食堂運営費をすべて給食費からまかなわなくてはならない。【パラグラフ3】

…と、ここまで数え上げたが、上掲中央日報コラムは此の後論旨が迷走する上記(3)【パラグラフ3】にて「給食費の内の人件費と食堂運営費の比率30%」を批判し、【パラグラフ4】から【パラグラフ5】「学校給食従事者の手厚い手当」を糾弾しながら、【パラグラフ6】

1>  だからといって学校給食従事者の実質給与が高いわけではない。
2> いや、やっていることに対して少なすぎるという表現がぴったりだ。

として、上記(2)や(3)で糾弾した「高い人件費」を否定し始める。

 手当が篤かろうが薄かろうが薄くしようが、給料が高かろうが安かろうが上記(2)【パラグラフ2】で言う「30%程度の給食従事者の人件費と食堂運営費」の内なのだから、「食堂運営費」を圧縮しない限り「やっていることに対して少なすぎる学校給食従事者の実質給与」をあげれば「人件費と食堂運営費」は30%以上になるのが理の当然であろう。そうなれば、「韓国の学校給食は更に粗末になる」筈であるのだが、上掲中央日報コラムを書いた「現役の高校校長にして、元教育大学学院長」殿は左様に考えない様だ。

 〆の【パラグラフ7】から【パラグラフ8】には、「成長期の青少年に良質でおいしい給食を提供するための核心課題」「将来彼らが健康な軍人、健康な会社員、そして100歳時代の私たち社会が負担しなければならない老後健康保険料を軽減するというプラスの効果等の美辞麗句が乱れ飛び、いつまで韓国は学校給食後進国にとどまらなくてはならないのか。 」と歎じて上掲中央日報コラムを終えているのだが、要は、言っている事は唯一つだろう。

「韓国の学校給食を国費公費で賄え」

…主張は明らかだ。これ以上に無いくらいに明白だろう。ドイツの給食がおいしくて安かろうが、韓国の給食が高くて不味かろうが、関係ない位に明白だ。

 問題は、明白な主張である上記①と、タイトルになっている「韓国の学校給食が粗末にならざるを得ない理由」及びその例として(一応)挙っている上記(1)~(3)が、全くと言って良い程論理的につながらないことだ

 詰まる所、「韓国の学校給食は、民営だから高くて不味い」と言いたいらしいんだが、その理由・理屈が全く判らない。

 上記(1)の「理由」、「品質向上するためには、現状以上の給食費値上げが必要」となる筈だし、上記「理由」(2)から(3)の「高い人件費」は、上記1>から2>および【パラグラフ6】に従えば「さらに高くなる」筈でもある。
 
 それらの「給食費値上げ圧力」は「学校給食を国費公費で賄え」ば、「解決する」…訳が無い普通は逆だろう。「親方対極旗」で「国費公費で賄われた学校給食」は、ひょっとすると「美味くなる」可能性は無いではないが、それ以上に確実に「高くなる」事間違いなく、その「高い給食費」が「国費公費で賄われる」が故に「国民の目からは隠される」であろう。

 朝三暮四でだまされたのは、相手がサルだから、だろうに。

 つまりは、上掲中央日報の「現役の高校校長にして、元教育大学学院長」殿の手による「時論」は、「韓国学校給食業界に対する利益誘導」に他なるまい。

 早い話が、タカリだ。強請では、無さそうだが。
 
 上記① 「韓国の学校給食を国費公費で賄え」 と主張する以上、どう理屈をつけても「韓国学校給食業界に対する利益誘導」にはならざるを得まいが、それにしてもこの支離滅裂な主張・理屈はどうだろう。屁理屈にも何にもなって居ない。終盤の【パラグラフ7】から{パラグラフ8】に美辞麗句の大盤振る舞いをしただけ。

 これでタカろうってんだから、タカリとしても相当に下等で図々しいばかりだな。
 
 で、これが、ガキがケンカで喚いた捨て台詞では無く、中央日報の「現役の高校校長にして、元教育大学学院長」殿の手による「時論」だそうだから・・・

 こう言うのを「お里が知れる」ってんだろうねぇ。


<注記>

(*1) ってのは、多分、コラムなのだろうけれど。