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再三弊ブログで取り上げているとおり、朝鮮半島・・・の北半分は問題外としても、西側自由主義諸国の一員であるはずの南半分・韓国の報道機関というのはひどいモノで、すさまじい社説がごろごろある。社説でさえその有様だから、コラムなんて来た日には目も当てられない。その上「寄稿されたコラム」ともなると、これはもう・・・
【朝鮮日報寄稿】英国の「カリー」と日本の「カレー」、何が違うのか【1】 日本の代表的な温泉観光地、箱根。ここには137年の伝統を誇る日本初の近代的ホテル、富士屋ホテルがある。チャーリー・チャップリン、ヘレン・ケラー、ジョン・レノンらも宿泊したこのホテルの名物は、意外にも「カレー」だ。2日間煮込んだ透明なコンソメスープに5日かけて炒めた香辛料を入れて作るのだが、このカレーを食べるためだけに高い宿泊料を出す人もいるほど非常に人気がある。柔らかく濃厚な味わいのカレーをご飯と一緒に食べると「これはいったいどこの国の料理なのだろう」という疑問が沸いてくる。この疑問を解決するには、250年もの時をさかのぼる必要がある。
【2】 インド料理に使われる香辛料はおよそ3000種類に上る。香辛料は単独で使われるよりも幾つかを組み合わせて使われることが多く、組み合わせ次第でほぼ無限大の味が生まれる。香辛料を数千年にわたり使ってきたインド人たちは、経験を通して地域や家ごとに異なる組み合わせを生み出した。このように組み合わせたものを「マサラ(Masala、混合香辛料)」と呼ぶ。
【3】 1600年に東インド会社を設立した英国は、当初はコショウだけで膨大な利益を上げた。しかしその後、マサラの魅力を発見し、1772年にある人物が英国に初めてマサラを紹介した。その人物が初代インド総督を務めたウォーレン・ヘースティングズだった。だがクローブ、ナツメグ、バジル、ターメリックなど複数の香辛料を組み合わせて自分好みのマサラを作るのは、英国人には不可能に近かった。この点に目を付けて世界で初めて「カリーパウダー」を開発したのが、英国の食品会社「クロス・アンド・ブラックウェル(C&B)」だった。
【4】 明治維新を前後して英国海軍をモデルに創設された日本の海軍は、船での食事まで英国をまねた。英国海軍の「カリーシチュー」を模倣して、独自の「カレー」を作ったのだ。17歳のときにこのカレーを初めて食べたエスビー食品の創業者、山崎峰次郎は、3年間の試行錯誤の末に「S&Bカレーパウダー」を発売した。これが日本のエスビー食品の始まりだった。一方、韓国のオットゥギ食品は1969年「即席カレー」という名称で独自のカレー粉を生産することになる。つまり「カリーパウダー」「カレーパウダー」「即席カレー」はそれぞれ、英国式、日本式、韓国式の「マサラ」といえるわけだ。
【5】 日本でカレーはさらに劇的な変化を遂げる。ジャポニカ米という短く丸っこい短粒種のコメと出合って「カレーライス」という料理が誕生し、太くて弾力のある「うどん」にもかけられるようになる。さらには「カレーパン」という奇想天外な発明品まで登場する。日本海軍の伝統を受け継いだ海上自衛隊は、今でも毎週金曜日の昼食にはカレーライスを食べ、軍港都市の横須賀市では「海軍カレー」を郷土料理として観光商品化している。
【6】 コメが主食の韓国でも、カレーライスは爆発的な人気を集め、キムチという最高のパートナーとも出合った。日本人はカレーライスに「福神漬け」という野菜の漬け物を添えて食べる。しかし発酵の進んだ酸っぱいキムチとの組み合わせに比べたら、ワンランク下であるのは誰の目にも明らかだ。
【7】 実に250年にわたるマサラの「変身」は、これにとどまらない。「九州駅弁グランプリ」で3年連続優勝・準優勝に輝き、日本全国に名をとどろかせる名物となった佐賀県の「有田焼カレー」。28種の香辛料が配合され、韓国の薬膳料理をモチーフに開発された。実際に韓国人にもなじみのある韓薬(韓国式の漢方薬)が何種類も使われている。マサラとしては全く予想できない「事件」であることは明らかだ。このように、時間と大陸を超えたカレーの「叙事詩」はいまだに進行形なのだ。パク・サンヒョン(フードコラムニスト) 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
で、「”マサラの変身”において、韓国の貢献した点は何?」
上掲朝鮮日報記事を読む限り、「マサラの変身」=「カレー料理としての発展と普及」において、韓国が為した貢献は以下の二つしか無い。
① 韓国のオットゥギ食品は1969年「即席カレー」という名称で独自のカレー粉を生産した パラグラフ【4】
② 韓国のカレーライスはキムチと共に食べる。 パラグラフ【6】
上記たったの2点の内、上記②「カレー副食物としてのキムチ」は「最高のパートナー」だの「日本の福神漬けよりも上なのは明らか」だのと上掲記事では絶賛しているが、味覚なんて恣意的基準の「最高」だの「明らか」だのは、あまり当てにならない。たとえば、私(ZERO)自身は「カレーとキムチを同時に食う」なんて事はしたこともなければ、する気にもなれないし「最高」どころか「合う」とさえ思えない。
第一、「即席カレー」という日本語は、通常レトルトのカレーを指す。ウィキペディアで調べてみると,日本でのレトルトカレーはボンカレーを嚆矢とし、1968年発売開始と言うから、上掲記事上記①の「韓国オットゥギ食品は1969年「即席カレー」生産」と言うのは「レトルトカレーとは別のもの」と言うことらしい(*1)。
無論、半島得意の歴史捏造をしていなければ、だが。
「独自のカレー粉」と言っているから、「レトルトカレーのことではない」と考えられるが,何が同「独自」なのか全然判らない。韓国では説明不要の常識なのだろうか。
<注記>
(*1) そうでなければ、れいによっの「ウリナラ起源説」・・・たって、ボンカレーより後にしては、それすら成立していないが。