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①【新華網】安倍談話発表 直接の「お詫び」避ける

人民網日本語版 2015年08月14日19:19

【1】 日本の安倍晋三首相は14日、戦後70周年談話を発表、歴代内閣の歴史認識の立場を回顧して間接的に「反省」、「お詫び」に言及するに留まり、戦後生まれの日本人に「謝罪を続ける宿命」を背負わせてはならいと述べた。新華網が伝えた。

【2】 安倍氏は談話において直接「反省」と「お詫び」の意を表明することを避け、過去の日本政府の歴史認識の回顧を通じ、「我が国は先の大戦における行いについて、繰り返し痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明してきた」と述べた。

【3】 安倍氏は日本の侵略と植民地行為についても、同様に直接的な表現を避け、「事変、侵略、戦争。いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段として二度と用いてはならない」、「植民地支配から永遠に訣別」など第三者的な口調を用いた。

【4】 安倍氏はまた、戦後生まれの世代が人口の8割を超え、「あの戦争に何ら関わりのない」世代に「謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」と述べた。
(編集IM)「人民網日本語版」2015年8月14日



②【中央日報】米国の専門家63%「安倍談話は肯定的」…日本公共外交の効果
2015年08月17日08時23分
[? 中央日報/中央日報日本語版]米国の専門家に質問

【1】 米国内の多くの北東アジア専門家は14日に発表された「安倍談話」を肯定的に評価していることが分かった。

【2】 中央日報が米戦略国際問題研究所(CSIS)、ブルッキングス研究所、ヘリテージ財団、ウッドロー・ウィルソンセンターなど米国政府に大きな影響力を及ぼす主要シンクタンクと大学の北東アジア専門家30人に緊急質問(16人返答)した結果、「否定的な評価」をした専門家は3人(18.75%)にとどまった。「肯定的に評価する」が10人(62.5%)、「どちらでもない」が3人(18・75%)だった。

【3】 「過去形・3人称」謝罪をするなど4つの核心キーワード(侵略、痛切な反省、植民地支配、おわび)が巧妙に表現されたことを「歴史修正と見るべき」という回答者は2人(12.5%)にすぎなかった。「歴史修正でない」という回答は7人(43.75%)だった。

【4】 今回の質問ではマイケル・グリーンCSIS日本チェア、ビクター・チャCSIS韓国チェアなどワシントン内の代表的な韓国・日本専門家のほか、40年以上もホワイトハウス・国務省で勤務したアラン・ロンバーグ・スティムソンセンター特別研究員など中立的な専門家、5月に安倍首相の歴史認識を非難する集団声明を先導したアレクシス・ダデン・コネチカット大教授など多様な性向の専門家が対象に含まれた。

【5】 にもかかわらず肯定的な評価が圧倒的に多かったのは
▼米国内での日本の組織的公共外交の効果が表れている
▼「米国は歴史問題で韓国側」という考えは実体と違う--という点を見せている。

【6】 「安倍談話」を肯定的に評価する米専門家の多くは「この程度なら前向きにみて韓日ともに前に進むべき」と主張した。ヘリテージ財団のブルース・クリンガー特別研究員は「いずれにしても4つのキーワードがすべて含まれ、『歴代内閣の立場は揺るぎない』という確約を日本の公式立場として固めたのは称賛に値する」と述べた。ジョン・ケリー国務長官の元アジア担当補佐官で議会で影響力が大きいフランク・ジャヌージ・マンスフィールド財団所長は「安倍政権に対して提起されたいくつかの疑問が一段落したと見る」と評価した。

【7】 安倍政権がその間、「安倍談話」に対する期待値を低めたため、「当初の予想よりよかった」という評価を下した専門家も多かった。満足度を尋ねると、10点満点のうち5、6点を付けた回答者が最も多かったが(無回答者除く)、大半が肯定的に診断した理由と分析される。

【8】 ビクター・チャCSIS韓国チェアは「今回の談話は包括的であり、予想よりはるかに詳細な部分にまで言及した」と述べた。カーネギー国際平和財団のジェームズ・ショフ特別研究員は「戦後日本を寛容の精神で許した国(米国・中国など)に謝意を表した部分は他の談話ではなかったことから印象的だった」と答えた。

【9】 ただ、談話を肯定的に評価した回答者のうち「韓国に対する配慮が不足していた」という声も少なくなかった。ブルッキングス研究所のミレヤ・ソリス日本研究チェアは「安倍談話の一つ欠点は慰安婦問題を『戦場の陰で深く名誉と尊厳を傷つけられた女性たち』としてあいまいに表現したこと」と指摘した。

【10】 安倍談話を否定的に見る専門家らは「慰安婦被害者が受けた苦痛を治癒するのに十分な談話ではなかった」(ジェームズ・パーソン・ウッドロー・ウィルソンセンター研究員)、「他の列強が植民地支配に進み、それで自分たちもそうするしかなかったという主張だ」(グレッグ・ブレジンスキー・ジョージ・ワシントン大教授)という反応を見せた。

  ◆質問回答者16人 マイケル・グリーン氏(CSIS日本チェア)、ビクター・チャ氏(CSIS韓国チェア)、ミレヤ・ソリス氏(ブルッキングス研究所日本チェア)、フランク・ジャヌージ氏(マンスフィールド財団所長)、ブラッド・グロッサーマン氏(CSISパシフィックフォーラム理事)、アラン・ロンバーグ氏(スティムソンセンター特別研究員)、ブルース・クリンガー氏(ヘリテージ財団特別研究員)、ニコラス・エバースタット氏(AEI特別研究員)、ジェームズ・ショフ氏(カーネギー財団特別研究員)、アレクシス・ダデン氏(コネチカット大教授)、スコット・スナイダー氏(全米外交協会特別研究員)、パトリック・クローニン氏(米新安保センターアジア太平洋安保所長)、ジョーダン・サンド氏(ジョージタウン大教授)、ジェームズ・パーソン氏(ウッドロー・ウィルソンセンター研究員)、後藤志保子氏(ウッドロー・ウィルソンセンター研究員)、グレッグ・ブレジンスキー氏(ジョージ・ワシントン大教授)

即ち、「安倍談話は日本の国益に資している」

一方その頃、日刊ゲンダイは・・・

③【日刊ゲンダイ】支持率さらに下落必至…安倍首相「戦後70年談話」の大誤算支持率さらに下落必至(C)日刊ゲンダイ

【1】 国民の支持率回復という観点では、今回の「70年談話」は大失敗だったんじゃないか。

2】 スッタモンダの末、焦点だった4つのキーワード、「侵略」「植民地支配」「反省」「おわび」は全て盛り込まれた。とはいっても、いずれも過去の談話などからの“引用”という間接表現で、自分の言葉ではない。「村山首相談話を継承し発展させる会」の藤田高景理事長は、「4つの言葉を無理やり入れた姑息な作文」と言ったが、安保法案と同じで、ごまかしと逃げの談話だった。

【3】 一方で、安倍応援団の右派にとっても不満が残る内容だった。4つの言葉が入ったうえ、「歴代内閣の立場は今後もゆるぎない」と表明して過去の談話を“引き継いだ”からだ。

【4】 「左派と右派の両方にとって、物足りない談話でした。安倍首相は本当は、談話で、『侵略を含めた歴史観を変えたい』と考えていたわけで、特に右派はそれを支持していた。しかし、安保法案で批判を浴びる中、いろんなことに気を使い過ぎて、文章のテクニックに走った結果、メッセージがぼけてしまいました」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

【5】 安倍首相にとって痛いのは応援団の右派の離反だ。明治の産業革命遺産を「世界遺産」に登録する際に、「韓国に強制労働を認めさせられた」として右派から猛批判を浴びたことがトラウマになっている。70年談話をめぐっても、「おわび」を盛り込むことが事前に報じられていたからか、14日には、右翼の街宣車が大音量で自民党本部前に押し掛けていた。

【6】 もっとも、そうした懸念があるため、談話には右派向けの配慮もあった。「子や孫に謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」というくだりだ。

【7】 会見の質疑応答で、“身内”の産経新聞記者がわざわざこの部分を質問し、安倍首相が再び強調するというやりとりがあったのが象徴的だ。

【8】 政治評論家の野上忠興氏はこう言う。

【9】 「どっちつかずの内容のうえ、それでも右派に気を使わざるを得ない。支持率が急落し、心身ともに追い込まれている今の安倍首相の苦境が、談話によく表れていますよ。支持率はさらに下落するでしょう。歴史に名を残したいと格好をつけた結果、自ら墓穴を掘りました」

【10】 70年談話なんて出さなきゃよかったのに、ホント、バカな首相だ。

で、支持率は下がったのかね?


 そりゃ、「支持率は下がった」って結果を毎日新聞は出しているようだが、そうでは無いという結果もある。所詮「支持率」なんてのは、アンケート調査結果でRDDだの何だのご託を並べたった「全面的に信用できる」ものではないが。
 
 大体、上掲日刊ゲンダイ冒頭にあるような観点、
 
③1> 国民の支持率回復という観点では、今回の「70年談話」は大失敗だったんじゃないか

即ち「国民の支持率回復」なんてのは、安倍首相や安倍政権、自民党が「70年談話」に期待したことだろうか。それを言うなら、国民自身が安部談話に「国民の支持率回復」なんて期待するわけが無いのだが。

 言い換えれば、よし毎日新聞調査結果のように「安部談話によって安倍政権支持率が低下した」としても、そりゃ安倍首相や安倍政権にとっては嬉しいことでは無かろうが、「だから何_?」では無いのか。また、左様あるべきでは無いのか。
 
 逆に考えてみよ。安倍首相が大東亜戦争後70年を画する安部談話によって、「支持率回復」=「人気取り」を、行うべきであるか/あったか。またその「人気取り」を、日刊ゲンダイは是とし、賞賛とはいわぬまでも賛同したのか。
 
 とんでもない。
 そのときこそ日刊ゲンダイは、安倍首相を大非難したに違いないのだ。
 
 つまりは、「支持率低下は必至」なんて書いている上掲日刊ゲンダイ記事は、「人気取りとして糾弾することすら出来ない」日刊ゲンダイの「負け犬の遠吠え」に他ならない