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①【朝日】安倍首相の演説、韓国が遺憾表明 「おわび」なしを批判

朝日新聞デジタル

【1】 ジャカルタで開かれているアジア・アフリカ会議(バンドン会議)60周年首脳会議。安倍晋三首相が22日に行った演説について、韓国は、戦後70年で過去の「おわび」に言及がなかった点を批判した。一方、東南アジア諸国に問題視する空気は薄かった。

【2】 韓国外交省の当局者は22日、安倍氏の演説について「深い遺憾の意を表す」とコメント。安倍氏が村山談話など歴代内閣の談話や歴史認識を継承するとの立場を公言してきたにもかかわらず、「植民地支配と侵略」に対する謝罪と反省という「核心的な表現」を落としたと批判した。

【3】 一方、会議に出席したマレーシアのチーク通信マルチメディア相は「(おわびがなかったことに)大きな意味は見いだしていない。日本による占領という暗い時代、残酷な時代を多くのアジア人は心のなかに覚えている。しかし、今は前進すべき時だ。貧困のない、正義ある社会をどうつくるか。協力し合う必要がある」と話した。

【4】 ミャンマーのワナマウンルウィン外相は「アジアとアフリカの途上国と協力を深めていく姿勢が示されて、いい演説だった」と評価。「侵略」や「おわび」については、「特に我々が言うべきことはない」。

【5】 カンボジアのホー・ナムホン外相も「(おわびなどの言及は)安倍首相が判断すること」、インドネシアの外務次官は「演説で触れられていない言葉についてコメントはない」と話し、主な関心は日本によるアジア・アフリカ地域への積極的な経済関与だとした。(ソウル=貝瀬秋彦、ジャカルタ=古谷祐伸、大野良祐)

(

「強請れなくなるニダ!」

などと言う半島の悲鳴に、共鳴する輩は国内に掃いて捨てるほどある。例によって例の如く、アカ新聞どもの社説は・・・

②【朝日社説】70年談話へ―未来への土台を崩すな

2015年4月23日(木)付

【1】「未来への土台は、過去と断絶したものではありえない」。安倍首相は、自らのこの言葉を忘れるべきではない。

【2】アジア・アフリカ会議(バンドン会議)60周年首脳会議での安倍首相のきのうの演説は、肩すかしに終わった。

【3】 首相は、60年前に採択された「平和10原則」の一つである「侵略行為の抑制」を引用し、「この原則を、日本は先の大戦の深い反省とともに、いかなる時でも守り抜く国であろうと誓った」と述べるにとどめた。

【4】 10年前の会議では、小泉首相が戦後50年の村山談話を踏襲し、「わが国はかつて植民地支配と侵略によって、アジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた」と表明。この表現はそのまま戦後60年談話に生かされた。

【5】 きのうの首相演説は、歴史認識の表明に主眼があったわけではない。ただ、10年前の経緯もあり、安倍氏が日本のかつての過ちにどのように触れるのか、来週の米議会での演説とともに注目を集めていた。

【6】 首相は会議に発つ前夜のテレビで、村山談話について「引き継いでいくと言っている以上、もう一度書く必要はないだろう」と述べ、戦後70年の安倍談話には「植民地支配と侵略」「おわび」などは盛り込まないことを示唆した。きのうの演説はこれに沿った内容だ。

【7】 この考えには同意できない。

【8】 「侵略の定義は定まっていない」といった言動から、首相は村山談話の歴史観を本心では否定したいのではと、アジアや欧米で疑念を持たれている。

【9】 引き継いでいるからいいだろうとやり過ごせば、疑念は確信に変わるだろう。表立って批判されなくとも、国際社会における信頼や敬意は損なわれる。

【10】 それがいったいだれの利益になるというのか。

【11】 一部の政治家が侵略を否定するような発言を繰り返すなか、村山談話は国際的に高く評価されてきた。その後のすべての首相が引き継ぎ、日本外交の基礎となった。率直に過去に向き合う姿勢が、「未来への土台」となったのだ。それをわざわざ崩す愚を犯す必要はない。

【12】 首相はきのうの演説後、中国の習近平主席と5カ月ぶりに会談した。両国関係を発展させ、アジアや世界の安定と繁栄に貢献をしていくことで一致したという。歓迎すべき流れだ。

【13】 そうであればなおさら、首相はごまかしのない態度で過去に向き合う必要がある。「植民地支配と侵略」「おわび」を避けては通れない。

村山談話なんざぁ、半島大陸の強請りネタだろうが

 日中国交40年だの、日韓国交50年だのを、「村山談話以前」と「村山談話以降」に分けて考えて見ろよ。少なくとも村山談話以降、日韓関係/日中関係は好転している/良い方向・傾向である」なんて断言できる奴が、居るか?
 最大限甘く見ても「村山談話直後は、良かった」程度だろう。


③【東京社説】侵略とおわび 自身の言葉で語らねば侵略とおわび 自身の言葉で語らねば
Tweet 2015年4月23日

【1】 安倍晋三首相はなぜ自分の言葉で語らないのか。植民地支配と侵略への反省とおわびは、外交の基盤である歴史認識の根幹だ。過去の首相談話を引き継ぐと語るだけでは、国際社会には伝わるまい。

【2】 安倍首相がきのう、インドネシアの首都ジャカルタで開かれたアジア・アフリカ会議(バンドン会議)六十周年記念首脳会議で演説した。二十六日からの訪米ではワシントンの米議会でも演説する。

【3】 戦後五十年の村山富市、六十年の小泉純一郎両首相談話の作成過程を振り返ると、首相自身の発言がそれぞれ基礎になった。

【4】 今年八月十五日の終戦記念日に発表する予定の戦後七十年の安倍首相談話も同様だろう。だからこそ、首相がジャカルタやワシントンでの演説で、どんなメッセージを発するのかに注目が集まる。

【5】 首相はジャカルタでの演説で、「先の大戦の深い反省」は語ったが、五十周年記念首脳会議で当時の小泉首相が明言した「心からのおわび」には触れなかった。

【6】 また「植民地支配」には言及せず、「侵略」という文言も、六十年前のバンドン会議で発表された「平和宣言」を引用する中で触れてはいるが、日本自身の「侵略」という意味で使ってはいない。

7】 安倍首相は、二つの首相談話を含めて「歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいる」と述べてはいるが、「基本的な考え方を引き継いでいくと言っている以上、もう一度書く必要はない」とも語っている。

【8】 首相としては敗戦までの過去の歴史よりも、焦土の中から復興を遂げた戦後日本の歩みや、今後の国際貢献に焦点を当て、「未来志向」の談話としたいのだろう。

【9】 しかし、二つの首相談話で言及している「植民地支配と侵略」への「反省とおわび」は歴史認識の根幹だ。全体として引き継ぐのだから、その都度言及しなくても国際社会の理解は得られると考えるのは、あまりにも独善的である。

【10】 戦後日本の平和国家としての歩みは誇るべき歴史であり、先人の努力と知恵に敬意を表したい。同時に、平和国家としての立脚点が先の大戦への反省にあることを忘れてはなるまい。

【11】 一国の歴史には誇るべきも反省すべきもあるだろうが、負の歴史も受け入れてこそ、国を愛するということではないか。未来志向に魂を入れるためにも、首相自身の言葉で「侵略」「おわび」を語るべきだ。言葉を省いて国際社会の誤解を招く愚は犯すべきでない。

④【毎日社説】社説:バンドン会議 日中は原点を忘れるな社説:バンドン会議 
毎日新聞 2015年04月23日 02時30分

【1】 1955年4月のアジア・アフリカ会議(バンドン会議)開催60周年を記念する首脳会議がジャカルタで始まった。冷戦下の国際情勢に一石を投じ、非同盟運動に結びついた会議の原点を振り返り、現代的な意義を見いだすことにつなげたい。

【2】 60年前の会議には植民地から独立したばかりの新興国を中心に29カ国・地域が参加した。人種、国家間の平等、国際紛争の平和的解決などを盛り込んだ10原則に合意し、その後の民族運動に大きな刺激を与えた。

【3】 日本にとっては戦争の反省を踏まえてアジアに復帰する意味を持った。建国まもない中華人民共和国との初の公式接触も実現した。中国の周恩来(しゅう・おんらい)首相は国益の主張を抑えて会議をリードする役割を果たし、国際的評価を高めた。

【4】 当時と比べ、日中はもちろん、インド、東南アジアなどアジア諸国は目覚ましい経済発展を遂げた。アフリカ諸国も潜在的な成長力に期待が高まっている。格段に存在感を高めたといえるだろう。

【5】 ただ、命がけで地中海を渡るアフリカからの難民船に示されるように欧米先進国との格差はなお大きい。ホスト役のインドネシアのジョコ大統領は開会式で格差や貧困の解消に向けた改革の必要性を訴えた。

【6】 地域の一層の繁栄に向け期待されているのは米国に次ぐ経済大国である日本、中国の役割だろう。

【7】 安倍晋三首相は「先の大戦の深い反省」を表明し、バンドン会議で確認された「侵略によって他国の領土保全や政治的独立を侵さない」という原則を守って戦後を歩み、アジア、アフリカ諸国の発展の手助けをしてきたことを強調した。

【8】 過去60年間に日本がこの地域に供与した政府開発援助(ODA)は総額3000億ドル(約36兆円)に達する。世界に誇れる実績だ。

【9】 一方、中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は長期戦略に掲げる陸と海のシルクロード構想や中国主導で創設されるアジアインフラ投資銀行(AIIB)に言及した上で、途上国支援を強化する方針を表明した。中国が新たな役割を果たそうとすることは理解できるが、国益優先の援助になるのではないかという懸念も根強い。

【10】 ただ、日中が角を突き合わせていては地域の平和、繁栄にはつながらない。昨秋に続く首脳会談で、両国が戦略的互恵関係に基づき、世界の安定と繁栄に貢献する必要性を確認したことは歓迎できる。

【11】 中国や新興国には先進国主導の国際秩序への不満がある。戦後、アジアと欧米の橋渡し役を続けてきた日本には両者の対立を深めないという役割もある。難しい課題だが、その努力を怠ってはならない。


なんとまあ、毎日新聞が、マシに見えるとは

  ま、世も末だね。