所謂「朝鮮」=「現状では北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国(*1)）＋韓国(大韓民国）」を、弊ブログでは「半島」と呼びならわし、支那=中国(中華人民共和国(*2)）を呼びならわす「大陸」と対比させている。ある種「蔑称」とも言えるかも知れないが、まあ、ジョッパリ(*3)だのウェノム(*4)だのほどには「あからさまでは無い」ので、常用している。一応断っておくが「作者には差別意識を助長する意図はありません」で、「差別と言うのは、ある種決めつけであり思考判断停止でもあるから、”差別する”側にとっても、長い目で見れば損になる」とも、再三繰り返している。
無論、「神ならぬ身の人が為す事」とも繰り返す通り、私(ZERO)自身に「差別意識が無い」なんて全く言う心算はないし、「無い心算でも必ずあるのが差別意識」だろうと、考えている。その意味で、北朝鮮や韓国の事を「半島」と呼ぼうが呼ぶまいが「朝鮮人に対する差別意識」を私(ZERO)自身は「有している」と、自覚しているし、警戒している(*5)。
さはさりながら、こ～んな記事が半島は韓国でも屈指の有力紙が掲載してしまうようでは・・・
<注釈>
(*1) 毎度のことながら、この正式国名は爆笑モノだな。北朝鮮が「民主主義」を国名に含んでいるのだから。(*2) 「人民」であって「国民」でも「市民」でもないところが、味噌だろうな。(*3) 偶蹄類と言う意味で、日本人の足袋を指してのこと、らしい。(*4) 「小人の野蛮人」と言う意味らしい。が、「朝鮮人は日本人より背が高い」なんてイメージがトンと無いんで、ピンと来ないな。まあ、これも一つのカルチャーギャップと言う奴か。(*5) ここで「警戒している」と言うのは、「朝鮮人に対する差別意識によって北朝鮮や韓国に対する判断・判定を誤ること」である。
【朝鮮日報】日本よ、「漢江の奇跡」を侮辱するな「日本の支援で韓国が成長」と主張、外務省の動画がでたらめな理由
（1）開発初期の借款の7割は欧米から
（2）政府の政策と国民の意思の結果…日本も収益を獲得
（3）国交正常化後の対日貿易赤字は4900億ドル
（4）植民地時代の収奪が原因で、韓国は独立後最貧国として出発
【1】 日本の外務省は今月24日、駐米・駐韓大使館のホームページなどで、韓国などアジア諸国への援助を強調する広報動画を公開した。この動画をめぐっては「誇張であって、一方的な主張」という指摘が出ている。「戦後国際社会の国づくり：信頼のおけるパートナーとしての日本」という動画は「1954年からアジア諸国に対し経済支援を提供した」として、韓国の地下鉄1号線の開通写真、昭陽江ダム工事の写真、浦項総合製鉄所の写真を次々と示した。韓国も日本による大々的な支援のおかげで経済成長の第一歩を踏み出すことができた、というのだ。
【2】 「日本の支援で韓国が発展した」という主張は「朝鮮を近代化した」という日本帝国主義の強弁とそっくりだ。日本の支援が韓国の経済成長の土台だったという広報動画の主張は、幾つかの点で誇張されたものだと専門家らは指摘した。
【3】 まず、規模の面で見ると、戦後の韓国経済の再建に決定的な役割を果たしたのは、日本よりも米国・欧州の支援だった。光復（日本の植民地支配からの解放）後から1960年まで、米国を中心とする無償援助は総額30億ドル（現在のレートで約3580億円）に達した。内容は食品・衣料品・産業設備などで、戦後の再建の土台となった。米国は、60年代に入ると援助を減らし、借款によって経済開発を支援した。
【4】 朴正煕（パク・チョンヒ）政権の第1次経済開発5カ年計画が始まった62年からの10年で韓国が導入した借款のうち、70％は米国・欧州からのものだった。日本からの借款は20％程度だった。李陳錫（イ・ジンソク）記者 , キム・ジョンフン記者 , 宣政敏（ソン・ジョンミン）記者朝鮮日報／朝鮮日報日本語版
三人別々の所を書いて、チェックもせず整合も取らなかった記事？
さて、如何だろうか。
タイトルと章題でネタばらししたようなものだが、私（ZERO)の所感は章題の通り。
タイトルと章題でネタばらししたようなものだが、私（ZERO)の所感は章題の通り。
先ず、上掲朝鮮日報記事を三つのパートに分けよう。①見出し ②冒頭の箇条書き部分（1）～（4）③記事本文パラグラフ【1】～【4】 この分け方に異存異論はあり得るだろう。特に①見出しが②～③記事自体と「別のモノ」と考えるのは、普通では無い。普通ではないが…上記①、②、③は、通底する者こそあるモノの、書いて居る事・主張していることがてんでバラバラ(と、私(ZERO)には思える)なのだから、とてもじゃないが「普通では無い」。
上記①②③に通底するモノは、「日本外務省の”日本の経済支援が韓国の経済成長の土台だったという広報動画”に対する反発」であろう。上掲記事にもある通り日本外務省の公開動画は「韓国などアジア諸国への援助を強調する広報動画」だそうだが、上記①タイトルが「日本よ、「漢江の奇跡」を侮辱するな」なのであるから、「日本から韓国への経済支援」が「韓国の経済発展＝漢口の奇蹟」に寄与した」とする日本外務省動画に対し、「でたらめだ！」と批難・批判している。この点は、上記①②③3つのパート全てが一致している。
だが・・・上記①タイトルが「でたらめだ！」の批難だけなのは、文字数制限からして仕方ないとしても、その後の上記②「日本外務省後方動画がでたらめな理由」箇条書きと上記③記事本文に共通する「日本外務省広報動画がでたらめな理由」が、箇条書き（1）「開発初期の借款の7割は欧米から」だけしかない。なおかつ・・・私(ZERO)には「「漢江の奇跡」を侮辱するな」と、主張するだけの理由が、全く見当たらないんだが。箇条書き（1）の主張は、「漢江の奇跡は、日本では無く欧米の援助によるのが主だ！」であるようだが「外国の援助による」事に変わりはあるまい。
と、思ったら、箇条書き（2）に「(韓国）政府の政策と(韓国）国民の意思の結果…日本も収益を獲得」とある。これで漸く「”侮辱”の謎」が解ける。「漢口の奇蹟は、韓国政府の政策と韓国国民の意思の結果である」と言うのが「前提条件」で、これを否定することは「侮辱」になる訳だ。
であるならば、上掲記事は箇条書き(2)を主軸に据えて、「如何に漢口の奇蹟は韓国政府の政策と韓国国民の意思に依って居たか」を書き、「外国からの援助なぞ漢口の奇蹟には不要であった」事を論証すべきであろうに…半島の反日火病で気違いじみた短絡思考でも、流石にそれは無理と見える。
「朝鮮にとって、歴史とはファンタジー」と言うのは「日帝支配以前のウリナラ4900年の歴史の悲惨さ」に免じて勘弁してやるからさ、せめて新聞記事ぐらい、筋の通った文章にしろよ。
如何に、朝鮮日報。