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弊ブログも、我ながら結構な数の記事が貯まって来ているが、「この記事を、アップしておいて良かった」と思う事は、まだ数えるほどしかない。
だが、極希にではあるが、そういう事もある。例えば、後掲の中央日報コラムを読んだときなんかが、そうだ。
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だが、極希にではあるが、そういう事もある。例えば、後掲の中央日報コラムを読んだときなんかが、そうだ。
①【中央日報グローバルアイ】日本で伸びをする『茶色の朝』の警告
2015年01月13日09時00分 http://news.livedoor.com/article/detail/9667063/
http://japanese.joins.com/article/206/195206.html?servcode=100§code=120
[ 中央日報/中央日報日本語版]
日本人の愛犬に対する愛情は格別だ。町内の公園に行けば人が半分、犬が半分だ。幼い子どものようにベビーカーに乗せちやほやと世話する。高級ペット用ベビーカーは50万ウォンを超える高額でも羽根が生えたように売れる。野外に遊び場を備えたドッグカフェは連日大変なにぎわいだ。焼いた牛肉とマッシュポテトなど飼い主と犬が一緒に食べられる5万~6万ウォンのファミリーセットは人気だ。毛色も顔付きもそれぞれ異なる犬の天国だ。
ペットを心から大事にする日本人に青天の霹靂のようこんなことが起きたならどうなるだろうか。ある日突然「茶色でない犬は残さずなくせ」という恐ろしい法律が公表される。いわゆる「茶色法」だ。黒と白、ブチの犬は茶色でないという理由だけで安楽死させなければならない。むごいことだ。童話の本にでもあるような状況だ。実際そんな童話の本がある。
1998年にフランスの小説家フランク・パブロフが発表した『茶色の朝』だ。2003年に日本でも翻訳出版された。著者はフランス民族主義極右政党である国民戦線が選挙で躍進すると強い懸念を示して本を書いた。茶色は極右のイメージを帯びる。ドイツのナチスの制服が茶色だった。このところ日本人が『茶色の朝』に再び注目している。日本政府の軍慰安婦強制連行否定、集団的自衛権行使容認、平和憲法改正の動きなど、右傾化が日増しに深刻化しているのと無関係ではない。極右団体の嫌韓デモとヘイトスピーチも内外の強い懸念を呼んでいる。
『茶色の朝』に登場する政府は急増した犬と猫の数を減らすという名分で「茶色法」を発表する。科学者は茶色の猫は子を生む数が少なく、えさも少ないという実験結果を発表する。人々はしばらくはあわてるがまもなく順応する。これを批判した新聞は廃刊になる。茶色新聞、茶色本、茶色酒などすべて茶色だけが残る。不安と恐怖が町を襲う。しかし人々には抵抗する力も、意志もない。
日本語版は出版後8カ月で3万3000部売れた。当時は武力攻撃事態法と国民保護法など日本が武力攻撃を受けた際に国民の自由を制限できる法律が相次いで作られた時だ。そして先月10日、国家機密漏洩時に最高懲役10年に処する特定秘密保護法が施行されてから本はまた話題になっている。北海道新聞は先月末までに6万部が売れたと報道した。日本政府は国家安保を理由に各種情報を最長60年まで秘匿する。国民の知る権利とメディアの自由は国益の前に力を失う。イ・ジョンホン東京特派員
主人公は「初めて茶色法が作られた時にだめだと言うべきだった」と後悔する。「だが、どのように? 他の人たちも静かに暮らすのが良いと手をこまぬいていたではないか」。弁解も加える。『茶色の朝』の警告は日本国内ではまだコップの中の台風だ。しかし安保法制整備など軍事大国化と改憲に向かった動きが本格化する2015年、警告は沈黙のコップを割り超大型台風として日本列島を襲うかもしれない。
さはさりながら・・・
以前アップしたこちらの記事を、併せて御覧頂きたい。
自民党がナチ党扱いとは―【東京コラム】【私説・論説室から】「茶色に染まり始めた朝」の暴論 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/38043645.html
【私説・論説室から】茶色に染まり始めた朝
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2013032002000124.html
2013年3月20日 ( 〈〉番号はブログ主による段落番号 )
〈1〉「事なかれ主義」がファシズム台頭を許すと警鐘を鳴らし、フランスでベストセラー、多くの国でも翻訳された短編寓話(ぐうわ)『茶色の朝』。作者のフランク・パブロフ氏を仏グルノーブル市の自宅に訪ねたのは、邦訳が出版された九年前のこと。欧州で移民排斥など右傾化の嵐が吹き荒れ、日本も教科書検定問題など息苦しさが漂う時期だった。
〈2〉“茶色”とはナチスの象徴の色だ。あらすじはこうだった。ある日、毛が茶色以外のペットは法律で禁止された。これを批判した新聞が廃刊となり、本や服装、政党名に茶色が強制されていく。しかし、不自由のない日々だからと声を上げないでいると、過去に茶色以外のペットを飼った者まで逮捕される法律ができ、主人公に危険が迫る…。
〈3〉パブロフ氏は諭すように解説してくれた。民主主義を花瓶に例えて「少しだけ欠けたのをほっておくと、ひびはだんだん大きくなる。まあいいかと思っていると、いつの間にか割れてしまう」。毎朝起きたら注意を払い、時には行動しないと守れないものだ、と。
〈4〉そう、夏の参院選まではタカ派色を隠し、「国のかたち」を変えにかかるのは選挙後だろうと油断していると…。武器輸出三原則は例外の積み重ねですでに骨抜きに。集団的自衛権行使を模索する動きも、自衛隊の国防軍への改編や交戦権を認める新憲法づくりも、この国ではもう相当に前のめりなのだ。 (久原穏)
「同じ小説を題材にしたから、似たようなコラムになる」と、断言出来る人は幸いだ。
否、「おめでたい」と評するべきか。
無論、上掲①中央日報コラムを書いたイ・ジョンホン東京特派員 が、上掲②を読んだ事も聴いた事も無いと言う可能性はある。また、「イ・ジョンホン東京特派員が、上掲②を読んだ事/聞いた事がある」と、証明する事も、簡単ではなさそうだ(*1)。
だが、まあ、普通に考えれば…「パクリ」だろう。
【注釈】
(*1) 当人の自供・自白以外では。小説「茶色の朝」は読んでいて当然だし、所持しているかもしれないが、上掲②の方は「新聞は所持ないし購読しているが、その欄は読んでいない」と、主張出来そうだ。