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 たまには、シンプルに行こう。「ぬくぬく」さんのように(*1)。

 

<注釈>

(*1) って出だしは、以前にも使った気がするが。 
 
 
【新京報】新「安倍丸」が平和の岸へ向かうだろうか
人民網日本語版 2014年12月25日15:40
http://j.people.com.cn/n/2014/1225/c94474-8827886.html
【1】 一閣僚の交代から「安倍丸」の航行の方向のシグナルがうかがえる。安倍首相は歴史修正主義の道を頑なに歩む。その考えに変化はない。(文:和静鈞・チャ ハル学会研究員。新京報掲載)

【2】 日本の安倍晋三首相(自民党総裁)は24日召集の特別国会で、自公両党が衆院の3分の2を占める中、第97代首相に順調に選出され、第3次安倍内閣を始動した。日本の新内閣発足について中国外交部(外務省)報道官は「中日関係の長期的で安定した健全な発展の維持は両国および両国民の根本的利益に合致する。日本が引き続き平和的発展の道を歩み、地域の平和・安定と発展に建設的役割を発揮することを希望する」と表明した。

【3】 第3次安倍内閣の発足は、人為的な(*1)「衆院解散、選挙前倒し」という戦術的選挙の結果だ。この選挙によって、安倍首相が推し進めていた政策および近く打ち出す予定の政策の実施期間を少なくとも2018年まで延長することが可能となった。選挙は遂行中の政策への承認を得るためだったので、第3次安倍内閣は第2次内閣の閣僚をほぼそのまま留任させた。政治資金スキャンダルで自ら辞任した江渡聡徳前防衛相を除けば。

【4】 だがこの一閣僚の交代から、「安倍丸」の航行の方向のシグナルがうかがえる。江渡氏の後任は、元防衛庁長官の中谷元氏だ。彼はタカ派の好戦分子であり、敵基地攻撃能力の保有に賛成し、かつて「中国の脅威」を喧伝した人物だ。安倍首相が平和的防衛主義からの脱却を急ぐタカ派の人物を起用したのは、自らの歴史修正主義を支えるための手配の1つであるはずであり、歴史修正主義の道を頑なに歩む考えに変化がないことも見てとれる(*2)。

【5】 安倍首相はすでに「閣議決定」という方法を通じて、憲法第9条の改正を手口を変えて実現した。現在残された課題は、それをどう「法律化」するかという問題だ。新たな国会構成は、安倍首相が思い通りに行動するのに一層有利だ。安倍首相にとって憲法改正はすでに「個人的政治任務」となっている。

【6】 今回の総選挙の結果は日本の全ての民意を代表するものではない。もし安倍首相が総選挙の様々な変数を注意深く確認できれば、その歴史修正主義の歩みは減速するかもしれない。総選挙の結果を見ると、極右の小政党が次々に敗退する一方で、平和主義を主張する日本共産党や自民党と連立政権を組む公明党は新たな票を多く獲得した。総選挙の真の勝者は自民党一党では決してない。平和主義が再び日本の民意から支持されたことは、安倍首相の「右翼アジェンダ」急進主義への抑止となる(*3)。
 
【7】 戦後日本は平和憲法という法的保障によって急速な復興と発展を成し遂げ(*4)、一度は世界第2の経済大国となったのである。もしこの保障を捨て去り、反対のことをするのなら、日本にとって幸いなことにならないのは確実であり(*5)、「安倍丸」がどこへ向かうのかは周辺国の問いであるのみならず、それ以上に日本国民の問いなのである。
(編集NA)
 「人民網日本語版」2014年12月25日

 

<注釈>

(*1) 内閣不信任案可決以外の解散総選挙は、人為的だろう。つまり大概の解散総選挙は「人為的」ですが、何か?
 ああ、戦争やテロ、天変地異災害などで閣僚の相当数が執務不能に陥るっていう「自然的な解散総選挙」が、あったか。そりゃ支那では珍しくないのかも知れないがね。 
 
(*2) そりゃ、我が国の勝手でしょ。
 
(*3) 中国共産党の宣伝機関が、日本の民主主義と世論に期待してやぁがる。日本の世論を云々する前に、お国の世論に耳を傾けたらどうかね。例えば、香港の世論や、ウイグルの世論にね。 
 
(*4) 戦後日本の発展と平和憲法の間に、直接の相関はありませんが。「自機的に一致している」のと「因果関係がある」のは別ですよ。 
 
(*5) それは、我が国の勝手ですがね。ああ、尖閣諸島は愚か、沖縄まで「核心的利益」と称する侵略宣言を公言している中国共産党にとっては、都合が悪かろうね。 
 
 

一党独裁政権が、外国の世論に期待し阿る「天下の奇観」

 「世論戦」と言う用語は、「歴史戦」共々、中国人民解放軍の用語である事を、忘れるべきでは無いな。意味する処はいずれも、「謀略・宣伝・プロパガンダによる他国支配」に他ならない。

「思想侵略」と言っても良かろう。