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「WSJ紙+日本人/日系人女性記者=ダメ記事」なんて「偏見」だか差別だかジンクスだか公式だか「パラダイム」だかを私(ZERO)が抱き、抱くようになって「WSJ紙+日本人/日系人女性記者=ダメ記事」シリーズとして数えて見たら16本もの記事を書いて居た事は、先行記事にした通り。
「WSJ紙+日本人/日系人女性記者=ダメ記事」なんて「偏見」だか差別だかジンクスだか公式だか「パラダイム」だかを私(ZERO)が抱き、抱くようになって「WSJ紙+日本人/日系人女性記者=ダメ記事」シリーズとして数えて見たら16本もの記事を書いて居た事は、先行記事にした通り。
だが、再三繰り返す通り、「差別・偏見」なんてモノは「冷静な判断を妨げるモノ」であるから「差別・偏見を持っている当人にとっても、最終的には”損な事”」。
であるから、「WSJ紙+日本人/日系人女性記者=ダメ記事」なんて「偏見」を打破粉砕してくれることを期待して、定期的にWSJ紙もチェックしている訳である。
さて、今回の「WSJ紙+日本人/日系人女性記者」は・・・Yuka Hayashiって署名だけで、「期待薄」と感じてしまうのも、また「偏見・差別」の為せる業、であるが・・・
【WSJ】日中、どちらが譲歩したのか-日中の英語翻訳に微妙な違い
http://realtime.wsj.com/japan/2014/11/10/%e6%97%a5%e4%b8%ad%e3%80%81%e3%81%a9%e3%81%a1%e3%82%89%e3%81%8c%e8%ad%b2%e6%ad%a9%e3%81%97%e3%81%9f%e3%81%ae%e3%81%8b%ef%bc%8d%e6%97%a5%e4%b8%ad%e8%8b%b1%e3%81%ae%e7%bf%bb%e8%a8%b3%e3%81%ab%e5%be%ae/?mod=WSJBlog&mod=WSJJP_Blog
By Yuka Hayashi
安倍晋三首相(9日、北京)
Agence France-Presse/Getty Images
長く冷え切った外交関係が続く日中両国は7日、対話を再開する意思を示した共同声明(日中4点合意)を発表した。短い声明は、双方がそれぞれ独自の解釈を示せる多くの余地を提供するとともに、いずれかが譲歩したとの印象を与えないようにするため周到に工夫されたものだ。
合意声明の中国語版と日本語版を細かく検討してみると、それぞれ国内向けのために可能な限り好都合になるよう、周到に言葉を選んだことが明らかだ。日本当局者によれば、日中双方は当初、合意のためのたたき台として中国語の声明を使用し、その後それを日本語に翻訳した。当局者によると、日中双方はまた、それぞれ別個の英語の翻訳を作成した。これは中国が準備した英語版に日本側が同意しなかったためだったという。
ざっと読むと、2つの声明は同じようにみえる。しかし双方がやや異なる意味を持つ言葉を選んだ部分もある。互いの政治的立場を最も良く叙述するためだ。こうした相違は、双方の不一致が最も顕著な2つの分野で見いだせる。それは領有権問題と、戦時中の歴史問題だ。
東シナ海水域の緊張について、日本の声明は、近年緊張状態が生じている原因について異なる「見解(views)」を有していることを日中双方は認識していると述べた。これに対し、中国の声明はやや違い、中国側発表の英語版によれば異なった「positions(立場)」を有しているとしている。中国語原文は、「主張」をも意味し得る言葉だ。
異なる用語を選択したのは決して偶然ではない。中国の立場は、東シナ海の釣魚島(日本名は尖閣諸島)の主権をめぐる係争の存在を日本は認識しなければならないというものだ。最近の冷却した関係の核心にある不一致だ。日本はこれを拒否し、尖閣諸島をめぐる日本の主権には論争の余地がないとしている。
実際、日本政府関係者は、主権問題は今回の声明とは関係がないと述べている。日本側の理解では、「緊張状態」とは、この海域と空域における中国の露骨な巡視活動と、昨年の尖閣諸島上空の防空識別圏の一方的な設定を意味しているという。原文(英語):Who Gave Ground? China, Japan Tweak Translations to Claim Victory
戦争の歴史について、中国側は、二国間関係における「政治的障害」を克服するため日中双方が「若干の合意に達した(reached some agreement)」としている。これに対し、日本側は、「政治的困難(political difficulties)」を克服することで双方が「若干の認識の一致(shared some recognition)」をみたと述べている。範囲については、双方の英語版ともに「some(若干の)」と叙述されている。
しかし日本の声明で使われた表現は「限定的な(limited )合意」に近い。これに対し、中国側は「若干の合意」と言っている。日中双方は「歴史を直視し、未来に向かう」とすることでは一致した。
歴史問題の核心には、日本の政治指導者たちの靖国神社参拝に対する中国の長年の不満がある。中国は安倍晋三首相が靖国神社を参拝しないとの確約を日本側から取り付けようとした。これは、安倍首相の保守的な支持層にとっては不快で受け入れられない動きだ。
文言の相違にもかかわらず、今回の合意文書は対話に向けた強いはずみをもたらしたようにみえる。日本の岸田文雄外相は8日、中国の王毅外相との会談で、広範囲に及ぶ提案を行った。日本当局者によると、その中には経済閣僚会談の再開や、訪日する中国人旅行者の数次ビザ発給要件緩和が含まれている。
日中双方は、北京で10、11の両日開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を機に、安倍首相と習近平国家主席との会談を設定した。2人が2年近く前にそれぞれ政権の座に就いて以降、初めての差しの会談になる。
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2014/11/09/who-gave-ground-china-japan-tweak-translations-to-claim-victory/
一応の及第点
さて、如何だろうか。
上掲の通り、先頃出された日中共同声明の「英訳が、日本側と中国側で微妙に異なる」事を挙げて、
1〉 いずれかが譲歩したとの印象を与えないようにするため周到に工夫されたものだ。
と分析して見せる記事。
2〉 釣魚島(日本名は尖閣諸島)
などと言う表現に、いつもの「反日・支那迎合」姿勢が垣間見えるが、全体としては日中双方の主張を併記した、「中立的な事実報道記事」の線を守っている。アメリカ政府の虎の衣を借りて、恫喝まがいの個人的見解を披露した、以前の記事とは大違いだ。
【大変よく出来ました】
この調子で真面な記事を掲載していれば、「WSJ紙+日本人/日系人女性記者=ダメ記事」と言う、私(ZERO)が擁する「偏見」を、払拭できる日が来るだろう、と、期待出来るぞ。
頑張れ、WSJ紙。
一応がんばれ、Yuka Hayashi記者(*1)。
<注釈>
(*1) 正直な処、あまり期待していない。