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 「河野談話検証」を巡って、半島の記事やら社説やらがかますびしくも頓珍漢な事になって居る事は、幾つもの記事にしてきた処。これに対し我が国各紙は、産経が「河野談話を検証だけして、見直さないとは何事か」と噛みついているのが目立つぐらいで、基本静観して居る様だ。

 アカ新聞としても「河野談話検証」の否定までは、そうそう出来ないモノかと、思われたのだが・・・

 
【琉球新報社説】河野談話の継承 歴史と向き合う覚悟持て    2014年3月18日   http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-221533-storytopic-11.html
【1】 安倍晋三首相が従軍慰安婦問題をめぐり旧日本軍の関与と強制性を認めた1993年の河野談話を継承する方針を示した。だが日本の歴史認識に対する国際社会の不信が消えたわけではない。首相はそれを自覚する必要がある。

【2】 問題をめぐっては菅義偉官房長官が2月末、談話の作成経緯を調べるチームを政府内に新設する方針を表明。談話の根拠となった元慰安婦の証言内容に関し「もう一度確認することが必要だ」と述べていた。

【3】 これに先立ち安倍首相も2月下旬、河野談話に批判的な日本維新の会の山田宏氏に対し「時機を逸せずに、議論を真剣にやる必要がある」と呼び掛け、談話検証への意欲を示していた。
【4】 だが韓国は「談話の見直しにつながる」と激しく反発し、米国も不快感を表明した。頼みの米国も韓国寄りの姿勢を示したことで、首相も談話の見直しを慌てて否定せざるを得なかったのだろう。
【5】 だが両国は「見直しは考えていない」という首相の言葉を額面通りに受け取ってはいまい。なぜなら首相が過去に、談話の修正に何度も意欲を示しているからだ。

【6】 慰安婦問題で第1次安倍内閣は2007年、「軍や官憲による強制連行を直接示す記述は見当たらなかった」との答弁書を閣議決定。安倍氏は12年の自民党総裁選の討論会で「談話により日本は不名誉を背負っている。閣議決定が国内外で共有されていない」と語った。
 
【7】 河野談話の批判論者はその閣議決定などを引用し、強制性の証拠にこだわるが、欧米などは強制性の有無にかかわらず、慰安婦の存在自体を「人道に対する罪」と問題視していることを直視すべきだ。

【8】 首相が談話継承を表明した背景には4月下旬のオバマ米大統領の日韓訪問を前に、日韓関係改善を強く求める米側の意向がある。安倍政権は保守層を念頭に、談話の検証作業は続けるとの方針を示す。

【9】 談話継承に対する首相の不承不承の態度が透けて見える。日本側が求める今月下旬の日米韓3カ国首脳会談の開催に対し、韓国は「歴史問題などで誠意ある措置を早く取るべきだ」として依然慎重な姿勢だ。

【10】 この問題で日本に厳しい視線を送るのは米韓両国だけでなく、今のままでは歴史修正主義の国として孤立しかねない。歴史を直視し、国際社会からの不信の連鎖を直ちに断ち切らなければならない。
 

「歴史と向き合う」ためには「検証は不可欠」だろうに

 さて、如何だろうか。
 言うまでも無かろうが上掲するは琉球新報社説。琉球新報と言えば、朝日新聞、沖縄タイムスと並んで「三アカ新聞」と当ブログでは呼んでいる。

 「アカ新聞」と呼ばれるだけに、上掲琉球新報社説河野談話継承を求めている。それは上掲琉球新報社説タイトルからして明白なのだが、「河野談話継承を求める理由」を上掲琉球新報社説から抽出すると、以下の通り。 ( 例によって【】は上掲琉球新報社説に振ったパラグラフ番号 )
 
(1) 日本の歴史認識に対する国際社会の不信 【1】
 
(2) 韓国は「談話の見直しにつながる」と激しく反発 【4】
 
(3) 米国の不快感 【4】
 
(4) 欧米などは強制性の有無にかかわらず、慰安婦の存在自体を「人道に対する罪」と問題視している 【7】
 
(5) 今のままでは歴史修正主義の国として孤立しかねない。 【10】
 
…いや、まあ、「安倍首相に河野談話継承させるために、ありとあらゆる理由をかき集めました」と言う感じだな上記(2)「韓国の反「反発しなかったら吃驚仰天」と言うべき事だが、上記(2)「国際社会の不信だの上記(3)「米国の不快感だのと「外圧頼み」なのは、「日本国内では河野談話検証・見直しの傾向が強い」現れだろう。共産党支持者にまで「河野談話検証」の動きが出て来たとあっては、「外患誘致」しか手が無い、と言う処か。
 
 上記(4)は、確かに半島の「従軍慰安婦キャンペーン」に呼応する処があろうが、「河野談話」発表当時に「日本軍の強制」を示す証拠が一切なく、「日本軍の強制性/強制的関与」としか「河野談話」に盛り込めなかった「史実」を踏まえての事であろう。なるほど「歴史を直視」しているが、要は慰安婦でさえあれば、強制性すら関係ない」理論。ある意味「人道的」ではあろうが、売春婦が泥棒と並んで「人類最古の職業」と呼ばれることを全く無視している売春婦のいない国なんてのが、21世紀の今日でも、一体いくつあろうか。
 
 強制性の有無にかかわらず、慰安婦の存在自体を「人道に対する罪」と問題視」するのであれば21世紀の現代に於いても「問題視されない国」なんてのが、あるのか?
 
 別に他国の罪を論っても、自国の罪が軽くなる訳では無い。だが、大日本帝国並びに大日本帝国陸海軍の罪、即ち我らが先人の罪が不当に糾弾されることに抗議するのは、我ら子孫の、大日本帝国並びに大日本帝国陸海軍の末裔の、義務であろうが。
 
 上記(5)は上掲琉球新報社説タイトル「歴史と向き合う覚悟持て」につながるのだろう。上記(5)で言う「歴史修正主義」とは、「客観的な歴史学の成果を無視し、自らに都合の良い過去は誇張や捏造したり、都合の悪い過去は過小評価や抹消したりして、自らのイデオロギーに従うように過去に関する記述を修正するものである(ウィキペディアより)」という事、らしい。
 
 だが、「歴史修正主義」と言うならば、「歴史をイデオロギーに合わせて修正しよう」としているのは、「河野談話の検証すら許さずひたすら信じ、謝罪し続けろと唱える半島や琉球新報」の方ではないか
 
 上掲琉球新報社説タイトル「歴史と向き合う覚悟を持て」。大変結構なタイトルだ。ならば、イデオロギーや前提条件など持たずに河野談話の根拠を検証精査するのは、「歴史と向き合う」第一歩であろう(*1)。
 
 「歴史に向き合う覚悟」を持つべきは、琉球新報であり、半島である。
 
 如何に、琉球新報。
 如何に、韓国。
 
 まあ、半島張りの「河野談話原理主義」に陥る事だけは免れているのだから、アカ新聞としては上出来、と言う可きかな。
 
 だが、そうだとすると、半島各紙と言うのは、一体何と呼べば良いものか。「大アカ新聞」か、「超アカ新聞」か(*2)・・・

 

<注釈>

(*1) そもそも、イデオロギー塗れの「慰安婦証言」を根拠とし、それ以外に根拠がない事が、河野談話最大の問題点である。 
 
(*2) 将来的には「鳩山由紀夫」と同様に、その固有名詞を以って「人類の英知の及ぶ限り最大限の悪罵」と認定される日が、来るのかも知れない。