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 時折当ブログでタイトルなどに使う「強請大国(きょうせいたいこく)」と言うのは、私(ZERO)の造語である(*1)。北朝鮮が自国を「強盛大国(きょうせいたいこく(*2))にする!」と息巻きながら、やって居る事は核実験や弾道ミサイル発射で食糧やら石油やらをせしめる恐喝・恫喝である事から、「強請り」にかけて「強請大国」と揶揄したのが始まりである。つまりは元来「強請大国」とは「北朝鮮を揶揄する言葉」であった…筈なのだが…「血は争えない」と言うか「血は水よりも濃し」と言うのか「民族性と言うのは社会制度が変わって百年ぐらいじゃ変わらない」と言うべきか、「強請大国」には朝鮮の南北はあまり関係ないらしい。

 

<注釈>

(*1) と、思っている。他に先行して使っている方もあろうから、著作権を主張する心算は全く無いが。 
 
(*2) 朝鮮語の発音やハングルでは、違った表記なのかも知れないが。 
 
①【中央日報】<韓日次官級協議>手ぶらで首脳会談をねだった日本
2014年03月13日07時36分
http://japanese.joins.com/article/860/182860.html?servcode=A00&sectcode=A10&cloc=jp|
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[? 中央日報/中央日報日本語版]
【1】 韓日両国の外交次官が12日、顔を合わせた。趙太庸・外交部第1次官(右)が訪韓した日本の斎木昭隆・外務事務次官と挨拶を交わしている。昨年12月に安倍晋三首相の靖国神社参拝以来初めての韓日高位級会談だ。

【2】 韓国政府は、日本が正しい歴史認識をしっかりと持たない限り、どのような形の会談も行わないという立場を伝えた。趙太庸(チョ・テヨン)外交部第1次官は、12日に韓国を訪問した日本の斎木昭隆・外務事務次官との会談で、このような韓国の立場を明確にしたと韓国外交部が明らかにした。斎木氏はこの日の会談で、河野談話を含め歴代内閣の歴史認識を継承する立場を再確認しながら、韓日首脳会談開催の必要性について言及したという。

【3】 しかし趙氏は「日本の正しい歴史認識と歴史見直し主義発言を慎むべき」とし、「特に日本軍慰安婦を含む過去の歴史問題について誠意ある対応が必要だ」と強調したことを外交部関係者が伝えた。

【4】 結局この日の会談はおよそ3時間にわたって行われたが、期待していた成果はなかった。斎木氏は河野談話継承のほかには特別なメッセージを持ってきておらず、韓国政府も軍慰安婦など過去の問題に対して誠意ある措置を取らなければならないという立場を繰り返した。
 
【5】 日本が韓日首脳会談を推進する方針に変化はないという事実が今回確認された。時事通信はこの日、「日本政府は核安全保障サミットで韓日首脳会談開催を推進していたが、安倍首相の靖国神社参拝および慰安婦問題に対する韓国側の反発が強く、米国が同席する形の会談が実現する可能性が高いと判断した」と報じた。しかし斎木氏は、趙氏に韓日米首脳会談を提案するだろうという日本メディアの報道は事実でないと明らかにしたという。

【6】 ただ、加藤勝信・官房副長官はこの日の記者会見で「現時点で(3カ国首脳会談の)予定はない」としつつも「対話の窓はいつでも開けておくという立場」と述べた。

【7】 まだ日本の本音は明確ではない。内部的には保守右翼勢力を満足させるために河野談話を検証する立場を明らかにしながらも、韓米をはじめとする国際社会には「検証と別に河野談話を継承する」という発言をしている。最近、ワシントンをはじめとする国際社会が日本の歴史認識に対する不当性を指摘したため、局面転換用として首脳会談の雰囲気づくりをしているのではないかとの分析も出ている。

【8】 米国は韓日首脳会談を望んでいる。昨年12月の安倍首相の靖国神社参拝以降、米国の東アジア外交軸である韓日米の3角同盟が揺らいでいるためだ。独紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(Frankfurter Allgemeine Zeitung)は今月7日、「過去の幽霊」という記事で「米国は安倍首相の動きによって韓国が中国と近づくことを憂慮している」と指摘した。

【9】 このような理由で米国は絶えず韓日関係改善を促してきた。最近ではソン・キム駐韓米国大使が「慰安婦あるいは性奴隷(sex slave)問題は非常に重大な人権侵害」と明らかにしていたほか、キャロライン・ ケネディ駐日米国大使も「歴史は正義に向かう」と述べて日本を圧迫していた。一方で韓国にも関係改善の要求があった。先月訪韓したジョン・ケリー米国務部長官は「日本と周辺国家間における良好な関係は米国の利益にも合致する」とし、「(4月のオバマ大統領歴訪前に)われわれが水面下での接触を通じてしっかりと解決できるようにしたい」と明らかにしていた。最近、日本が韓日首脳会談の雰囲気を盛り上げようとしている背景には、日米がお互いに共感している部分があることを示唆している。しかし韓国政府関係者は「首脳会談をしないということでなく、日本が態度を変えない状況では難しいということだ」と強調した。
 
②【中央日報社説】日本外務事務次官の訪韓メッセージに注目する
2014年03月12日07時27分
[ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/805/182805.html?servcode=100&sectcode=110&cloc=jp|
article|ranking_news

【1】 日本の斎木昭隆外務事務次官がきょう韓国を訪問し、韓日次官会議をもつ。議題は韓日関係と韓半島(朝鮮半島)情勢などであることを韓国外交部は明らかにした。韓日外交高位級会談は昨年末の安倍晋三首相の靖国神社参拝以降初めてだ。斎木事務次官の訪韓は、韓国外交部の"価値低下"の雰囲気にもかかわらず、時期的に大きな関心を引く。朴槿恵(パク・クネ)大統領と安倍首相は今月24~25日、オランダ核安全保障サミットに参加する。翌月にはバラク・オバマ米国大統領が韓日両国に立ち寄る予定だ。米国は両国に対して関係改善を強く求めている。斎木氏は、安部首相が靖国神社を参拝する前に李丙ギ(イ・ビョンキ)駐日大使と韓日首脳会談開催問題の交渉にあたっていた要人でもある。

【2】 斎木氏の訪韓メッセージは今年1年の韓日関係を予想する"風向計"になる可能性がないともいえない。何より日本軍慰安婦被害者問題に対する立場は注目される。慰安婦被害生存者は55人で平均年齢は88歳だ。そのほとんどはこの世を去った。被害者の尊厳を回復できる措置はこれ以上先送りできない人道的な課題であり、新たな韓日関係が通らなければならない"要所"だ。両国はすでに李明博(イ・ミョンバク)-野田佳彦政府、朴槿恵-安倍政府の間でこの問題解決のための交渉を繰り広げてきた。李明博政権時は日本首相からの謝罪と日本政府の被害者支援などを軸に妥結直前まで来ていた。問題解決の前提は慰安婦の強制動員を認めて謝罪した河野談話を安倍内閣が継承することだ。

【3】 日本政府はその上で1965年の韓日請求権協定で賠償責任が終わったという原則だけに固守するのではなく、普遍的な人権の大局的見地から決断を下す必要がある。それが大国らしい態度だ。慰安婦問題に関する限り、時間は決して日本の味方ではない。

【4】 韓国も日本の「アジア女性基金創設」等、これまでの努力を評価する必要がある。これを基に両国は被害者を2度にわたる歴史のスケープゴートにしない現実的な対策を見つけ出さなければならない。それが民主主義国家関係だ。双方ともに100%満足させる交渉は外交辞典にないのだろうか。斎木氏の訪韓が新たな韓日関係を築く長い道のりの第一歩になることを期待する。
 .

意味は明白「金寄越せ!」。他に何がある?

 さて、如何だろうか。
 
 改めて言うまでも無かろうが、上掲①は我が国の外務次官が訪韓したが、殆どとんぼ返りでお土産を持ってこなかった」事を報じる中央日報の記事。上掲②はそれに先立つ同じく中央日報社説で、社説タイトルの通り外務次官訪韓のお土産に期待すると言う内容。「お土産」ってのは我ながら相当俗っぽい表現だが、上掲記事②パラグラフ【2】
 
②1〉 何より日本軍慰安婦被害者問題に対する立場は注目される
 
と断言し、民主党政権時代の「日韓交渉」について縷々述べ、
 
②2〉 問題解決の前提は慰安婦の強制動員を認めて謝罪した河野談話を安倍内閣が継承することだ。
 
と断言しているのだから、上掲②中央日報社説タイトルにある「日本外務次官の訪韓メッセージ」とやらに「お土産」を期待している/期待していた事は明白だろう。
 
 その「日本のお土産に対する期待」を上掲②パラグラフ【3】
 
②3〉 日本政府はその上で1965年の韓日請求権協定で賠償責任が終わったという原則だけに固守するのではなく、
②4〉普遍的な人権の大局的見地から決断を下す必要がある。
②5〉それが大国らしい態度だ。
 
などと尤もらしく主張(*1)しているが、「普遍的な人権の大局的見地から決断だの大国らしい態度だのと美辞麗句を並べたてるモノの、要は「財産、請求権の完全かつ最終的な解決」を見た筈の日韓基本条約を無視して「未来永劫強請られ続けろと言う、実にムシの良い「お土産」を期待している/期待していた訳だ。少なくとも、中央日報は。
 
 それは上掲①中央日報記事見出し「手ぶらで首脳会談をねだった日本」にもつながる。要は「お土産を持ってこなかった」事に対する非難…なんて上等なものじゃないな。不平不満恨み節だ。「手ぶらで」と言う見出しの言葉に、それが端的に表われている。透けて見えるのは、「日本からお土産を持って来るのは(*2)当然だろう」と言う、傲岸不遜な態度である。
 
 実に自分勝手でムシの良い「お土産」を期待するのも、北朝鮮を見習ってか「強請大国」化するのも、韓国の勝手だ。我が国の知った事では無い。
 
 ただ、我が国は「強請大国化した韓国」の「強請り」には付き合わない。少なくとも現行・安倍政権は。前・民主党政権は「強請りの言いなり」だったがね。
 
 なればこそ、現行安倍政権の対韓外交こそ正に「日韓関係正常化の第一歩」である。
 「異常な友好関係」よりも「正常な敵対関係」の方が、我が国の利益になる事はある。

 外交の目的は国益の追求なのだから、場合によっては「正常な敵対関係」を構築する事が、外交の目的となろう。
 
 上掲中央日報記事・社説に見る主張が韓国政府の主張であるならば(*3)、正に「外交が"正常な敵対関係"を目指すべき場合」であろう。
 
 如何に、韓国政府。
 如何に、国民。

 

<注釈>

(*1) それも「中央日報社説」なのだから、正真正銘掛け値なし、「中央日報紙の、会社としての主張」だ。 
 
(*2) 少なくとも「日韓首脳会談を望む以上」
 それにしても、「日韓首脳会談」ってのは「お土産を持って来ないと交渉も出来ない」程偉いのかねぇ。
 
(*3) また、そうであると私(ZERO)は確信しているのだが。
 イヤそれどころか、上掲中央日報主張の反対の主張を公言すれば、社会的ないし生物学的に抹殺されかねないのが韓国だと、考えている。