応援いただけるならば、クリックを⇒ https://www.blogmura.com/
再三繰り返す通り、大陸は支那、「中華人民共和国」は中国共産党一党独裁政権が支配し、思想・信条・言論・学問の自由なんぞ建前上さえあるかどうかと言う「魂の牢獄」。その報道機関は基本的に「党の口舌」=中国共産党の宣伝機関に他ならない。
であるならば、在外中国大使が挙って安倍首相批判・日本政府攻撃を実施している現下の状況では、「中国の報道機関」は「日本軍国主義復活ぅぅぅぅぅぅ!批判」大キャンペーンを実施中なのは、ある意味「理の当然」である。それが「中国共産党の意思」なのだから、中国の報道機関は競って安倍首相批判・日本政府攻撃を実施し、「中国共産党に対する忠誠」を示そうと躍起になる。ジャーナリズムだの、ブンヤ魂なんてのは、思想・信条・言論の自由ある「遥か異世界(*1)の話」なんだから、仕方がない。
となれば、人民網も人民日報海外版記事などの転載ばかりではなく、独自記事で「中国共産党に対する忠誠」を示す必要に迫られるのだろう。下掲の記事が掲載されている。
<注釈>
(*1) とは言え、日本海を挟んだ対岸なんだがねぇ。【人民網】歴史の錯覚を引き起こす企ての本質は国際正義の軽視
http://j.people.com.cn/94474/8532679.html
2014年02月11日12:53
【1】 日本国首相の安倍晋三は歴史問題における誤った言動で国際社会の激しい非難を受けながらも、依然として頑なに改めず、気炎を吐き、過ちに過ちを重ねている。
【2】 しばらくの間というもの、安倍は様々な場で自身の靖国神社参拝のために詭弁を弄し、あらん限りの力を尽くして概念をすり替え、ありもしない事を捏造し、牽強付会を図っている。中でも最も荒唐無稽なのが、ダボスでインタビューを受けた際に、あろうことか中日関係を第1次大戦前の英独関係になぞらえ、歴史の錯覚を引き起こす手口で国際社会の視線をそらし、根本的是非を曖昧にしようと企てたことだ。
【3】 安倍の腹心たちもせわしく動き続けている。跳び出てきては南京大虐殺を否認し、日本軍国主義に対する国際社会の正義の審判(*1)に疑問を呈する者がいる。平和憲法無効説を騒ぎ立て、世界反ファシズム戦争の勝利後に形成された平和維持の国際秩序の打破を企てる者がいる。教科書検定基準の改定を急ぎ、侵略の史実を曖昧にし、古来中国の領土である釣魚島(日本名・尖閣諸島)を「日本固有の領土」と記すよう各出版社に要求する者がいる。日本軍による「慰安婦」強制連行という動かぬ証拠のある犯罪行為について愚かにもしらを切ろうとする者がいる……
【4】 根本的是非はいささかたりとも曖昧にしてはならない!日本右翼政治屋たちの拙劣なパフォーマンスは、歴史の大舞台にたまに現れるピエロの動きのように見えるが、その魂胆に対して世界の人々は一段と警戒心を抱かざるを得ない。歴史の改竄、良識への挑戦、正義への抵抗。これは、この上なく危険なことだ。かつて戦争を発動したドイツと同じだと中国を非難するのは、平和の道に背離する日本右翼の誤った行動を覆い隠すためだ。彼らは歴史の錯覚を引き起こそうとしているが、これは本質的に国際正義を軽視するものだ。
【5】 だが誤謬は誤謬であり、しょせん真理にはなり得ない。安倍の靖国神社参拝は事実上、米国民の感情も傷つけた。米国の有識者は「靖国神社の存在は工業の発達した日本が立ち後れたアジアを解放したのであり、アジアの人々は感謝すべきだというものだ。これは戦後国際秩序と日本の国内法の基礎を否定するものだ」と明確に指摘した。英国のヒュー・コータッツィ元駐日大使は寄稿で、平和憲法改正を企てる日本に対して「火遊びをする者は、自らの身を焼く可能性が高い」と警告した。英国のティモシー・ヒッチンズ現駐日大使も先日、自らの犯した歴史的過ちを認めるよう日本に促した。
【6】 日本は頑として過ちを認めず、悔い改めず、自らを省みない。これは道義上許されないことであり、国際社会の寛恕できないことであり、ましてや国際社会の信頼や尊敬など到底望めない。「右翼勢力が猖獗する日本は、罪過を悔いていない犯罪者が完全武装で住宅街に戻ってくるようなもので、隣近所は最悪の事態を想定して、狼を殴る棒を用意するほかない」と人々が言うのも無理はない。
【7】 歴史問題という障害は、歴史を素直に認めて初めて乗り越えることが可能になる。第2次大戦後、ドイツはブラント首相の「驚くべき跪き」によって、歴史的罪業が民族に課した精神的束縛からかなり解放された。今年1月のレニングラード防衛戦70周年記念でも、ドイツのガウク大統領はロシアのプーチン大統領に宛てた書簡で「ナチスドイツがソ連に対して発動した殲滅戦を思うと、深く悲しみを覚え、恥じ入るばかりだ」と表明した。これこそが正常な国家の歴史に対する正常な姿勢だ。ドイツはまさにその真摯な謝罪と反省によって初めて、現在の欧州で指導力を持つ国へと発展することができたのだ。
【8】 侵略をどう受け止め、日本軍国主義がアジアの人々に与えた苦しみや傷をどう受け止め、第2次大戦後の国際秩序の取り決めをどう受け止め、他国の領土主権をどう尊重するのか?これは日本が深く反省し、正しい答えを示さねばならない問題だ。これは中日関係の現在の困難を解決するカギでもある。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年2月11日
<注釈>
(*1) 多分、東京裁判の事、なんだろうな。
中華人民共和国は、第2次大戦当時は存在しませんが、何か?
さて、如何だろうか。
流石は「嘘も百編言えば本当になる国」と言うべきか。あまりにステレオタイプな「日本軍国主義復活ぅぅぅぅぅ!」批判であるが、一例としてパラグラフ【3】に列挙されている「安倍の腹心たち」が為していると言う「悪行」を数え上げてみよう。
① 南京大虐殺を否認
② 日本軍国主義に対する国際社会の正義の審判(*1)に疑問を呈する
③ 平和憲法無効説を騒ぎ立て
④ 世界反ファシズム戦争の勝利後に形成された平和維持の国際秩序の打破を企てる
⑤ 教科書検定基準の改定を急ぎ、侵略の史実を曖昧にし
⑥ 古来中国の領土である釣魚島(日本名・尖閣諸島)を「日本固有の領土」と記すよう各出版社に要求
⑦ 日本軍による「慰安婦」強制連行という動かぬ証拠のある犯罪行為について愚かにもしらを切ろうとする
いや、こうしてみると上記①~⑦「安倍の腹心たちが為す悪行」の大半を、私(ZERO)は為している事になるな。上記③「平和憲法無効説」は「騒ぎ立てる」程積極支持はしていないのと、上記④「教科書検定基準改定」と上記⑤「各出版社に要求」はそのような権限が無いから実行はしていない、程度。実行はしていないが、上記③「平和憲法無効説」は「占領憲法無効説」でもあるから首肯し得るし、上記⑤「教科書検定基準改定」も上記⑥「尖閣諸島の日本領有明記を出版社に要求」も、主張としては大いに支持する。その他の「悪行」①②⑥⑦に至っては「大凡血の赤い日本人ならば、為して当然。為さねば不思議。」ぐらいに思っている。
一々突っ込むのも面倒なので、一つだけ挙げるのならば、上記④「世界反ファシズム戦争の勝利後に形成された平和維持の国際秩序の打破を企てる」と言うならば、第2次大戦終結後に大陸から国民党を駆逐して建国され、朝鮮戦争に「義勇軍」と称して大軍を送り込んで正真正銘掛け値なし・史上初の国連軍(*2)と戦争し、近隣のチベットやモンゴルを併呑してさらなる領土的野心を剥き出しにしている「中華人民共和国}=中国共産党一党独裁政権こそ、上記④「世界反ファシズム戦争の勝利後に形成された平和維持の国際秩序の打破を企てる」張本人である。
核兵器保有国となって、国連常任理事国の座に収まり、あたかも「第2次大戦の戦勝国」の様な顔をしている「中華人民共和国」であるが、第2次大戦中は中国共産党はあっても「中華人民共和国」は存在しない。章題にした通り、だ。
しかし、上掲人民網記事を見ると、如何に「戦後平和教育」や「東京裁判史観」、「占領憲法」などが中国共産党にとって好都合であるかが、良~く判るな。これが、タイトルにもした通り「平和を愛する諸国民」と言う奴だ。
<注釈>
(*1) 多分、東京裁判の事。(*2) 今の処「空前絶後」でもあるが