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今日も今日とて安倍首相並びに日本に対する「日本軍国主義復活ぅぅぅぅぅ!」批判に忙しい中韓…ってな書き出しも、いい加減飽きて来たが、「今日も今日とて相変わらず」なものだから仕方がない。その「日本軍国主義復活ぅぅぅぅぅ!」批判も、安重根記念館やらNHK会長発言やらと、いろいろ手を変え品を変えているようだが(*1)、「平和を愛する諸国民の正義(*2)」に期待したり、日本人とは言え(かなり怪しげな)ニュースキャスター(*3)を担ぎ出したり、米国頼みや日本世論頼みと、「なりふり構わず」と言う処。
逆に言えばそれだけ「中韓が国を挙げての安倍首相批判/日本政府攻撃」が「思うような効果を上げていない(*4)」という事。既に効果があるならば、怪しげな「援軍」など頼む必要は無い。
その「怪しげな援軍」すら、どうやら、品切れらしい。
<注釈>
(*1) ああ、「安重根記念館」は、「日本軍国主義の復活」とは直接関係ないな。「日本軍国主義の悪業を風化させず、それと戦った"英雄"安重根を讃える」程度だ。(*2) とは、書いて居なかったようだが…まあ、似たような表現だ。
(*3) まあ、ニュースキャスターなんてのは、コメンテーターと同様"アナウンサーからネジが抜けたの"としか、私(ZERO)には思われないが、何故か世間一般では「知的職業」と思われているらしい。
(*4) ソリャそうだ。中国様の顔色を窺い、「地検の勝手な判断」と下に責任押しつけて体当たり攻撃懸けて来た「漁船」船長を釈放し、「日本は昔から中国の属国」と陰で言い放っていた民主党政権時代が懐かしくてたまるまい。尤も、民主党政権以前の自民党政権時代の相当部分も、対中国追従では大同小異であったが。
【人民日報海外版コラム「望海楼」】日本は実際の行動で尊重と信頼を勝ち取るべき
http://j.people.com.cn/94474/8531475.html
2014年02月10日12:56
【1】 安倍首相が昨年末に靖国神社を参拝して以来、安倍首相を含む日本の政府高官はずっと靖国参拝について弁解を続けている。米国を訪問中の岸田文雄外相も、米国側に「参拝の真実の意図」を説明し、首相の「積極的平和主義」について釈明することが今回の主要任務の1つだという。日本政府の言い分はどうせ、「参拝は不戦の誓いを表明するため」、「積極的に地域の平和を守る」といったいつもの主張に違いない。しかし、現在にいたるまで、日本の弁解に同調し、理解を示した国はない。良知があり、第二次大戦に関する基本的な是非の観念を持つ国と国民ならば、日本の言い分を信じるわけがないからだ。安部首相と日本政府は、このような主張を言い続けていれば他国からの「理解」を得られると信じているようだ。しかし、日本の言動を振り返ってみると、安倍政権が自らに貼った「積極的平和主義」のレッテルと、実際の状況がどれだけかけ離れているかが分かる。(文:華益文・国際問題専門家。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)
【2】 言動が矛盾、心にもないことを言う、虚偽と傲慢??。これらが、安倍政権のこの1年あまりの状況を表すのに最も適した言葉だろう。安倍氏は初めて首相に就任した際、中国と戦略的互恵関係を築くことを提起した。再び首相に就任する前後にも、両国関係を戦略的互恵関係の原点に戻すと幾度も言及していた。さらに、少し前の春節に在日華人に向けて発表したメッセージでも「日中関係は戦略的互恵関係の原点に立ち戻ることが必要」と表明している。しかしこの1年あまり、安倍首相はこうした発言以外で対中関係を実質的に改善する何らかの措置を講じただろうか?
【3】 日本は第二次大戦で降伏した際、ポツダム宣言を受け入れ、サンフランシスコ平和条約により、極東国際軍事裁判所の裁判を受諾した。さらに中日国交正常化の折には、中国と釣魚島(日本名・尖閣諸島)をめぐる紛争を棚上げするという共通認識に達した。しかしこの1年あまり、安倍政権は間違った歴史観を堅持し、歴史の是非を転倒させ、誤った言論を大量にばら撒いている。釣魚島問題では、棚上げという両国の共通認識を拒否し、釣魚島へのいわゆる「統治権」を強めようと目論んでいる。一般的には、戦後の非常に長い期間、日本は経済強国ではあったが、政治的には弱国で、戦略的思考に欠けていると見られてきた。この点、安倍首相は確かに島国特有の「狭い考え」を打破し、「戦略的思考」を見せ、「戦略的外交」を披露している。「アジアの民主的安全保障ダイアモンド」戦略を提唱し、日本はアジアでより積極的なリーダーとしての役割を果たし、中国を抑制すると公言している。この1年あまり、安倍政権はいたるところで「中国脅威論」を押し売りし、国際舞台でも「中国脅威論」を吹聴しているが、こうしたやり方は地域の緊張と国際的対立を招き、中国の対日不信を強めるのみだ(*1)。
【4】 中国は世界に対して日本の誤った言動を明らかにしたが、一方の日本政府は詭弁を弄しただけでなく、民主・人権・国際法・中国の軍拡などを引き合いに出し、西側諸国や一部国際世論の中国に対する偏見を利用している。まるで、中国を民主・人権を守らず、世界からの仲裁を拒み、武力で現状を変えようと試みる国であるかのように仕立て上げれば(*2)、中国の観点や論点が信頼性を失うと考えているようだ。しかし日本の企みはすでに見破られている。安倍政権は戦後の国際秩序に挑もうとしているが、国際法を守る国を装っている。安倍政権は平和憲法の束縛を断ち切ろうと目論んでいるが、表面的には国際安全に貢献しようとするそぶりを見せている。安倍政権が中日関係を破壊し、地域の緊張を生み出し、中国脅威論をばら撒いているのは、憲法改正・軍拡の言い訳を作るためなのに、自ら「積極的平和主義」と称している。
【5】 国は信なくば立たず。歴史を正視せず、歴史を鑑としない国が、いかにして隣国からの信頼を得、アジア・世界の人々を安心させられるというのだろう?安倍首相は昨年の訪米中に、傲慢にも「私を右翼の軍国主義者と呼びたいなら呼んでいただきたい」と言い放った。国内の極端な民族主義を煽動するような政治家が、「積極的平和主義」を語ったところで誰が信じるというのだろう?日本が真の意味で「正常な国家」になるためには1つの方法しかない。過ちを認め、まともな道に立ち返り、態度を改め、実際の行動で尊重と信頼を獲得することだ。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年2月10日
<注釈>
(*1) 「中国にとって誠に都合が悪い」としか言っていない。
(*2) 「仕立て上げる」までも無いんだが…
【参考】安倍首相「どうぞ軍国主義者とお呼び下さい」スピーチ
H25/9/25 【ハーマン・カーン賞受賞に際しての安倍内閣総理大臣スピーチ】
全文は官邸HPにあります。
第68回国連総会における安倍内閣総理大臣一般討論演説
三流プロパガンダ
さて、如何だろうか。
上掲人民網記事には、「安倍首相及び日本政府を非難・批判すると期待される新たな援軍」は登場しない。
1〉 現在にいたるまで、日本の弁解に同調し、理解を示した国はない。
2〉良知があり、第二次大戦に関する基本的な是非の観念を持つ国と国民ならば、
3〉日本の言い分を信じるわけがないからだ。
と、冒頭のパラグラフ【1】で堂々宣言しているから、「新たな援軍」なぞ「必要ない」ということなのだろう。
だが・・・上記1〉「日本の弁解に同調し、理解を示した国はない。」のならば、何も躍起になって安倍首相批判・日本政府攻撃を連続する必要は、微塵も無かろう。放っておいて何もしなくても、「日本は自壊自滅する」筈であろう。
だが現実は、各国駐在中国大使が挙って安倍首相批判・日本政府攻撃を行うほどの異常事態。それ即ち、少なくとも「日本の弁解に同調し、理解を示す国が出て来かねない」と言う中国共産党政権の危機意識の証左である。また、実際に「日本の弁解に同調し、理解を示す国」は、相応にある。
第一、上掲人民網記事最後のパラグラフ【5】で、
4〉 傲慢にも「私を右翼の軍国主義者と呼びたいなら呼んでいただきたい」と言い放った。
と非難されている安倍首相のスピーチからして、全文と動画が上記URL http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2013/0925hudsonspeech.html?google_editors_picks=true の首相官邸HPに掲載されている。この安倍首相スピーチ全文を読み、安倍首相スピーチ動画を見て、尚上掲人民網記事及び上記1〉「傲慢にも言い放った」に賛同する人間が、一体どれほど居るだろうか。動画を見れば明らかだが、「私を右翼の軍国主義者と呼びたいなら呼んでいただきたい」は冗句であり、尚且つ少なくともこのスピーチの場では「受けた冗句」だ。ここで笑った聴衆は、少なくともこのスピーチの場では、安倍首相を「軍国主義者」とは呼ばないだろう。
ああ、「軍国主義」と言う文字を見、言葉を聞くだけで拒絶反応起こしてひきつけを起こしかねない軍事アレルギーや軍事忌避症、あるいは鳩山由紀夫(*1)か日中友好人士であれば、話は別か。このスピーチの場でも苦虫かみつぶしたような顔になるか、卒倒でもして居る事だろう。とは言え、そんな人間は、日本でも(*2)少数派だろう。
煎じ詰めれば、各国駐在中豪大使を総動員したと言って良さそうな「日本軍国主義復活ぅぅぅぅぅ!」キャンペーンは、中国共産党の期待ほどの効果を上げていない。その事態は上掲人民網記事ぐらいでは、変わりそうにないな。幸いな事に。
俺達は、太陽と共に戦っている、からな。
<注釈>
(*1) 再三繰り返しているが、当ブログでは「鳩山由紀」と言うのは、人類の英知及ぶ限り最大限の悪罵である。(*2) 幸いな事に。「今となっては」と言う可きかな。