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 半ばジョークなのであろうが、「 歴史は日本では「ヒストリー」だが、中国では「プロパガンダ」、韓国では「ファンタジー」」と言うそうである。「米スタンフォード大学の研究グループが米国、台湾を加えた各国の歴史教科書を比較研究して得た結論だ(読売新聞2008年12月16日付)。」そうだから(*1)、相応の「権威」はありそうだが。
 
 だが、韓国マスコミの手にかかれば、歴史・史実どころか現実・現状さえも「ファンタジー」になりかねない、ようだ

 

<注釈>

(*1) 【突破する日本】日中韓で異なり過ぎる歴史観 韓国はファンタジー 中国はプロパガンダ2013.09.26
 
①【中央日報】「オバマ大統領、日本1泊だけして韓国行き」…米、2泊3日の日本の国賓訪問拒絶
2014年02月03日08時20分
http://japanese.joins.com/article/271/181271.html
[? 中央日報/中央日報日本語版]
  米国政府が4月に予定しているオバマ大統領のアジア歴訪の際に2泊3日の国賓訪問を要請している日本に「1泊だけして韓国に行く方針」という意を伝達した。

  日本のある高位消息筋は2日「米国が昨年末に靖国神社参拝を押し切った安倍晋三政権が要求したとおりに日本を国賓訪問(state visit)すれば、米国が日本の手をあげるという誤ったメッセージが国際社会に伝えられかねないとの憂慮をしている」と伝えた。韓国訪問が追加される場合、「日本訪問は実務訪問に公式晩餐を日程に挟み込む『公式実務訪問』に縮小される可能性が大きい」と伝えた。 
 
  日本はこれを覆すために7日、岸田文雄外相が直接米国を訪問して直談判に出る予定だ。消息筋は「日本政府が安倍首相の靖国参拝以後、国際的に追い込まれている外交的な状況で『ここで押されれば終わり』だという判断のもと、オバマ大統領のアジア歴訪日程が最終確定する今月末までに総力を上げて外交折衝戦を行う方針」と説明した。

  これと関連してベン・ローズ米ホワイトハウス国家安保補佐官は先月29日(現地時間)、外信記者らとの会見で「訪問国は確定していないが、原則的には日本訪問を望む」と話した。オバマ大統領はアジア歴訪の候補国として韓国・日本・インドネシア・マレーシア・フィリピン・ブルネイを検討中であり、このうち一部の国は日帰り歴訪になる公算が大きいものと見られる。

  これに関してある消息筋は2日「東北アジア3国(韓日中)の場合、昨年12月にジョー・バイデン副大統領が歴訪したことがあり、オバマ大統領が昨年10月にインドネシアで開かれたアジア・太平洋経済協力会議(APEC)、ブルネイの東アジア首脳会議(EAS)に参加しなかったため、今回の歴訪は主に東南アジア諸国に集中する計画だった」と話した。「しかし日本を訪問国に入れると韓国も外せない状況になった」という。

  日本政府は岸田外相の訪米の際にジョン・ケリー国務長官との面談をはじめ安倍首相の靖国参拝後の日本に最も強硬な立場を見せているバイデン副大統領側の関係者との接触も試みていると伝えられた。先月17日、谷内正太郎・新任国家安全保障国(NSC)局長が米国訪問当時に米国側の冷たい反応に接したためだ。当時谷内局長はケリー長官とは10分にもならないほどの挨拶にとどまったという。

  しかし一部では「米国が周辺国との関係改善を日本政府に促す一方、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉などで有利な立場になるために『1泊カード』を示した可能性もある」として「韓日のどちらも訪問しない可能性など終盤まで結果を見守らなければならない」という観測も出ている。 .
 
 
②【中央日報社説】オバマ大統領の韓日訪問は3角協力復元の機会
2014年02月04日08時34分
http://japanese.joins.com/article/325/181325.html?servcode=100&sectcode=110
[? 中央日報/中央日報日本語版]
  外交は日程の芸術でもある。ある国の首脳の行先地を見れば、外交政策の目指すところの優先順位が見える。24時間を分けて使う国家首脳の海外歴訪日程の含意はそれだけ大きい。極端な例だが、オバマ米大統領が昨年10月、東南アジア歴訪を取り消し、「アジア回帰」政策と米国のリーダーシップに大きな亀裂が入った。米連邦政府機関の一時閉鎖がオバマ大統領の足かせとなったが、東南アジアは米国の新孤立主義と受け止めた。

  オバマ大統領が当時の歴訪中止の余波を収拾するため、今年4月にアジアを訪問する。最終日程は確定していないが、当初、日本とフィリピン、マレーシアが歴訪国として挙がった。韓国は昨年末、外交チャンネルを通じてオバマ大統領の訪問を要請し、米国は現在、最終訪問国を検討中という。オバマ大統領の訪韓や韓米首脳会談は、今年秋に中国で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議などを契機に実現するかもしれないが、4月の訪韓は両国にとって利益だ。

  日本が領土・歴史挑発に乗り出した中、オバマ大統領が日本だけを訪問する場合、米国が日本側に立つという印象は避けられない。これは米国の公共外交と同盟管理の失敗だ。同盟は信頼と国民感情で支えられる生物体でもある。日本が韓国を刺激する懸案は多い。2月には「竹島の日」行事、3月には教科書検定が待っている。こうした中でオバマ大統領の韓国パッシング(passing)は韓国バッシング(bashing)と変わらない。オバマ大統領の韓日歴訪は最悪の韓日関係を収拾し、韓日米3角協力を復元する機会となりうる。日本も反対する名分がない。

  韓米2国間の懸案も山積している。北朝鮮の不確かな内部情勢評価と管理、核・ミサイル開発は、日中、韓日間の対立ほど重要な北東アジアの核心問題だ。これとともに米軍戦時作戦権の韓国軍転換延期問題も目の前にある。オバマ大統領が歴訪国から韓国を除けば、北朝鮮に誤ったメッセージを与えかねない。オバマ大統領の訪韓は北東アジアのバランサーとしての米国の役割を問う試金石になるだろう。 .
 
 
③【産経】韓国首相、オバマ氏訪韓へ「努力」 日本滞在 日数減らしてでも…
2014.2.7 09:23 [韓国]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140207/kor14020709260000-n1.htm
 【ソウル=名村隆寛】
  オバマ米大統領が4月下旬に予定する日本を含むアジア歴訪に関し、韓国の鄭●原(チョン・ホンウォン)首相は6日の国会答弁で「訪韓に向け外交努力をしている」と述べた。オバマ氏が韓国を訪れないまま訪日する場合、誤ったメッセージになるのではないかとの質問には、「そうした点にも留意し(対米協議を)行っていく」と答えた。訪韓が実現しなければ、歴史問題などで「米国は韓国よりも日本を支持している」との印象を与えかねないことへの懸念がうかがえる。韓国は日本での滞在日数を減らしてでも、オバマ氏の訪韓を実現させる考えだ。
●=火へんに共
 

少なくともミスリード。普通は虚報

 さて、如何だろうか。
 
 題材になっているのはこの4月に予定されているオバマ大統領のアジア歴訪。焦点になっているのはそのうちの訪日で、「訪日日程を短縮して、その分韓国を訪問する」か否か。
 時系列順に並べた上掲①~③の記事。その内上掲②中央日報社説だから報道記事ではないが、それに先立つ2/3付けの上掲①記事ではその冒頭で、
 
①1〉 米国政府が4月に予定しているオバマ大統領のアジア歴訪の際に
①2〉2泊3日の国賓訪問を要請している日本に
①3〉「1泊だけして韓国に行く方針」という意を伝達した。
 
と、明言断言し、ご丁寧に見出しまで『「オバマ大統領、日本1泊だけして韓国行き」…米、2泊3日の日本の国賓訪問拒絶』としている。

 但し、良く読むと上掲①記事末尾に、「一部では」として、
 
①4〉 「韓日のどちらも訪問しない可能性など終盤まで結果を見守らなければならない」という観測も出ている。 .
 
とあるし、半ばたりにはベン・ローズ米ホワイトハウス国家安保補佐官の発言として
 
①5〉 「訪問国は確定していないが(後略)」
 
と表記してあり…しっかり「アリバイ」は作ってある訳だ。
 
 そのくせ上掲②を社説として掲げてしまうのだから、「オバマ大統領4月訪韓」に対する中央日報の期待は切にして大なるモノがあるのだろう。それはそれで別に構わないが、事実は上掲記事③・・・
 
③1〉 韓国の鄭●原(チョン・ホンウォン)首相は6日の国会答弁で
③2〉「訪韓に向け外交努力をしている」と述べた。
 
・・・「息を吐くように嘘を吐く」なんて説もある半島の事だから、確実とは言い難いが、大統領制の国とは言え首相の国会答弁で、「大いに期待されているオバマ大統領4月訪韓」について上記③2〉のような嘘を吐くとは考えにくいから、多分、上記③2〉「訪韓に向け外交努力をしているのが事実なのだろう。これが上掲③1〉の通り2/6の国会答弁で、上掲①記事の三日後だ。
 
 少なくとも上記①1〉~①3〉は、誤報ないし虚報と断じられるべきだろう。もちろん、上掲①記事見出しも、な。
 
 結果として「4月オバマ大統領訪韓」は実現しそうであるが、上記③2>韓国首相国会答弁が嘘でない限り、上掲①記事見出しは「予言」でしかない。その「予言」が「的中」したとて、既定の事実化の如く報じる上掲①記事は、ファンタジーと呼ぶ他なかろう。
 「見出しでミスリードしておいて、記事本文でアリバイ作り」ってのは、日本のマスコミも良くやる手、だがね。