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今日も今日とて安倍首相の靖国神社参拝にかこつけて「日本軍国主義の復活!」キャンペーンに余念がない中韓である。ま、そうでもしなけりゃ政権の維持さえ覚束ないとなれば、キャンペーンにも熱が入ろうと言うモノだ。どちらも失脚して権力を失った暁には、十中八九悲惨な末路が待っている国だから、尚更である。
とは言え、その「熱意」は「全ての手段・論法を正当化する」ものでは全く無いから、時に傍から見ると大変滑稽な事になる。
①【人民網】中国外交部、日本指導者の独断専行は世界を害する
2014年01月24日12:41 http://j.people.com.cn/94474/8521401.html
日本の安倍晋三首相によるダボス会議での中日関係や靖国神社に関する発言について、外交部(外務省)の秦剛報道官は23日「日本の指導者はもし独断専行するなら、アジアを害し、世界を害し、日本自身さえ害する危険な方向へと日本を突き進ませることになる」と表明した。
安倍首相はダボス会議で、靖国神社には明治維新、第1次世界大戦、第2次世界大戦の死者が祀られており、国のために命を捧げた人に敬意を表するのであり、中韓両国民の感情を傷つける意図はないと主張した。これについて秦氏は次のように述べた。
靖国神社は日本軍国主義の対外侵略戦争発動の精神的な道具と象徴であり、東洋のナチスである第2次大戦のA級戦犯を祀っている。安倍首相は靖国神社を参拝して、一体何がしたいのだ?彼のかつての公の発言を振り返ってみるといい。彼はA級戦犯は日本国内では犯罪者でなく、戦後の極東国際軍事裁判のA級戦犯に対する審判は戦勝国の敗戦国に対する一方的な断罪だと繰り返し述べた。彼は第1次安倍内閣時に参拝しなかったことを「痛恨の極み」とした。彼は戦後体制からの脱却を推し進めようとしている。これこそが彼の本心からの言葉だ。日本の対外侵略と植民地支配は中韓を含むアジア近隣国に甚大な災禍をもたらした。立場を変えて、もし日本の指導者が南京大虐殺犠牲者の子孫の視点に立てば、日本が強制連行した「慰安婦」と労働者の家族の視点に立てば、日本の「731部隊」生体細菌実験犠牲者の子孫の視点に立てば、それでも彼は靖国神社を参拝するのだろうか(*1)?それでも上述の発言をするのだろうか?それでも靖国神社参拝に中韓両国民の感情を傷つける意図はないと言えるのだろうか?
日本の指導者による靖国神社参拝の本質は、日本軍国主義による対外侵略と植民地支配の歴史の否認と美化、第2次大戦の結果と戦後国際秩序への挑戦だ。自民党、連立与党、元首相を含む日本政界の要人および日本各界の有識者が、安倍首相の靖国神社参拝を次々に批判していることにわれわれは注意を払っている。日本の6大紙中、5紙が安倍首相の参拝に公に反対した。彼らでさえ安倍首相の弁解を信じないのに、どうして彼がアジア近隣国と国際社会の信頼を得られようか?われわれは特に、日本の村山富市元首相が先日、「村山談話」の精神を実行して初めて他国の信頼を得られると述べたことに注意を払っている。村山富市先生の話は深く考えさせられる。歴史を直視し、歴史を鑑として未来に向かって初めて、アジア近隣国との関係を改善できる。日本の指導者はもし独断専行するなら、アジアを害し、世界を害し、日本自身さえ害する危険な方向へと日本を突き進ませることになる。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年1月24日
<注釈>
(*1) でっち上げばかり。なるほど「嘘も百編言えば本当になる」国だな。
②【人民網】日本人キャスター「靖国参拝についての安倍首相の釈明は全くでたらめ」
2014年01月24日14:48 http://j.people.com.cn/94474/8521554.html
日本の安倍晋三首相が22日夜にダボス会議で行った演説と靖国神社参拝についての弁解は、安倍首相がダボスを発った後の23日になってもまだ、会議現場の日本メディアの記者たちの間で激論の的となっていた。
「靖国参拝についての安倍首相の釈明は全くでたらめだ!私は特にあなたに伝え、中国に知らせたい。私は日本人として、安倍首相の参拝に強く反対しており、多くの日本人も反対している」。日本のテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」のキャスター、小谷真生子氏は現地で人民日報記者にきっぱりと語った。
小谷氏とテレビ東京のベテランプロデューサー、山本名美氏は自ら人民日報記者を見つけ、安倍首相の靖国参拝に対する中国メディアの見方を尋ねた。安倍首相が22日夜に講演を終えて会場を去る際、唯一小谷氏がインタビューに成功した。小谷氏は人民日報記者に「日本メディアの記者として、私は彼(安倍首相)がこの会議の機会を借りて、どうしても中韓など近隣国の怒りをかき立て、日本国民に圧力をもたらさねばならない理由についてしっかりと説明すると思っていた。靖国参拝が彼にとって一体何のメリットがあるのか、どのような政治的考慮によるものなのか。だが彼の回答はめちゃくちゃで、私と同僚ら日本人でさえ分かりにくく感じた」と語った。
22日夜、世界経済フォーラム(WEF)のシュワブ会長は安倍首相との対話で「安倍首相の靖国参拝はアジアに不安要因をもたらし、国際社会を緊張させた。なぜ参拝するのか」と質問。安倍首相は「靖国参拝は戦死した日本兵のためだけでなく、世界の全ての国を含む戦没兵のために祈るものだ」と答えた。これについて小谷氏は人民日報記者に「全くのでたらめだ!靖国神社にどうして他国の死者の魂がいるのか?!」と指摘。「私は参拝が中国や韓国の人々を必ず傷つけることを知っているので、特に中国と韓国の人々に、靖国参拝が決して日本の民意ではないという事実を知ってもらいたい。実際には、日本の数度の世論調査は、安倍首相の靖国参拝に反対する日本人が増えていることをはっきりと示している(*1)。靖国参拝は日本の首相の責務ではない(*2)し、ましてや日本国民の願いでもない(*3)。安倍首相がなぜ日本全体を巻き添えにし、国際世論の圧力を日本に負わせるのか分からない。日本メディアは自国民に理にかなった説明をするよう安倍首相に求め続けている」と述べた。
小谷氏はまた「日本人は中国との間に摩擦が生じることを望んでいない。両国民の間は友好的なはずだ」と指摘。17歳になる自身の娘がルームメートの中国人と良い友人であることにも触れ「私は中国に行ったことがあり、中国が好きだ。日中関係が睦まじくなることを本当に望んでいる」と述べた。編集NA)
小谷氏はさらに中国の古い言葉「虎の首に鈴を結びつけた者に鈴を解かせよ」に触れ、中国の負った傷を癒すには、やはり安倍首相自らが「鈴を解く」必要があると述べた。(
「人民網日本語版」2014年1月24日<注釈>
(*1) 妙な言い回しなのは、「安倍首相の靖国参拝に賛成する日本人の方が多い」からだな【確信&断言】。(*2) Negative.靖国神社参拝は、三軍の最高指揮官たる日本国首相の責務である。「法的根拠が無い」ならば、作るべきであって、「法的根拠が無いから靖国参拝すべきでは無い」は本末転倒である。大体、以前から首相の靖国神社参拝は実施されていたのだから、「法的根拠が無い」可能性はまだあるモノの、「違法」であろう筈はない。(*3) おや、そうかね。だが、私(ZERO)の願いではあるな。而して私も、一日本国民である。
「権威づけ」?
さて、如何だろうか。
上掲二本はいずれも人民網の日本語記事。何れも安倍首相の靖国神社参拝と、それに関連するダボス演説を批難してやまない記事だが、その中から「安倍首相及び日本政府を非難している」として引用する主体を抽出すると、以下の通り。
(1)中国外交部(外務省)の秦剛報道官 ①
(2)自民党、連立与党、元首相を含む日本政界の要人および日本各界の有識者 ①
(3)日本の6大紙中、5紙 ①
(4)村山富市元首相 ①
(5)テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」のキャスター、小谷真生子 ②
(6)テレビ東京のベテランプロデューサー、山本名美 ②
さて、読者諸兄に問おう。上記(1)~(6)の内、「安倍首相及び日本政府を非難した」事で中国共産党の「安倍首相及び日本政府の非難」を権威づけし、補強するような主体は、どれか?あるか?
上記(1)は論外だろう。「中国外交部の報道官」という事は正真正銘掛け値なし、自他ともに認め、他には誰を挙げたら良いか判らないぐらいの「中国共産党政権のスポークスマン」だ。その上記(1)が「中国共産党政権の公式発表を裏書きする」のは当たり前、どころか「裏書き」ですらなく、「表書き」。従って上記(1)「中国外交部の報道官」によって「中国共産党政権の主張」が「権威づけ」なぞされようが無い(*1)。
上記(4)「村山富市」ってのも、「論外」に近い。なるほど元首相ではあるけれど、空前絶後の社民党党首首相で、「村山談話」なるモノを首相時代に出して、今でも中韓相手に売国に余念がない元議員。そりゃ中国共産党にとっては誠に都合の良い「人材」で、「日中友好人士」か何かに祀り上げたい処だろうが、「権威」と言う点では元議員で元首相で、その元さえ社民党の議員・首相だ。都合は宜しかろうが、権威の方は首相現役時代さえからきしだった人。今ではアカ新聞と中韓ぐらいしか相手してくれないのではないか。ああ、この間民放ラジオで何やら偉そうにっていたが、売国奴ぶりは相変わらずだったぞ。
上記(3)「日本の6大紙中、5紙」は、先行記事「アカ新聞、揃いも揃って「分祀」「無宗教」-【各紙社説】に蔓延する安倍首相靖国参拝反対論 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/38738809.html」を参照願いたい。ま、時にはマシな事もある日経や読売も含めて、実に酷いものだ。「権威」とするには、不足どころでは無い。況や、朝日筆頭とするアカ新聞どもに於いてをや。
上記(2)は、上記(1)~(6)の中では一番「権威」がありそうだ。が、「自民党」はまだしも(*2)、「連立与党」は胡散臭さ全開の公明党だし、「元首相」と来たら上記(4)村山富市も含めば、菅直人や鳩山由紀夫(*3)さえ含まれるのだから、「要人」とも「有識者」とも、少なくとも断じ難い。
少なくとも「元首相の誰某」と言わない限りは「また鳩の寝言か」で御終いだろう。
極めつけは上記(5)(6)と上掲記事②。TVキャスターとプロデューサーの発言だけで1本の記事なのだから、恐れ入る。
「日中友好人士」も、在庫払底かね。
<注釈>
(*1) 逆ならば、あるだろう。「中国外交部の報道官が、中国共産党とは異なる主張をする」事で「中国共産党の主張を貶める」可能性ならば、あり得る。(*2) それでも、中韓の非難の的にされて居る安倍首相其の人は、自民党のトップだぞ。(*3) 再三繰り返しているが、当ブログでは「鳩山由紀夫」と言うのは大凡人類の英知の及ぶ限り最大級の悪罵であり、「菅直人」は「鳩山由紀夫」に匹敵する。「鳩山由紀」が「人知の及ぶ限り最大級の悪罵」となるまでの課程は「普天間基地移設問題」シリーズを読んでいけば自ずと判る、筈である。シリーズ記事を書いた私(ZERO)自身、新ためてトレースしようと言う気にならないんだが。それでもたまに昔の記事を読むと「鳩山由紀夫首相」なんて書いてあるのを発見し、「若気の至り」と微苦笑してしまう。