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偶にしかない事だが、「この記事を、アップしておいて良かった」と思う事が在る。記事二千本以上達している弊ブログの割には、そんな事は「希有」と言って良い位数少ないが、例えばタイトルにも引用した「安倍首相の米国での"どうぞ軍国主義とお呼び下さい"」スピーチ記事 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/38534920.html なんてのはそうだ。
何故1年ほど前のそんな記事を「アップしておいて良かった」と思ったかと言えば、最近猖獗を極めている中国共産党の「日本軍国主義復活阻止キャンペーン」のため、だ。
例えば、下掲の人民日報記事…
①【人民日報海外版コラム】西側メディアが「日本の脅威」を直視すべき時が来た
http://j.people.com.cn/94474/8518486.html
2014年01月21日14:06
【1】 近年、様々な「中国脅威論」が次から次へと現れている。こうした主張の大部分は偏ったものだ。中国の台頭は進歩的勢力の台頭であり、良いことだ。中国の発展と強大化は平和で安定した国際環境に負うところが大きく、中国は平和と安定の擁護者であり、破壊者ではない。(文:林文・国際問題専門家。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)
【2】 西側メディアが大げさに宣伝する「中国脅威論」は、実際には考えの足りなさと不愉快であることの表れだ。だが現在の日本軍国主義復活の勢いを前に、西側メディアは静観の姿勢であり、「日本脅威論」を論じることは極めて少ない。実際には、日本軍国主義の復活こそが国際社会にとって真の脅威なのだ。
【3】 安倍ら日本右翼勢力の価値観は、ファシズムの毒素を大量に含んでいる。日本はかつてアジア太平洋地域で累々たる罪を犯した。だが安倍ら日本右翼勢力は悔い改めることなく、「侵略定義未定論」をぶちあげたうえ、A級戦犯を祀る靖国神社を参拝し、公然と軍国主義の亡霊を呼び戻そうとした。今年に入ると、こうした活動はさらにひどくなった。1月19日に自民党の採択した2014年度運動方針は、教科書で「自虐史観」を避け、靖国神社参拝を継続するとしたうえ、平和憲法改正の方針を明確に打ち出し、「不戦の誓い」を削除した。換言すれば、日本の憲法改正は交戦権を求めるだけでなく、将来新たな戦争を発動するための道を開くことが目的だ。
【4】 「歴史の忘却は裏切りを意味する」。日本右翼勢力が歴史について悔い改めない中で、いわゆる「普通の国」化を図ることは、軍国主義勢力の姿を変えた復活に他ならない。現在の日本は第2次大戦前のナチスドイツに似ている。当時ドイツはベルサイユ体制の束縛から脱却するために苦心惨憺していた。そして現在の日本はヤルタ体制のアジア太平洋秩序を覆すために腐心している。当時のドイツが拡張のたびに平和の追求を言い立てたのと同様、安倍もいわゆる「積極的平和主義」を打ち出している。長期的に見ると、日本右翼勢力は「歴史否定―憲法改正―軍拡―戦争発動―東アジア秩序再構築」の方向に沿って発展する可能性が高い。したがって、日本軍国主義の復活は第2次大戦、反ファシズム戦争の成果にとって厳しい試練であり、その潜在的危険性を過小評価してはならない。
【5】 だが、この非常に危険な発展の動向を前に、西側メディアはまだ「日本脅威論」を大きく伝えていない。傍観者心理以外に、さらに重要なことに、西側諸国は日本右翼勢力強大化の危険性に対する認識を欠いている。米国が日本を意図的に黙認し、日本軍国主義復活によって中日を互いに消耗させようとしている可能性も排除できない。
【6】 遠慮せずに言うと、軍国主義を大目に見て、黙認する考え方とやり方は先を見通す力がないだけでなく、深刻な結果をもたらす。第2次大戦前、ドイツファシスト勢力の台頭を前に、英仏はひたすら宥和政策を取ったうえ、「禍を東に向ける」ことができると一方的に思い、ドイツにソ連侵攻をそそのかした。だが宥和政策の最終的結果として、「第三帝国」がついに禍となり、英仏は自分で蒔いた種を自分で刈る羽目になったうえ、人類文明を大幅に後退させる寸前までいった。したがって、反動勢力を大目に見て、妥協することは、禍が自らに跳ね返るだけなのである。
【7】 「前事を忘れず、後事の師とする」。日本右翼勢力は軍国主義復活のため「小幅で速く歩む」方法をとっており、これはかつてのドイツの蚕食式拡張の道と非常によく似ている。安倍ら日本右翼勢力は一見居丈高だが、実は見かけ倒しであり、その軍国主義復活の行動は国際社会の道義的支持を欠き、十分な勢いと力も欠いている。編集NA)
【8】 安倍の軍国主義的拡張の道は虚実入り交じり、国際社会の容認するギリギリのラインを瀬踏みしている。換言すれば、今は日本軍国主義復活を抑え込む「チャンスのウィンドウ期」だ。もし世界の主要な国々が引き続き日本を大目に見て、妥協すれば、日本がつけあがり、さらにひどくなり、最終的には世界平和にとって大きな禍となることは必至だ。したがって、この要となる歴史的時期において、西側メディアは責任を担い、「日本脅威論」を大きく伝え、日本右翼勢力を袋叩きの対象とし、国際正義勢力の大団結を促し、金城鉄壁によって日本軍国主義の復活を阻止しようではないか。(
「人民網日本語版」2014年1月21日
②【人民日報海外版コラム】米国は日本に対して「失望」だけで十分なのか?
http://j.people.com.cn/94474/8519438.html
2014年01月22日13:02
【1】 米国のバーンズ国務副長官が韓国、中国、日本を歴訪中だ。日本の安倍晋三首相の靖国神社参拝によって日本と中国、韓国との関係が一段と悪化する中、国際メディアは今回の歴訪は日中関係、日韓関係の「仲裁」という「重任」を担っていると見ている。(文:華益文・国際問題専門家。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)
【2】 今世紀初め以来、上は大統領から下は国務次官補まで米側の東アジア訪問は 中日韓3カ国全てを対象とすることが多い。1カ国でも欠けると、メディアはその理 由を詮索する。
【3】 この現象ついて、メディアは様々な解釈をしている。米国が3カ国およびその相互関係を重視しているという点については異論はないだろう。中国はアジア太平洋における台頭中の大国、日韓は米国にとって重要なアジアの同盟国だ。米国がアジア太平洋地域で足場を固め、しっかりと立つには、その政策の名称が「アジア回帰」であろうと「リバランス戦略」であろうと、中日韓との関係をうまく処理することが必須だ。この現象は、米国が東アジア地域の問題で重要な役割を発揮しており、部外者ではないこともはっきりと示している。
【4】 日本と近隣国との関係が常にぎくしゃくしていることが、米国のアジア太平洋戦略に難題を突きつけていることは確かだ。日本が今日のような「地域のトラブルメーカー」にまでなったこと、安倍のような政治屋が今日のように近隣国に対していささか好き勝手に挑戦するようになったことについて、米国には逃れられない歴史的責任がある。
【5】 第2次大戦後、日本軍国主義とドイツナチズムに対する米国の扱いには、大きな違いがあった。ドイツナチズムに対する徹底的な清算と比べ、米国は冷戦の必要上、カイロ宣言とポツダム宣言の定める義務を厳格に履行せず、軍事占領を機に徹底的に日本の侵略戦争の罪を清算し、軍国主義勢力およびその社会的基盤を取り除くことをせず、日本右翼勢力の強大化を基本的に放置、黙認してきた。特にここ10数年間は「専守防衛」を突破し、軍備を拡充し、防衛費を増額するよう日本を煽動してきた。
【6】 日本が今後どの方向に進むかという戦略問題に対して、日本の唯一の同盟国であり、日本に対して最大の影響力を持つ外部のパワーである米国には、逃れられない現実的責任があると言うべきだ。米国は米日同盟関係をアジア太平洋安全戦略の礎と見て、対日政策において利用と制限を併用し続け、相当長期間にわたり日本に対する防衛責任をとりわけ再確認してきた。だが今世紀初め以降、テロとの戦いと中国牽制の必要性、および国防費の制約から、米国の安全保障責任を日本が分担する必要性を、より強調するようになった。このため米国は日本の右傾化を黙認し、戦略バランス術と日本への肩入れを弄しすぎるにいたった。このまま行けば、アジア太平洋における米国の戦略的利益は得るものよりも失うものが大きくなる。
【7】 米国は中国の台頭がアジアから追い払われることを意味すると懸念している。中国は数年前から、米国がアジア太平洋地域で建設的役割を発揮することを歓迎すると表明し始めた。これは米国との関係に対する中国の積極的姿勢を示すものであるとともに、「中国脅威論」、いわゆる「中国は米国をアジアから追い払う」との論調や懸念への回答でもある。だが、アジア太平洋における米国のマイナスの作用、さらには破壊的作用に対しては、中国は当然歓迎しないし、反対する。現在のアジア太平洋情勢から見て、米国が建設的役割を発揮するために重要なのは、日本に対する黙認と盲目的肩入れを止め、日本に対する制約を強化することだ。頑迷にも「亡霊を参拝」し、「亡霊」に心を惑わされる安倍のような日本の政治屋に対して、「失望」を表明するだけでは不十分なことは明らかだ。編集NA)
【8】 日本に対して米国には歴史的責任と現実的責任の二重の責任がある。日本問題において様々な利己的計算をしている米国は、前者の責任を認めたうえで、後者の責任を担うことができるのか?それができなければ、バーンズ副長官あるいは他の米高官が中日韓をいくら訪問しようとも、アジア太平洋地域に対する米国の「建設的役割」は大きく削がれるだろう。(
「人民網日本語版」2014年1月22日③ 「中国の怒り」に見る安倍演説の正しさ1-「【人民日報「鐘声」国際論評】危険な安倍式「どうぞそうお呼びいただきたい」」に大笑い
http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/38534920.html
2013年ハーマン・カーン賞受賞に際しての安倍内閣総理大臣スピーチ
首相官邸HP
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2013/0925hudsonspeech.html
どうぞ"軍国主義"とお呼び下さい
さて、如何だろうか。
再三繰り返す通り、私(ZERO)は「殆ど生まれながらの右翼」であり、中国共産党辺りからすれば「右翼の軍国主義者」という事になろう。日本国首相が靖国神社に参拝するのは至極当然の事であり、日本国首相としての義務であるとも、何度も記事にしているぐらいだ。従って安倍首相の靖国神社参拝再開も大歓迎すれば、中国共産党の「日本軍国主義復活」批判なんぞ鼻で笑ってしまう。
だが、「中国共産党の日本軍国主義復活批判」批判に私(ZERO)が万言を費やすよりも、上掲③安倍首相スピーチのユーモアの方が効果的なのではなかろうか。
無論、上掲③安倍首相スピーチは、安倍首相靖国神社参拝以前のモノであり、現状とは事情が多少異なる。上掲③スピーチにドッと沸いた会場の米国人が、安倍首相参拝の後は減っている可能性もあろう。
とは言え・・・
「どうぞ、私を"軍国主義者"とお呼び下さい。」
一部マスコミは失言扱いした上記③のフレーズは、「安倍首相を"軍国主義者"呼ばわりする事の異常さ・滑稽さ」に対する自信・自負の発露である。