応援いただけるならば、クリックを⇒ https://www.blogmura.com/
率先躬行(そっせんきゅうこう)「人の先に立って、自ら物事を実行すること。▽「率先」は人の先頭に立つこと。「躬」はみずからの意。」とgoo辞書にはある。告白するならば私(ZERO)は「率先」を「卒先」と勘違いしており、「兵卒に先んじる事」と思い違いをしてたから、「躬行」の「躬」は「弓矢の射手の事」だと思い込んでいた。「兵卒や射手よりも先んじる事であり、指揮官先頭の意味」と覚えていたから、意味としてはあながち的外れでは無いが、語源は完全に誤解していた。人間、一生勉強の種は尽きないね。
さはさりながら、指揮官先頭の意であろうがなかろうが、「率先躬行」が一つの上人類最古の王朝を継承する者として、美事なまでの率先躬行ぶりを見せ、指導者としての模範を身を以って示されている。
陛下「少し、いただこうか」 原発事故後初収穫の広野町の新米、御所に
2013.11.27 12:39
http://sankei.jp.msn.com/life/news/131127/imp13112712410002-n1.htm
宮内庁は27日、東京電力福島第1原発の事故後、福島県広野町で初めて収穫されたコシヒカリの新米が同庁に提供され、天皇陛下のご希望で、お住まいの皇居・御所に一部をお届けしたと発表した。
同町は事故後に自粛していた水稲の作付けを約3年ぶりに再開。山田基星町長が10月に首相官邸を訪れ、各省庁の職員食堂用として新米を贈呈する目録を安倍晋三首相に渡していた。
宮内庁には20日、職員食堂約4日分の消費量に相当する120キロが届いた。報告を受けた陛下が「苦労されて作ったお米であろうから、自分たちも少しいただこうか」と希望されたため、26日に一部を御所にお届けしたという。
宮内庁の職員食堂では、27日からおにぎりの無料サービスなどを提供する。
天皇、皇后両陛下は事故後、平成23年5月と24年10月、25年7月に福島県をご訪問。24年の訪問では、広野町と同じ双葉郡の川内村で除染作業を視察された。
.
臨兵闘者皆陣列在前(りんぴょうとうしゃかいじんれつざいぜん)
さて、如何だろうか。
「震災がれき処分受入反対」などと抜かす人非人(*1)や、「テメーの食卓は、明日からオール福島産だ!」と悪罵・呪詛として表明する(*2)風評煽り共は、括目してかの人を見るが良い。我らが、今上天皇陛下を。
官公庁(の一部)の食堂で、福島産品を供する復興支援は以前から実施されている。震災や原発事故に限らず、被災地の復興は、「義捐金による無償援助」では無く「被災地の産業復興による自助」に依るのが本来であり、真の姿。それ故に、人非人な風評被害など粉砕し、福島産品を購入する事で復興支援とするのが、少なくとも理想だ。福島製の橋桁や花火を「放射性物質が検出された」と拒否したり、「福島産品を食べる事」を悪罵・呪詛として表明する事は、その「理想の復興支援」の対極であり、「風評被害拡大による復興阻害」に他ならない。左様な「震災がれき受入反対者」級の人非人どもが示す非人道的なまでの利己主義ぶりとは、比べる事さえ恐れ多いが、我が国の歴代天皇陛下は、仁徳天皇が「炊煙の故事」で示された無私・利他の精神の体現者に在らせられる。引き比べるのは恐れ多いが、これぞ好対照の見本。鮮やかなコントラスである。
官公庁(の一部)食堂による福島産品採用復興支援も、天皇陛下が体現される無私・利他の精神を受け継いだもの、と言い得ようが、それにしても宮内庁に届いた職員食堂約4日分の消費量に相当する福島県広野町産コシヒカリに対し、
1> 「苦労されて作ったお米であろうから、自分たちも少しいただこうか」
と、所望される今上天皇陛下の美事さよ。
少々斜に構えた見方をするならば、上記1>の通りに今上天皇陛下が仰った、訳では無いかも知れない。上記1>のセリフは全くの創作で、上掲記事は捏造記事のプロパガンダである可能性も、皆無とは言い難いだろう。
だが、仮に左様だとしても、「天皇陛下を無私・利他の体現者」として描こうと言う意思/であって欲しいと言う願望・理想像には、ちょっと疑問の余地が無い。
即ち、上掲記事が「捏造されたプロパガンダ記事」であろうがなかろうが、「無私・利他の体現者としての天皇陛下」をある種の「理想の指導者像」としている点は、間違いない。それは同時に、東日本大震災直後に実施された「皇居自主的計画停電」共々、「国民・臣民に対し身を以って手本・規範を示す」指導者像でもある。
而して、くどい様だがそれは、「震災がれき処理受入反対者」や風評煽り共とは、美事なまでに対極にある。
なればこそ、我らが今上天皇陛下であり、理想像なのである。
なればこそ「震災がれき処理受入反対者」や風評煽り共は非人道的なまでに利己的であり、醜悪極まりないのである。
<注釈>
(*2) 先行記事にもした通り、現状市場に流通している福島産品を常食した処で、何の問題もありはしない。明日と言わず「今日からオール福島産」とて、私(ZERO)としては「望む処」である。