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いや、まあ、沖縄二紙が社説で取り扱う「オスプレイ問題」なんてのは、非難批判するだけ不毛なぐらいに荒唐無稽支離滅裂なものばかりなのだが、琉球新報社説にそんな荒唐無稽オスプレイ反対論のネタ切れ・息切れが見て取れるとなれば、取り上げる価値もあろう。
【琉球新報】オスプレイ不備 飛ばすなら米本国だけで 2013年10月28日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-214443-storytopic-11.html
民間航空会社の旅客機であれば、運航停止は免れない。航空機の事故は一歩間違えば、多大な犠牲が生じる。あまりにずさんな安全管理の実態が浮かび、米軍が強調する「安全性」は信用できない。
米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの整備記録をめぐり、調査対象200件のうち167件(83・5%)に記録ミスがあり、不適切な整備作業の指示が907回中、112回(12・3%)あった。
米国防総省監査室が2008年10月から11年9月までの1年間、六つの飛行隊を対象に監査を実施し、明らかになった。同省は「任務遂行に十分な状態でないまま、機体を配備していた可能性がある」と断定している。飛んではいけない状態なのに、飛ばしていたという驚くべき指摘である。
固定翼とヘリコプターの機能を併せ持つがゆえに、オスプレイは機体構造上の危険性が指摘され続け、現実に多くの事故が起きた。安全管理の根幹をなす整備記録にこれほど不備が多発するのは尋常ではない。日常的にオスプレイが頭上を飛び交う県民にとって、脅威そのものというほかない。 飛行隊の運用担当者による機器状態の報告も4分の3が不完全、不正確だった。作戦遂行が可能な時間は、2010年に53%と低く、11年は63%、12年は68%という。ほぼ3分の1以上は整備中で飛べない状態にあることになる。 国防総省は、ずさんな運航管理の実態を危惧し、海兵隊に改善を要求しているが、対応が生ぬるい。無期限の飛行停止が妥当な措置だろう。軍用機だから許されるということには決してならない。そもそも、試作段階以来、事故を繰り返し、30人以上が死亡しているオスプレイの飛行実態には虚飾と情報隠しが横行している。米海兵隊は09年に被害が甚大なクラスAの損害額の評価基準をひそかに「100万ドル以上」から「200万ドル以上」に引き上げた。オスプレイの事故率は3・98から1・93に下がったが、意図的な事故率偽装である。沖縄の全41首長や議会が一枚岩で普天間飛行場への配備に反対している。さらに安全性への疑念を増幅させる異常事態が後を絶たない。そんな危険な代物が沖縄の空を飛ぶことは断じて認められない。米軍がどうしても飛ばしたいなら、沖縄から撤収した後、本国の空だけにしてもらいたい。
気は確か…な訳ないか
さて、如何だろうか。
何しろ、沖縄配備のオスプレイからペットボトルが落ちたと言うだけでも大騒ぎの沖縄二紙だ。海面上に投下して使うマーカーを、「投下されたぁぁぁぁぁ!危ないぃぃぃ!!」と騒いでみせるのが沖縄二紙だ。「オスプレイの整備記録に不備があった」と言うので、オニの首でもとったような上掲社説だ。因みに、オスプレイから落下したペットボトルは、被害どころか今もってペットボトル自体が行方不明。マーカーの方は「態々訓練海域に入って拾ってきた」公算が大(*1)なのだから、呆れると言うか、凄いと言うか。
1> 民間航空会社の旅客機であれば、運航停止は免れない。
2> 航空機の事故は一歩間違えば、多大な犠牲が生じる。
3> あまりにずさんな安全管理の実態が浮かび、米軍が強調する「安全性」は信用できない。
2> 航空機の事故は一歩間違えば、多大な犠牲が生じる。
3> あまりにずさんな安全管理の実態が浮かび、米軍が強調する「安全性」は信用できない。
ってンだから、他人にはトコトン厳しく、己にはトコトン甘いのがマスコミの常とは言え、酷いものだな。沖縄二紙も、昨年の沖縄県民大会決議も、なにやら仰々しい建白書も、「オスプレイは危険だぁぁぁぁ!」と断じ、断じ続けている。それこそ上記1>「民間航空会社の旅客機であれば、運航停止は免れない。」”オスプレイの危険性”に対し、運行停止も飛行停止も求めず、「沖縄配備(だけ)撤回」としか主張しない。「沖縄県内で飛行しないなら構わない」と言う非人道的なまでに利己的な態度をとり続け、主張し続けてきた沖縄二紙の片割れ、琉球新報が、上記1>~2>と臆面もなく主張してしまうんだから、ダブルスタンダードの最上級・二重思考の恐ろしさだね。
そりゃ整備記録不備は誉められた事じゃない。むしろ責められるべき事である。だが、そんな「整備記録不良」状態にかかわらず、上掲琉球新報社説後段に触れられている「オスプレイのクラスA(最重大)事故率1.93(*2)と言う、下手な民間航空会社がはだしで逃げ出す高い安全性を、オスプレイは示している。言い換えれば、当該「整備記録不良」は事故率の増加にはつながっていない、らしい。あるいは整備記録を良好にすれば、事故率はさらに低下し、安全はさらに向上する、可能性すらある。
4> 米海兵隊は09年に被害が甚大なクラスAの損害額の評価基準を
5> ひそかに「100万ドル以上」から「200万ドル以上」に引き上げた。
6> オスプレイの事故率は3・98から1・93に下がったが、意図的な事故率偽装である。
そりゃ整備記録不備は誉められた事じゃない。むしろ責められるべき事である。だが、そんな「整備記録不良」状態にかかわらず、上掲琉球新報社説後段に触れられている「オスプレイのクラスA(最重大)事故率1.93(*2)と言う、下手な民間航空会社がはだしで逃げ出す高い安全性を、オスプレイは示している。言い換えれば、当該「整備記録不良」は事故率の増加にはつながっていない、らしい。あるいは整備記録を良好にすれば、事故率はさらに低下し、安全はさらに向上する、可能性すらある。
4> 米海兵隊は09年に被害が甚大なクラスAの損害額の評価基準を
5> ひそかに「100万ドル以上」から「200万ドル以上」に引き上げた。
6> オスプレイの事故率は3・98から1・93に下がったが、意図的な事故率偽装である。
と言うのは琉球新報得意の論法だが、新旧いずれの基準でも死亡事故は「クラスA」となっていることに変わりはない。「事故率は3・98から1・93に下がった」差分の「10万飛行時間あたり2.05件の事故」は、「誰も死亡することなく、損害額が100万ドル以上200万ドル未満」の事故だけだ。損害額の基準が更新されたとは言え、本質的な安全議論とは関係ない。端的に言えば米政府の懐がどれだけ痛むかでカテゴリAになったりならなかったりする事故の数の差だ。
第一、事故率の基準を「密かに変更」なんて、出来るものかね?やったとしたら、それだけで一大スキャンダルなのだが、沖縄二紙以外では騒いでいるのを見た覚えがない。つまり・・・その事故率基準変更は、決して「密かに」ではなかったのだろうと、論理的に推定できる。
挙句の果てに、こんなことまで言い出す。
7〉 作戦遂行が可能な時間は、2010年に53%と低く、
8〉11年は63%、12年は68%という。
9〉ほぼ3分の1以上は整備中で飛べない状態にあることになる。
8〉11年は63%、12年は68%という。
9〉ほぼ3分の1以上は整備中で飛べない状態にあることになる。
「作戦遂行可能な時間」と言うのだから、これは何時でも緊急出動可能なCombatReady状態という事であろう。であるならば、その「作戦遂行可能な時間」は、絶対に100%或いはそれ以上には、ならない。米軍機の飛行機は、一度飛行して着陸したら、手続き上一定の点検・メインテナンス整備が必要で、それを終えないと「飛行可能」に復帰しない。そうで無くても消費した燃料、潤滑油、弾薬などの補給補充はあるのだから、「あらゆる危険を冒して飛行する」ためでも再整備時間Turn around timeは必要だ。
Turn around timeは短いほど望ましく、「作戦遂行可能な時間」は100%に近いほうが理想だが、新型機、それも世界初の実用チルトローター機で「作戦遂行可能な時間」7割と言うのは、悪い¢は思われない。上記9>「ほぼ3分の1以上は整備中で飛べない状態にあることになる。」のを非難するならば、ほかの機体、特に配備当初の新型機との比較を為すべきであろう・・・って、言うだけ無駄か。「3分の1は飛べないぃぃっ!」ってだけで、勢いで書いたのが上掲社説に違いないから、だ。やれやれ。
軍艦でも1隻を最前線に貼り付けるには、ドック入りしている1隻と、後方で訓練中の1隻、合計3席あるのが理想。逆に言えば前線投入戦力は保有戦力の1/3だと、言うのにねぇ。
まあ、いつものごとく暴走する琉球新報の反オスプレイ社説だ。とうとう、こんな〆になった。
10> 沖縄の全41首長や議会が一枚岩で普天間飛行場への配備に反対している。
11> さらに安全性への疑念を増幅させる異常事態が後を絶たない。
12> そんな危険な代物が沖縄の空を飛ぶことは断じて認められない。
13> 米軍がどうしても飛ばしたいなら、沖縄から撤収した後、本国の空だけにしてもらいたい。
10> 沖縄の全41首長や議会が一枚岩で普天間飛行場への配備に反対している。
11> さらに安全性への疑念を増幅させる異常事態が後を絶たない。
12> そんな危険な代物が沖縄の空を飛ぶことは断じて認められない。
13> 米軍がどうしても飛ばしたいなら、沖縄から撤収した後、本国の空だけにしてもらいたい。
・・・さて、読者諸兄に尋ねようではないか。特に、アワモリさんや「星の旅」さんに。上掲琉球新報社説の上記10>~13>は、「危険なオスプレイは、アメリカで墜落する分には構わない」と、言っていないか?以前アワモリ、星の旅両氏にいただいたコメントからすると、「直接にはそう言っていないのだから、言っていない。」と言うことになるのだが。
私(ZERO)の解釈では、上記10>~13>は、「危険なオスプレイは、アメリカで墜落する分には構わない」と、言っている。それは呪詛であり、ある種たとえ話であって「本気ではない」可能性はまだ残っているが、言っていることには、疑念の余地はない。
それ即ち、昨年の沖縄県民大会決議や、建白書にもあい通じる、「自称”沖縄県民”の非人道的なまでの利己主義性の発露」と、断ぜざるを得ない。
如何に、琉球新報。
如何に、沖縄県民。
それ即ち、昨年の沖縄県民大会決議や、建白書にもあい通じる、「自称”沖縄県民”の非人道的なまでの利己主義性の発露」と、断ぜざるを得ない。
如何に、琉球新報。
如何に、沖縄県民。
<注釈>
(*1) かく断じる理由は、同記事が「訓練海域外に落下したぁぁぁぁぁ!」と騒いでいないから。騒がない以上、「実は訓練海域に落下したものを、拾いに行った」と考えるのが、妥当な推理と言うものだろう。(*2) 10万飛行時間あたりの、死亡事故もしくは200万ドル以上(新基準)/100万ドル以上(旧基準)の損害事故発生件数