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「戦争を知らない子供たち」と言う、古いポピュラーソングがある。平和ボケ丸出しのタイトルも、腑抜けた歌詞も、力抜けまくりの節も、私(ZERO)は大嫌いなんだが、「懐メロ」としてしばしば登場するから、それ相応に広い支持を得た流行歌なのだろう。
〉戦争が終わって 僕等は生れた
〉戦争を知らずに 僕等は育った
〉戦争を知らずに 僕等は育った
と言う歌詞の冒頭部分は、我が国では過半数を占めて久しい「戦後世代」の事実ではあろう。だがそれは、「戦争を実体験として知らない」のは仕方なくも有り難いとしても、「戦争を知らない」ままで居て良い理由にはならない。
否。「戦争を実体験として知らない」のだからなおの事、「戦争を知る」のに少なくとも努力が必要である(*1)し、少なくとも民主主義体制下にある国では、左様な努力が「国民としての義務」であろう(*2)。
だと言うのに、
〉僕等の名前を 覚えてほしい
〉戦争を知らない 子供たちさ
〉戦争を知らない 子供たちさ
と、開き直るとは何事か。少なくとも民主主義体制下にある国民の取るべき態度ではない。
無論、全てのポピュラーソングなり、歌なりが、「政治的に正しい」必要なんざぁサラサラ無い。寧ろポピュラーソングやロックは「非政治的」ないし「反政府的」である事を売り物にしている「商品」だ。であれば「戦争を知らない子供たち」の「非民主的な歌詞」に目くじらを立てる必要は無い。
だが、「戦争を知らない子供たち」とて「戦争を(少なくとも知識として)知るべき子供たち」であるし、「戦争を知らないままの大人たち」になってしまうのは困ったことになる(*3)。我が国は、まがりなりにも民主主義体制を取っており、かつ孫期の昔から「兵は凶事」なののだから。
だが、「戦争を知らない子供たち」とて「戦争を(少なくとも知識として)知るべき子供たち」であるし、「戦争を知らないままの大人たち」になってしまうのは困ったことになる(*3)。我が国は、まがりなりにも民主主義体制を取っており、かつ孫期の昔から「兵は凶事」なののだから。
だが、「常識を知らない大人たち」よりは、まだ「戦争を知らないままの大人たち」の方が、マシかも知れない。
<注釈>
(*1) 逆に「戦争を実体験として知っている」からとて「戦争を知っている」とは限らないのだが。それでも「戦争の一端を知っている」事にはなろう。(*2) 当ブログの一番目立つ(であろう)処に、長い事鎮座している記事の通り。(*3) 実際のところ、そんな大人は多く、「大多数を占める」と言ってもよさそうなぐらいだが。
【山本太郎会見詳報】
(1)「どんなレッテルを貼ってもらっても結構」
2013.10.31 20:14 [諸政党]
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131031/stt13103120300008-n1.htm
(【】はZEROがつけた通しの質疑番号 )
山本太郎参院議員(酒巻俊介撮影)
■「情報をお伝えしたいという気持ちがあふれ出た」
山本太郎参院議員(無所属)は31日、同日の園遊会で天皇陛下に手紙を渡したことをめぐり、政治利用にあたるとの指摘に対し「どのようにレッテルを貼っていただいても結構です」と述べた。参院議員会館の自室で行った山本氏の記者会見の詳報は次の通り。
「めずらしいですね。みなさん」
【Q1】--園遊会での出来事について説明してください
【A1】「説明というのは」
【Q2】--今日、山本氏が陛下に手紙を渡したという報道があるが、事実関係は
【A2】「陛下にお手紙を渡させていただきました」
【Q3】--内容は
【A3】「内容ですか。現状をお伝えするという内容ですね。例えば、いま子供たちの被曝(ひばく)、この先進んでいくと本当に健康被害がたくさん出てしまうといことですね。それだけでなく、食品の安全基準という部分でもすごく危険な部分があるんです、という話だとか、あとやっぱり、原発の収束作業員ですね。この人たちが本当に最悪の労働環境で収束作業をやってくださっているということですよね。本当に劣悪な環境の中で、しかも、搾取されながら労働の対価というものを手にすることなく、命をはりながら、命を削りながらやっているにもかかわらず、健康管理とか放射線管理がずさんなままにされている実情ですか。そのようなことを手紙の中にしたためたという感じです」
【Q4】--手紙は前から準備していたのか【A4】「前からというわけではないですけど、書いたのは前日ですね」
【Q5】--異例のこと。自民党の中には「世が世なら大変なことだ」という批判がある。また、官房長官が「その場にふさわしいかどうか常識的に判断していただくことだ」と発言している。どう受け止めるか
【A5】「確かにいろんなご意見もあると思います。園遊会という場において手紙を渡すことがどうなのかということもあるかと思いますが、本当にこの切羽詰まった状況の中で時間との戦いですよね。その中でどうやって子供たちを守れるのかという部分において実情をお伝えするのは、この国に住むものとして、この世に生まれたものとして、情報をお伝えしたいという気持ちがあふれ出たものだということをご理解いただきたい」
(2)「伝えたいことというものがあふれた形です」
2013.10.31 20:59
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131031/stt13103121000010-n1.htm
【Q6】--国会議員という立場で手紙を出すことが政治利用にあたるのではないかという指摘がある
【A6】「もちろん僕は国会議員なので、そのようなお声もあると思いますが、これが政治だとかという問題ではなく、それ以前の問題で、この国では命が切り捨てられようとしている。その現実というものをたくさんの人たちに認識していただかなければいけないし、もちろん、陛下は聡明(そうめい)な方なので、すでにご存じなこととは思うんですが、自分の中で、この国のおかれた現状、世界中がたったことのない、そして家族もふみこんだことのないようなところに僕たちはたたされていて、そして、やっぱり健康被害だとかという部分に関してはほとんど考えられていない中、本当にこの先、この国がどうなっていくのかということを本当に憂いて、その気持ちがあふれたという部分ですね」
【Q7】--パフォーマンスじゃないですか
【A7】「うん?」【Q8】--パフォーマンスじゃないですか
【A8】「パフォーマンスですか。何のためのパフォーマンスですか」
【Q9】--単なる、政治パフォーマンスにしかみえない
【A9】「どうしてですか」
【Q10】--天皇陛下を政治利用したことにはつながらないか
【A10】「つながらないですね」
【Q11】--なぜつながらないのですか
【A11】「僕が天皇陛下に対してお手紙を書いたということがどうして政治利用につながるのですか。どのような。どのような利点があるかということをお聞かせ願いますか」
【Q12】--それについて、なぜ政治利用でないと言い切れるのか根拠がよく分からない
【A12】「今のお話を聞いていただければわかるとおもうんですけど」
【Q13】--政治家だったら何をしてもいいということか
【A13】「そんなことは一言も言ってませんが」
【Q14】--山本議員は実際にやっていますよね
【A14】「だから、先ほども言ってます通り、この国に生きるものの一人として、政治家である前に人間として、この、いま僕たちがおかれた立場というものに対して、ものすごく憂いをもっているということですよね。そして、やはり、園遊会という場所に招いていただいて、天皇陛下に対して自分自身で伝えられること、伝えたいことというものがあふれた形です」
(3)「原発作業員、ひどい労働環境の中で働かされている」
2013.10.31 21:14
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131031/stt13103121150011-n1.htm
の園遊会で天皇陛下に直接、手紙を渡した件について記者団の質問に答える山本太郎参院議員=31日午後、参院議員会館(酒巻俊介撮影)
【Q15】--陛下とやりとりがあったら教えてください
【A15】「陛下に僕が話しかけたんですが」
【Q16】--何と
【A16】「子供たちの未来が危ないですと。健康被害というものも出てきていますと。福島の東電原発の収束作業員、本当にひどい労働環境の中、働かされているという現実がありますということをお話ししました」
【Q17】--陛下からは
【A17】「ちょっと聞き取りづらい部分があったみたいで、もう一度聞き直していただくというところはありましたね。それでこの手紙に実情が書いてありますので、お読みいただけませんかということで受け取っていただきました」
【Q18】--分量は
【A18】「文字数にしてというのは分からないですが」
【Q19】--便せんに何枚ぐらいか
【A19】「そうですね。1枚につながった紙に書いた」
【Q20】--1枚につながった
【A20】「はい。筆で書いたものですから」
【Q21】--巻紙に筆で
【A21】「はい。そうです」
【Q22】--現状を伝えたいというのは分かったのですが、陛下にどうしてもらいたかったのか【A22】「どうしていただきたいというよりも現状を知っていただきたいという思いが強い。というのも、みなさんよくよくご存じだと思いますが、やっぱりいろんなバイアスがかかりますよね。メディアといえども。スポンサーの影響を受けたりだとか、いろんな部分があると思うんです。いまフリージャーナリストという人たちがすごく頑張ってくれていて、僕たちに真実を伝えてくれていると言う部分がありますが、この先、特定秘密保護法とかということになっていけば、そのような人たちは排除されていってしまうという現実がありますよね。とにかく今この国でおこっている、本当は予防原則にたたないといけないものを一切無視して、安全だと言われ続けると言うことに対しての憤りであったり、不安であったりという思いが自分の中にものすごく大きくて、そういう部分に対してやっぱり、こういうせっかくの機会をいただいたので。もちろん、陛下と会えるという時間というのは素晴らしいものだと思うのですが、自分の思いとか、陛下にその思いを伝えたいという部分なんですかね」
【Q23】--陛下は何かおっしゃいました
【A23】「特に何か僕の言葉に対して、何かお答えをくださったというわけではないですが、手紙を読んでいただけますかということをお伝えしたら、受け取ってくださったということですね」