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先行記事「私の半島観 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/33380239.html 」に縷々述べた通り、かつて私(ZERO)は半島の南半分・韓国が結構好きだった。半島の北半分＝北朝鮮は昔から大嫌い(※1)だが、その北朝鮮との対決姿勢を明確にしていた冷戦華やかなりし頃(※2)の韓国は、あれこれ好ましい国と思われた。
ところがある時、「日帝支配＝日本の植民地時代が韓国人の原点だ！」と言う主張にぶつかり、大いに違和感を覚えた。何でもかんでも韓国起源を主張し、幾つかの大陸渡来技術は半島を経由している事から、少なくともその頃は「日本より先進国であった」筈の半島が、なぁんだって一世紀ばかり前の半世紀未満の植民地支配＝日帝支配を「原点」に据えなければならないんだ」とも思えれば、「”日帝支配が原点”であるならば、”ウリナラ（朝鮮独自流）半万年”の大半、実に49世紀ばかりは”日帝支配のための準備期間”か？」とも思える。どちらも「違和感」通り越して「理不尽」と言うか「不条理」と言うか、全く筋が通らない。
韓国の「筋の通らなさ」はその後酷くなる一方なようで、冷戦終結やら、北朝鮮に対する「太陽政策」やらと相関があるようにも思えるが、近頃では戦前戦後どころか帝国海軍発足以来Natinonal Ensignであり続けている旭日旗＝軍艦旗＝自衛艦旗を「ナチスドイツのスワチカ＝逆卍 と同様の戦犯旗だ！」と言い出し、”旭日旗を見て腹を立てた”なら、ワールドカップでの人種差別的パフォーマンスも(ハングルで書かれた)政治スローガンを掲げる事も”正当化される”と、少なくとも主張する始末。
挙句の果てに、福島原発事故を題材に、風評被害を助長するブラックジョークに韓国人の喝さいが集まると言う報道には、殺意に近いものを抱いたことは先行記事にした処。それでも、その際の怒りの矛先は、主として「斯様なブラックジョークを喝采する韓国人(※3)」に限定されていたわけである。が・・・
<注釈>
(※1) 大凡、魂の自由を愛する者で、「北朝鮮が好き」なんて奴ぁ、相当な変わり者か間抜けだけだろう。(※2) って事は、韓流ドラマやK-POPなんざぁ影も形も無かった頃だ。(※3) 芸人は売れてナンボ、見られてナンボの商売だ。売れる／見られるためには大概のことをするし、ある処までは許される。だから、斯様なブラックジョークを演じて見せた芸人を、センスの悪さや趣味の悪さで軽蔑はするが、”殺意を抱く”には程遠い。問題の芸人を仮に抹殺した処で、韓国社会が左様な”ブラックジョーク”を好み、売れる以上は、後に続く者が居ろう。
.【朝鮮日報】福島など日本８県の水産物 韓国政府が全面輸入禁止
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/09/06/2013090601306.html
記事入力 : 2013/09/06 10:48
【ソウル聯合ニュース】東京電力福島第１原発から高濃度汚染水が漏れた問題を受け、韓国政府は福島県を含む近隣８県からの水産物の輸入を全面禁止することを決めた。
政府は５日に鄭ホン原（チョン・ホンウォン）首相と関係閣僚による会議を開いたのに続き、６日午前に与党・セヌリ党と協議し、こうした特別措置を決定した。
福島、茨城、群馬、宮城、岩手、栃木、千葉、青森の各県の水産物が対象となる。政府はこれまでも８県の水産物５０品目について輸入を禁じてきたが、今後は放射能汚染とは関係なく、８県の水産物の韓国流通を全面的に禁止する。
汚染水の海洋流出に対し韓国国民の間に懸念が広がっており、日本政府が韓国に提供した資料だけでは今後を正確に状況を予測するのは難しいとの判断がある。
政府はまた、８県以外でも日本産水産物や畜産物から放射性物質が微量でも検出された場合は、ストロンチウムやプルトニウムなどのように非汚染検査証明書を要求することにした。これらの措置により、汚染された水産物の輸入を根本から断つ効果があると説明している。
韓国産食品に対しても放射線量の検査基準を日本産食品と同水準に強化することで、日本産が韓国産に偽装されることを防ぐ。
日本政府に対しては、汚染水漏れ関連の正確な情報を速やかに提供するようあらためて求めた。
聯合ニュース
.国を挙げての風評煽り
さて、如何だろうか。
最初に事実確認しておくべきだろう。現在市場に流通している福島産品は放射性物質検査をパスしたものばかりであり、これを常飲常食した処で実害は全く無い。「低レベル放射線は、人体に有害か、無害か、逆に有益か」は先行記事で取り上げたWSJ紙記事(※1)インタビューにある通り「専門家でも意見の分かれる処」であるが、「低レベル放射線が人体に有害であっても、福島産品を常飲常食し福島に住む人の健康に対する影響は観測できないくらい小さい」と言う点で、国連調査もWSJ紙肥田美佐子記者がインタビューした別の学者も、意見が一致している(※2)。
福島に住み、福島産品を常飲常食してさえ実害が無いのである。それは、国連調査も、それとは別の専門家も、WSJ紙肥田美佐子記者による「福島原発事故に対する憎悪に満ちた(※3)」インタビューにも拘らず等しく認めている(※4)。
ならば、福島産品を時折食用飲用した処で、健康への悪影響なぞある訳が無い。であると言うのに半島の南半分の奴バラは、「福島県を含む近隣８県からの水産物の輸入を全面禁止することを決めた。」のである。これは明らかな風評被害である。
さらには、「韓国政府が福島県を含む近隣８県からの水産物の輸入を全面禁止することを決めた。」と言う事実は、「福島県と近隣県の水産物は危険だ！」と言うデマ・風評を扇動する材料である(※5)。それを…今度は韓国政府が決めたのだから、こうなると「不謹慎なギャグを喝采する韓国人」よりは恐らく多くの「韓国人の民意の表れ」と、解釈するのが至当であろう。
ま、先代の大統領は任期終了間際に「朝敵」に成り果せ(※6)、「我が敵」と宣されたんだ。韓国政府が我が「怒りの対象」となったとて、異とするには足るまい。
それにしても、韓国政府や韓国人の所業を見るにつけ、記事にするにつけ、差別と言うモノは無くならない／無くせないモノだと実感するぞ。「差別・偏見は誤判断の元だから、差別・偏見を持つ者自身にとって損だ。」と理解している私（ZERO)自身が、半島・韓国に対する差別感を、持たざるを得ないのだからな。
<注釈>
(※1) WSJ紙+肥田美佐子記者 = やっぱりダメなんじゃないか(※2) そりゃま世の中学者は星の数ほど居るし、学問の自由がある限り、「福島県人に対する放射線による悪影響はある！」と主張する学者も、居ないとは限らない。だが、その学説は、福島県人の健康データによって実証ないし反証されるであろう。(※3) と、私（ZERO)には感じられる。そりゃ私（ZERO)は「事故が好き」な訳じゃないし、原発事故も無いよう／無くすよう努力すべき対象ではあるが、起きた原発事故を不当に評価する事は、逆に被害を拡大しよう。風評被害はその一例だ。(※4) WSJ紙のインタビュー対象にはならなかった、「低レベル放射線は無害だ」学派と「低レベル放射線は有益だ」学派がある事も、想起すべきだろう。無論、「有害だ」と考えた方が、「安全側」ではあるが。
(※5) 左様なデマ・風評扇動の材料となる事を、韓国政府が狙ったか否かは、議論の余地があろう。だが、どうも私（zero)としては、かかる決定が「韓国政府の善意により、デマ・風評扇動の悪意はない」とは、全く信じられないな。「2020五輪開催地を東京としないため」なんて陰謀論も、妙に説得力を持って聞こえてしまう。