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まっ黄っ黄の洗面器として、銭湯や温泉などでおなじみ(※1)の「ケロリン湯桶」。「永久桶」とも呼ばれるほど頑丈且つ実用的でユニークなこの広告媒体が、製造メーカーの営業不振に陥りながらも、広告主たる内外薬品の手で製造継続が決定したことは、以前記事にした処だ。( 情緒的経営―ケロリン湯桶の販売、広告出稿元の内外薬品が ... http://www.blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/38029241.html )
以下に掲載するのは、いわばその続報であり…やるじゃないか。内外薬品。
<注釈>
(※1) 且つ、映画「テルマエ・ロマエ」では重要なキーアイテム
ケロロ軍曹とケロリンのコラボ桶 人気沸騰…ツイッターきっかけに発売
2013.8.8 16:00
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/130808/ent13080816020005-n1.htm
「ケロロ&ケロリン桶」(左)を手にする内外薬品の笹山敬輔東京支社長=6日、富山市
銭湯などで親しまれてきた黄色い「ケロリン桶」に、漫画のキャラクター「ケロロ軍曹」が描かれた「ケロロ&ケロリン桶」が7月に発売され、人気沸騰中だ。内外薬品(富山市)が販売する鎮痛薬ケロリンの宣伝用おけとして発売され、今年で50年。ケロロ軍曹も登場15年を迎えた中でのコラボレーションは、短文投稿サイト「ツイッター」のアカウントが似ていることがきっかけという。
直径22.5センチのおけの底。ウインクしながら敬礼するケロロ軍曹が描かれ、その上に「頭痛・歯痛に侵略」と記されている。東急ハンズなどの店舗やインターネットで1個1365円で販売開始。6千個が完売し追加生産する4千個も予約でほぼいっぱいという。
ケロロ軍曹は角川書店(東京)から発売され、アニメになったキャラクター。カエルのような宇宙人が地球侵略をもくろむ設定だが、人間に捕まり「人間界」で暮らす様子が「愛らしい」と人気を呼んだ。
アベノミクスは、関係ないな(多分)
さて、如何だろうか。
先ずはめでたい事であろう。「永久桶」と呼ばれるぐらい頑丈なうえに銭湯やら公衆浴場やらの減少で経営不振に陥り、存続さえ危ぶまれた「ケロリン桶」が、アニメ「ケロロ軍曹」とのコラボした商品が完売御礼と言うのだから。
1> 東急ハンズなどの店舗やインターネットで1個1365円で販売開始。
2> 6千個が完売し追加生産する4千個も予約でほぼいっぱいという。
だそうだから、1365円 × (6千個+4千個) = 1365万円。 売上13百万円では、「莫大な利益」はちょっと望めないが、「景気の良い話」には違いない。「単価1365円の洗面器が完売」と言うだけでも、一寸したことだろう。
無論、「一過性のブームに終わってしまう」と言う可能性は、無視しえまい。
だが、経営者が刷新され、かようなコラボにも取り組む積極性が、一発とは言え「当たった」と言う事は、先行記事にもした「情緒的経営」に対する朗報でもあろう。
尤も、朗報は朗報で喜ばしい一方で…
「”暗いニュースばかり”と言うが、ありゃ”暗い”からニュースになるんだ。
逆に”明るいニュース”ばかりになったら、ろくな事じゃない。
”東京にも親孝行な子供がいた!”とかね。」
と言う、立川談志師匠の痛烈な皮肉も、想起されてしまうのだが。