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以前にも書いた事だが、私は「ヘイトスピーチ」規制には反対で、その意味で「ヘイトスピーチを公言する自由」は「守るべき」とは考えるが、同時に、その対象が何であれ「ヘイトスピーチ」は嫌いだ。「死ね!」と繰り返すばかりでは、鳴き声と同じ。知性もへったくれもありゃぁしない。
であるから、何者かを非難するにしても「死ね」とは、なるたけ言わないよう/書かないようにしている。増してや「鳩山由紀夫」は、その氏名自身が最大級の悪罵と認定しているのだから、 「この鳩山由紀夫!」と言う以上の罵詈雑言は思いつき難い・・・鳩山由紀夫自身以外に対しては。
①鳩山氏がまた問題発言 尖閣めぐり「棚上げで合意」と中国に理解
2013.6.27 19:32 [鳩山由紀夫]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130627/chn13062719350002-n1.htm
中国を訪問中の鳩山由紀夫元首相は27日、北京で記者団に対し、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の問題に関し「40年前に棚上げすると(日中両国で)決めたのだから、メディアも理解しないといけない」と述べ、棚上げの合意があったとの認識を示した。日本政府は棚上げ合意を否定している。
鳩山氏はこれに先立ち清華大主催の世界平和フォーラムで講演し「領土問題に関してはそれぞれの国の言い分がある。中国側としては当然、カイロ宣言(の中の日本が盗んだ島)に入ると考えることはあるだろう」と述べ、中国政府にあらためて理解を示した。
安倍政権に関しては「国会議員が大挙して靖国神社に参拝したり、安倍晋三首相自らが(先の大戦での)侵略を認めることを拒否したりした。価値観外交で中国を包囲しようとしているが、中国を孤立化させることはできない」と述べた。(共同)
あの「釈明」はなんだったのかね。端から意味不明だったとはいえ
さて、如何だろうか。
鳩1≫ 「(中国側から『日本が盗んだ』と思われても仕方がないとは)言っていない。
鳩2≫ 中国側がそう判断をするという可能性があると申し上げた」
と言うのが、先行記事「鳩山由紀夫は今日も鳩山由紀夫 http://www.blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/38293365.html 」に取り上げた、「鳩山由紀夫の釈明」だ。これがはたして釈明か、と言うのは先行記事でも書いたところだが、今回記事に於ける鳩山由紀夫の発言はと言うと・・・
〉 北京で記者団に対し、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の問題に関し
鳩1〉「40年前に棚上げすると(日中両国で)決めたのだから、メディアも理解しないといけない」
〉と述べ、棚上げの合意があったとの認識を示した。
〉 清華大主催の世界平和フォーラムで講演し
鳩2〉「領土問題に関してはそれぞれの国の言い分がある。
鳩3〉 中国側としては当然、カイロ宣言(の中の日本が盗んだ島)に入ると考えることはあるだろう」
〉と述べ、中国政府にあらためて理解を示した。
さて、上記鳩1〉は「別の話」と割り切るとしても、上記鳩2〉~鳩3〉の今回新たに報じられた発言は、果たして、上記鳩2≫に相当して、上記鳩1≫で(一応)否定してみせた「中国側から『日本が盗んだ』と思われても仕方がない」には「相当しない」と、断言できるだろうか。
鳩山由紀夫の日本語能力には以前から大いに疑義があり、今回の発端となった「中国側から『日本が盗んだ』と思われても仕方がない」発言と上記鳩2≫発言との差異さえ決定的とも本質的とも思われない私(Zero)からすれば、とてもそんな断言は出来ない。
即ち、鳩山由紀夫自身が、そもそもの「問題発言」である「中国側から『日本が盗んだ』と思われても仕方がない」すら、問題視しているとは思えず、今回報じられる上記鳩2〉~鳩3〉も、「中国側から『日本が盗んだ』と思われても仕方がない」発言(*1)の、追認にしか聞こえない。
さあ、そうなると、益々中国共産党一党独裁政権としては好都合だから・・・
【注釈】
(*1) そんな発言はなかった、と鳩山由紀夫自身が上記鳩1≫で否定しているが…鳩2≫と、何がどんだけ違うンだよ。
②【人民網】日本は釣魚島問題で挑発を止めるべき」 鳩山発言は有力な証言
http://j.people.com.cn/94474/8302409.html
日本の鳩山由紀夫元首相が今年1月の南京大虐殺記念館見学に続き、26日から再訪中している。北京で中日関係フォーラムに出席するほか、清華大学で講演を行なう。中広網が伝えた。
だが訪中直前に鳩山氏は日本政界に対する爆弾発言を行なった。東京で香港メディアの単独インタビューを受けた際「日本政府は釣魚島(日本名・尖閣諸島)に領有権争いが存在することを認めなければならない。中国側が日本が釣魚島を盗んだというのには中国側の道理がある」「日本は挑発行為を止めなければならない」と述べたのだ。
鳩山氏:私が大変憂慮しているのは特に釣魚島問題だ。日本政府は最近、領土問題は存在しないと言い続けている。これは中国に対する挑発であり、非常に憂慮される。われわれ日本人は歴史をよく学んでおらず、日本は釣魚島を実行支配しており、領有権問題は存在しないと言っている。日本のこうした論法は対話の扉を閉ざすだけで、非常に危険なことだ。
これまで日本政府は釣魚島に領有権問題は存在しないと主張し続けてきた。鳩山氏は歴史資料を援用して自らの見解を説明した。彼は中国の立場には十分な理由があると考えている。
鳩山氏:歴史的観点からは、釣魚島の領有権の帰属について異なる意見がある。ずっと昔中国の漁船がこの一帯で漁をしていたからこそ、釣魚島と呼ばれるようになった。日本は1895年にこれらの島嶼をこっそりと管轄下に組み込んだ。だがその時、尖閣という名はまだなかった。少なくともポツダム宣言で日本の領土は本州、北海道、四国、九州の4島および連合国の定めるいくつかの島嶼であると定められている。釣魚島は甲午戦争(日清戦争)末期の1895年に日本が管轄下に組み込んだ。中国側から見て日本が中国の領土を盗み取ったというのも一理ある。中国側は日本はカイロ宣言に含まれる釣魚島を返還すべきだ考えており、中国側がそう言うのも、当然一理ある。
鳩山氏は日本政府の強硬姿勢について、中国側に対する挑発となり、対話の扉を閉ざすものであり、憂慮されると強く非難する。
鳩山氏:多くの日本人は歴史を忘れ、国有化すれば釣魚島を自分の領土にできると考えているうえ、中国人に対して、武力で釣魚島を奪うことは許さない、領有問題は解決済みだと言っている。日本が非常に強硬な姿勢をとるのは間違いだ(*1)。私は船舶衝突事件が釣魚島問題の始まりだと考えている。日本がこれまでの合意を破って初めて、中国側は不満を抱いたのだから。
鳩山氏は、中日関係を変える唯一の道は、領有権問題の存在を認め、過去の立場に立ち返ることであり、さもなくば日本の国益が損なわれ、中日関係の改善はいつになるかわからない(*2)と指摘する。
鳩山氏:日本は過去の合意に立ち返るべきであり、これが唯一の道だ。少なくとも41年前に周恩来総理と田中角栄首相の係争棚上げの物語は、文書にはなっていないが、事実だ。われわれはこの事実を認め、過去の立場に立ち返り、対話を通じて問題を解決すべきだ。
共同通信によると日本の菅義偉官房長官は25日の記者会見で、鳩山氏が「釣魚島問題での中国側の主張に理解を示した」ことを批判。「鳩山氏のインタビューでの発言を聞いて絶句した。開いた口がふさがらない。元首相として鳩山氏の発言はわが国領土の主権を揺るがせ、国益を著しく損なうもので、断じて許すことはできない」と述べた。
清華大学現代国際関係研究院の劉江永副院長は、鳩山氏の発言は有力な証言だと指摘する。
劉氏:菅氏の発言は逆に人々を絶句させる。問題をより客観的に見るこうした政治家に対して、実際にとる手段が弾圧し、脇に追いやることでは、中日関係を一段と悪化させるからだ。私はこれこそ日本の国益を損なうと考える。鳩山氏の発言は事実上、有力な証言でもある。彼は釣魚島が確かに中国のものであることを証明した。だから人々はどちらが正しいのかを自ずと理解している。
劉氏は理性的な声が荒唐無稽な発言によって常に抑え込まれることは日本の深刻な右傾化を物語っており、中日関係を誤った道へ引き込むものだと指摘する。
劉氏:平和進歩勢力はまだ日本で比較的深い影響力を持つ。だがいくつかの右翼団体はすでに活動方法を変え、右翼的観点のウェブサイトを多く立ち上げ、一部の人はネット上でしきりに中国や韓国を罵り、若い世代に対して比較的大きな影響力をもつ。こうしたネット上での感情の発散は、ある状況下で街頭でも行なわれることがある。このため日本では街に繰り出して公然と中国人と韓国人は日本から出て行けと非難する人がいるという特に極端なケースも出ている。これは中日関係におけるかつてない新たな状況であり、重視する必要がある(*3)。
劉氏は日本右翼勢力の声は大きいものの、「邪悪は正義に勝てない」と考え、そして日本政界の平和を愛し正義感の強い人が発する事実に基づく声は必ず正義を助け、邪悪を取り除く効果を果たすだろうと指摘する。
劉氏:現在の日本の政治状況を見ると「正義は邪悪に勝てない」感じを受けるが、鳩山氏のような政治家、それから日中友好事業に長年携わってきた有識者の気持ちは同じだ。今後、この勢力は日本の現在の社会を主導しておらず、主流を占めてもいないが、彼らの発する声は影響を生じ、必ず正義を助け、邪悪を取り除く効果を果たすと私は信じている。もちろんこれにはまだ一定の時間が必要だし、われわれ中国側もこうした問題で日本の状況を正しく評価し、正常な交流、直接の対話を通じて釣魚島問題で日本の国民にその歴史事実の真相と釣魚島の領有権帰属問題の本質および法理上も歴史上も中国固有の領土であるという基本的事実をさらに理解させる必要がある。(編集NA)
【注釈】
(*1) 射撃管制レーダーを中央政府の許可なく照射する以上の強硬姿勢って、発砲ぐらいしか無いだろうが。で、誰が「強硬な姿勢を取ってる」って?(*2) 日中断絶こそが、我が国益ですが、何か?(*3) 反日暴動は、大陸名物ですが、何か?ああ、通州事件は戦後にはないか。まだ、な。
生きてだに、死したる人が 多いとはいえ・・・
さて、如何だろうか。
「鳩山由紀夫大絶賛」であり、「鳩山由紀夫は日本の良心だ!」と言わんばかり。それだけ、支那様に都合が良い「元首相」と言う訳だ。それはそうだろうな。
(1)「尖閣諸島に領有権問題は存在する」
(2)「前記(1)問題を棚上げにしようと言う日中合意は存在したし、そこに戻るべきだ。」
(3)「今回尖閣諸島中国漁船体当たり攻撃は、”船舶衝突事件”だ。」
もう、これ以上はなさそうなぐらいの媚中ぶり、大陸ベッタリなのだから、中国共産党としては「理想的」元首相だ。
尤も、安倍政権の価値観外交に対する反撃が、鳩山由紀夫礼賛ぐらいしか無いならば、中国共産党は相当追いつめられており、我が方優勢と判断出来よう。