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 もう何度書いたか判らないが、当ブログでは「鳩山由紀夫」と言うのを、そのフルネームでおおよそ人知の及ぶ限り最大級の「悪罵」と認定している。左様認定するに至った経緯は、「普天間基地移設問題シリーズ」を追って行けば明らか(※1)であろうが、かいつまんで言えば、鳩山由紀夫の恐ろしくもおぞましいことに首相時代(※2)第2回日米首脳会談にて、オバマ大統領相手に「普天間基地移設問題の早期解決」に「Trust Me!」と大見得切って(※3)、ついでに己がブログだかツイッターだかメルマガだかでその大見得を自慢して、その翌日に「普天間基地は、辺野古移設を前提としない」と、「オバマ大統領は前提としていただろうが」と承知しつつ言い出した、あの時から、ついに首相辞任に至るまで(※4)、あまりに無能かつ無責任な言動ゆえ、だ。

 無論、鳩山由紀夫が無能かつ無責任であったのは、一人普天間基地移設問題に留まらず、首相としてであり、一政党の党首としてでもあるのだが、めでたく首相辞任をした後も民主党の一国会議員で先頃まであり続け、あろう事か東日本大震災をダシに議員生命延長まで画策する始末(※5)。その間もその後も、私の知る限り、ただの一度も「有能」だの「有益」だのであった覚えが無いんだから、実に見事な国益有害ぶりが、鳩山由紀夫だ。

 その鳩山由紀夫に、香港のフェニックステレビがインタビューすれば…そりゃイラン訪問並みにロクな事にならないのは、十分予想できることであるし、結果は、「案の定」と言うべきだ。


<注釈>

(※1) とは言え、「経緯」要約だけで30本近い記事となり、関連記事を合わせるとその倍になるのではないかと言う、我ながら「個人ブログとしては相当しつこく普天間基地移設問題を追いかけた」結果であるから、読み通すのは容易ではあるまい。 

(※2) それも、私(Zero)が我が国における民主主義の在り方に絶望しかけた、先々回衆院選挙結果=「民主党、憲政史上最多議席数で政権与党となる」 によって幕を開けた、 

(※3) それまでは、「ターミネーター2」に於けるシュワちゃんの名科白だったのが、これ以来・・・

(※4) いや、その後のやっぱりとんでもない発言・妄言についてもいくつか記事にしているが、「鳩山由紀夫」を最大級の悪罵に認定するまでは、首相辞任の時点で充分だろう。 

(※5) この点に於いては、後を襲って日本国首相の座に就いた管直人の方が、上ではあるが。それ故にこそ、この二人は「戦後最悪首相&ブービー首相」と、当ブログで認定されている。 



鳩山氏、尖閣問題で「『日本が盗んだ』と思われても仕方ない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130625/plc13062512440008-n1.htm
2013.6.25 12:42 [鳩山由紀夫]

1月17日、中国江蘇省南京市の「南京大虐殺記念館」を訪れた鳩山元首相(共同)
鳩山由紀夫元首相が香港のフェニックステレビの取材に対し、沖縄県・尖閣諸島の領有権を主張する中国政府に理解を示す発言をしていたことが25日、分かった。尖閣をめぐる歴史的経緯に言及し、「中国側から『日本が盗んだ』と思われても仕方がない」と述べた。発言は同日午前、中国内外に向けて報道された。

鳩山氏は既に政界を離れているが、首相経験者だけに尖閣諸島に領有権問題はないとする日本政府の立場と相いれない発言内容が、日中両国の世論や尖閣情勢の今後の推移に影響を与える可能性もある。

中国は日本の尖閣領有について、第2次大戦中のカイロ宣言にある「日本が盗み取った中国東北地方や台湾などの島しょを中国に返還する」との規定に違反すると主張している。これに鳩山氏は「カイロ宣言の中に尖閣が入るという解釈は中国から見れば十分に成り立つ話だ」と明言した。

②菅長官が鳩山氏の尖閣発言を批判
2013年 06月 25日 17:16 JST
http://jp.reuters.com/article/kyodoPoliticsNews/idJP2013062501002082?sp=true

 菅義偉官房長官は25日午後の記者会見で、鳩山由紀夫元首相が沖縄県・尖閣諸島の領有権を主張する中国政府に理解を示す発言をしたことについて「開いた口がふさがらない。国益を著しく損なうもので、断じて許すことはできない」と批判した。同時に「鳩山氏はこれまでも無責任な発言で、政治の混乱を招いた。憤りを感じる」と指摘。「政府の立場は明確だ」と述べ、尖閣諸島は日本固有の領土だとの認識を強調した。

③尖閣領有権発言で鳩山氏が「言っていない」と釈明
2013.6.25 23:45 [鳩山由紀夫]
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130625/plc13062523460021-n1.htm
 鳩山由紀夫元首相は25日夜、香港のフェニックステレビの取材に対し、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の領有権を主張する中国に理解を示す発言をしたことについて、都内で記者団の質問に答えた。

「(中国側から『日本が盗んだ』と思われても仕方がないとは)言っていない。中国側がそう判断をするという可能性があると申し上げた」と釈明した。


「売家」と、唐様で書く三代目

  さて、如何だろうか。

 言うまでもないだろうが、鳩山家と言うのは政治家としては「名家」と言って良いだろう。鳩山由紀夫の祖父にあたる鳩山一郎は、吉田茂の後を襲って首相となった、戦後政治の重鎮の一人だ。弟の鳩山邦夫も政治家となっている。その上超絶金持ちで、兄弟揃って「知らぬ間に数億円のお小遣いを貰っていた(※1)」のも記憶に新しい。カミさんは気違いだ(※2)が、超絶金持ちだから、議員を(ようやく)辞めても当人は困らない。「元首相」なんて肩書きを持って、「嘘をつくのを何とも思っていない」「最後に会った人の意見に従う(※3)」と言う人間は、プロパガンダに利用するに持って来いだ。事実、核兵器開発疑惑をめぐって欧米諸国との緊張高まるイランも鳩山由紀を招待し、一定の成果を挙げている。プロパガンダの上に国を成り立たせている中国共産党が、そんな鳩山由紀夫を、利用しない訳が無い。

 実査に利用したのが、上掲記事①であり、香港フェニックステレビの取材に対
し、鳩山由紀夫が、

1>   尖閣をめぐる歴史的経緯に言及し、
鳩1> 「中国側から『日本が盗んだ』と思われても仕方がない」と述べた。
2>  発言は同日午前、中国内外に向けて報道された。

 相変わらず呆れ返るほかない迎合発言であり、上掲記事②の通り管官房長官が批判するのも至極当然だ。

 あまりに至極当然なもので、鳩山由紀夫も「マズイ」と思ったらしい。上掲記事③では、

鳩2> 「(中国側から『日本が盗んだ』と思われても仕方がないとは)言っていない。
鳩3>  中国側がそう判断をするという可能性があると申し上げた」

と、一応「釈明」しているそうだ。

 だが…まず第一に、上記鳩2>~鳩3>は、釈明だろうか?

 釈明と考えるためには、上記鳩2>①「 (日本は)中国側から『日本が盗んだ』と思われても仕方がない と言う発言と、上記鳩3>②「中国側が『日本が盗んだ』と判断する可能性がある(※4)と言う発言の間に、決定的・本質的な差異がある、と考えなければならない。差異が無ければ、そもそも「釈明」が成立しない。成立しないんだが…私(ZERO)にはとても「決定的・本質的な差異」とは考えられない。せいぜいが婉曲表現でしかない。

 ついで第二に、この「鳩山由紀夫の釈明」は、信じられるだろうか?なにしろ奴さんには、「普天間基地移設問題解決(※5)の、半年ばかりの延期」に対し、「クリントン長官の同意を得た」と断言公言し、クリントン長官自身がこれを否定すると「日米同盟は大事だ、と言う点で合意した。」と、当人以外には誰にも判りそうにない「釈明」をして見せた奴だ。こんなトンデモ釈明を為せると判明している鳩山由紀夫にとって、「言葉尻を言い直しての印象操作」なんざぁ、朝飯前だろう。支那人や半島人の悪口に「息をするように嘘をつく」と言うのがあるが、この点に於いて鳩山由紀夫は「立派に支那人・半島人級」と、認定されているのではなかろうか。
 少なくとも、私(Zero)は認定している。だからこそ(※6)「鳩山由紀夫」は「人知の及ぶ限り最大級の悪罵」と断定されている。つまりは、「鳩山由紀夫の釈明」は、信用できない。

 もっとも、今回の場合は新聞記事ではなく、香港フェニックステレビの報道だから、「可視化された取調べ」は動画として記録・報道されている。上記鳩2>と鳩3>の微妙な「差異」も含めて、その記録動画を見れば判明する可能性大だ。

 ま、鳩山由紀夫の事だから、その発言がはっきり聞き取れる報道動画を突き付けられても、「アフレコだ!」とか言い出しそうだが。

 泉下の鳩山一郎は、かような孫の言動を、どう見ているだろうね(※7)。

 いまだこの世にいる鳩山由紀夫は、その輝かしい実績と現状(※8)を、鳩山一郎はじめとする御先祖様に、なんと報告しているんだろうか(※9)。


<注釈>

(※1) 麻生太郎氏の首相時代、「カップラーメンは、300円ぐらいか?」と言ったのを、「庶民の金銭感覚がわからない!」と大非難したマスコミが、かかる鳩山家を「庶民感覚」で非難しないのは、いつもながら、実に見事なダブルスタンダードだ。 

(※2) これも記事にしたな。 

(※3) これらの「鳩山由紀夫に対する評価」が、事実かどうか、私には断定しかねる。が、「大いにありそうな事」とは思える。オバマ大統領にあっているときは、オバマ大統領に話を合わせ、その後、普天間基地県外移設派にあったのだと考えると、かの”Trust Me!”発言顛末も、説明がつく。
 と言うか、そうとでも考えない限り、こんな優柔不断と評するのも恥ずかしいような無責任発言を、説明も理解もしがたい。 

(※4) 上記鳩3>の「そう判断する」を言い換えた、だけの心算なんだが、ほかに解釈の余地、誤解の余地が、あるだろうか? 

(※5) 繰り返す、「普天間基地移設問題の解決」である。忘れてはいけないな。鳩山由紀夫は、先々回の衆院選挙において、「普天間基地移設先は、最低でも県外」と、民主党党首としての(勝手な口)約束を公言していたばかりか、「3年前の5月までに普天間基地移設問題解決」をさんざん吹聴し、腹案だのなんだのぬかしながら遂に、解決どころか、普天間基地移設先代替案どころか、普天間基地移設先民主党案さえ纏める事無く、首相辞任に至ったんだ。仮想空母大量建造案なんてのも口走ったと、先頃沖縄で「自慢」していたのも、記事にした処だ。 

(※6) そればかりではないが 

(※7) 案外、ただの爺バカかも知れないが。母親は間違いなく親バカだしな。 

(※8) 無論、最大級の皮肉だ。 

(※9) こっちの方は、自己弁護と責任転嫁に満ち満ちた虚偽報告に違いない、と、確信できてしまうぞ。北沢防衛相が言うこと聞かないから、ボクの普天間基地洋上移転案(改装空母大量建造案)は潰されたんだぁぁぁぁ!」とかね。」