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 橋下市長の所謂「従軍慰安婦発言」については既に記事にした(※1)し、それを契機としてまたぞろ半島から自称「元従軍慰安婦」二人が橋下市長への面会を求めて来日したが、たちまち馬脚を現した事も記事にした(※2)。その「現れた馬脚」とは、自称「元従軍慰安婦」の片割れの「証言」=「従軍慰安婦とされていた年齢・時期と史実の不整合」だ。何しろ、この方の「証言」を信用するならば、終戦で大日本帝国陸海軍が解体してからなお3年間ほど従軍慰安婦であり続けた」事になるのだから、これはもう「言い間違い」だとか「記憶違い」だとか、釈明・弁明しない限り「元従軍慰安婦」と言う自称看板を揺るがされ兼ねない大事。当該「証言」を報じた沖縄タイムスよ、良くぞ報じてくれたと、快哉を叫ぶ間も有らばこそ、今度は「橋下市長との面会」を開催三時間前にドタキャンしたそうだ。

 「橋下市長との面会」は、ネット上ニコニコ動画での報道も予定されており(※3)、他にどんな「記憶違い」だか「言い間違い」だかがあるか分かったものではない自称「元従軍慰安婦」としては、甚だ都合が悪そうであるが、当人たちが何を言っているかは、半島の新聞の方が詳しそうである。

 中央日報からの記事に依れば・・・

<注釈>





 
元慰安婦「橋下は面会対象でなく審判対象」
http://japanese.joins.com/article/007/172007.html?servcode=A00&sectcode=A10
2013年05月25日09時17分
[? 中央日報/中央日報日本語版]

「橋下は市長から退け。おばあさんたちの涙を見てもそういう言葉が出てくるのか」。 

  24日午前10時、大阪市役所の前。慰安婦被害者の金福童(キム・ボクドン)さん(87)、吉元玉(キル・ウォンオク)さん(84)がこの日、橋下徹大阪市長と面会をするということで、日本の市民団体の会員およそ50人が市役所に集まった。市役所へ向かう途中、道をふさぐ警察との衝突もあった。同じ時間、市役所の向かい側の道路では、右翼団体の会員とみられる4、5人が「慰安婦は嘘」と書かれた紙を持ちながら「慰安婦といっても金を目的に商売したことはみんな知っている。反日勢力は早く日本から出て行け」と叫んだ。 

  ◇市民団体、大阪市役所で糾弾デモ 

  この日の大阪市役所周辺の緊張と騒ぎは、橋下市長の慰安婦妄言が生み出した日本社会の葛藤の縮小版だった。結局、この日、金さんと吉さんは橋下市長との面会を拒否した。 

  2人は韓国挺身隊問題対策協議会(挺身隊対策協)を通じて伝えた「私たちの立場」で、「橋下市長の仕組まれた謝罪パフォーマンスには合わせられない。橋下は面会の対象でなく審判の対象」と面会拒否の理由を明らかにした。 

  また「橋下が自分の発言を撤回して謝罪をするために会うものと理解して会おうとした」とし「しかし発言を撤回せず強制性を否定する立場を表したことに胸が裂けるほど痛んだし、裂ける胸で彼に会うのが恐ろしかった」と明らかにした。さらに「日本の記者を通して、国際社会の批判で窮地に追い込まれた橋下がこの日、面会でひざまずいて一過性のパフォーマンスを準備したという話も聞いた」と述べた。 

  ◇世界から取材陣100人集まる 

  今回の面会は、13日に「慰安婦は必要だった」という妄言で追い込まれた橋下市長が窮地から脱するために、元慰安婦の要請に応じながら準備された。予定された面会時間は30分だった。大阪市役所側は会見を最初から最後までメディアに公開するという立場だった。 

  これに対し韓国政府と慰安婦関連団体内でも弁舌が優れた元弁護士の橋下市長の思惑に巻き込まれるおそれがあるという懸念が提起されていた。面会を斡旋してきた挺身隊対策協と日本市民団体「日本軍慰安婦問題関西ネットワーク」は、金さんと吉さんが出席しない中、市役所の前で妄言の撤回と謝罪を求める集会を開催した。 

  APなど世界から約100人近い取材陣が集まった中、一部の日本メディアは「面会を一方的にキャンセルした理由が不透明。誰から(橋下市長が)ひざまずくという情報を得たのか」と問いただした。 

  ◇橋下市長、また「強制連行はなかった」 

  一方、面会を拒否された橋下市長はこの日午後、記者会見で不快感を表した。橋下市長は「残念だ。僕と会いたくないなら、先方の気持ちがすべて」とし「僕自身が慰安婦制度を『必要』だと言ったわけではない。全体の趣旨をきちんと伝えたかった」と話した。また「日本が国の意志で慰安婦女性を拉致したり人身売買したことはない」と持論を重ねた。 

  ◇市民「女性票を失った」 

  橋下市長に対する大阪市民の反応は冷たかった。主婦の鈴木ともさん(69)は「彼は面会をしたからといって和解したり、事実を理解させられる人間ではない」と語った。 

  タクシー運転手の村上修さん(58)は「もともと橋下市長は女性に人気があったが、今回の件で女性票をほとんど失った」と話した。 

  一方、この日、安倍内閣の右翼閣僚の一人、稲田朋美行政改革相は記者会見で、「慰安婦制度自体が悲しいことだが、戦時中は合法であったのも事実」と述べた。
検証:自称「元従軍慰安婦」の発言


検証:自称「元従軍慰安婦」の発言


 さて、如何だろうか。

 自称「元従軍慰安婦」たちは、上掲記事によると、以下の通り主張しているそうだ。


〉 2人は韓国挺身隊問題対策協議会(挺身隊対策協)を通じて伝えた「私たちの立場」で、
1> 「橋下市長の仕組まれた謝罪パフォーマンスには合わせられない。橋下は面会の対象でなく審判の対象」

2> 「橋下が自分の発言を撤回して謝罪をするために会うものと理解して会おうとした」
3〉「しかし発言を撤回せず強制性を否定する立場を表したことに胸が裂けるほど痛んだし、裂ける胸で彼に会うのが恐ろしかった」

4〉 「日本の記者を通して、
5〉 国際社会の批判で窮地に追い込まれた橋下がこの日、面会でひざまずいて一過性のパフォーマンスを準備したという話も聞いた」

 「私たちの立場」と言うのだから、ひょっとするとビデオレターである可能性もあるが、恐らくは文書であり、何にせよ「自称・元従軍慰安婦の公式見解」なのだろう。さらには、中央日報以外の沖縄タイムスはじめとする報道でも「記憶違い」だの「言い間違い」だのの釈明・弁明は無いから、先行記事で取り上げた「従軍慰安婦とされていた年齢・時期と史実の不整合」も「未だに撤回はされていない」のだろう(※1)。

 さてその上で、上記1〉~5〉の「自称・元従軍慰安婦の公式見解」を見て行くと・・・なんなのだろうね。

 先ず上記2〉~3〉大した自信と言うか、傲岸不遜は何なのだろうか。上記3〉(橋下市長の)強制性を否定する立場を表したことは、そもそもの今回面談の発端となった「橋下市長暴言」そのものであろう。「橋下市長が従軍慰安婦に対する強制を否定する立場を表した」からこそ騒ぎとなり、今回面会も計画されたと言うのに、上記3〉胸が裂けるほど痛んだし、裂ける胸で彼に会うのが恐ろしかったと言うのは、訳が判らない。周囲が焚き付けた、と言う可能性はまだ残っているモノの、今回面会は「橋下市長から希望した」モノではあるまい。それを上記3〉「胸の痛み」で面会中止するならば、先ず非難される可き/非難すべきは、橋下市長ではなく、「胸の痛み」にも拘らず橋下市長との面会を「焚き付けた」、恐らくは韓国挺身隊問題対策協議会(挺身隊対策協)の方であろう。

 上記3〉「胸の痛み」が「無くなる/弱まると期待して会おうとした」と言うのが上記2〉橋下が自分の発言を撤回して謝罪をするために会うものと理解なのであろうが、此処に表明されているのは「橋下が自分の発言を撤回して謝罪をする」のを当然視する「理解」と言うより「期待」だ。そんな期待を抱くのは勝手であるし、そうなるのが自称・元従軍慰安婦としては「理想的」であろうが、「必ずそうなる」などと、何の根拠があって断定できたものか。「水戸黄門の葵紋入り印籠」の如く、元・従軍慰安婦」の自称さえあれば、橋下市長であろうが誰であろうが平伏低頭してしまうと、確信していた、としか思われない。ソリャ、そんな思い込みを抱くのも勝手ではあるが、そんな「思い込み通りに行きそうにない」で面会を中止し、「裂ける胸で彼(橋下市長)に会うのが恐ろしかった」と言うのは、一体何なのだろうか。

 上記4〉~5〉上記2〉~3〉と比較すると、言いがかりとしか思われない。何しろ上記5〉「面会でひざまずいて一過性のパフォーマンス」と言うのは、上記2〉で言う「謝罪」には相当しないらしいのだから、チョイと勘繰れば「誠意を見せろ」と現金を、それも「一過性ではない」年金として支給しろ、と要求しているようにも読める(※2)。少なくとも上記2〉で想定した「橋下市長の謝罪」は「面会でひざまずくことではなく、一過性のパフォーマンスではない謝罪」を期待していたことになる訳だが、はて、それは一体どんな「謝罪」だったのだろうか(※3)。




<注釈>


(※1) と、解釈する以外に、解釈のしようがない。 

(※2) この通りであるならば…最早強請集りとして刑事罰の対象ではなかろうか。 

(※3) 「日に数回、半島へ向かって謝罪の祈りをささげる」なんてとんでもない発想をするよりは、単純に「モノか金でよこせ」と言っているように思えて、仕方が無い。