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「仏の顔も三度」と言うし、「オオカミ少年」の寓話でも騙せたのは確か2回だ。北朝鮮の「戦争だぁ!」なんて、一体、何回聞いたやら。実際に島砲撃してみたり、弾道ミサイルの発射試験をしたり、核実験したりもしているが、「飢えた狼が最も恐ろしい」などと称して兵士を飢えさせたり(※1)、「全軍特殊部隊化」なんて矛盾したスローガン掲げて「先軍=軍事優先」と称している国が、やれるモノならやって御覧、と言う処だが・・・またぞろ「戦争だぁ!」なんだそうな。
それにしてもこの共同通信のタイトル「車両艤装も」と、添付されている写真の「アンバランス」はどうだろう。「戦争だぁ!」のパフォーマンスの心算らしいが、市販のライトバンが「偽装網を被った」だけ。
「偽装網」とはまた懐かしいモノが出て来たが、これって本来どう使うと思ているんだぁ?「偽装」ってぐらいだから、そこに何があるか、この場合は「ライトバン」が其処に在ると知られないように隠すのが「偽装網」の目的。その使い方は「網に草木の枝を挟む」事で「偽装する」のもさる事ながら、特に航空機に対して「シルエットが判らない様に」するのが重要。だから基本は、テントか天井の様に「隠すモノの上に張る」のであり、写真の様に「車体に巻く」だけで、枝もまばらではほとんど偽装の効果が無い。シルエットは丸わかりで、しかも舗装道路上と来れば、「まばらにつけた枝さえ目立つだけ」。これで走行なんかしていた日には、正に「ヤーボ (※2)の餌食」。
つまりは、この写真の「車両偽装」は、全く「偽装」としての意味がなく、「偽装した」と言うパフォーマンスか、自己満足でしかない。
まあ、パフォーマンスとしては、こうして共同通信の記事にもなって世界中に配信されているのだから「成功」ではあろうが…意味は、無いぞ。
<注釈>
(※1) 「優れた将軍が朝一番に考える事は、兵士に如何にして温かい食事を与えるか、だ。」とか、「素人は戦術を語り、玄人は補給を語る。」とか言う言葉は、北朝鮮には無いらしい。(※2) Jagd Bomer(対地攻撃機)の略